Distance

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Wait & See〜リスク〜 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル Jimmy Jam&
Terry Lewis&
宇多田ヒカル
5thシングル 最高1位 売上166.2万枚
2 Can You Keep A Secret? 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 西平彰 7thシングル 最高1位 売上148.5万枚
3 DISTANCE 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 河野圭&宇多田ヒカル 後に8thシングル『FINAL DISTANCE』としてリメイク
同シングルC/W(カット、フェードアウトが若干長い)
4 サングラス 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 村山晋一郎  
5 ドラマ 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル
&久保琢郎
本田優一郎  
6 Eternally 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 村山晋一郎 08年に配信限定シングル『Eternally-Drama Mix-』としてリカット
(再録音ではなく01年当時のボーカル別テイクを使用)
7 Addicted To You[UP-IN-HEAVEN MIX] 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル Jimmy Jam&
Terry Lewis&
Alex Richbourg
4thシングル 最高1位 売上178.4万枚
8 For You 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 河野圭 6thシングル 最高1位 売上88.9万枚
9 蹴っ飛ばせ! 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 西平彰&宇多田ヒカル 7thシングルC/W
10 Parody 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 河野圭  
11 タイム・リミット 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル
&久保琢郎
Rodney Jerkins&
宇多田ヒカル
6thシングル両A面曲
12 言葉にならない気持ち 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 村山晋一郎  
Bonus Track
13 HAYATOCHI-REMIX 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 5thシングルC/W「はやとちり」のリミックス

string arrangement:河野圭(6)

リリースデータ

2001年3月28日
2022年3月10日(LP)
初登場1位
初登場15位
売上447.2万枚
売上0.5万枚
Produced by 三宅彰, 宇多田Sking照實(2,3,4,5,6,,8,9,10,12)
Jimmy Jam&Terry Lewis(1,7)、Rodney Jerkins(11)、宇多田ヒカル(13)
東芝EMI

宇多田ヒカル2ndアルバム。前作以降の4シングルからA面曲全てとC/W「蹴っ飛ばせ!」を収録。「Addicted To You」は元々オリジナルバージョンが存在せず、シングル1曲目がUP-IN-HEAVEN MIX、2曲目がUNDERWATER MIXという表記になっており、今作には1曲目のバージョンが収録された。2曲を共作している久保琢郎=GLAYのTAKUROで本名名義でクレジットされた。「はやとちり」はボーナストラックでタイトルもREMIXになっているが、クレジットはRemixed byではなくarranged byとなっており、河野圭編曲の原曲に対して宇多田ヒカル本人によるリアレンジとなる(河野圭が「先生+additinaol programming」となっているので手を借りながら1人でアレンジに挑戦したものと思われる)。4ヶ月後の7月には「DISTANCE」をバラードにリアレンジした「FINAL DISTANCE」がリカットされた。C/Wには「DISTANCE」の各種リミックス以外に今作収録のオリジナルバージョンもシングルカットされている(ただしフェードアウトの長さに違いがある模様)。08年には「Eternally」が月9ドラマ『イノセント・ラヴ』主題歌に起用され、今作リリース時に録音していた別テイクのボーカルを使用した「Eternally-Drama Mix-」として配信限定でシングルカットされた。このバージョンは宇多田ヒカルのアルバムには未収録となっているが、09年のコンピ盤『i〜ずっと、ずっと、愛してる〜』にてCD化されている。

当時人気絶頂に達していた浜崎あゆみの初のベストアルバム『A BEST』と同時発売となり、歌姫対決としてチャート争いが大注目を集め、浜崎が初動280万、今作は300万を突破。歴代最高初動を記録した。2週目には浜崎が1位、今作は2位となったが(O社のみで他社では2週目も宇多田が1位)、3週目には再び今作が1位となった。最終的に前作を大きく下回るも、浜崎を上回る売上を記録、双方400万枚突破という2度と見られない空前のチャート対決となった。

チャート対決の話題など内容と関係ない部分で伝説になっている一方でやはりアルバム曲の影が薄い。ただ今回はシングル曲が多い事もあって、総じて前作より濃く、耳に残る曲が多いアルバム。基本はR&B路線を続けながらも、海外アレンジャーを起用したり、ロックっぽい作風に挑んだり、自身が編曲にも手を出し始めたりと、大きく幅が広がって確かな進化を感じられる1作にもなったと思う。「DISTANCE」はシングルカットされた「FINAL DISTANCE」を先に聞いていたのでなんか妙に明るく軽いノリで驚いた。

B00005HV8J

印象度★★★★☆

2016.12.16更新

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