COZY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 氷のマニキュア | 松本隆 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
2 | ヘロン | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 27thシングル 最高10位 売上25.1万枚 |
3 | FRAGILE(フラジール) | ALAN O'DAY | 山下達郎 | 山下達郎 | |
4 | DONUT SONG(ドーナツ・ソング) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
5 | 月の光 | 松本隆 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
6 | 群青の炎-ULTRAMARINE FIRE- | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
7 | BOOMERANG BABY(ブーメラン・ベイビー) | 弾厚作 | 弾厚作 | 山下達郎 | 加山雄三のカバー |
8 | 夏のCOLLAGE(コラージュ) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
9 | LAI-LA-邂逅-(ライ・ラ) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
10 | STAND IN THE LIGHT-愛の灯- (スタンド・イン・ザ・ライト)('98 REMIX) |
MELLISA MANCHESTER |
山下達郎 | 山下達郎 | 25thシングル 最高23位 売上6.5万枚 シングル時タイトルは「愛の灯〜STAND IN THE LIGHT」 |
11 | セールスマンズ・ロンリネス -SALESMAN'S LONELINESS- |
山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
12 | SOUTHBOUND #9(サウスバウンドNO.9) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
13 | DREAMING GIRL (ドリーミング・ガール)('98REMIX) |
松本隆 | 山下達郎 | 山下達郎 | 26thシングル 最高25位 売上7.4万枚 |
14 | いつか晴れた日に(ALBUM REMIX) | 松本隆 | 山下達郎 | 山下達郎 | 28thシングル 最高15位 売上9.8万枚 |
15 | MAGIC TOUCH(マジック・タッチ)('98 VERSION) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 21stシングル 最高17位 売上5.9万枚 |
Horn Arrangement:Mark Suozzo,Jimmy Biondolillo & Tats(1)
リリースデータ
1998年8月26日 | 初登場1位 | 売上78.9万枚 | Produced by 山下達郎 | ワーナー |
山下達郎11thアルバム。95年のベスト『TREASURES』以来、オリジナルとしては91年の『ARTISAN』以来7年ぶり。97年は新作リリースが無く、『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』の公認リマスター再発のみだった。98年になって「ヘロン」「いつか晴れた日に」がリリースされて今作がついにリリースされた。『TREASURES』以降のシングル4作に加え、収録されずに取り残されていた93年の「MAGIC TOUCH」はボーナストラック的に最後に配置されている。
元々は96年に『Dreaming Boy』というタイトルでの発売を告知していたが、完成度に満足がいかず発売中止になっていた。ドラマ、CM等のタイアップも多く受けていたため、シングル以外のアルバム曲でもCMタイアップ曲としてだいぶ前から使用されていた曲も多かった。初回盤はスリーブケース入りで、ペーパーフィギュアが封入されている。クリスマスシーズンにはサンタ服で緑色のスリーブケース仕様でも限定出荷された。また限定でアナログ盤でも発売された。オリジナルアルバムでは自身最大のヒット作、ベスト『TREASURES』に続く2番ヒット作となっている。
当時「ヘロン」はシングル盤を購入しており、ドラマ自体は覚えていないが主題歌だった「いつか晴れた日に」もかなり耳に残っており、この2曲だけは当時から名曲という印象があった。特に「ヘロン」のインパクトはすさまじく、「クリスマス・イブ」以外の曲で山下達郎といえばリアルタイムで最初に聞いたこの曲が真っ先に出てくる。それほど「ヘロン」のインパクトは強いのだが、いざアルバムとなると完成度は確かに高く、どの曲も丁寧なんだけど、いかんせん渋かった。20代若手ミュージシャン中心だったヒットシーンの中において今作のいぶし銀っぷりは今思うよりも半端ないものがあった上に、山下達郎のオリジナルアルバムでは最大のフルボリュームで長いため10代前半だった当時はかなり聞きづらかったのが正直なところ。とにかく「ヘロン」が強すぎた。
ある程度年月が経過してきて他のアルバムも聞いてようやくこのアルバムも良いと思えるようになったが、それでも曲数の多さと長さは今作最大のネックかなと思う。オリジナルアルバム最大ヒット作だけに手に取りやすい作品ではあるが最初に聞くのにはそこまで適さない1作。1曲1曲が丁寧に作りこんでいるゆえにこの分量はダレてしまう。
印象度★★★★☆
2018.1.31修正