Patch

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 オフィーリア 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
2 バブルガム(Patch Version) 尾崎雄貴 尾崎雄貴 1st配信シングル
3 ドク 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
4 気球だよ 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
5 メートル法 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
6 陶器の心(Patch Version) 尾崎雄貴 尾崎雄貴 1st配信シングルC/W
7 夏の限りを尽くしたら 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
8 やりたいこと 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
9 OoooZ 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
10 汐(demo) 尾崎雄貴 尾崎雄貴  
11 花びらの形 尾崎雄貴 尾崎雄貴  

リリースデータ

2022年10月5日 配信 Ouchi Daisuki Records

warbear2ndアルバム。BBHF/元Galileo Galileiボーカル尾崎雄貴のソロプロジェクトによる4年10ヶ月ぶりのアルバム。Galileo Galilei解散から1年経過してwarbearで音楽活動を再開させたが直後のライブでGalileo Galileiメンバーで新バンドBird Bear Hare and Fish結成を発表して2018年に再デビュー。ここまではGalileo Galileiから引き続きSME所属だったが2019年にSMEを離れてLastrumのBeacon LABELへ移籍してBBHFと略称に改名してBBHFメインでの音楽活動となっていた。warbearとしての新作は2018年12月17日に「Bubble Gum(Early Take)」をYouTubeで発表2020年12月2日には配信シングル『バブルガム』を発表するに留まっていて『バブルガム』からでも1年10ヶ月ぶりの新作となった。「バブルガム」とC/W「陶器の心」をアルバムバージョンで収録。

2022年7月1日に6月をもってLastrumとの契約も終了Suzume Studiosを立ち上げて自主経営での完全独立を果たした。今作の配信での登録は会社コンセプトのOuchi Daisuki ClubからOuchi Daisuki Recordsとなっている。

以前から公式サイトが簡素すぎて情報が掴みにくかったが今作に関しても最小限の情報しか出されずにしれっと配信開始となった。基本的に今作は配信限定作品ではあるが、10月11日、12日(追加公演)開催のライブ会場で販売されたグッズ一覧が11日当日に公式サイトでも公開され、しれっと今作のCD版も掲載されている事が判明。CD版にはボーナストラックも収録されているという記述のみあったものの当初Suzume Studiosやwarbearのサイトにはストアコーナーが無かったため詳細不明だった。しかしライブ終了後にストアがオープンし、グッズ販売され、今作のCDも公式通販限定で販売された。この際にCD限定のボーナストラックが「バブルガム(early take)」2018年12月17日YouTube公開音源と同一と判明した。CDを求めるファンは多かったようで即SOLD OUTとなっている。

前回の1stアルバム時のwarbearのライブでBird Bear Hare and Fish結成を発表したのをトレースするように10月11日のwarbearのライブでは尾崎雄貴、尾崎和樹、岡崎真輝(新メンバー)、岩井郁人(復帰メンバー)による新体制でGalileo Galilei復活を発表した。BBHF、warbearの活動も継続する旨は語っている。岡崎真輝、岩井郁人も正規メンバーではないがBBHFにサポート参加していたためBBHF正式メンバーでGalileo Galilei末期のサポートであったDAIKIだけ何故かGalileo Galileiからは外れBBHFのみとなる模様。

Galileo Galilei時代からSMEのやり方と尾崎雄貴がやりたい方向性が噛み合っていないのは明白で、Galileo Galilei終了の要因の1つにもなっていたように思うが、何故かSMEと継続契約してwarbearで復帰、Bird Bear Hare and Fishで再デビューしたが結局1年で移籍、これにより改名を余儀なくされるなど、どうにも運営面やセルフプロデュースの不器用さが気になっていたが、ようやく自社を立ち上げて完全独立となったようで凄い時間かかったなぁ…。制作環境の面では早くから自分たちでレコーディングからミックスまで行えて完パケできる環境を整えていただけに、正直Galileo Galilei中期以降はいつ独立しても制作環境で困る事は無くなっていたはずここまで来ての独立だとGalileo Galileiの名前を再度使わないと集客が厳しい…というのが正直な現実なのではないかと思ふ。音楽しかできなくて経営が不安なら信頼できる経営のブレーンを見つけて自由な環境で自由にやった方が良さそうなのになとずっと思っていたので正直やっと決断したのかとは思った。

今作についても色々と自身の考えを語ってはいるんだけど、その上でやはりBBHFとの違いは本人の精神性の話でしかなく、それ以外にあまり大きく違わないように思う。結局尾崎雄貴の曲は尾崎雄貴でしかないようには思う。またずっと一緒にやってきた弟である和樹については今作でもナチュラルに参加しているらしいことを語っているのでメンバーというよりもより身近な存在として考えている部分が大きい事も伺える。今作は全体的にそこまで難解で分かりにくくはないが、格段にヒット性があるわけでも狙ってもいない尾崎雄貴が自由に作ったような音楽がひたすら並んでいるという感じ。それなりに良い感じではあるが、世界観や他の名義との違いについてはやはり分からない部分も大きく、コアな何でも理解できるファン以外とはやはりつかず離れずなところもあるようなコアファン向けのソロ作らしいソロ作といった印象。

 

印象度★★★☆☆

2022.11.6更新

※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。

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