DELICIOUS.
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | DELICIOUS. | 沖井礼二 | 沖井礼二 | |
2 | 花束と磁力 | 沖井礼二 | 沖井礼二 | |
3 | 少年の見た夢は | 沖井礼二・清浦夏実 | 沖井礼二 | |
4 | 昼夜逆転の歌 | 清浦夏実・沖井礼二 | 沖井礼二 | |
5 | エトワールはオルゴールの中で | 清浦夏実 | 沖井礼二 | |
6 | Medley:東京は夜の七時〜21世紀の子供達 | 小西康陽〜沖井礼二 | 小西康陽〜沖井礼二 | ピチカート・ファイヴのカバーとオリジナル曲の合体曲 限定7インチアナログシングル『”A Medley” e.p.』A面(カット) |
7 | 不思議なカプチーノ | 清浦夏実 | 沖井礼二 | |
8 | 美しい歌はいつも悲しい | 沖井礼二 | 沖井礼二 | |
9 | 間違いだらけの神様 | 沖井礼二 | 沖井礼二 | |
10 | 作戦前夜 | 清浦夏実 | 沖井礼二 | 限定7インチアナログシングル『”A Medley” e.p.』B面(カット) |
Arrangement:沖井礼二,辻林美穂(9,10)
リリースデータ
2018年10月31日 | 初登場58位 | 売上0.09万枚 | Produced by TWEEDEES | 日本コロムビア |
メンバー
Vocal&Chorus | 清浦夏実 |
Bass,Guitars,Programming&All Other Instruments | 沖井礼二 |
TWEEDEES3rdアルバム。ミニアルバムから1年4ヵ月、フルアルバムとしては2年3ヵ月ぶり。前作以降カセットでIKKUBARUとのスプリットシングルを発売したがTWEEDEES側は新曲ではなくミニアルバム収録曲をカットしただけだったので、先行シングルなしでいきなり今作が発売された。「Medley:東京は夜の七時〜21世紀の子供達」はピチカート・ファイヴの「東京は夜の七時」のカバーとオリジナル新曲の「21世紀の子供達」を合体させたメドレー曲。11月にはアナログ盤『”A Medley” e.p.』として「Medley:東京は夜の七時〜21世紀の子供達」をA面、「作戦前夜」をB面としてアナログ限定でシングルカットされた。
沖井礼二がかつて在籍したCymbalsは3rdで路線を激変させたが(他にFROGとかSCOTT GOES FORとかあるけど3rd到達はCymbals以来)、今作はこれまでの方向性を貫いてより磨きをかけたような1作。「美しい歌はいつも悲しい」のMVが制作されたので一応リード曲はこれになるんだろうけど、全体にリード曲不在だけど流れが良いアルバムといった印象。スピード感があってベース・ドラムが躍動しまくる曲が今回は多くて途中でダレることが無く一気に駆け抜けるように凝ったポップスを堪能できる。これで今作を象徴するような1曲があれば最高だったんだけどなかなか「KLING! KLANG!!」級のインパクトは生まれないか…。
気になったのは発足直後から2ndの頃までは曲を書く沖井礼二と歌う清浦夏実のユニットではなく、2人がそれぞれ影響を及ぼし合って制作しているバンドだとしていて、実際清浦夏実の作曲参加もいくつか出ていたが今作では清浦夏実は作曲に一切関与していない。作詞に関しても今回は半分なので7曲関与した2ndよりも比率が減っている。インタビューなんか見ても今回は割と作家としての沖井礼二とボーカリストの清浦夏実でそれぞれの役割に徹したような印象もある。当初言っていた事と今作は少し変わってきている感じがするので、若干の不安はあるけど、それでもまあ結果2ndよりもスッキリしてまとまったようにも思えるので、この方がいいのかもしれないとは思った。
印象度★★★★☆
2018.12.23更新