THE BEST eternity
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | あなたの夢の中 そっと忍び込みたい | 宇徳敬子 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 1stシングル 最高17位 売上13.5万枚 |
2 | まぶしい人 | 宇徳敬子 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 2ndシングル 最高14位 売上20.9万枚 |
3 | 愛さずにはいられない | 宇徳敬子 | 多々納好夫 | 池田大輔 | 3rdシングル 最高10位 売上14.7万枚 |
4 | きれいだと言ってくれた | 川島だりあ | 川島だりあ | 池田大輔 | 1stアルバム『砂時計』収録曲 |
5 | 不思議な世界 | 宇徳敬子 | 宇徳敬子 | DIMENSION | 6thシングル 最高13位 売上9.1万枚 |
6 | 氷 | 宇徳敬子 | 宇徳敬子 | UK Project | 2ndアルバム『氷』収録曲 |
7 | ETERNITY | 宇徳敬子 | 宇徳敬子 | UK Project | 2ndアルバム『氷』収録曲 9thシングルC/W(カット) |
8 | 光と影のロマン | 宇徳敬子 | 宇徳敬子 | 池田大輔 | 9thシングル 最高20位 売上5.4万枚 |
9 | 風のように自由〜free as the wind〜 | 宇徳敬子 | 宇徳敬子 | UK Project | 11thシングル 最高33位 売上1.2万枚 |
10 | 忘れな草 | 宇徳敬子 | 宇徳敬子 | 3rdアルバム『満月〜rhythm〜』収録曲 | |
11 | Good-by morning | 庄野真代 | 中島薫C.A. | 長戸大幸 | 宇徳敬子&近藤房之助 最高19位 売上28.9万枚 |
12 | I can feel〜今 きみがいちばん光ってる〜 | 宇徳敬子 | 宇徳敬子 | 寺地秀行 | 初収録曲 2000年ゆうあいピック岐阜大会会場限定シングル |
13 | Love Letters | Heyman/Young | Heyman/Young | 小野塚晃 | 初収録曲 1945年の映画『Love
Letters』主題歌のカバー 映画では主演のDick Haymesが歌唱。 1961年のKetty Lesterによるカバーがヒットしたことで知られる |
14 | 想い出の九十九里浜-Remix- | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 小澤正澄 | Mi-Ke 1stシングル 初収録リミックス |
リリースデータ
2003年12月17日 | 初登場63位 | 売上0.9万枚 | ZAIN RECORDS |
宇徳敬子1stベストアルバム。3rdアルバム『満月〜rhythm〜』から5年4ヶ月ぶり。『満月〜rhythm〜』以降は99年、00年にシングル「Realize」「大切に想うエトセトラ」を1枚ずつリリースするもこれを最後にリリース停止状態となっていた。この間は当初は覆面名義(Cecile MinamiやSecil Minami等で表記が安定していなかった)でGIZAの複数のアーティストの作品にコーラス参加していた。しかし突如コーラス参加のクレジットが覆面名義から宇徳敬子名義に戻り、、今作が発売された。このまま活動再開が期待されたが、06年まで新作のリリースは再び停止した。一方でその間にはGIZAが当時ライブハウスhills パン工場で定期開催していたTHURSDAY LIVEには不定期に出演してライブ活動は開始していた。
今作には「Realize」「大切に想うエトセトラ」は収録されず、1〜10は単独ソロデビューから98年の3rdアルバム『満月〜rhythm〜』までのシングル12作、アルバム3作から選曲されている。加えて単独ソロデビュー前に宇徳敬子&近藤房之助としてリリースした「Good-by morning」(1stアルバムにはソロバージョンで収録していたので宇徳敬子のアルバムには初収録)、2000年のゆうあいピック岐阜大会テーマ曲として制作された未発売曲「I can feel〜今 きみがいちばん光ってる〜」(ただし大会会場限定でシングル発売されていたという情報あり)、ジャズのスタンダード「Love Letters」の未発表カバー、Mi-Keのデビュー曲「想い出の九十九里浜」の初収録リミックスバージョンを収録。「I can feel〜今 きみがいちばん光ってる〜」は06年の次のアルバム『よろこびの花が咲く〜True Kiss〜』に新たに作り直した「I can feel〜世界でいちばん君が光っている〜」に改題されて収録された。また「Realize」「大切に想うエトセトラ」もそちらに収録された。売上は振るわず、長期ブランクの間にすっかり忘れられてしまったようで3作連続トップ10入りから一転して50位以内にも入れない大暴落となった。
ベスト盤としては2011年に『宇徳敬子COMPLETE BEST〜Single Collection〜』がリリースされている。
1番最初に聞いたのは今作で名前だけはビーイング系のコーラスクレジットで見覚えがあったが、曲は『名探偵コナン』のエンディング「光と影のロマン」しか知らず、Mi-Keに至ってはリアルタイムではなかったので全く知らなかった。落ち着いた歌謡ポップスが並んでいて「光と影のロマン」の印象通りではあるけどそれ以前の曲はちょっと落ち着きすぎ&古い感じもあってあまり印象に残らず、もう少し盛り上がりのある「光と影のロマン」、そして「風のように自由〜free as the wind〜」が爽やかで好印象だったのと、PAMELAH meets 宇徳敬子みたいな「想い出の九十九里浜-Remix-」に妙なインパクトがあった程度で当時は今作を聞いただけで終わってしまった。
改めて順番に3作のアルバムを聞いてから今作を聞くと確かにミディアム〜バラード中心ではあったが、3作のアルバムからの選曲バランスは正直あまり良くないと思う。『氷』は3作の中でも最も生バンド中心でロック色もあったアルバムだったが今作ではそんな様子は感じられない。また売上的には初期が高いからといって数少ない提供曲で冒頭4曲を埋めてしまっているが提供は1,2曲で良かったのでは…(デビュー曲ともう1曲程度とかで)。本人選曲なので思い入れはあったのかもしれないけど…。
個人的には当時今作を聞かずに素直に1st〜3rdを聞いた方がまだ良さを感じられたかなと思う。今作でしか聞けない音源もあるが、基本的に今作は1番最後に回して問題なく、ベスト盤なら2枚組ではあるが『宇徳敬子COMPLETE BEST〜Single Collection〜』、そんなに多くない上にベスト盤探すより遥かに探しやすいオリジナルアルバムを辿る方がベターだと思う(中古市場では1st〜3rdは底値で1st2ndは特にハードオフジャンクでも転がっているレベルだが、今作以降は見つけにくく中古相場も比較的高いまま)。
印象度★★★☆☆
2022.1.12修正