半世紀No.5
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 半世紀少年 | 川西幸一、奥田民生 | 川西幸一、ABEDON | 11thシングル 最高3位 売上3.7万枚 |
2 | 川西五○数え唄 | ユニコーン | ユニコーン | 11thシングルC/W |
3 | 新甘えん坊将軍〜21st Century Schizoid Man | ABEDON、奥田民生 | R.Fripp・M.R.Giles・G.Lake・ I.R.McDonald・P.J.Sinfield |
『手島いさむ50祭 ワシモ半世紀』収録曲 ライブチケット付CD、配信限定 |
4 | ゴジュから男 | ABEDON、EBI、 奥田民生、川西幸一 |
手島いさむ | 『手島いさむ50祭 ワシモ半世紀』収録曲 ライブチケット付CD、配信限定 |
5 | ロック!クロック!オクロック! | ABEDON、EBI、川西幸一、手島いさむ | 『奥田民生50祭 もみじまんごじゅう』収録曲 ライブチケット付DL、配信限定 初CD化 |
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6 | 私はオジさんになった | 奥田民生 | 奥田民生 | 『奥田民生50祭 もみじまんごじゅう』収録曲 ライブチケット付DL、配信限定 初CD化 |
7 | TAIRYO | ABEDON、奥田民生、川西幸一、手島いさむ | 『EBI50祭 海老乃大漁祭』収録曲 ライブチケット付DL、配信限定 初CD化 |
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8 | VERTIGO | EBI | EBI | 『EBI50祭 海老乃大漁祭』収録曲 ライブチケット付DL、配信限定 初CD化 |
9 | RAMBON°5 | 奥田民生、川西幸一、EBI、手島いさむ | 『ABEDON50祭 “サクランボー/祝いのアベドン”』収録曲 ライブチケット付CD、配信限定 |
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10 | 50/50 | ABEDON | ABEDON | 『ABEDON50祭 “サクランボー/祝いのアベドン”』収録曲 ライブチケット付CD、配信限定 |
リリースデータ
2017年3月8日 | 初登場9位 | 売上0.95万枚 | Ki/oon Records |
メンバー
ABEDON |
奥田民生 |
川西幸一 |
EBI |
手島いさむ |
UNICORN企画アルバム。通常のオリジナルアルバムではなく、書き下ろしの新曲の収録は無い。09〜16年までメンバーそれぞれの50歳を記念しての特別ライブ「50祭」が開催されており、そのテーマ曲として毎回2曲ずつ新曲を制作してきて溜まった10曲をまとめた企画アルバム。1番最初の09年に川西幸一が50歳になった際の「半世紀少年」「川西五○数え唄」は通常のシングルとして発売されており、オリジナルアルバムには未収録だったがシングルコレクション『Quarter Century Single Best』には既に収録されていた。それ以外の8曲は全てアルバム初収録。これら8曲はそれぞれのライブの来場者にCD、もしくはDLコードという形で配布され、その後で配信シングルとしてリリースされていた。手島いさむ、ABEDONの際はCDとして配布されていたようだが、奥田民生とEBIの際はDLコードだったようなので、4曲が初CD化となる。通常のアルバムとは異なる企画盤だったため、かろうじてトップ10入りは果たしたものの通常のアルバム売上を大きく下回った。初回盤は10曲のMVを収録したDVD付。アナログ盤でも発売された。
2017年のBOX『UC30 若返る勤労』には今作までが収録されたが、今作はアルバム未収録曲集DISC-14の後のDISC-15となっており、"オリジナルアルバム全13タイトルに加え、オリジナルアルバムには収録されていないシングル曲や配信曲、メンバーの50歳を祝い制作されたそれぞれの50祭テーマソング、全172曲を完全網羅した"と記載されており、今作はオリジナルアルバムにはカウントされていない事が正式に判明した。
ABEDONの50祭の際はTed Jensenの元でマスタリング修行をするという企画があり、当初は自身の50祭楽曲のマスタリングを自ら担当するためという目的だったが、この経験を生かして今作のリマスターもABEDONが担当している(表記上は「原音盤再調整技師」、補佐として木内健もクレジットされている)。
1番最初の川西の50歳をネタにして祝っていた「半世紀少年」はシングルCDとして世に出たので知っていたが、以降「50祭」という企画ライブとそこへ向けて新曲2曲を制作するのは恒例になっていたらしい。手島を過渡期として、奥田以降は1曲目は本人以外の4人が制作(基本おふざけ)、もう1曲は本人が単独で制作(真面目)する、という形になっている。
このため、50歳をネタにしたいつも以上におふざけ全開に振り切った楽しい曲が並んでいる。再結成以降とにかくオッサンたちが本気で遊んで楽しんでいるような楽曲が多かったが、今作は特にその点で特化している印象。また単独で制作した曲は真面目だったりカッコいい部分も見せているので全編ふざけ通しているわけでもない。とはいえ良くも悪くもかなり内輪向きなので、UNICORNを全く聞いたことが無いとか代表曲数曲程度しか聞いたことが無いリスナーがいきなり聞くような作品ではないと思う。ある程度UNICORNの遊び心に親しんでいるのであれば楽しく聞ける。こういう遊び心をマジでやれるバンドもなかなかないと思うし、こんな感じでマイペースにUNICORNは続いていくんだろうなぁと思う。
印象度★★★★☆
2017.6.14更新