IT'S A NEW DAY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 御堂筋PLANET | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | |
2 | やさしい手 | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | |
3 | STARTLiNE〜it's a new version〜 | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | 15thシングル 最高22位 売上1.1万枚 アルバムVer. |
4 | 地下室の渦 | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | |
5 | キッチン | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | 14thシングルC/W |
6 | 初恋 | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | 16thシングル 最高27位 売上0.8万枚 |
7 | Go my way | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | 14thシングル 最高13位 売上2.6万枚 |
8 | ミッドナイトスナック | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | |
9 | 何もやりたくない | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | |
10 | Tea-Time | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | 16thシングルC/W |
11 | 37.0℃ | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | |
12 | おやすみ | 矢井田瞳 | 矢井田瞳 | 村田昭/矢井田瞳 | |
シークレットトラック「今日のための唄」 「おやすみ」終了後無音を経て8分15秒から収録 |
Brass Arrangement(1),Strings Arrangement(6,7,13):村田昭
リリースデータ
2006年11月22日 | 初登場13位 | 売上6.0万枚 | Produced by 矢井田瞳 Sound Produced by 村田昭,矢井田瞳 |
青空レコード |
矢井田瞳6thアルバム。前作から1年3ヶ月ぶり。前作をもって東芝EMIとの契約を終了。元から所属していた事務所のレーベル"青空レコード"へ移籍、品番はZZCDで販売元はエイベックスが請け負う事となりエイベックスのクレジットもあるが、エイベックス扱いではなくインディーズへ戻ったという扱いとなった。2005年12月リリースのライブCD+DVD『Sound drop〜MTV Unplugged+Acoustic live 2005〜』が移籍第1弾となった。新作は2006年3月のシングル『Go my way』が移籍1作目となった。ここまでの3シングル6曲から5曲を収録。15thC/W「忘れもの」のみ未収録、「STARTLiNE」のみアルバムバージョン。シングル売上は連続低迷でついに1万割れとなり、今作もオリジナルアルバムで初のトップ10落ちとなり、前作の半分程度まで低迷した。
初回盤は「Go
my way」「初恋」のPV、爽健美茶限定 矢井田瞳LIVEから「STARTLiNE」ライブ映像を収録した初のDVD付、スリーブケース仕様。
通常盤はCDのみ。
1曲ごとの作詞作曲編曲クレジットでは編曲は村田昭/矢井田瞳だが、巻末には前作同様の一括クレジットのド頭に太字強調で"Arranged by All Musicians"とも記されている。元Diamond◆Headメンバーからは引き続き村田昭が全面参加。西川進は最初のシングルとなった「Go my way」のみギターで参加。片岡大志はスタッフ周りのクレジットからも完全に名前が外れている。
村田昭が全面参加しているので完全に制作体制を一新したわけではないが、移籍して環境が変わって心機一転。タイトルからしてリスタートっぽいが、今作を引っ提げて翌年行ったツアーは「IT'S A NEW LIVE」、ツアーのバックバンドメンバーも全員ではないが一部入れ替わった事から「IT'S A NEW BAND」と銘打って、新スタートを印象付けた。「Go my way」から今作の制作が始まった事もあり、全体に開放的なムードが漂う1作。大きく変わったのが打ち込み中心だったレコーディングが全面生バンド演奏になった事で、アコースティックスタイルの「キッチン」のみ村田昭と矢井田瞳の2人のみで音を重ねているが、それ以外はギター、ベース、ドラム、キーボードが1人ずつ参加して加えてパーカッションやブラス、ストリングス等も適宜招く形式。これまでより柔らかい響きになりつつもライブ感もあって勢いが感じられ、開放的な曲も多いのでここに来て確かに新しくなった。3rdアルバム以降徐々に落ち着いてヒットからも遠ざかっていってしまったが、「Go my way」は久々にシングルヒットチューンらしい風格があるし、引っ張られてアルバム全体の勢いも戻ったように思う。残念ながら既に旬を過ぎた扱いになっていた上にインディーズ行きの影響もあってか再度のトップ10復帰には至らずにその後さらに売上は減退していってしまったが、「Go my way」はもう少し早い時期に出ていればもっと広く知られたヒット曲、新たな代表作になっていたのではないか。
印象度★★★★☆
2025.8.26更新