∞ INFINITY〜LOVE & LIFE〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Introduction ∞ INFINITY | 鈴木雅也 | 鈴木雅也 | Instrumental | |
2 | COSMIC RESCUE | 篠崎隆一 | 関淳二郎 | h-wonder | 24thシングル 最高1位 売上10.5万枚 |
3 | Darling | MIZUE | TSUKASA | 本間昭光 | 23rdシングル 最高1位 売上20.6万枚 |
4 | 特別な夜は平凡な夜の次に来る | 久保田洋司 | 森元康介 | h-wonder | |
5 | Gravity Graffiti | 上田起士 | 森元康介 | 白井良明 | |
6 | キミヘノコトバ | マツモトリエ | 山口寛雄 | h-wonder | |
7 | 強くなれ | girls talk(mavie・mayu) | 久米康隆 | 24thシングル両A面曲 | |
8 | I'm yours | 夏野芹子 | 笹本安詞 | 安部潤 | |
9 | ラヴ・シエスタ | 六ツ見純代 | 浅田直 | 鈴木雅也 | |
10 | やっぱ、シンプル。 | mavie | TSUKASA | 石塚知生 | |
11 | 君に会えない日も /HIROSHI NAGANO,YOSHIHIKO INOHARA,JUNICHI OKADA |
MIZUE | 森広隆 | 鈴木健治 | |
12 | UNLIMITED /MASAYUKI SAKAMOTO,GO MORITA,KEN MIYAKE |
Satomi | 土肥真生 | 土肥真生 | |
13 | メジルシの記憶 | S.O.S. 小林夏海 | 山口寛雄 | 山口寛雄 | 22ndシングル 最高4位 売上7.7万枚 |
14 | Hard Luck Hero | SABU | 宮崎歩 | 宮崎歩 | |
15 | ドギ☆マギWonderland | MIZUE | 谷本新 | 岩田雅之 | 初回盤のみ収録 |
リリースデータ
2003年8月6日 | 初登場1位 | 売上11.0万枚 | Produced by JULIE.K. | avex trax |
メンバー
Coming Century | 20th Century |
森田剛 | 坂本昌行 |
三宅健 | 長野博 |
岡田准一 | 井ノ原快彦 |
V6、8thアルバム。CCCD。前作から1年ぶり。前作以降の3シングル4曲を収録。引き続きシングルもアルバムも全てCCCDでの発売となった。タイトルの∞はInfinity=無限大を示すが8を横にしたもので、この発想は翌年にCDデビューを果たした関ジャニ8にも適用されたのかデビュー時に関ジャニ∞へと表記変更された。今作よりJULIE.K.単独プロデュース扱いへと変わった。初回盤は新曲「ドギ☆マギWonderland」追加収録、初回盤デザイン、初回盤ポスター封入、オリジナル3Dグラス封入。リミックスや別バージョンではなく新曲が初回盤のみ収録となるのは初。初回盤ポスターというのは前2作同様に折り畳みの歌詞カードで片面が写真になっているだけ、オリジナル3Dグラスは帯が透明シート仕様になっていてその裏面中央が赤と青になっているというもので、初回盤ポスターをこれを通して見ると立体的に見える仕様。通常盤はジャケットとポスター部分の写真が異なるが、品番は初回盤・通常盤で共通となっている。下記の写真は通常盤のもので初回盤はメンバーが2段の3人3人で並んでいる、通常盤は6人横並び、初回盤のシールは青、通常盤は緑など大きく違いがあるため見分けはしやすい。
今回もバラエティ豊かなアイドルポップが並んだ安定の良作。シングルでは「Darling」のキャッチーさが際立っていて通常よりもヒットしたが(初期のヒット曲と並んで記憶されている最後のヒット曲がこの辺りかも)、「COSMIC RESCUE」「強くなれ」は小粒感は否めず、本格バラードに挑んだ「メジルシの記憶」も地味すぎて印象が薄い。ただし今作の終盤の配置ではきりっと締まる大人のバラードとして魅力を放っているので、シングル曲としては地味だったがアルバム内でのバラードとしては魅力的だ。実際「メジルシの記憶」は大コケしてトップ3落ち、最低売上を更新してしまう事態となり、以後ジャニーズ商法を強化したため再度下回るのは随分後年になってからとなった。
そんなわけで今作は「Darling」が1強で引っ張っている印象になる。それ以外のアルバム曲も良メロ揃いなので全体的には好印象だが前2作と並んで優劣つけがたく何か大きな特徴があるわけではない感じ。「Darling」以外で1番印象的なのは初回盤限定の「ドギ☆マギWonderland」というのはどうなのかとも思ったけど、作家陣が90年代SMAPの谷本新、岩田雅之で海外演奏ではないがSMAPでも何度か起用した神保彰がドラム、生のブラスセクションを起用しているのでまあ90年代SMAP好きならそりゃ刺さる曲になるよな…。
一方で今作最大の特色としてしれっと初めてカミセン、トニセン名義の曲が消え去り、異なる3人の組み合わせでのユニット曲のみに留まっている。前年にカミセンのベスト盤を出し、翌04年にはトニセンのベストを出している事から当初はこの辺りや2年後に控える10周年をメドにカミセン、トニセンを本格別稼働にするか逆にベスト盤でまとめてカミセン、トニセンに区切りをつけて毎回V6のアルバムに曲を入れるのを打ち止めにしようとしていたとか何かしらの思惑があったのだろうか。
印象度★★★☆☆
2021.7.23更新