おどる亀ヤプシ
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 | ボーカル |
1 | 初恋 | 堀内一史 | 堀内一史 | ユニコーン | 堀内 | |
2 | ママと寝る人 | 阿部義晴 | 阿部義晴 | 長谷川智樹 | 阿部 | |
3 | 12才 | 手島いさむ | 手島いさむ | 矢野誠 | 奥田 | |
4 | ボサノバ父さん | 奥田民生 | 奥田民生 | ユニコーン | 奥田 | |
5 | PTA〜光のネットワーク〜 | 奥田民生、阿部義晴 | 奥田民生、阿部義晴、小西康陽 | 小西康陽 | 4thシングル『命果てるまで』C/W | 奥田・阿部 |
6 | 俺の走り | 阿部義晴 | 阿部義晴 | 仙波清彦 | 奥田 |
リリースデータ
1990年11月1日 1995年12月13日(廉価再発『おどる亀ヤプシ+ハヴァナイスデー』) 2007年12月19日(紙ジャケ限定盤) |
初登場2位 初登場91位 300位圏外 |
売上22.5万枚 売上0.4万枚 |
超プロデューサー:稲垣博司 大プロデューサー:カトテっちゃん&ヘーちゃん プロデューサー:ユニコーン |
CBSソニー Sony Records SME Records |
メンバー
奥田民生 |
阿部義晴 |
堀内一史 |
手島いさむ |
西川幸一 |
UNICORN5thアルバム。初のミニアルバム。前作から1ヶ月で3ヶ月連続アルバムリリースの2作目。今作のみ完全生産限定盤として飛び出す絵本付の特殊パッケージ仕様となっている。4thシングル『命果てるまで』C/W「PTA〜光のネットワーク〜」を収録。今作は外部アレンジャーに委託する形で制作されているが演奏もそのまま委託するか打ち込みで済ませているためボーカルや一部楽器以外はメンバーが演奏していない(演奏クレジットは1曲ごとに記載)。
解散後1995年に全オリジナルアルバムを廉価盤として一斉再発した際には同じく6曲入りミニアルバムだった次回作『ハヴァナイスデー』とセットにして1枚に全曲収録した『おどる亀ヤプシ+ハヴァナイスデー』として再発され、ジャケットも2作を重ねて合体させたものとなったが今作のカラーの方が強かったためパッと見では今作の要素がかなり強いものとなった。『おどる亀ヤプシ+ハヴァナイスデー』は95年再発作品の中で唯一100位以内にランクインした。2作セットになったのはこの時だけで、2007年に全オリジナルアルバムを紙ジャケ限定生産盤として再発した際には元に戻されて2作別々に発売された。いずれもリマスターはされておらず単品でのリマスター盤は発売されていない。
2012年に25周年記念BOX『UNICORN SME ERA - remasterd BOX』で初めてリマスターされた。その後メンバーのABEDON(阿部義晴)はTed Jensenに師事してマスタリング修行を行うと以降UNICORN作品のマスタリングを自ら担当するようになり、2017年のBOX『UC30 若返る勤労』ではABEDONによるリマスターで再度今作もリマスターされた。現在配信で出ているものは全てUC30 若返る勤労表記があるため2017年ABEDONリマスター音源で配信されている模様。
絵本(未見)をつけて子供向けという体裁を取りつつも実際に当時の子供が今作だけ聞くはずもなく歌詞は明らかに子供向けではなくふざけているし、外部にアレンジを委ねてバンドの枠にも捕らわれないほど作風が拡大した結果、何が何だか良く分からない1作に仕上がってしまったという謎な1作。最初からこれだけ作るつもりだったのかアルバム本編にも入らないようなあまりに自由過ぎる曲が出来たのでそれらを使って今作を作ろうという事になったのか…。光GENJIとTM NETWORKをパロディしたような「PTA〜光のネットワーク〜」も異色ながら曲自体は今作の中でも1つ抜けてポップな曲でなるほどこれだけ良くベスト盤に選出されていたのは納得。
一応音楽的な細かいこだわりは随所に感じられ、表面的に遊び倒しているものの、民族風な楽曲から打ち込み系まで溢れんばかりのアイデアは満載で実は作りこまれているんだろうなとは思う。しかしあまりに謎過ぎてUNICORN聞こうという気分で今作を聞いてもそれでも謎、今作だけ取り出して唐突に聞けば当然謎、いつ聞いても今作は謎なんだと思う。
07年紙ジャケ盤 95年『おどる亀ヤプシ+ハヴァナイスデー』
印象度★★★☆☆
2022.5.13更新
※95年盤『おどる亀ヤプシ+ハヴァナイスデー』ブックレットを参照しつつ音源はAmazon Musicの「UC30 若返る勤労」表記2017年BOXのABEDONリマスター音源で視聴しています。このため絵本付オリジナル盤は手に取っていません。