Fantome
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Produce | 備考 |
1 | 道 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 先行配信 初CD化 |
2 | 俺の彼女 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
3 | 花束を君に | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 配信シングル 初CD化 |
4 | 二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 先行配信 初CD化 |
5 | 人魚 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
6 | ともだち with 小袋成彬 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
7 | 真夏の通り雨 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 配信シングル 初CD化 |
8 | 荒野の狼 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
9 | 忘却 featuring KOHH | 宇多田ヒカル and 千葉雄喜 |
宇多田ヒカル and 千葉雄喜 |
宇多田ヒカル | |
10 | 人生最高の日 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
11 | 桜流し | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル and Paul Carter |
宇多田ヒカル | 配信シングル、DVDシングル 初CD化 |
Strings Arrangement:Simon Hale and 宇多田ヒカル(2,3,4,8)、宇多田ヒカル(7)、宇多田ヒカル,Paul
Carter and 河野圭(11)
Brass Arrangement:宇多田ヒカル(6)
リリースデータ
2016年9月28日 2022年4月27日(アナログ盤) |
初登場1位 初登場9位 |
売上70.3万枚 売上0.7万枚 |
Produced by 宇多田ヒカル,三宅彰,&宇多田Sking照實 | EMIミュージックジャパン |
宇多田ヒカル6thアルバム。オリジナルアルバムとしては8年半ぶり(Utada名義含むと7年半ぶり)、ベストアルバム含めても『SINGLE COLLECTION VOL.2』以来5年10ヵ月ぶりのアルバム。2010年に人間活動と称して音楽活動を休止。休止中の2012年に「桜流し」が新曲として配信、DVDシングルとして発表されたがあくまで例外的な活動とされていた。16年4月のNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』主題歌として「花束を君に」が起用され、日テレの『NEWS ZERO』EDに起用された「真夏の通り雨」と2曲同時に配信限定シングルとしてリリース(2曲セット扱いではなく単曲扱い)したのが正式な活動再開となった。シングルCDの発売は無く、「桜流し」「花束を君に」「真夏の通り雨」を収録。発売2週間前に「道」「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」が先行配信された。完全1種発売でSHM-CD仕様。O社4週連続1位となり、オリジナルアルバムとしては最も低い売上(Utada2nd除く)となったものの『SINGLE COLLECTION VOL.2』の売上はあっさり突破し、2016年の年間チャートでは3位となった。また2017年1月には配信含めてオリジナルアルバム全作でミリオン突破を果たしたとも報じられた。Utada展開と異なり、特に海外へ向けてプロモーションを行ったわけでは無かったが、海外のiTunesでのチャートでも上位を記録し、過去2回のUtada展開を上回ったという。
2013年8月に母の藤圭子が飛び降り自殺で亡くなり、2014年にはイタリア人と再婚、2015年には第一子を出産し自身が母となるなど人間活動中に母を亡くして自身が母になるといった大きな変化があった。母へ向き合い捧げたような楽曲が目立ち、今の宇多田ヒカルだから描ける生と死が強く意識されたような比較的シリアスなアルバム。「道」や「花束を君に」などパーソナルな一面と母への思いが強く打ち出された楽曲は強く響くものがある。藤圭子の事は何一つ知らないんだけど、紅白で歌う「花束を君に」にも特別な思いが感じられ、「Automatic」でのデビュー以降初めて宇多田ヒカル(というか「花束は君に」という楽曲とそれに込めたボーカリストしての表現力)は凄いと感じた(遅)。ただ特に後半になるにつれて地味な曲が増えていく印象も。トータルでは崇拝するほどでは無いものの、確かにいい作品だとは思えた。
印象度★★★★☆
2017.2.9更新