THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲 |
1 | 悲しきASIAN BOY | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 3rdシングル |
2 | パール | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 22ndシングル |
3 | 太陽が燃えている | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 8thシングル |
4 | プライマル。 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 24thシングル |
5 | WELCOME TO MY DOGHOUSE | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | インディーズアルバム『Bunched Birth』収録曲 |
6 | 追憶のマーメイド | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 7thシングル |
7 | BURN | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 13thシングル |
8 | SPARK | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 10thシングル |
9 | 楽園 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 11thシングル |
10 | 真珠色の革命時代 〜Pearl Light Of Revolution〜 |
吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 1stアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』収録曲 |
11 | SO YOUNG | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 18thシングル |
12 | 天国旅行 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 6thアルバム『SICKS』収録曲 |
13 | SUCK OF LIFE | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 2ndアルバム『EXPERIENCE MOVIE』収録曲 |
14 | 花吹雪 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 6thアルバム『SICKS』収録曲 |
15 | JAM | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 9thシングル |
16 | バラ色の日々 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | 19thシングル |
Strings & Brass Arrangement:船山基紀
リリースデータ
2017年5月21日 | 初登場1位 | 売上8.2万枚 | TYMS PROJECT(日本コロムビア) |
メンバー
Vocal,E.Guitar,A.Guitar,Percussion&Chorus | 吉井"LOVIN"和哉 |
E.Guitar&Chorus | 菊池"EMMA"英昭 |
Bass&Chorus | 廣瀬"HEESEY"洋一 |
Drums | 菊池"ANNIE"英二 |
THE YELLOW MONKEY新録音ベストアルバム。2016年の再結成以降初のアルバム。解散中の2013年にファン投票を行いリリースした『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』全曲を曲順そのままに新録音している。メジャーデビュー25周年記念日である5月21日に合わせて発売されたため通常の水曜発売ではなく日曜日発売だった。このため集計期間が短かったものの、98年の『PUNCH DRUNKARD』以来となる1位を獲得、ベスト盤では初の1位獲得(これまで2位止まり(4作が2位)だった)となった。累計売上では『イエモン』をわずかに上回った。
早期購入特典として新曲「ロザーナ」を収録した『2017 LIMITED SPECIAL SINGLE CD』が付属する。「ロザーナ」は配信されていないため、この早期購入特典として入手しないと聞くことができず、レンタルにも出ていない模様。FC限定盤は全曲のインストを収録したDISC-2が付属。アナログ盤としても発売された。アナログ盤は2枚組で、MP3ダウンロードコードも付属する。
『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』は当時収録時間が80分を越えるという収録時間(そのままCD-Rに焼こうとすると時間オーバーのエラーで焼けない)で世界最長のCDと話題になったが、今作はさらに2秒ほど長くなっている。にも関わらず今回はその点が話題になることは無かった。
ほぼ全曲大胆なリアレンジは施されておらず、原曲アレンジを基本として細部を変更した形になっている。曲によっては船山基紀によるストリングスやブラスアレンジが加わったものがあったり、一部フレーズが消えたり増えたりもしているが、パッと聞きはほぼ原曲と同じだ。全体に音がほっそりしたというか、演奏にしてもボーカルにしても迫力に欠けるような感触があるがこれは1発録りを中心とし、エフェクトなどの加工を極力排除して生々しさを重視したためのようだ。
当時のイエモン特有の圧倒的なギラギラ感や艶のある感じが無くなったのは確かだと思うんだけど、今のバンドの姿としてカッコよさは失われていないし、派手にアレンジを変えていない以上は当時のままだったらこれをやる意味もない。当初どうにも拭い去れない違和感があったが、聞き進めていくうちに徐々に慣れてきてこれはこれでありだと思えるようになった。「楽園」のギターリフが一部消えているのはちょっと違和感残るけど。
そうなってくると『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』そのままの収録曲にしたのは少し残念だった。ファン投票結果へのアンサーという事だけど3年も前の投票結果で、かつ解散した過去のバンドとしてファン投票が行われた2013年に対して、2016年に再結成して現在のバンドの姿を見せるツアーを行い、新曲もリリースした後の2017年ではどう考えても同じ投票結果になるとは思えない。あっさり外れる曲や新たに加わる曲は当然あったはず。実際にスペースシャワーTVが発売時の特番で行ったファン投票ではその点を恐れたのかわざわざ収録16曲のみを対象としていたが、16曲の順位だけでもかなり変動していた。「球根」「LOVE LOVE SHOW」「BRILLIANT WORLD」、デビュー曲「Romantist Taste」の再録音とか聞きたかった…。
印象度★★★★☆
2017.8.20更新