identity
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | JOKER | 山本彩・ いしわたり淳治 |
山本彩 | 亀田誠治 | |
2 | Wings | Carlos K.&Seiji Kameda | 亀田誠治& Carlos K. |
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3 | 夢の声 | ヒロイズム&Seiji Kameda | 亀田誠治 | ||
4 | Let's go crazy | 山本彩 | 山本彩 | 亀田誠治 | |
5 | ゆびきり | 山本彩 | 山本彩 | 亀田誠治 | |
6 | サードマン | 山本彩 | 山本彩 | 亀田誠治 | |
7 | どうしてどうして | 山本彩・ いしわたり淳治 |
山本彩 | 亀田誠治 | |
8 | 愛せよ | 阿久悠 | 水野良樹 | 亀田誠治 | |
9 | 何度でも | 吉田美和 | 中村正人・ 吉田美和 |
亀田誠治 | カバーコンピアルバム『The best covers of
DREAMS COME TRUE ドリウタVol.1』収録曲 DREAMS COME TRUEのカバー |
10 | 喝采 | 阿部真央 | 阿部真央 | 亀田誠治 | |
11 | 陸の魚 | 山本彩・ いしわたり淳治 |
山本彩 | 亀田誠治 | |
12 | 春はもうすぐ | 水野良樹 | 水野良樹 | 亀田誠治 | |
13 | 蛍 | 山本彩 | 山本彩 | 亀田誠治 |
リリースデータ
2017年10月4日 | 初登場2位 | 売上4.5万枚 | Total Produce:秋元康 Sound Produce:亀田誠治 |
laugh out loud! records(よしもとR&C) |
山本彩2ndアルバム。1年ぶりのアルバム。前作同様に自作7曲、提供5曲で亀田誠治によるサウンドプロデュース、先行シングルも前作同様に配信含めてなかったが、DREAMS COME TRUEのカバー曲「何度でも」は7月に『ドリウタVol.1』に収録されていた音源。「愛せよ」を作詞した阿久悠は2007年に亡くなっているが、2017年は没後10年・作詞家50年・生誕80年とキリのいい数字が重なっている事から再度取り上げられる機会が増えており、その企画の1つとして未発表になっていた詞が発掘され、それに放牧中のいきものがかりの水野良樹がメロディーをつけた楽曲となっている。初回盤はリード曲「JOKER」のMVとメイキングを収録したDVD付。前作3位を上回る2位を記録したが累計売上は前作より下がった。
2017年のAKB総選挙を辞退したことで8月の総選挙結果を反映したAKB48シングルへの不参加およびそれに付随する握手会、TV出演などのプロモーション稼働も無く、本来の所属であるNMB48も夏にアルバムが出ただけだったので、今作の制作に比較的集中することができたようだもちろん亀田誠治とその人脈によるバックアップあってのものだが、もっと時間的な余裕があったはずの元AKBグループ総監督が同じ1年間でシングル1作(新曲1曲)しか出せなかったのとは対照的な状況となった。やはり自分で曲を書ける事と総括するサウンドプロデューサーの存在で差が出たのか…。
特に山本彩が好きというわけではなかったので前作はそこまで残らなかったんだけど、今作には驚いた。楽曲の幅が広がった上に、1曲1曲が強く、何でこれで配信でさえも先行シングル1曲も切らなかったのかという勢い。むしろ誰に提供しても後期ストバラ型いきものがかりにしかならないのが放牧後徐々に露呈しつつある水野良樹提供楽曲2曲が実にフツー…という(いやもしかして水野印みたいなのを確立させたい意向があるのかもしれないけど。貫禄のストバラが欲しいなら水野さんに頼んでそのツテで本・亀・島に編曲をお願いしてもらえば間違いない!というような曲は確実に出してくるのでそれこそ小林武史にプロデュースを頼むのと同じくらいの確実な感じはある)
元々それなりに高かった本人のソングライティング、ボーカルが天井知らずで成長したのに合わせてか亀田誠治のサウンドプロデュースも前作以上に気合が入っている感じ。これと関係があるのかは不明だが、ずっとプロデュースしていた大原櫻子の方は外部提供&部下に丸投げとなってしまい、2017年は最初のシングル表題曲を1曲書いただけになってしまいずれにせよ関わる制作陣もどんどん伸びていく山本彩の制作に携わるのは張りがあったんだろうなと思える。先行でのTV披露はいくつかあったみたいだけど、まともに見ておらず1曲も聞いてない状態で今作を手に取ったのでまあ前作くらいの感じなら次は聞かなくても…なんて思っていたがこれは次も聞きたい。
あと相変わらずギタリスト山本彩に関してはあまり評価されていないのか、本人が水野良樹タイプで謙遜してギターに関しては主張せずに錚々たるスタジオミュージシャンに任せるスタンス(ライブでは弾く)なのか、今作でも一切ギター演奏無し。それどころかジャケット、ブックレットでも今回はギター持ってない。「JOKER」のMVではギター弾いてるのに…。
印象度★★★★☆
2017.12.27更新