永劫回帰T

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 FLOWER[2021] 上杉昇 柴崎浩 平田崇,岡野ハジメ WANDS 4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』収録曲 新録音セルフカバー
2 Kill me[2012] Show Billy 猫騙 猫騙 2ndアルバム『知恵の輪と殺意』収録曲
3 寂寥たる荒野に[2006] 上杉昇 上杉昇 堀越信康 1stアルバム『Blackout in the Galaxy』収録曲
4 Closed door(Dear my Dad)[2012] Show Days,Billy 猫騙 猫騙 2ndアルバム『知恵の輪と殺意』収録曲
5 THE GROUND'S NAME IS 零[2004] 上杉昇 上杉昇 堀越信康 ソロデビューミニアルバム『L.O.G』収録曲
6 Same Side[2006] 上杉昇 上杉昇,柴崎浩   カバーアルバム『SPOILS』収録Ver. WANDS 10thシングル セルフカバー 
7 LORELEI[2004] 上杉昇 上杉昇 宮沢昌宏,HELLO ソロデビューミニアルバム『L.O.G』収録曲
8 POISON MUSHROOM[2007]※1 Show Show 猫騙 猫騙 1stシングル(ライブ会場限定)『PROTOTYPE CD 1』1曲目
2ndアルバム『知恵の輪と殺意』収録Ver.
9 濫觴[2020] 上杉昇 上杉昇 平田崇,岡野ハジメ 11thシングル 最高112位 売上0.03万枚
10 Living for myself[2021] 上杉昇 上杉昇 平田崇,岡野ハジメ al.ni.co 1stアルバム『セイレン』収録曲 新録音セルフカバー
11 桜舞い錯乱[2018] 上杉昇 上杉昇 KASHIWA Daisuke,
SUPERBEST
2ndアルバム『The Mortal』収録曲
12 昼の月[2006] 上杉昇 上杉昇 堀越信康 1stアルバム『Blackout in the Galaxy』収録曲
13 消滅[2020] 上杉昇 上杉昇 平田崇,岡野ハジメ 10thシングル 最高82位 売上0.03万枚
14 Blind to my heart[2021] 上杉昇 上杉昇 平田崇,岡野ハジメ WANDS 11thシングル両A面曲 新録音セルフカバー
15 Blindman's Buff[2021] 上杉昇 柴崎浩※2 平田崇,岡野ハジメ al.ni.co 1stアルバム『セイレン』収録曲 新録音セルフカバー

※1 初回プレス分のみ2007表記になっているが実際は2012年バージョンだと公式に訂正が掲載されている。
※2 当時のクレジットは作曲も上杉昇al.ni.coで柴崎浩が作曲したのは「Prayer」のみだったはずだが…。

リリースデータ

2021年11月23日(ツアー会場先行販売)
2022年3月9日(一般発売)
対象外
初登場87位
-
売上0.06万枚
Produced by 上杉昇 pojjo record

上杉昇1stベストアルバム。91年12月4日WANDSとしてのデビューから30周年、2022年5月24日に50歳を迎える事を記念してのダブル・アニバーサリープロジェクトの1つ。2021年11月23日より開始されたツアー会場で先行販売された。当初ネタバレ禁止として曲目を明かさないように公式がお願いしていたが、2月4日に収録曲情報と正式な一般発売告知がされた。WANDS、al.ni.co、猫騙、ソロと30年間の全てのキャリアからの本人選曲。現体制になってからリリースされていて自由に楽曲を使用可能なソロ、猫騙は当時の音源をリマスターして収録、自由に使用できないWANDS、al.ni.coの4曲は前年の作品でもプロデュースを担当している岡野ハジメによるプロデュースで平田崇,岡野ハジメによりリアレンジされた新録音のセルフカバーで収録され、一部歌詞も変更されている。WANDSの「Same Side」のみ2006年にセルフカバーした音源で収録されている。

ライブDVD(初回盤はライブCD付)『[ACT AGAINST COVID-19]SHOW WESUGI HEAVY TOUR 2021 Dignity』が同時発売。3月5日より次のツアーが開始されており、続編『永劫回帰U』が同様にツアー会場で先行販売が開始され、5月25日に全国発売されることが告知された。一般発売の段階でO社にランクインしたが会場販売分の売上は加算されていないと思われる。

ラルクのブレイクから長期休止前までの共同アレンジャーとして知られる岡野ハジメのプロデュースで新録音が行われているとのことで期待していたのだが、平田崇,岡野ハジメのアレンジ楽曲はロックバンド的なアレンジなのに前年の2020年の曲も含めてまさかの平田崇によるManipulate&All Instrumentsという1人オケ制作で驚愕…(「濫觴」のPianoとErfu(二胡のこと)はそれぞれ演奏者がクレジットされている)。他の時期の曲ではソロ名義でも生バンドでやっていたのに自粛の影響を受けてミュージシャンを呼べなかったのか、ライブメインで活動していたミュージシャンは対策下における経済制裁状態となり1人オケ制作を余儀なくされるほど困窮したのか…。1人オケの新録音曲でも一応生バンドだと言われればそうなのかと思えるくらいなロックバンドっぽい仕上がりにはなっているけどツアーメンバー呼んでの録音ができなかったのはちょっと残念…。この結果当時生バンド編成だったWANDSやal.ni.coのセルフカバーがみんな1人オケ制作になってしまい、「SAME SIDE」は2006年セルフカバー音源なのでこれだけ生バンドという事態に…。やはり生バンドの方が躍動感があるような…。

正直WANDS以外はあまり興味が無く、al.ni.coは未だに良さが分からず(時々今なら分かるようになったかもしれないと聞いてみるものの一向に分からないまま…)、ソロ最初の『L.O.G』で絶望的についていけなくなって聞かなくなってしまったが今回はいい機会なので聞いてみる事にした。やはりコアなロックで良く分からない、とっつきにくさはあるものの、聞かなくなっていた以降のソロや猫騙は思っていたほどさらにディープになっている事も無く、とりあえず『セイレン』や『L.O.G』を聞いた時よりはもう少しすんなり聞く事はできた。これまでソロ以降の活動をまとめた作品が無く、どうにも改めて入りにくい状況が続いていたがそんな中で今作はWANDSやal.ni.coの先を聞いてみたいというのには手に取りやすい1作ではある。ただ改めてこれ以上掘り下げるほどの良さは感じられず、ひとまず続編までか…。

あと「Blind to my heart」はそうでもないのに「FLOWER」だけはあまりに他のどの時期とも違う滅茶苦茶ながなり声でこれはちょっと異様すぎて1曲目からのけぞった。正直これで激しくげんなりしたのもあってか2曲目以降がやたら躍動感たっぷり、これだよこれという声と演奏で非常に良く聞こえるという効果はあった。

B09PZ44PV5 

印象度★★★☆☆

2022.3.26更新

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