TATSURO from NIAGARA

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 DOWN TOWN 伊藤銀次 山下達郎 山下達郎 Sugar Babe 1stシングル(同時発売) 100位圏外、アルバム『SONGS』収録曲 05年マスター
2 SHOW 山下達郎 山下達郎 山下達郎 Sugar Babe 1stアルバム『SONGS』収録曲 05年マスター
3 パレード 山下達郎 山下達郎 山下達郎 ナイアガラトライアングル 1stアルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』収録曲
23rdシングル(カット) 最高29位 売上3.4万枚 95年のリミックス(『TREASURES』)バージョン
4 遅すぎた別れ 伊藤銀次 山下達郎 山下達郎 ナイアガラトライアングル 1stアルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』収録曲
06年マスターB(未使用)
5 今日はなんだか 山下達郎・
伊藤銀次
山下達郎 山下達郎 Sugar Babe 1stアルバム『SONGS』収録曲 05年マスター
6 ドリーミング・デイ 大貫妙子 山下達郎 山下達郎 ナイアガラトライアングル 1stアルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』収録曲
06年マスターB(未使用)
7 すてきなメロディー(幻カズー入り) 伊藤銀次・
大貫妙子・
山下達郎
大貫妙子・
山下達郎
山下達郎 Sugar Babe 1stアルバム『SONGS』収録曲 05年マスターを使用した新たなリマスタリング
8 フライング・キッド 吉田美奈子 山下達郎 山下達郎 ナイアガラトライアングル 1stアルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』収録曲
06年マスターB(未使用)
9 雨は手のひらにいっぱい 山下達郎 山下達郎 山下達郎 Sugar Babe 1stアルバム『SONGS』収録曲 05年マスターを使用した新たなリマスタリング
10 過ぎ去りし日々“60's Dream” 伊藤銀次 山下達郎 山下達郎 Sugar Babe 1stアルバム『SONGS』収録曲 05年マスターを使用した新たなリマスタリング
BONUS TRACKS
11 幸せにさよなら(山下ヴォーカル・バージョン) 伊藤銀次 伊藤銀次 伊藤銀次 ナイアガラトライアングル 1stシングル(カット) 初収録バージョン
12 ドリーミング・デイ(シングル・モノ・バージョン) 大貫妙子 山下達郎 山下達郎 ナイアガラトライアングル 1stシングル両A面曲(カット)
1stアルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』95年盤以降ボーナストラック追加収録Ver.
13 SUGAR(オリジナル・ミックス) 山下達郎 山下達郎 山下達郎 Sugar Babe 1stアルバム『SONGS』収録曲 最初にミックスしてNGになったバージョン(初収録)

リリースデータ

1980年7月10日(非公認LP)
1980年7月10日(非公認CT)
2009年3月21日(公認CD)
最高64位
最高71位
初登場47位、最高37位
売上0.8万枚
売上0.3万枚
売上1.1万枚
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Producer:大瀧詠一
NIAGARA/COLUMBIA
NIAGARA/COLUMBIA
NIAGARA/Sony Music Records

山下達郎初期音源コンピレーションアルバム。大瀧詠一が主宰していたナイアガラレーベル時代の山下達郎の参加作品となるSugar Babeのアルバム『SONGS』、大滝詠一・伊藤銀次との3者合同のナイアガラトライアングルでリリースしたアルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』の2作のアルバム及びそこからのシングルから山下達郎のボーカル作品のみをピックアップした編集版。当時ナイアガラレーベルは76年に3年間でアルバム12枚を出す契約をコロムビアと結び79年に契約を終了。この時点で11枚であり、当初の契約の枚数をあと1枚残していた状態ちょうど山下達郎がブレイクして「RIDE ON TIME」がヒットしていた。これに便乗してコロムビアにより企画編集されて今作がリリースされた。このため大瀧詠一主宰のナイアガラレーベル作品なのに大滝詠一も山下達郎も関わっていない非公認作となっていた。またこの時のタイトルは『TATSURO YAMASHITA FROM NIAGARA』であった。

05年からのナイアガラレーベルの30周年記念リマスター盤がリリースされていく中で、今作は大瀧詠一主導による公認作『TATSURO from NIAGARA』として正式なカタログ入りを果たした。この際に当時のものとは曲順・構成・一部楽曲の音源の差し替えなどが行われている。05年に『SONGS』、06年には『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』の30周年リマスター盤が発売されており、今作ではそこからの音源、そこからさらにリマスタリングした音源、そこでは使用しなかった別のマスター、初収録バージョンなど様々な音源が使用されている。初回盤は三方背BOX仕様

今作は大瀧詠一主導であり、ライナーを書いているのも大瀧詠一のみ山下達郎はジャケットに中山泰を起用することを提案したとライナーに書いてあるので一応公認はしているようだが、今作に山下達郎本人のコメントは無い。また山下達郎の公式のディスコグラフィーにも今作は非掲載。さらに2013年に大瀧詠一が亡くなった後、現在では廃盤になっている事から、今作の存在自体にほとんど思い入れが無かったのではないかと思われる。

実際のところ、「幸せにさよなら」の山下ボーカルバージョンや「SUGAR」の没ミックスなど細かいレア音源はあるものの、基本的に『SONGS』『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』の山下作品を抜き出してまとめただけなので、2作を聞いたならあまり必要が無い。他の人が歌っている曲は聞きたくない、山下達郎ソロデビュー前の山下達郎の曲だけをかいつまんで聞いて1作で済ませたい…という理由でも無い限りは今作を選ぶ必要も正直あまりない。大瀧詠一がこだわった曲順・選曲・音源になっているので、ある程度こだわりを感じられるのは良いところだと思う。

TATSURO FROM NIAGARA  

印象度★★★☆☆

2017.10.24更新

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