Oh! My! Goodness!
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | omg!〜ojoucahn maji goisu!〜 | corin. | corin. | ||
2 | Supernova | Staxx T | Andreas Johansso | Andreas Johansso &鈴木雅也 |
|
3 | BING♂ | corin. | corin. | corin. | |
4 | Sexy.Honey.Bunny! | 西寺郷太 | corin. | corin. | 38thシングル 最高2位 売上8.3万枚 |
5 | Maybe | UNIST | UNIST | GAKU | |
6 | only dreaming | 作田雅弥 | 作田雅弥 | 陶山隼 | 37thシングル 最高1位 売上6.9万枚 |
7 | D.I.S. | 西寺郷太 | Mans Ek,Erik Lidbom& Micke Sosinski |
Erik Lidbom | |
8 | エキゾチック・トリップ | キノシタトモヤ | 小林正俊 | 久米康嵩 | |
9 | バリバリBUDDY! | キノシタトモヤ | キノシタトモヤ | 鈴木雅也 | 39thシングル 最高2位 売上7.8万枚 |
10 | 大人Guyz | 大河内航太 | 大河内航太&木村篤史 | 木村篤史 | |
11 | ROCK YOUR SOUL | 清水昭男 | 清水昭男 | 鈴木雅也 | 41stシングル 最高1位 売上6.5万枚 |
12 | 線香花火 | 櫻井大介 | 櫻井大介 | 陶山隼 | |
13 | 親愛なる君へ | HIKARI | HIKARI | HIKARI | |
14 | kEEP oN. | 西寺郷太&corin. | 西寺郷太&corin. | corin. | 40thシングル 最高3位 売上6.3万枚 |
15 | orz...〜ore ra zannen...〜 | corin. | corin. | 4分10秒過ぎまで無音 |
リリースデータ
2013年2月20日 | 初登場2位 | 売上7.4万枚 | Produced by V6 | avex trax |
メンバー
Coming Century | 20th Century |
森田剛 | 坂本昌行 |
三宅健 | 長野博 |
岡田准一 | 井ノ原快彦 |
V6、12thアルバム。前作から2年11ヶ月ぶり。前作以降の5シングルを収録。今作からはシングルの両A面曲が収録されなくなり、37th両A面「Catch」、38th両A面「タカラノイシ」が未収録。「Supernova」は2011年8〜10月に開催されたツアーで披露されていた未発売新曲でこのライブの模様が2012年1月にライブDVD『V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!』として発売されていたため、先にライブ映像でリリースされて今作でようやくスタジオ音源初収録、CD化となった。『SUPER Very best』でも両A面曲は未収録だったため「Catch」「タカラノイシ」はアルバム未収録のままとなっている。
初回盤Aは「Supernova」「大人Guyz」のMVとメイキング映像、シングル「ROCK
YOUR SOUL」リリースイベントの映像を収録したDVD付、デジパック仕様。
初回盤Bは「アルバム完成打ち上げ」「Oh!
My! Goodness! アルバム&コンサートに向けて」「Prologue
of V6 LIVE TOUR 2013」を収録したDVD付、デジパック仕様。初回盤2種のデジパック仕様は前2作を踏襲しているが今作はA,Bとも別の内容のDVDとなった。
通常盤の初回出荷分には別冊のフォトブック付属。また3作連続で歌詞カードと写真掲載のブックレットが別々になっているが今作のブックレットには西寺郷太によるアルバム全体解説、曲ごとに各曲の作者によるコメントが掲載されたライナーノーツにもなっている。
通常盤への追加収録は無く、今作はCDは3種共通。これは全体で66分6秒になるように調整したかったためと思われる。しかし実際にはトータル62分程度しかなかったため、66分6秒にするために「orz...〜ore ra zannen...〜」は冒頭4分以上が無音となっている。また「orz...〜ore ra zannen...〜」のラストが「omg!〜ojoucahn maji goisu!〜」の冒頭に繋がってループするように制作されている(CDをリピート再生にしておくとスムーズに繋がる)。
今作では楽曲制作の段階からメンバーが積極的に関与。「Supernova」のMV監修を岡田が手掛け、坂本はあえて表現者に徹すると宣言、楽曲クレジットには表れていないが森田・三宅・長野・井ノ原はアルバムの新曲に単独もしくは複数人で作家と直接やり取りをしたり、普段は関わっていなかった音源制作の現場で意見を出したりとしたという。これにより今作は初にして唯一のV6名義でのセルフプロデュース扱いとなった。また通常盤ブックレットには西寺郷太による全体解説、各楽曲ごとに制作者のコメントが掲載され、これまでとは異なりV6メンバーと積極的なやり取りをしながら楽曲制作を進めた事が強調されている。これ以外にもスタッフメモではどの曲に誰が関与しているか明記されている。今作での単に曲を提供してもらう、候補曲の中からメンバーがチョイスするといった域を越えて、自作するわけではないが制作段階から関わって積極的なメンバープロデュースでアルバムを制作していくスタイルは解散までの残り2作でも形を変えて継続され、V6の新たな方向性となった。しかし残り2作ではアルバムのプロデュース表記はJULIE Kに戻ってしまい、各メンバーのプロデュース曲でも公式サイトで案内するのみでクレジット上にはその旨一切表記されなかったため、Produced by V6と表記したのは今作のみである。
というわけでこれまでとは一線を画する衝撃的な1作。シングルの「only dreaming」ではファルセットを駆使した難易度の高い曲で大人のボーカルダンスグループとして進化するのかと思いきや、妙なノリにはじけた「Sexy.Honey.Bunny!」、謎のエクササイズ「バリバリBUDDY!」、超大曲「kEEP oN.」を振り切ったシングル三部作がリリースされ、巷でも最近なんかV6ぶっ壊れてね?とざわざわする事態に。今作でもこの三部作シングル同様にはじけた方向性が目立つ。妙なテンションの高さでインパクトを出しながらも随所でカッコよくキメてくるところはキメてくるのでただおふざけの度が過ぎているわけでもない。飛び道具的な要素は強く、継続できる方向性では無かったと思うし、実際継続はしなかったものの、ルーティン化しがちなV6のアルバムの中では非常に突き抜けた楽しい1作にはなったと思う。V6のオリジナルアルバムを聞くなら異色ではあるので今作しか聞かないとかは推奨しないがいくつかのアルバムを飛ばしてでもマストな1作。
印象度★★★★☆
2021.10.11更新