YUI Tribute SHE LOVES YOU
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲 |
1 | How Crazy/SCANDAL | YUI | YUI | 西川響 | 2ndアルバム『CAN'T BUY MY LOVE』収録曲 |
2 | Tomorrow's way/ねごと | YUI | YUI | ねごと | 2ndシングル |
3 | Good-bye days/miwa | YUI | YUI | 松浦晃久 | 5thシングル |
4 | LIFE/Goose house | YUI | YUI | Goose house | 3rdシングル |
5 | Rolling star/中川翔子 | YUI | YUI | 松隈ケンタ | 7thシングル |
6 | Namidairo/井出綾香 | YUI | YUI | Dr.kyOn | 11thシングル |
7 | My Generation/Kylee | YUI | YUI | 涌井啓一 | 9thシングル |
8 | again/ステレオポニー | YUI | YUI | 新井大樹 | 13thシングル |
9 | I remember you/沢井美空 | YUI | YUI | Kota Hashimoto | 6thシングル |
10 | HELLO/Dancing Dolls | YUI | YUI | シオカワミツキ | 19thシングル |
11 | GLORIA/藍井エイル | YUI | YUI | 新井大樹 | 15thシングル |
12 | feel my soul/joy | YUI | YUI | 天田優子 | 1stシングル |
13 | CHE.R.RY〜Bossa Live Version〜/YUI | YUI | YUI | 8thシングル 本人セルフカバー ライブ音源 |
リリースデータ
2012年10月24日 | 初登場7位 | 初動1.9万枚、売上2.8万枚 | Sony Rercods |
YUIのトリビュートアルバム。2005年デビューのYUIよりも後にデビューした後輩女性アーティストが1曲ずつカバーしている(中川翔子はキャリアや年齢はYUIより上だがCDデビューはYUIの後)。ビクター所属の井出綾香以外は全てソニーレーベル所属。YUI監修とされており、本人もセルフカバーで参加しているが新規スタジオ録音ではなく、2012年1月19日の日本武道館でのライブ音源。
売れ線ソニーミュージックらしいガールポップ&ロック的なメンツで固めており、基本的にバンドかソロ歌手だが、Dancing Dollsのみアイドル系のダンスグループ。アレンジまで自作しているのはねごととGoose houseとjoyの3組のみで、自分で演奏しているのも加えるとSCANDAL、miwa(アコギ弾き語り)が加わる。このためロックバンドスタイルかアコースティックでのカバーが多い。個人的に普段のYUIのアレンジはギター以外アレンジャーだけでほとんどオケを完成させてしまうような打ち込みの多さやプロデューサーの意向らしき迫力に欠けるこじんまりしたサウンドに物足りなさがあった。今作も原曲以上にガツンとロックしているのはSCANDALや藍井エイル程度で、わりと打ち込みやアコースティック方面に処理した曲も多いんだけど多彩なアレンジやボーカルで聞くことでけっこう各楽曲の良さを改めて感じることができたので予想していたよりも好印象だった。
JUDY AND MARY、ZONEのトリビュートに続いてしっかりとゲーム/アニメタイアップ楽曲を選曲させてもらっている中川翔子はロックバンド、アイドルカバー、女性シンガーソングライターカバーのどこでも呼ばれるフットワークの軽さ(3作に参加しているのは中川とSCANDALだけ)と柔軟性を見せているのが地味に凄い。気になるところではブックレットの紹介では触れられていないものの既に解散が決定していたと思われるステレオポニーで、普段はアレンジも自分たちとその時期のプロデューサーとやっているのに今回は完全にお任せコース。サウンドの方向性もステレオポニー初関与の人物だけに相当雰囲気が異なり、何だか違和感がある。
「CHE.R.RY」はもう1組ダンスグループ(9nine辺りとか)でも呼んでカバーさせた方が面白かったと思うのに自分でカバーしちゃってるのは少し残念。本人参加はいいけど、誰かのカバーとボーナス的に本人カバーという配置なら「CHE.R.RY」が重複しても別に良かったのに。そしてそういえば2人になってしまいながらもギリギリでまだ活動していたZONEが呼ばれていない。年齢的にはYUIと同世代ではあるが、圧倒的に先輩なので後輩がカバーするというコンセプトの都合で呼ばれなかったのだろうか。
印象度★★★★☆