HEART STATION
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Fight The Blues | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
2 | HEART STATION | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 20thシングル 最高3位 売上7.7万枚 |
3 | Beautiful World | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 19thシングル 最高2位 売上23.5万枚 |
4 | Flavor Of Life-Ballad Version- | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル, Alexis Smith&富田謙 |
18thシングルC/W |
5 | Stay Gold | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 20thシングル両A面曲 |
6 | Kiss & Cry | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 19thシングル両A面曲 |
7 | Gentle Beast Interlude | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | インスト | |
8 | Celebrate | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
9 | Prisoner Of Love | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 21stシングル(カット) 最高2位 売上8.2万枚 |
10 | テイク 5 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
11 | ぼくはくま | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 富田謙&宇多田ヒカル | 17thシングル 最高4位 売上14.7万枚 |
12 | 虹色バス | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | |
-Bonus Track- | |||||
13 | Flavor Of Life | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | 18thシングル 最高1位 売上65.1万枚 |
Strings Arrangement:宇多田ヒカル,富田謙&山本拓夫(4)、宇多田ヒカル&富田謙(9)
リリースデータ
2008年3月19日 2022年4月27日(アナログ盤) |
初登場1位 初登場11位 |
売上101.1万枚 売上0.6万枚 |
Produced by 宇多田ヒカル,三宅彰,&宇多田Sking照實 | EMIミュージックジャパン |
宇多田ヒカル5thアルバム。前作から1年9ヵ月ぶり。前作以降のシングル4作を全て収録。「Flavor Of Life」はドラマ『花より男子2』主題歌として大ヒットを記録したがドラマで使用されたのはC/WのBallad Versionで、PVもBallad Versionでしか制作されなかったのでチャート番組等でもBallad Versionが流され、オリジナルが流される機会がほとんどなかった。このため主従が逆転状態になっており、Ballad Versionは本編に収録され、オリジナルはボーナストラックに収録された。ベスト盤『SINGLE COLLECTION VOL.2』にはBallad Versionのみが収録されたため、オリジナルが収録されているアルバムは今作のみとなる。5月にはドラマ『ラスト・フレンズ』主題歌に起用され、「Prisoner Of Love」がシングルカットされた。1ヵ月前の先行シングルである「HEART STATION/Stay Gold」は初の10万割れとなるも、「Flavor Of Life」は前作収録のシングル群を遥かに上回るヒットを記録していた事もあり、初動売上こそ前作を数万程度下回るも、累計売上は前作より10万程度伸ばし、ミリオンヒットを達成。宇多田ヒカル名義でのアルバムとしては初の売上上昇となった。現在今作が最後のミリオンヒット作。
今回は先行配信もされないまっさらなアルバム曲が1曲目を飾っているが、リード曲というほどのインパクトではない。シングルカットとインストもあるのでアルバム曲は4曲のみ。今回はシングル曲が前作以上に満遍なく散りばめられているのでアルバム曲はその隙間を埋めていくような配置になっていてそこまで主張が強くない。このためほとんどベストアルバムみたいな感じではあるが、それでも今作とリリースをさかのぼっていくだけの『SINGLE COLLECTION VOL.2』を聞くと、今作の方が各楽曲が輝いて聞こえるからオリジナルアルバムとしての醍醐味はちゃんと感じられる。
前作に続いて宇多田ヒカル本人がKeyboards and Programmingで、今作では富田謙がAdditional Programmingとしてほぼ全面参加。基本的に前作以上に打ち込みだけで制作されていて、バンドの起用も無くなったのでかなりスッキリした質感だった前作よりもさらにスッキリとしているが、流れるように耳に入ってきてこれが心地いい。前作と違って「Flavor Of Life」という大ヒットがあったのと、前作での暗さが払しょくされ、別に明るいわけではないけどさらっと聞きやすいので聞きやすさでは前作を凌ぐ。好みでは前作だけど、今作も前作に続く傑作だと思う。『SINGLE COLLECTION VOL.1』の時期はベスト盤がベストだと思ったけど、『SINGLE COLLECTION VOL.2』の時期はベスト盤よりオリジナル聞いた方が各楽曲の良さが改めて分かるなと思った。
あと『花より男子2』を見ていなかったのとこの時期チャートは見ていたがチャート番組で曲がかかっているのをそこまで数多く聞いたわけではなかったので「Flavor Of Life」のBallad Versionにはあまり思い入れもこっちがメインという感覚も持ってなくて、なんかかったるいスローテンポのバージョンという認識しかなく、普通にテンポのあるオリジナルがオリジナルたる貫禄のある名曲だと思う。
印象度★★★★☆
2017.1.23更新