BOOTLEG
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 飛燕 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | |
2 | LOSER | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師、 蔦谷好位置 |
5thシングル 最高2位 売上6.6万枚 |
3 | ピースサイン | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 7thシングル 最高2位 売上7.5万枚 |
4 | 砂の惑星(+初音ミク) | 米津玄師 | 米津玄師 | ハチ | コンピ盤『初音ミク「マジカルミライ 2017」OFFICIAL ALBUM』収録曲 セルフカバー |
5 | orion | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師、 蔦谷好位置 |
6thシングル 最高3位 売上5.6万枚 |
6 | かいじゅうのマーチ | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | |
7 | Moonlight | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | |
8 | 春雷 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | |
9 | fogbound(+池田エライザ) | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | |
10 | ナンバーナイン | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師、 mabanua |
5thシングル両A面曲 |
11 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師、 常田大希 |
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12 | Nighthawks | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | |
13 | 打上花火 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | DAOKO×米津玄師 シングル セルフカバー |
14 | 灰色と青(+菅田将暉) | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 先行配信 初CD化 |
リリースデータ
2017年11月1日 | 初登場1位 | 売上61.9万枚 | Produced by 米津玄師 蔦谷好位置(2,5)、ハチ(4)、mabanua(10)、常田大希(11) |
Sony Records |
米津玄師4thアルバム。メジャーでは3作目。2年1ヵ月ぶりのアルバム。前作リリース後にユニバーサルからソニーへ移籍した。前作以降の3シングル4曲を収録。初音ミクのオフィシャルアルバムにかつてニコニコ動画で活動していた時代に使用していたハチ名義で提供した「砂の惑星」はセルフカバーで収録。DAOKO×米津玄師としてDAOKOサイドからリリースしていた「打上花火」(TV出演時はDAOKOのみで米津の歌唱パートはテープがそのまま流されていた)もセルフカバーで収録。「灰色と青」は菅田将暉とのデュエットで先行配信された。MV公開初日で100万回再生を達成、各種配信チャートでも1位を獲得するなど実質的にシングル以上の今作最大のリード曲として機能した。2作連続の1位を獲得、初動だけで前作売上を軽く突破して最大のヒット作となった。
初回限定ブート盤は12inchアナログ盤ジャケット+アートイラスト+ポスター+ダミーレコード付属。
初回限定映像盤は「LOSER」「orion」「ピースサイン」「ゆめくいしょうじょ」(今作未収録の7thC/W)のMVを収録したDVD付。
大衆に広く支持されそうな新鋭のJ-POPヒットミュージシャンがようやく出てきたんだなぁ…というのが今作の第一印象。確かなメロディーとヒット曲としての煌めきを兼ね備えたという意味でとてもシンプルに言うところの"売れ線"。この"売れ線"がなかなか難しいところではあるんだけど、今作は確かに売れ線なアルバムだと思う。J-POP王道というものが確立された感のある90年代に限らず方向性が拡散していった00年代以降のJ-POPも聞いてきてそれらのエッセンスを消化した上で今のJ-POPを作り上げているような感じ。シングル曲にしても新しい曲になるにつれてよりヒット曲として洗練されていく感じがして、ミュージシャンとしてもピークに向かっている(まだ上がある)ような期待感もある。「打上花火」や「灰色と青」は個人的にもかなり琴線にかかってくる楽曲だった。序盤で勢いよくシングルヒットを連打して、中盤でアルバムならではの色々な事をやって、終盤では確実なメロディー勝負で締めるという構成もアルバムとしてまとまっていて好印象。ようやく興味が湧いて聞いてみたけど正直もっと通向けな感じだと思っていたので驚いた。
一方でサウンド全体は基本的にはバンドっぽい構成だけどバンドよりも打ち込み主体でバンド起用した曲でもなんだか打ち込みっぽい。アレンジ自体はきっちり作りこんでいる感じはするんだけど生の勢いというか躍動感があまりないような印象も。実際どうなのかは知らないけどたぶん米津玄師って生粋の宅録派、家にこもって1人でサウンドを構築していくタイプでバンド活動とかライブ活動に対しては苦手意識を持っているか得意ではない、そっちは本流ではないしプレイヤーより作家気質…みたいなところがあったりするんじゃないかなと思った。ただ今作では積極的に他者との交流を図ってコラボレーションでの楽曲制作も行っているので、今後そういった点も変えていこうとしている感じもする。
印象度★★★★☆
2018.6.1更新