Beginning
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | いつまでも続くブルー | yaiko | yaiko | GAKU,高高-takataka- | 新曲 |
2 | My Sweet Darlin' | yaiko | yaiko | GAKU,高高-takataka- | 2ndシングル リメイク |
3 | How? | yaiko | yaiko | GAKU,高高-takataka- | インディーズシングル『Howling』収録曲 リメイク |
4 | Life's Like A Love Song | yaiko | yaiko | GAKU,高高-takataka- | 3rdシングルC/W、2ndアルバム『Candlize』収録曲 リメイク |
リリースデータ
2019年8月14日 | 初登場16位 | 売上0.3万枚 | 青空レコード/Village Again Association |
yaikoミニアルバム。3年5ヵ月ぶりの新作。初の"yaiko"名義での作品となったが通算では矢井田瞳2ndミニアルバム。初期にイギリスでリリースする作品をYAIKO名義で出していたのと初期の作詞作曲の名義がYaikoだった事はあるが、国内作品で"yaiko"名義でリリースされたのは今作が唯一となる。新曲とリメイク3曲を収録。前作リリース後もライブ活動は継続していたが、新作はリリースされない状態が続いていた。どうやら再度の事務所やレコード会社との契約切れや移籍もあったと思われるが公式な発表もないので良く分からない。今作リリースを機に公式サイトが一新されて今作発売告知が1番古いニュースになっている事、青空レコードに復帰しているがそもそも矢井田瞳が離脱した事で母体のクリアスカイコーポレーション所属者も消滅していたはずだが、グループ会社だったVAA(Village Again Association)が母体に変わって青空レコードが存続していたようで、新体制になっていたVAA/青空レコードに移籍したっぽいので古巣であって古巣ではないような状態だった模様。青空レコードの品番もZZCDだったのがZLCPに変わっている(公式サイトは誤記でZZCDのままになっている)ほか2018〜2019年前半まではライブ活動は継続していたのに公式サイトのバイオグラフィーの記載から抜け落ちているなど現体制移行時の公式サイトの記載にはいくつかの不備が見られる。
初回盤は「My
Sweet Darlin'」「How?」の今作バージョンでの新規MV、インタビュー映像を収録したDVD付、デジパック仕様。
通常盤はCDのみ。
今作は矢井田瞳、GAKU,高高-takataka-だけで制作されている。高高-takataka-というのは高瀬亮佑、高田歩の2人によるアコギボーカルデュオ。今作は矢井田瞳本人も含めたアコースティックギター3人体制となっているがこれ以外に演奏クレジットはなく、ギター以外の打ち込みをGAKUが担当していると思われる。GAKUは録音も担当している。
インタビューで"ここ2、3年は、少し神経質になりすぎていた反省が自分の中にあって、曲を書いても途中で勝手に諦めちゃったりしてたんですけど、ふと〈来年で20周年じゃん〉と思った時に、〈ここからもう一度走り出さなきゃ!〉と思えた"と語っており、15周年以降はスランプによる空白期間になっていた事が伺える。今作はリハビリ的というか20周年に向かっての助走のような1作と思われる。「いつまでも続くブルー」は開放感のあるメロディーが印象的で歌詞も再始動の決意表明のようにも思える。久々の新曲としては会心の1曲だろう。代表3曲は正直またこれかというくらいの代表曲中の代表曲。「My Sweet Darlin'」と「Life's Like A Love Song」は前作『TIME CLIP』初回盤ボーナストラックに弾き語りライブ音源で収録していたので3年半近く開いているとはいえ2作連続の収録になるし…。まあ今作は高高-takataka-の2人と矢井田瞳によるアコースティックギターのアンサンブルを軸としているので、弾き語りとは違ってもう少し練ったサウンドにはなっているんだけど、ギター以外は簡易な打ち込みが入っているだけなのであっさりしているのは否めない。さらっと終わってしまい、EPかシングル程度の感覚ではある。まあいつもと違ってyaiko名義だし、企画的な1作としてはいいかなという感じ。ただ次回作との兼ね合いを考えるとアコースティックリメイク企画アルバムを謎に分割リリースしたみたいになってしまっていて中途半端なんだよな。
印象度★★★☆☆
2025.9.30更新