結〜ベスト&コラボレーション〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 変わらぬ「青」 | りお | りお | パパダイスケ | 1stシングル 最高69位 売上0.5万枚 2ndシングルC/WW |
2 | 青い宝 | やなわらばー | やなわらばー | パパダイスケ | 1stミニアルバム『青い宝』収録曲 |
3 | ありの歌 | りお | りお | パパダイスケ | 2ndシングル 最高180位 売上0.06万枚 |
4 | 空をこえて 海をこえて | ゆう | ゆう | 関淳二郎 | 3rdシングル 200位圏外 |
5 | 唄の島 | RYOJI | RYOJI | NAOKI-T | 4thシングル 最高75位 売上0.3万枚 |
6 | 「拝啓○○さん」 | RYOJI | RYOJI | NAOKI-T | 5thシングル 最高30位 売上2.1万枚 |
7 | 夢を見た | ゆう | ゆう | NAOKI-T | 6thシングル 最高23位 売上1.0万枚 |
8 | いちごいちえ | RYOJI | RYOJI,NAOKI-T | NAOKI-T | 7thシングル 最高26位 売上1.6万枚 |
9 | サクラ | りお | りお | NAOKI-T | 8thシングル 最高18位 売上2.0万枚 |
10 | ゆくい | やなわらばー | やなわらばー | 関淳二郎 | 2ndアルバム『ゆくい』収録曲 |
※シングル200位以内データ
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | プロデュース | 備考 |
1 | アカユラ with THE BOOM | やなわらばー | やなわらばー | THE BOOM | 2ndアルバム『ゆくい』収録曲 リメイク |
2 | 青い宝 with 坂崎幸之助(THE ALFEE) | やなわらばー | やなわらばー | 坂崎幸之助 | 1stミニアルバム『青い宝』収録曲 リメイク |
3 | 変わらぬ「青」 with 小林孝至&山川浩正(THE BOOM) | りお | りお | 小林孝至&山川浩正 | 1stシングル リメイク |
4 | 空をこえて 海をこえて with BEGIN | ゆう | ゆう | BEGIN | 3rdシングル リメイク |
5 | 「拝啓○○さん」 with BEGIN&八重山オールスターズ | RYOJI | RYOJI | BEGIN | 5thシングル リメイク |
リリースデータ
2012年8月2日 | 初登場243位 | 売上0.03万枚(300位集計) | クラウン |
メンバー
Vocal/A.Guitar/Harmonica | 東里梨生 |
Vocal/三線 | 石垣優 |
やなわらばー初のベストアルバム。03年デビュー。10周年ではなく、10年目を記念してのベスト盤。ここまでのシングル10作、ミニアルバム1作、フルアルバム2作、カバー2作のうち、デビューから1stアルバム+「サクラ」まで(03〜08年)を中心に選曲。以降の9th、10thシングルの「ぷれぜんと」、「たからもの」は収録されず、2ndアルバムからはタイトル曲のみの収録。「ありの歌」「サクラ」はアルバム初収録となった。DISC-2は既存楽曲をコラボでセルフカバーしている。デビューからインディーズのパパイヤれこーど所属で、04〜05年のシングル3作のみEMI(権利移行したのか3作ともパパイヤから再発済み)だったが、今作は何故か1度も所属した事の無いクラウンから発売されている。全作を下回る最低売上となった。
「拝啓○○さん」リリース当時、教習所に通う弟を送り届け、手続きを待っている間にいくつかのPVをエンドレスリピートするプロモーション用のTVが置いてあって、そこで延々と流れていたのがこの曲だった。PVがドキュメントタッチで、色々なところへ2人が営業回りして「どうすれば売れますか?」と問いかけるという内容だったのを記憶している。特にオカマバーで歌を披露してオカマスターにアドバイスを受けている映像が印象的だったが、楽曲自体も沖縄テイストを取り入れつつケツメイシRYOJIプロデュースによる馴染みやすい楽曲で非常に印象に残った。この曲がきっかけでネクストブレイクの位置につけて、ドラマタイアップなどもあって1stアルバムがトップ10ヒット。続く「サクラ」はドラマ(深田恭子主演の「未来講師めぐる」)自体はつまらなくてリタイアしたが、やはり楽曲はいいなと思いつつ、結局タイミングを逃してしまい手に取る事は無かった。どういうわけか次に打った一手がカバーアルバムで、それ以降は超失速してしまい、売上は3ケタ街道へ…。2ndアルバムはなかなか出ないわ、トップ100入りもできなくなるわとすっかり名前を聞くことがなくなってしまい、すっかり聞くタイミングを逃してしまっていた。今回ベスト盤を機に初めて手に取って聞いてみた。
率直なところ、自作曲とRYOJIプロデュース曲で方向性が違いすぎる。自作ではまさに島唄テイストな真面目なバラードばかり。「ありのうた」辺りでは力の抜けたさっぱりした曲だが、基本的にはお堅いイメージで三線とコブシを効かせたじっくり聞かせる曲が主流だ。一方のRYOJIは最初の「唄の島」ではその路線に沿っているが、「「拝啓○○さん」」、「いちごいちえ」といった曲では沖縄テイストを残しつつも気軽に聞けるカラフルでポップな楽曲を提供。自作には無い新たな一面を見せているが、これが実に絶妙。2人のハーモニーの心地よさや、歌いこみすぎてない歌唱もさらっと聞ける仕上がりで非常に心地いい。自作の「サクラ」になるとやや堅めになるが、NAOKI-Tのアレンジでだいぶ世界観が明るく広がっている。RYOJIやNAOKI-Tは2人の持ち味を売れ線という方向で見事に引きだしていたとは思うけど、それを生かして進化させるのではなく、売れかけたところでそれをリセットしてしまったということは本人たちにあまりその気が無かったのかもしれない。以降の楽曲は「ゆくい」しか無いがこれが完全に最初の頃のお堅いバラードに戻ってしまっている。最初に耳に入ったきっかけが「「拝啓○○さん」」だったのが最大の原因だけど、やはり耳に残るのはRYOJIやNAOKI-Tの楽曲であり、それ以外の楽曲も悪くは無いんだけどどうしてもあまり印象には残らなかった。
DISC-2の方はヒットミュージシャンを迎えてのリメイク。元より沖縄音楽をやっていたTHE BOOMやそのまま沖縄出身のBEGIN、そしてアコースティック路線といえばこの人といえる存在の坂崎幸之助が参加しているので原曲からそこまでイメージが変わったりはしていない。5曲中4曲がDISC-1に収録されている曲で、聞き比べが簡単にできるのは嬉しいものの、RYOJIプロデュースほど路線を広げていこうという様子は無く、あくまで本来の自分たちのテリトリー内でリメイクした感じだ。そして結局1枚のCDに全15曲入れても73分。これでは2枚に分ける必要も無かったし、分けるなら9th、10thシングルや2ndアルバムの時期の曲、2枚も出したカバーアルバムからも万遍なく選曲してほしかった。これなら2枚しか無いオリジナル聞いた方が良かった気がするが、それだと「サクラ」が聞けないのか…。
印象度★★★☆☆