NATURE RHYTHM
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | DO IT | DJ KOO | DJ KOO | west87 | |
2 | NATURE BOY | 松井五郎 | 片岡大志 | CHOKKAKU | |
3 | 愛なんだ(NEW ALBUM MIX) | 松井五郎 | 玉置浩二 | CHOKKAKU | 5thシングル 最高1位 売上58.5万枚 |
4 | GOAL/20th Century | 小林和子 | Eddy Blues | 上野圭市 | |
5 | MISS YOU TONIGHT/Coming Century | MOTSU | MOTSU | CMJK | |
6 | 微熱のWoman | Lucy E | 上野圭市 | 上野圭市・ミラクルK | |
7 | Alone again/岡田准一&20th Century | 山田ひろし | 野田浩平 | 星野靖彦 | |
8 | TAKE ME HIGHER(NEW ALBUM MIX) | 鈴木計見 | Pasquini・ Batten・ Contini |
星野靖彦 | 4thシングル 最高1位 売上38.2万枚 |
9 | いま!!/坂本昌行&Coming Century | 松井五郎 | 星野靖彦 | 星野靖彦 | |
10 | GET ONLY YOU! | 柳楽雄司 | 山原一浩 | 水島康貴 | |
11 | GOLDEN SEVENTIES YEARS | 鈴木計見 | G.Pasquini・ A.Contini |
Rodgers・Contini | |
12 | 本気がいっぱい(NEW ALBUM MIX) | Lucy E | Eddy Blues | 上野圭市 | 6thシングル 最高1位 売上38.2万枚 |
13 | I CAN | 谷亜ヒロコ | 浅田直 | 石塚知生 | |
14 | WAになっておどろう(NEW ALBUM MIX) | 長万部太郎 | 長万部太郎 | 上野圭市 | 7thシングル 最高2位 売上52.3万枚 AGHARTAのカバー |
ストリングス・アレンジ:萩田光雄(8)
リリースデータ
1997年8月13日 | 初登場2位 | 売上43.3万枚 | Produced&Directed by JUN-ICHI “RANDY” TSUCHIYA | avex trax |
メンバー
Coming Century | 20th Century |
森田剛 | 坂本昌行 |
三宅健 | 長野博 |
岡田准一 | 井ノ原快彦 |
V6、2ndアルバム。1stミニアルバム『GREETING』から8ヵ月、フルアルバムとしては1年ぶり。1st以降の4シングルを収録。全てNEW ALBUM MIXとなっていてリ各楽曲に表記は無いがスタッフクレジット部分にRemixed by EIJI UCHIMURAと表記されていてこの人物がリミックスしているものと思われる。初動だけで26万枚を記録したものの、4週連続1位となっていた大黒摩季の2週目に及ばずに初登場2位となった。「愛なんだ」がシングルでは最高ヒット、「WAになっておどろう」は1stに続く3番ヒットとなり、今作もアルバム唯一の40万枚突破作品で最高売上を記録した。初回盤はスリーブケース仕様、ハードカバー仕様の日記帳「MEMORY」、ステッカー封入。「MEMORY」はフォトブックのようにもなっていて写真が掲載されているページもあるが大半が日記帳仕様となっていて前半は文章を書き込めるスペースにもメンバー写真やイラストが一緒に載っているほかメンバーによる夏の思い出コメントも掲載されているが、後半は無地の日記帳と化しているため全体に厚みの割にはメンバー写真は少ない。
エイベックス全開だった1stと同じ制作陣を残しつつも、シングルでは玉置浩二、織田哲郎(Eddy Blues)、角松敏生(長万部太郎)など外部から実績のあるソングライターを起用する方向性へシフト。ユーロビート路線は「TAKE ME HIGHER」とさらにバリバリユーロ全開な「GOLDEN SEVENTIES YEARS」くらいで、それ以外はアレンジャーにCHOKKAKUを起用するなど当時のSMAPに近いような洗練されたポップス路線が増加。今でも古さを感じない良メロな明るいアイドルポップが並んでいて非常に聞きやすい1作。なかなか定まらなかった先輩2組と違って早くもV6の明るくて前向きで親しみやすいという基本イメージは固まった。
シングルはどれもリミックスされているが正当進化したといえるのは「WAになっておどろう」だけで残りの3曲はイントロや間奏の引き延ばし、オケの複雑化などアルバムバージョンというよりかはリミックスに近い処理がされている印象。「WAになっておどろう」はややテンポアップしていてだいぶ印象が異なる仕上がり。これだけリミックスというよりリメイクに近いように思う。実際に『Very best』では唯一NEW ALBUM MIXで収録され、『SUPER Very best』でもNEW ALBUM MIXを基にして冒頭を再録音したバージョンで収録されたため、シングルバージョンはアルバム未収録。というかこのNEW ALBUM MIXが基本に置き換わったような状態になっている。ヒットしたので当時はシングルバージョンの方が有名だったと思われるが、シングルバージョンが8センチCDでしか聞けない状態が長年続いているので今ではNEW ALBUM MIXの方がスタンダードになった感がある。久々にシングルを聞くと妙にまったりしてイマイチに聞こえるし…。
またカミセン、トニセンという分け方だけではなく早くも岡田にトニセン、坂本にカミセンという組み合わせの混合編成も実現して可能性を広げている。ただ「Alone again」は岡田をトニセンがサポートしている感じなんだけど、「いま!!」はカミセンの曲を坂本がボーカルでサポートしているような感じになっていて、この辺りに扱いの差が出ているような…。実力的にはこの後の方が完成度は上がってくるとは思うけど初期ならではの勢いもあるし、筆頭格の代表ヒットシングル「愛なんだ」「WAになっておどろう」、当時ウルトラマンティガを見ていた世代なら1番馴染み深いであろう「TAKE ME HIGHER」も一緒に入っているのでオリジナルアルバムでは1番最初に手に取りやすい1作だと思う。
印象度★★★★☆
2021.5.14修正