Ray Of Hope
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 希望という名の光(Prelude) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | コーラス部分アカペラ |
2 | NEVER GROW OLD | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
3 | 希望という名の光 | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 40thシングル 最高9位 売上1.4万枚 |
4 | 街物語(NEW REMIX) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 41stシングル 最高13位 売上2.0万枚 |
5 | プロポーズ | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
6 | 僕らの夏の夢 | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 39thシングル 最高8位 売上2.2万枚 |
7 | 俺の空 | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
8 | ずっと一緒さ | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 38thシングル 最高3位 売上11.2万枚 |
9 | HAPPY GATHERING DAY | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 40thシングルC/W |
10 | いのちの最後のひとしずく | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
11 | MY MORNING PRAYER | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
12 | 愛してるって言えなくたって(NEW REMIX) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 42ndシングル 最高15位 売上1.3万枚 |
13 | バラ色の人生〜ラヴィアンローズ | Mark David | Pierre Louiguy | 山下達郎 | 38thシングルC/W 洋楽カバー |
14 | 希望という名の光(Postlude) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | コーラス部分アカペラ |
Strings Arranged by 服部克久(3,8,12)、後藤勇一郎(4,6,11)
Original Words by Edith Piaf(13)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 素敵な午後は Live at 神奈川県民ホール 1985年2月24日 |
吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | 16thシングル『おやすみロージー 』C/W収録音源 2ndアルバム『SPICY』収録曲 |
2 | THE THEME FROM BIG WAVE Live at 神奈川県民ホール 1985年2月24日 |
ALAN O'DAY | 山下達郎 | 山下達郎 | 17thシングル『Endless Game』C/W収録音源 10thシングル |
3 | ONLY WITH YOU Live at 郡山市民文化センター大ホール 1986年10月9日 |
ALAN O'DAY | 山下達郎 | 山下達郎 | 19thシングル『ターナーの汽罐車』C/W収録音源 サントラ『BIG WAVE』収録曲 |
4 | 二人の夏 Live at 中野サンプラザホール 1994年5月2日 |
浜田省吾 | 浜田省吾 | 山下達郎 | 24thシングル『世界の果てまで』C/W収録音源 愛奴のカバー |
5 | こぬか雨 Live at 中野サンプラザホール 1994年5月2日 |
伊藤銀次・山下達郎 | 伊藤銀次 | 山下達郎 | 25thシングル『愛の灯〜STAND IN THE LIGHT〜』C/W収録音源 Sugar Babe時代の未CD化曲 |
6 | 砂の女 Live at 中野サンプラザホール 1994年5月2日 |
松本隆 | 鈴木茂 | 山下達郎 | 26thシングル『DREAMING GIRL』C/W収録音源 鈴木茂のカバー Sugar Babe時代の未CD化レパートリー曲 |
7 | アトムの子 Live at 中野サンプラザホール 1992年3月15日 |
山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | 30thシングル『JUVENILEのテーマ〜瞳の中のRAINBOW〜』C/W収録音源 20thシングル |
リリースデータ
2011年8月10日 | 初登場1位 | 売上21.6万枚 | Produced by 山下達郎 | MOON/WARNER MUSIC |
山下達郎13thアルバム。05年の前作『SONORITE』から6年ぶりの新作。前作以降、06〜07年は一切のリリースが無く、08年以降のシングルA面5曲とC/W2曲を収録。ライブ音源以外では「僕らの夏の夢」と両A面だった「ミューズ」と「ずっと一緒さ」のC/W「ANGEL OF THE LIGHT」の2曲が未収録となった。当初10年9月15日に『Woo Hoo』というタイトルで発売日まで発表されていた。2010年はSugar Babeとしてのデビューから35周年というタイミングだったが、制作の都合で延期を発表し、そのまま1年経過してタイトルや収録曲を変更してのリリースとなった。なお『Woo Hoo』として発売を予定していた際には「ANGEL OF THE LIGHT」「ミューズ」もラインナップに含まれていたという。
初回盤にはライブアルバム『Joy 1.5』が付属する。これは89年に発売されたライブアルバム『Joy』の続編という扱いになる。実際にはアルバム未収録になっていた00年までのシングルC/Wに収録されていたライブ音源を集めたものである。以降のシングルC/Wでも4曲ライブ音源が収録されていたが未収録。
今作はアルバム全体通して1つの統一感があって聞きやすい。実際にインタビューでも触れていたけど、イメージに沿って自然体な印象である。バラードばかりで「ずっと一緒さ」「愛してるって言えなくたって」の2曲は特にほとんど印象が丸被りしているものの、どちらも確かな名曲。ノスタルジーな気分になる「僕らの夏の夢」とアルバムテーマにもなっている「希望という名の光」の地に足の着いた感じは深みがあって地味だけど確かな風格がある。冒険を辞めたわけではなく「俺の夢」では歌い方を変えたりエフェクト入れたりといつもとは違うチャレンジ精神も失っていないように思う。今回も前作と同様に本人とサポートのシンセ技師だけで構成した曲が半分くらいはあり、比率は大体同じながら前作ほど打ち込みっぽさが気になったり、方向が違うように感じないのは打ち込みの使い方にだいぶ慣れてきたというのもあるのかもしれない。というかシングルだと「街物語」「僕らの夏の夢」以外の3曲は打ち込みだったりするのだが、バンドっぽいサウンドになっているのでクレジット見なければよく分からないくらいである。ゆったりした曲が多いのは前作と同様だが今作の方が希望を感じられるところがあるのでそれだけでもかなり好印象。あわよくばもう少しアップテンポな曲も…というところはあるけど十分に傑作。
ライブ盤の方は結果的に80年代の3曲が『Joy』発売時に存在していたものの未収録だった音源で、残りが『Joy』発売後ではあるものの、1番新しくても94年であり相当に古い音源。単に未収録C/W音源を集めただけなので選曲もコアファン向け。丁寧なバンドサウンドにブレない歌声なのでクオリティは高い。古い音源なのに楽曲に古さを感じさせないのはさすがだ。
印象度★★★★☆