Voyager

コーラスアレンジ:鈴木弘明(1,2,3,4,6,7,8)

リリースデータ

メンバー

V6、10thアルバム。ベスト盤『Very best�U』から1年1ヶ月ぶり、オリジナルアルバムとしては1年10ヵ月ぶり。ベスト盤以降の2シングル4曲を収録。『Very best�U』に収録された2シングルのうち「Orange」は前作のシークレットラックに別アレンジで収録、「グッデイ!!」は今作の通常盤のみに歌いわけを変えた別バージョンで収録された。前作同様に3種の複数商法となったが売上は一転して暴落し、初の10万割れとなった。

初回盤Aは「Voyager〜ボイジャー〜」Music Clipと「SPECIAL MAKING MOVIE “V6 in THAILAND”」を収録したDVD付、デジパック仕様。
初回盤Bは6人のソロ6曲を収録したボーナスCD付属、デジパック仕様。初回盤2種は色違いのデザインとなっている。
通常盤は13曲目に「グッデイ!!(歌いわけ変えましたVersion)」追加収録。タイトル通りに歌いわけを変更したものでアレンジはシングルと同じ。さらに終了後にシークレットトラック「おっイェイ！」収録。曲名の表記は無いがJASRACには登録されていて作詞作曲は井ノ原快彦となっている。通常のプラケース仕様。3種共通して写真掲載のブックレットと折り畳みの歌詞カードが別になっている。今回聞いたのは通常盤。

10周年の前作、11周年でベスト盤とアニバーサリーな活動が続いていたが12周年を過ぎたこのタイミングで10作目のオリジナルアルバムと区切りのいい数字が続いた。今回は初回盤Bで『SUPER HEROES』以来となる6人全員のソロ曲をやっているのでアルバム本編はカミセン、トニセンで1曲ずつ入れた以外はユニット曲も無し。初期に提供していたMOTSUが成長したカミセンに合わせたラップナンバー「ROCK THE HOUSE」を提供したり、この年にエイベックスに移籍して売上を上昇させて注目を集めていたベテランバンドthe pillowsが突如完パケ提供していたりと注目ポイントもいくつかあるが、基本的には記念年を越えてまた心機一転で航海を始めようという前向きな雰囲気を持たせつつも楽曲的にはV6らしさのオンパレードで明るく前向きでポップなV6が全面展開。さすがに少し落ち着いて大人っぽさや余裕も感じさせる辺りには10年を越えたキャリアの貫禄もある。しかし普通にいい曲は並んでいるが、真新しさは無く、強い引っかかりもない。まあ期待しているところにしっかり応えたアルバムではあるので悪くは無いんだけど…。当時〜数年後くらいまでの間にちょうどこの時期のV6をけっこうごり押しで勧められまくった事があって一押しの「Voyager〜ボイジャー〜」なんかもシングル級のリード曲でいい曲ではあるんだけどイメージ通りのV6らしくていい曲だねとしか思えずそれ以上聞くことも無かった。好きな人なら最高にV6らしいアルバムであると同時にそうでもないとV6らしいよね止まりでもある安定の1作。

Voyager(初回限定盤A)(DVD付)

Voyager(初回限定盤B)

Voyager(通常盤)　

印象度★★★☆☆

2021.9.15更新

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