Make It Big

No タイトル 作詞作曲 編曲 備考
1 Wake Me Up Before You Go-Go
ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ
George Michael George Michael 6thシングル
2 Everything She Wants
恋のかけひき
George Michael George Michael 9thシングル(カット)
3 Heartbeat George Michael George Michael  
4 Like a Baby
消えゆく想い
George Michael George Michael  
5 Freedom George Michael George Michael 8thシングル
6 If You Were There The Isley Brothers George Michael The Isley Brothersのカバー
7 Credit Card Baby George Michael George Michael  
8 Careless Whisper George Michael/
Andrew Ridgeley
George Michael 7thシングル(George Michaelソロ1st扱い)

リリースデータ

1984年10月23日
1984年11月21日(日本LP)
1984年11月21日(日本CT)
1984年12月21日(日本ピクチャーLP)
1989年3月1日(CD)
1997年10月22日
2001年2月7日(SACD)
2004年4月7日
2013年7月24日(Blus-spec CD2)
2016年12月21日(17年6月まで限定生産)
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最高1位
最高1位
最高43位
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初登場296位
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売上52.4万枚
売上27.3万枚
売上2.4万枚
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売上0.02万枚
Produced by George Michael Columbia
Epic Records
Epic Records
Epic Records
Epic Records
Epic Records
Epic Records
Sony Music Direct
Sony Records International
Sony Records International

メンバー

George Michael
Andrew Ridgeley

Wham!2ndアルバム。前作から1年3ヵ月ぶり。前作以降3曲のシングルを収録、「Everything She Wants」が12月にシングルカットされ、両A面で新曲「Last Christmas」が収録された。「Careless Whisper」は今作でも唯一の2人の共作名義でのクレジットになっているが、過去の曲を最終的に1人で手直しして完成させた経緯からGeorge Michaelソロ名義で発売された。本国イギリスと周辺ヨーロッパ各国以外ではWham! featuring George Michael名義で発売された。イギリス・アメリカで1位を獲得し、日本でも1位を獲得してLP/CT合わせて80万枚を越えるダントツ最高ヒットを記録した。このためか日本では他のアルバムには無いSACD化、Blus-spec CD2化、税抜き1000円での期間限定廉価再発(2016年)など再発回数が多い。リマスターはされていないようで2013年盤発売の際にはわざわざ"※この商品は再発売にあたってリマスタリングは施さず、従来商品と同じマスターを使用しています。"と記載していた。正式にオリジナルアルバムとして制作されたのは2作目にして今作が最後となった。

現在「Last Christmas」ばかり有名だが、当時の日本では今作も大ヒットしている。知らないと思っていたらTVの情報番組やドラマ等でBGMとして使用されているナンバーが多く、聞き馴染みのある曲ばかりで驚いた。さらに前作のディスコを中心とした若さ溢れる感じが今作では大衆的なポップス路線へと見事に変化、昇華されている。多少の音色の古さはあっても今作は普遍的なポップスとして今でもさほど時代を感じずに聞ける曲が並んでいて、洋楽とか邦楽とか飛び越えた万人向けの大衆ポップスとして親しめる1枚だと思う。

「Careless Whisper」は同年に早くも西城秀樹、郷ひろみが相次いでカバー(西城秀樹は「抱きしめてジルバ」という邦題でカバー)したのもなじみ深かったものと思われるが、20年後の2004年には月9ドラマ『ラストクリスマス』主題歌として織田裕二が「Last Christmas/Wake Me Up GO!GO!」(「Wake Me Up Before You Go-Go」はタイトルを省略)と両A面でのカバーを発表していて後の世代にはこれの印象が強い人が多いと思う。

このままの勢いで更にパワーアップしたポップの名盤が生まれそうではあるんだけど、結局オリジナルアルバムは以後制作されずに早期解散となってしまったのは残念。

B01MEGYR7Q2016年盤  B00D1B8TWQ2013年Blus-pec CD2盤  B0001FAFN604年盤  B00005HTCRSACD 

印象度★★★★☆

2020.12.10更新

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