Music from the Edge of Heaven

No タイトル 作詞作曲 編曲 備考
1 The Edge of Heaven George Michael George Michael 11thシングル(カット)
2 Battlestations George Michael George Michael 11thシングルイギリス7インチWパック盤&12インチ盤収録曲(カット)
3 I'm Your Man(Extended Stimulation) George Michael George Michael 10thシングル(12インチバージョン)
4 Wham! Rap '86 George Michael/
Andrew Ridgeley
George Michael 11thシングルイギリス盤B面(カット)
『Where Did Your Heart Go?』アメリカ版シングルB面(カット)
1stシングルのリミックス
5 A Different Corner George Michael George Michael George Michael ソロデビューシングル
6 Blue(Live in China) George Michael George Michael 11thシングルアメリカ盤B面(カット)
4thシングル『Club Tropicana』B面のライブバージョン
7 Where Did Your Heart Go?
哀愁のメキシコ
Don Was&Dave Was George Michael 11thシングルイギリス7インチWパック盤&12インチ盤収録曲(カット)
アメリカや日本では単独シングル
Was(Not Was)のカバー
8 Last Christmas(Pudding Mix) George Michael George Michael 9thシングル両A面曲、その後単独シングルとしても発売
日本盤CDシングルではC/Wに収録されているバージョン
日本盤シングル 最高12位 売上44.0万枚(84,88年盤)
最高17位 売上21.2万枚(93年盤)
最高94位 売上0.3万枚(01年盤)
最高84位 売上0.9万枚(04年盤)

リリースデータ

1986年7月1日(北米)
1986年7月21日(日本LP)
1986年7月21日(日本CT)
1986年7月25日(日本CD)
1989年3月1日(CD)
1997年10月22日
2004年4月7日
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最高9位
最高10位
最高4位
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売上6.8万枚
売上3.1万枚
売上5.9万枚
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Produced by George Michael Columbia
Epic Records
Epic Records
Epic Records
Epic Records
Epic Records
Sony Music Direct

メンバー

George Michael
Andrew Ridgeley

Wham!3rdアルバム。前作以降シングルリリースは続いていたが86年春に突如解散を宣言し、6月に解散ライブを行ってあっという間に解散。オリジナルアルバム制作は行っていなかったので、本国イギリスでは前作以降の楽曲と以前のシングルを織り交ぜたベスト盤として『The Final』を発売、北米と日本では前作以降の曲だけをかき集めて3rdアルバムとして今作を発売するという国によって発売される作品が異なるという事態となった(日本では直後に『The Final』も発売)。『The Final』に収録されていないのは「Wham! Rap '86」と「Blue(Live in China)」のみとなり、後は重複している(「I'm Your Man(Extended Stimulation)」は少し編集されているとされる)。その後は『The Final』の方が公式作品として扱われてDVD付での再発も行われる一方で今作はややおざなりにされていたが2015年の3枚BOXセット『Original Album Classics』(日本未発売、輸入盤のみ)では今作が3rdアルバムとして収録された。

邦題はシングル「The Edge of Heaven」に合わせた『エッジ・オヴ・ヘヴン』となっていてMusic From theは含まれていない。04年再発盤掲載のディスコグラフィーでは今作をアメリカ盤ベスト『The Final』をイギリス盤べストとして紹介している。

急に解散したもんだからエピックがパニックになって無理やり編集したような1作で3rdアルバムであって3rdアルバムではない、というかそもそも本国で発売されてないって…。文字通りかき集めてなんとかアルバムにした感じで、特にど真ん中で突如ライブ音源「Blue(Live in China)」と、完全にソロ名義で発売されていた「A Different Corner」まで解散とソロ活動がギリギリでクロスしていたからと収録している辺りは水増しっぽさ濃厚。

前作で突き抜けたワクワクするようなポップ感を醸し出していたのに比べるとまた新たな方向性を目指そうとしたのか今作はやや地味。名曲「Last Christmas」も単独では名曲だけどアルバムとして溶け込んでいる感じでは無いし、「I'm Your Man」辺りは前作のポップ路線に近いけど凌駕するほどでもないし、「Wham! Rap '86」もリメイクというより当時の流行りだったエクステンデッド系の引き延ばしリミックスで無駄に長いしでどうにもまとまりようがない。3rdアルバムではなく「Wham! Rap '86」と「Blue(Live in China)」回収用作品として割り切って素直に『The Final』を聞いた方が公式感もあるように思う。

B0001FAFNG04年盤 

印象度★★★☆☆

2020.12.15更新

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