金色BITTER
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Sound Produced by |
1 | We are not afraid | ウカスカジー | ウカスカジー | Sunny |
2 | 敗戦の夜に | ウカスカジー | ウカスカジー | Sunny |
3 | 言葉 | ウカスカジー | ウカスカジー | Sunny |
4 | Hi-Five | ウカスカジー | ウカスカジー | Sunny |
5 | 雪物語 | ウカスカジー | ウカスカジー | Sunny |
6 | 時代 | ウカスカジー | ウカスカジー | Sunny |
7 | また会う日まで | ウカスカジー | ウカスカジー | Sunny |
リリースデータ
2019年8月19日(配信限定) | 初登場1位 | 売上1.1万DL | Produced by ウカスカジー | トイズファクトリー |
メンバー
Vocal,Chorus | 桜井和寿 |
Rap,Chorus | GAKU-MC |
ウカスカジー配信限定ミニアルバム。DLに加えてストリーミングでも即日配信された。『Tシャツと私たち』以来3年ぶりの新作で通算3作目のアルバムとなる。全国5ヶ所を巡るホールツアー 『ウカスカジーTOUR 2019 WE ARE NOT AFRAID!! 』開催に合わせてツアー初日に発売された。公式サイトでは歌詞は公開していないが(歌詞サイトには出ている)クレジット部分は画像で公開している。これによれば今作では桜井は楽器を一切担当しておらずボーカルに専念している。3月より菅田将暉・小松菜奈出演の"niko and …であうにあうMOVIE"『あ、ハル』CMソングとして使用されていた「言葉」は発売未定の新曲とされていたが今作に収録された。また「敗戦の夜に」「Hi-Five」は前年のツアーで披露していた未発売曲、残り4曲は今作のために新たに制作したとされている。O社配信アルバムチャートでは1位を記録した。
単曲なら分かるがミニアルバムが配信限定になってしまうとは…。前作が2.4万程度しか枚数が出なかったのでさらに下がるのは避けられそうにないし、桜井にとってはウカスカジーで初の10万割れ(1st)、5万割れどころか3万割れ(2nd)などMr.Children、Bank Bandでは経験したことのない最低売上を連続更新していたので、ミスチルファンもほとんどついてこない状況なのは分かっているので好きにやらせろや、もうCDにしなくてもいいやという事になってしまったのか…。
正直ウカスカジーに関しては聞き手に向けてどうこうよりも自分たちがただただ楽しんでいる感があるんだけど(ついてこれる人だけ一緒に楽しもうぜ的な)、今作でも自由に伸び伸びとやっている雰囲気は変わっていない。前半はテンション高めだが後半にかけては落ち着いた少し大人のサウンドを聞く事ができる。今作の紹介では"今までの明るく元気でハッピー全開のイメージから一新、明るく元気でハッピーな裏にあるほろ苦い部分、光と影、栄光と挫折……そんなちょっぴり大人なウカスカジーサウンドをお届けします。"と書かれているが、確かに一見ハッピーなようで少し落ち着いた部分や「敗戦の夜に」に象徴されているように負けたところから挫折からの復活や「時代」のラップに出てくるように加齢により同世代のアスリートがみんな引退していくといういずれ誰もが体感するであろうちょっとしんみりするような描写もある。問答無用にサッカー応援だとかハッピー押しだった前作までよりも前向きさにスーッと入ってくる深みは感じられる。
またこれまでは曲によっては歌モノになってしまってラップの入る余地が無くなってGAKU-MCの出番が…というものもあったが、今作ではラップと歌メロの共存を今までよりも強く意識して2人で曲作りしたのかテンションの高い曲から落ち着いた曲までちゃんと2人が歌とラップで共存していてバランスが今までよりも遥かに良くなっている。こういった点も含めて3作目にして今までで1番好印象。よりによってこれが配信限定になってしまったのがなぁ…。今作に関しては前2作よりもちゃんとパッケージで歌詞カードを見ながら聞きたかった。
印象度★★★★☆
2019.10.19更新