COME ALONG 2
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
Part 1[NIGHT SIDE] | ||||
1 | FUNKY FLUSHIN'(ファンキー・フラッシン) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 3rdシングルB面(アルバム同発)、4thアルバム『MOONGLOW』収録曲 |
2 | SILENT SCREAMER(サイレント・スクリーマー) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 5thアルバム『RIDE ON TIME』収録曲 |
3 | 永遠のFULL MOON | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 3rdシングル(アルバム同発)、4thアルバム『MOONGLOW』収録曲 |
4 | LOVE TALKIN'(Honey It's You)(ラブ・トーキン) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 6thアルバム『FOR YOU』収録曲 |
5 | 夜の翼(NIGHTWING) | 山下達郎 | 山下達郎 | 4thアルバム『MOONGLOW』収録曲 |
6 | あまく危険な香り | 山下達郎 | 山下達郎 | 6thシングル |
Part 2[DAY SIDE] | ||||
7 | SPARKLE(スパークル) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 6thアルバム『FOR YOU』収録曲 |
8 | LOVELAND,ISLAND(ラブランド、アイランド) | 山下達郎 | 山下達郎 | 6thアルバム『FOR YOU』収録曲、32ndシングル(カット) |
9 | RIDE ON TIME | 山下達郎 | 山下達郎 | 4thシングル、6thアルバム『FOR YOU』収録曲、03年シングル再発 |
10 | いつか(SOMEDAY) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 5thアルバム『RIDE ON TIME』収録曲 |
11 | YOUR EYES(ユア・アイズ) | ALAN O'DAY | 山下達郎 | 6thアルバム『FOR YOU』収録曲、32ndシングルC/W(カット) |
DJ:小林克也&カマサミ・コング
リリースデータ
1984年3月5日(非公認LP) 1984年3月5日(非公認CT) 1984年4月5日(非公認LP) 1985年6月5日(非公認LP) 1986年9月15日(非公認CD) 1990年9月21日(非公認CD) 1997年6月4日(非公認CD) 2017年8月2日(公認17年リマスター) |
最高8位 最高10位 最高32位 最高59位 100位圏外 100位圏外 最高188位 初登場10位 |
売上9.9万枚 売上8.3万枚 売上2.3万枚 売上0.6万枚 - 売上0.03万枚 売上2.2万枚 |
AIR AIR AIR AIR AIR ビクター ビクター Ariola Japan |
山下達郎2ndDJ企画アルバム。『COME ALONG』の好評を受けて企画されたシリーズ第2弾。山下達郎がムーンレーベル移籍後83年に『MELODIES』をリリースし、84年6月の『BIG WAVE』発売直前の時期に前レコード会社により勝手に企画された非公認作品。前作以降のAIRレーベル時代の3枚のオリジナルアルバム及びAIRでの最終シングルとなった「あまく危険な香り」から選曲されている。DJは前作に続いて小林克也をメインにして新たにカマサミ・コングが参加した。レコード、カセットで発売され、1ヶ月後にはカセットのみの公認発売だった前作『COME ALONG』も無許可でLP一般発売された。85年には前作と一緒にピクチャーレーベルLPとして発売され、86年に初CD化、品番変更に伴い、90年、97年にCD化された。97年盤のランクインは2017年リマスター盤の発売が発表された際に1週のみランクインしたもので前作と一緒に市場に残っていた在庫が買われたものと思われる。
今作は発売時から一貫して完全な非公認作として扱われていたが、2017年に続編『COME ALONG 3』の公認発売に伴い、前作と合わせて今作もリマスターされ、初めて公認扱いで発売された。ただし山下達郎によるライナーノーツは『COME ALONG』のコピーとなっていて今作用に書き下ろされていない。『COME ALONG』の経緯について触れた内容のため、今作に関しては続編が作られたとされているのみでほぼ触れられていない。
シリーズ3作の中では2017年リマスターまで33年の長きにわたり非公認(33年経って公認されるのも凄いが…)だったため、あくまで隠れた人気作として扱われていた。シリーズの中でも特に不遇な印象があるが、内容自体はシリーズ3作の中でも最もコンセプトがハマった内容だと思う。この時期の山下達郎がちょうどブレイク期で夏だ!海だ!タツローだ!というものを求められていて、キャリアの中では最も夏のイメージが強かった時期なので、DJを入れてのFMラジオ風、夏のドライブ向けという部分に自然にハマる。NIGHTとDAYに分けられた構成にしても良く出来ていて、サマーベスト盤としても非常に優れた1作。33年かかったが、無事に公認作に昇格できて良かった。これからも夏のドライブの定番アルバムとして色あせない1枚になりそう。
印象度★★★★★
2017.10.5更新