PANIC ATTACK
No | タイトル | 作詞 | 作曲 |
1 | I'M A LOOSER | 奥田民生 | 奥田民生 |
2 | HEY MAN! | 奥田民生 | 奥田民生 |
3 | SUGAR BOY | 奥田民生 | 奥田民生 |
4 | 抱けないあの娘-Great Hip in Japan- | 奥田民生 | 奥田民生 |
5 | FINALLY | 奥田民生 | 奥田民生 |
6 | シンデレラ・アカデミー | 堀内一史 | 堀内一史 |
7 | サービス | 奥田民生 | 奥田民生 |
8 | ペケペケ | 川西幸一 | 奥田民生 |
9 | SHE SAID | 奥田民生 | 奥田民生 |
10 | 眠る | 奥田民生 | 奥田民生 |
11 | ツイストで目を覚ませ-Twistin' in Suits '85- | 手島いさむ | 奥田民生 |
リリースデータ
1988年7月21日(LP/CD/CT) 1995年12月13日(廉価再発) 2007年12月19日(紙ジャケ限定盤) |
初登場19位 100位圏外 300位圏外 |
売上12.1万枚 | プロデューサー:河合“情事”マイケル、笹路“ジャズってスゴイ”正徳 | CBSソニー Sony Records SME Records |
メンバー
Vocal,Guitar | 奥田民生 |
Guitar | 手島いさむ |
Drums | 川西幸一 |
Bass | 堀内一史 |
UNICORN2ndアルバム。前作から9ヵ月ぶり。今回もシングル発売は無かった。前作以降キーボードの向井美音里が脱退。前作にもサポート参加していた阿部義晴は今作にも参加していて途中で加入が決定したが、ジャケットやブックレットの写真は4人となっていてスタッフクレジットの最後のSpacial Thanks toの1番下に阿部"Be"義晴としてクレジットされている。逆にメンバー4人の表記が無い。「I'M A LOSER」「ペケペケ」はPVが制作され、PVには阿部も参加している。プロデュースは笹路正徳が継続、前作ではディレクターだった河合マイケルもプロデューサー扱いとなった。前作から大きく伸ばして初登場19位から100位以内に47週ランクインするロングヒットとなり10万枚を突破した。
解散後1995年に全オリジナルアルバムを廉価盤として一斉再発。2007年には全オリジナルアルバムを紙ジャケ限定生産盤として再発したがいずれもリマスターはされておらず単品でのリマスター盤は発売されていない。
2012年に25周年記念BOX『UNICORN SME ERA - remasterd BOX』で初めてリマスターされた。その後メンバーのABEDON(阿部義晴)はTed Jensenに師事してマスタリング修行を行うと以降UNICORN作品のマスタリングを自ら担当するようになり、2017年のBOX『UC30 若返る勤労』ではABEDONによるリマスターで再度今作もリマスターされた。現在配信で出ているものは全てUC30 若返る勤労表記があるため2017年ABEDONリマスター音源で配信されている模様。
ツンツンヘアーの尖った髪形がいかにもこの時代のトレンドっぽい見た目だが、早くもスタッフクレジット欄でふざけるようになる(役職名を日本語で書いたり日本語変換したり独自表記したりする、変な異名を加える等)などらしさも見え始めた。楽曲面でもユニークさを見せ始めており、EBI(堀内)がサビ以外でメインボーカル(サビは奥田)を取る「ペケペケ」は特に次回作『服部』へ通じていった1曲と評されているが、これ以外にもユニークさはけっこう前に出ていて前作の若さ溢れる勢いのある方向性に加えて遊び心が見え始めている過渡期的な作風が今作の特徴。次回作で一気にこれぞUNICORNな面白さを爆発させるので次回作以降を聞いた後だと今作はまだまだ真面目さが前に出ているようには感じられるがそれでも十分面白いアルバムだ。
印象度★★★☆☆
2022.4.26更新
※95年盤ブックレットを参照しつつ音源はAmazon Musicの「UC30 若返る勤労」表記2017年BOXのABEDONリマスター音源で視聴しています。