FOUR SEASONS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Four Seasons | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
2 | Overture〜太陽が燃えている | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 8thシングル 最高9位 売上16.5万枚 前奏追加 |
3 | I Love You Baby | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
4 | Tactics | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 9thシングル両A面曲(カット) |
5 | ピリオドの雨 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
6 | Love Sauce | 吉井和哉 | 廣瀬洋一・ 吉井和哉 |
THE YELLOW MONKEY | |
7 | Sweet &Sweet | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 8thシングルC/W |
8 | 月の歌 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
9 | 追憶のマーメイド[Album Version] | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 7thシングル 最高19位 売上14.6万枚 |
10 | Father | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
11 | 空の青と本当の気持ち | 吉井和哉 | 菊池英昭 | THE YELLOW MONKEY |
リリースデータ
1995年11月1日 2000年8月19日(再発) 2013年12月4日(リマスター/Blu-spec CD2) 2023年1月11日(アナログ盤) |
初登場1位 - 300位圏外 |
売上46.1万枚 - - |
Producers:吉井和哉/宗清裕之(Triad) | TRIAD(日本コロムビア) |
メンバー
Vocals,Guitar&Percussion | 吉井和哉 |
Guitar | 菊池英昭 |
Bass | 廣瀬洋一 |
Drums | 菊池英二 |
THE YELLOW MONKEY5thアルバム。前作から9ヶ月、95年2作目のオリジナルアルバム。前作以降の2シングルとC/W1曲を収録。「太陽が燃えている」は「Overture」が加えられ、「追憶のマーメイド」はミックス変更とギターの一部再録音を行ったアルバムバージョンとなっている。「Tactics」は年明け1月から放送開始したアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』初代エンディングに起用されたため、9thシングル『JAM/Tactics』として両A面2曲目でシングルカットされた。シングルで一気に10万枚を突破するようになり、「太陽が燃えている」は初のトップ10ヒットとなった。今作は躍進した前作の累計売上とほぼ同等の初動売上を記録してついに初の1位を獲得。翌年のシングル『JAM/Tactics』『SPARK』と連続でヒットを飛ばしたものの、シングル2作を置き土産に移籍してしまったため日本コロムビアTRIADレーベルでのオリジナルアルバムは今作が最後となった。
2000年に廉価再発、2013年には非公認ベスト含む全アルバムが一斉にリマスター/Blu-spec CD2で再発された。2016年にDL、2018年にストリーミングでそれぞれ配信開始された際は2013年にリマスター再発された全アルバムにRemastered表記があり、2013年リマスター音源で配信されているものと思われる。
前作に続けてヒットを出そうという明確な意志でもってついに結果が伴い始め、バンドの勢いが最も上昇気流に乗っているようなタイミングで発売されただけに躍進期特有の無敵の勢いを感じられる1作。特に今作はロンドンレコーディングを決行して一気に金がかかっているのもあるが、前作と今作は一直線にメジャーなロックバンドへと大きくなっていくのをストレートに感じられる流れになっていると思う。抽象的で分かりにくかったり、過激なワードが飛び交ったりしていたところからすると歌詞もだいぶ分かりやすくなり、シングルにおけるサビのキャッチーさも抜群。分厚いサウンドと随所に感じられる歌謡曲の風味など、真っ先に浮かぶイエモンイメージに沿った内容になっているので、オリジナルアルバムでは今作が1番最初に聞きやすいんじゃないかと思う。
この後シングル2作が大ヒットしたのに直後に移籍してしまったがために「JAM」「SPARK」が収録された前作と今作の延長にあるオリジナルアルバムを残せなかったのは残念。恐らくそれが唯一最大のオリジナルアルバムでのミリオンヒットを出せるかもしれないタイミングになっていただろうに…。このタイミングで移籍したからにはそれなりにTRIADの方針に不満があったというかもっと自由にやりたいという思いがあったものと思われるが…。2016年にナタリーで関係者対談が行われていて今作まで吉井と共同でプロデューサーも担当していたインタビュー内ではディレクターとされている宗清氏も参加して色々語っているが、やはりちょっと口を出し過ぎたところはあったのかもしれない。
2013年リマスターBlu-spec CD2盤 00年再発盤 95年盤 2023年アナログ盤
印象度★★★★☆
2022.3.1更新
※オリジナル盤ブックレットを参照しつつ、音源はAmazon MusicのRemasteredのHD(CD同等)音源で視聴しています。