warbear

No タイトル 作詞 作曲 編曲
1 車に乗って 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
2 Idea01 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
3 墓場の蝶 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
4 ウォールフラワー 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
5 トレインは光へと向かう 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
6 Lights 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
7 罪の国 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
8 ダイヤモンド 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
9 掴めない 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
10 わからないんだ 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
11 灰の下から 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
12 1991 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
13 27 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴
14 落ちていく(BONUS TRACK) 尾崎雄貴 尾崎雄貴 尾崎雄貴

※「わからないんだ」はミックスエンジニアの表記部分のみ「分からないんだ」に誤記されている

リリースデータ

2017年12月6日 初登場39位 売上0.25万枚 Produced by 尾崎雄貴 SME Records

warbear

Song Writer,Vocal,Guitar,Bass,Drums,Keyboard & Programming & Producer 尾崎雄貴
Support Musician
Drums,Bass,Keyboard,Programming 尾崎和樹
Co-Producer 中山賢一
Additional Production
Additional Saxphone Produced and Arranged by Brian McTear(4,6,12,13)
Saxphone performances by Dan Wallace

warbear1stアルバム。元Galileo Galileiボーカル尾崎雄貴のソロプロジェクトのデビュー作。2016年10月の日本武道館ライブでGalileo Galileiを終わらせた1年後2017年10月25日に始動を発表し、今作リリースとその後のツアーを発表した。先行でのリリースは配信ですら一切なかったが、11月18日に「Lights」、29日に「掴めない」が相次いでラジオオンエア解禁となり、オンエア日と番組名が告知された。Galileo Galilei解散後北海道の自宅に戻ったがGalileo Galilei時代2ndアルバム『PORTAL』から使用していたわんわんスタジオは自宅に作ったプライベートスタジオであり、自宅で過ごす中で自然に生まれた楽曲がそのまま収録されている。レコーディングは全てわんわんスタジオで演奏もほぼ1人で行われたようだが録音クレジットにはGalileo Galileiメンバーでもあり実弟である尾崎和樹、そして中山賢一3人がクレジットされている。一方でミックスエンジニアにはこだわっていて曲によってPhil Ek(3,5,7.14)、Brian McTear and Matthew Poiriter(1,6,12,13)、Brian McTear and Matt Schimelfenig(2,4,8,9,10,11)の3組を曲ごとに使い分けて起用、マスタリングもGreg Calbiと海外勢を起用した。

初回盤はデジパック仕様(品番同じ)。完全生産限定盤としてアナログ盤でもリリースされ、アナログ盤は7曲+7曲の2枚組仕様。初登場39位から2週目198位と2週ランクインに留まり、3週目には300位圏外へと吹き飛んだためそもそも通常盤の生産に至ったのかは不明。年明け1月に行われたツアー「warbear tour 2018 “鳥と熊と野兎と魚”」では尾崎和樹はドラムではなくキーボードで参加、中山賢一がドラムを担当し、ベースには堀越武志、そしてギター・シンセはGalileo Galileiを2ndアルバム『PORTAL』リリース後に脱退していた岩井郁人が担当し、久々の共演を果たした。このツアーでタイトルになっていた鳥と熊と野兎と魚を英語にした新バンドBird Bear Hare and Fish結成を発表。メンバーはこのツアーメンバーではなく、Galileo Galilei最終メンバーの3人+最終ライブサポートだったDAIKIの4人と発表された。

以後、ソロプロジェクトであるwarbearも並行して活動を行い、主にソロでのライブイベント出演中心で活動を継続していたが、新作は2018年12月17日に「Bubble Gum(Early Take)」をYouTubeで発表したのみで完成版が発表されることも発売もされる事も無いまま2020年10月頃に動画そのものが削除されてしまい(今作感想を書き始めた時はあったが感想をアップした頃には消えていた)、公式サイトはトップページ以外の全てのリンクをソニー運営のものへ繋いでいたため、SME離脱に伴い事実上2019年前半までで更新を停止。主にTwitterInstagramで出演告知等を行うのみとなっているが、これも2019年を最後に止まっていて、2020年以降はバンド活動へ集中している(新コロでライブが封じられる前の1,2月は特に出演も無かった模様)。このためwarbearとして発売された作品は今作のみである。

Galileo Galilei後期の音楽性からかけ離れてはいなくて基本的には延長だが、タイアップもシングルも無く自由に自宅スタジオで制作しているため強いメロディーもキャッチーな要素も無く、終始淡々としていて極めて趣味性が強い。ソニー公式では「活動休止中も自身の音楽を探求し、尾崎雄貴ならではの音楽世界を余すことなく表現した、唯一無二の世界が展開されている。ミックスにはGrouploveやThe Shinsなどで活躍のグラミー候補エンジニア、Phil EKなどを起用。アートワークはTHE1975のアルバムカバーなどでお馴染みのSamuel Burgess-Johnsonが担当した。ワールド・スタンダードに相応しい内容となっています。」海外志向世界標準である事を強調している。

Galileo Galileiのアルバムの中でも取り立てて印象に残らなかったような地味なアルバム曲ばかり延々と並んでいるような作風で正直これはなかなか良さを見出すのが難しかった。ただ前半があまりに淡々としていてテレテレ静かに鳴るギターに淡々としたドラムに趣味性の高いスローな曲調というこれは確かにバンドサウンドでも確実にソロ名義だと思うような曲ばかり連投されるの対して、徐々に熱度が増していくというか目が覚めていくように後半にかけてもう少し盛り上がる曲も出てくるので、序盤でこれはマジできついかもしれない…と思ったところよりは聞き終えた感触は悪くなかった。内省的で暗い点では一貫しているので尾崎雄貴が本当に好きだ、彼の作る音楽を本当に愛しているというリスナーになれるか試される1作ではあると思う(「1991」は1991年生まれ、「27」はこの時点で26歳なのでよく2018年に控えていた年齢の事を指していると思われるがこの辺りもプロフィールを知っているのが基本)。ワールドスタンダードと言われれば何だか凄い気はしてくる良く分からないのが正直なところ。

結果的に新バンドへの繋ぎのソロみたいな印象になってしまっていて、warbearで発売された作品はこれっきりになっているため、新バンドへ移行するためのクッションとしてのソロ活動という誤解も招くこととなったが、一応バンド始動後もイベント出演は続けていた事からソロプロジェクトwarbearは並行して進めるつもりではあったようだ。ただBird Bear Hare and Fishがアルバム1枚出して結局SMEを離脱、早くもBBHFへ改名するなど明らかに予定外の出来事があったためソロをやっているわけにも行かずまずはバンドの方を軌道に乗せる必要が生じたとか色々事情もありそうだ。落ち着いてソロへの意欲が沸いてきたらwarbearとしての作品制作もまたあるのかもしれない。

B076TXPDYK   B076TM4LQC完全生産限定アナログ盤 

印象度★★★☆☆

2020.11.3更新

戻る