SINGLE COLLECTION VOL.2

DISC-1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Prisoner Of Love 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 21stシングル(カット) 最高2位 売上8.2万枚
2 Stay Gold 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 20thシングル両A面曲
3 HEART STATION 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 20thシングル 最高3位 売上7.7万枚
4 Kiss&Cry 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 19thシングル両A面曲
5 Beautiful World 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 19thシングル 最高2位 売上23.5万枚
6 Flavor Of Life-Ballad Version- 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル,
Alexis Smith&
冨田謙
18thシングル『Flavor Of Life』C/W
最高1位 売上65.1万枚
C/WだがドラマでもPVでもこちらのバージョンを使用
7 ぼくはくま 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 冨田謙&
宇多田ヒカル
17thシングル 最高4位 売上14.7万枚
8 This Is Love 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 4thアルバム『ULTRA BLUE』収録曲(先行配信)
9 Keep Tryin' 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 16thシングル 最高2位 売上12.5万枚
10 Passion 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 15thシングル 最高4位 売上11.2万枚
11 Be My Last 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 14thシングル 最高1位 売上15.1万枚
12 誰かの願いが叶うころ 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 13thシングル 最高1位 売上36.5万枚
13 Beautiful World-PLANiTb Acoustica Mix- 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル Russell McNamara 配信限定 19thシングル別バージョン 初CD化

 

DISC-2
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 嵐の女神 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 新曲
2 Show Me Love(Not A Dream) 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル&
Matt Rohde
新曲 先行配信
3 Goodbye Happiness 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 新曲 先行配信
4 Hymne a Pamour〜愛のアンセム〜 Edith Piaf
宇多田ヒカル
Margeritte Monnot Kikuchi Naruyoshi
&宇多田ヒカル
新録カバー 先行配信
5 Can't Wait 'Til Christmas 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 宇多田ヒカル 新曲

リリースデータ

2010年11月24日 初登場1位 売上44.4万枚 Produced by 宇多田ヒカル、三宅彰、宇多田Sking照實 EMIミュージック・ジャパン

宇多田ヒカル2ndシングルコレクション。09年はUtadaとしての海外活動が中心だったため08年以来の宇多田ヒカル名義でのCDリリース人間活動に専念することを宣言して無期限の活動休止を発表し、それに伴ってリリースされた。Vo.1のそのままの続編だが今回はリリース逆順になっているほか、アルバム曲(アルバム前に先行配信されたためシングル扱い)、配信限定の初CD化楽曲を収録。DISC-2は新たに制作された新曲(1曲カバー)が5曲収録されている。このうち3曲が先行配信された。「Flavor Of Life」はC/Wのバラードバージョンのみ収録され、オリジナルバージョンは収録されていない。またドラマ主題歌に起用されたことで、2ndアルバム『Distance』から新たにミックスされ配信限定でリリースされた「Eternal-Drama Mix-」も未収録

初回盤はペーパースリーブ仕様(スリーブケース&紙ケース仕様)で、くまお守りが封入されている。また外付けの特典扱いで予約限定でDVDが付属する。DVDは予約しないと付属せず、パッケージとは別にマキシシングルのケースにDVDが収納されていた。通常盤はプラケース仕様。Utada名義を除いた宇多田ヒカルとしてはベストアルバムであったにも関わらずオリジナルアルバムの半分以下に留まり、最低売上となった。Utada名義のベスト盤『Utada The Best』も同時発売されたが、そちらは宇多田ヒカル本人が非公式な作品である旨を宣言し、新しいものは入っていないので買う必要はないと呼びかけたため、買い控えが続出して見事にトップ10落ち(12位)となった。

前ベスト、Utadaの1stを経てこの時期になると自身でアレンジやプログラミングまでほぼ全面的に手掛けるようになり、初期のような宇多田=R&Bという図式からも外れて独自の音楽をやるようになった。「誰かの願いが叶うころ」〜「Passion」までのシングルがけっこう暗黒だったので驚いたが、以降は童謡「ぼくはくま」など意表をつかれるところはあるものの、聞きやすいナンバーが並ぶ。

今作ではリリースと逆の順番なので、後半の方が難解で重たくなっていき、これは普通にリリース順の方が後味が良かったような気がする。最後を飾る「Beautiful World-PLANiTb Acoustica Mix-」はリミックスかと思っていたらドラムが生に変更され、別アレンジのようでかっこよかったので「誰かの願いが叶うころ」で終わるよりは良かった。正直今でもあれだけ売れる程凄かったようには思えないんだけどそれでもここに収録された曲達は、ちゃんと聞く前から耳に残っていたし、確かな完成度を誇っていると思う。好みのタイプの歌手でもないのになんだかんだ各楽曲がスーッと入ってくるのはやはりそれだけ凄いものがあるのだろう。Vo.1と合わせて一気にシングルを聞けるのでありがたい作品だが「Flavor Of Life」はオリジナルの方が好きだったのでバラードしか入って無くて少し残念だった。またオリジナルアルバムに換算すると今回2枚分でしかないので、これならオリジナル2枚聞いた方が各楽曲輝いて聞こえる。その点では前ベストと真逆の印象でもある。

前回と違って今回は新曲5曲があるので前作よりも重要度の高い1作でもある。5曲とも休止しなければ次のオリジナルアルバムに収録される事になっていたと思うんだけど、最新型の宇多田ヒカルといった趣き。特に「Show Me Love(Not A Dream)」ではロックなバンドサウンドが炸裂するので宇多田ヒカルでこういう曲が出てくるとは意外だった。

Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2【DVD特典付き】予約特典DVD付初回盤   Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2【DVD特典なし・初回盤】DVDなし初回盤  Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2【通常盤】通常盤   

印象度★★★★☆

2010年当時の感想を2017.2.1修正

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