LOVE WARS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Valentine's RADIO | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
2 | WANDERERS | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
3 | LOVE WARS | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
4 | 心ほどいて | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
5 | Up townは灯ともし頃 | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
6 | トランキライザー | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
7 | ホームワーク | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | 23rdシングルC/W |
8 | 届かないセレナーデ | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
9 | Good-bye Goes by | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | |
10 | ANNIVERSARY | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | 23rdシングル 最高2位 売上35.3万枚 35thシングル『7 TRUTHS 7 LIES〜ヴァージンロードの彼方で』C/W(カット) |
Vocal Arrangement:松任谷正隆&障子久美(4)、松任谷由実(7)
Horn Arrangement:Jerry Hey/松任谷正隆(6,8,9)
リリースデータ
1989年11月25日 1999年2月24日(リマスターCD) 2013年10月2日(99年盤の廉価再発) |
初登場1位 - - |
売上160.7万枚 - - |
Produced by 松任谷正隆 | 東芝EMI 東芝EMI EMI RECORDS |
松任谷由実21stアルバム。6月に発売されたシングル「ANNIVERSARY」とB面の「ホームワーク」を収録。シングル時は「ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU〜」という副題がついたものだったが今作収録時に副題が破棄された。結婚をテーマにした01年の35thシングル「7 TRUTHS 7 LIES〜ヴァージンロードの彼方で」のC/Wには今作からの音源が収録された。シングル、アルバム共にアナログ盤(EP/LP)での発売はこれが最後。またシングルと同時発売で松任谷改姓以降の8th〜22thシングルが一斉に8センチCD化されるなどCDへのフォーマット完全移行が進んだ。9thシングル「遠い旅路」や一部C/Wはこの8センチシングルが唯一のCD化となっておりこのため現在は入手困難となっている。「ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU〜」はこの時点では3番目となる大ヒットを記録したが、今作も前作を上回る2作連続のミリオンを達成。2週連続1位、4週目にも1位というのは前作同様。99年に松任谷由実以降の80年代までのアルバム(今作まで)は一斉にバーニー・グランドマンによるリマスターで再発され、これが現行盤となる。2013年には全オリジナルアルバムが廉価盤で再発されている。
80年代最後のアルバム(集計上は1990年の年間チャート1位で前作が1989年の1位)にして前作同様に時代の頂点に君臨した時代を象徴するような大ヒットアルバム。あくまで後追いのイメージ的なものだけど今作もバブル全開な空気が漂う。今聞くとこの空気には違和感というか"違う時代"のような感じはする。当時を体感した人が懐かしむためのアルバムといった感じがどうしても強いが、なんだかんだポップで耳なじみのいい曲は並んでいるし、最後に名曲「ANNIVERSARY」で締めくくられれば今でもいいアルバムだと思える。
なお前作では何故かドラマーとしてクレジットされていたSynclavierという打ち込み用の電子楽器だが、今作では普通に他の楽器同様に1つの楽器扱いされており(序列はドラムベースギターキーボードといったバンド基本編成の楽器の下)、Synclavierを操作した武新吾らがちゃんと演奏者として表記されている(前作では演奏クレジットとは別枠だった)。これが自然だよな、やっぱり。
印象度★★★☆☆
2015.11.11執筆