YUMING VISUALIVE DA・DI・DA

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 もう愛は始まらない 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 17thアルバム『DA・DI・DA』収録曲
2 破れた恋の繕し方教えます 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 16thアルバム『NO SIDE』収録曲
3 魔法のくすり 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 6thアルバム『流線形'80』収録曲
4 私なしでも 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 5thアルバム『紅雀』収録曲
5 BABYLON 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 17thアルバム『DA・DI・DA』収録曲
6 水の影 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 9thアルバム『時のないホテル』収録曲 シモンズへ提供 セルフカバー
7 SALAAM MOUSSON SALAAM AFRIQUE
〜不思議な体験
松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 16thアルバム『NO SIDE』収録曲
15thアルバム『VOYAGER』収録曲
8 REINCARNATION 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 14thアルバム『REINCARNATION』収録曲
9 キャサリン 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 6thアルバム『流線形'80』収録曲 12thシングル『埠頭を渡る風』C/W
10 DOWNTOWN BOY 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 16thアルバム『NO SIDE』収録曲
11 真珠のピアス 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 13thアルバム『PEARL PIERCE』収録曲
12 わき役でいいから 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 11thアルバム『水の中のASIAへ』収録曲
13 DANG DANG 松任谷由実 松任谷由実 武部聡志 13thアルバム『PEARL PIERCE』収録曲
14 14番目の月 荒井由実 荒井由実 武部聡志 4thアルバム『14番目の月』収録曲

リリースデータ

1986年6月25日(CT)
1986年6月25日(CD)
最高4位
最高1位
売上5.4万枚
売上6.1万枚
Produced by 松任谷正隆 東芝EMI

演奏メンバー

Keyboards 武部聡志、石川清澄
Drums 菊地丈夫
Guitar 市川祥治、中川雅也
Bass 田中章弘
Chorus 大滝裕子、吉川智子、坂井利衣

松任谷由実1stライブアルバム。1985年11月〜1986年4月まで行われたツアー『YUMING VISUALIVE DA・DI・DA』の模様を抜粋収録。いつのライブかは明記されていない。CDが新メディアとして登場して間もない時期でまだLPメインだったがLPでは発売されず、カセットとCDのみ15万枚限定で発売されそのまま廃盤となった(公式サイトには現在も掲載)。CD自体は一般的なプラケース仕様だが、表紙のみで曲目以外は記載されていない。これ以外にLPサイズ塩ビケース仕様、ライブのパンフレットを再現したブックレットが付属する。現在の中古市場においては塩ビやブックレットが付属せずにCDのみ、逆にパンフのみで売られている事が多い。今回入手したのはCDのみだったので演奏メンバーはファンサイトなどを参照した。

17thアルバム『DA・DI・DA』が題されたツアーだがアルバムからの収録は2曲のみ、収録曲にシングルヒット曲は皆無で実際のライブでも「埠頭を渡る風」以外は全部アルバム曲だったようだ。この時期は「守ってあげたい」の大ヒット以降、松任谷になってからようやくシングルが安定してトップ10入りするようになっていた時期だったが、あくまでアルバム主体だったということか。当時普及前ながらデジタルで音がいい新メディアとして認知を進めていたCDで出してLPで出していない事からも高音質を求めるファン向け作品だったと思われる。

演奏陣は当時のレコーディングメンバーと異なり、松任谷正隆も参加していない。アレンジも武部聡志になっているが、格段にCDと異なるアレンジをしているわけでもなく、基本的にはボーカル含めて安定感のある演奏が聞ける。ショー的な要素も魅力であるユーミンのライブとしては音だけだと完全に魅力が伝わるわけではないかなとも思う。また86年作品だけに異様なまでに音が小さく、相当にボリュームを上げないと現代のCDと同程度の音量にならない。

80年代にもライブビデオは出ているようだが、DVD化されずに事実上消え去ってしまっており、今作が実質的に唯一80年代のライブをまともな音声で記録した貴重な作品ということになるようだ。荒井時代のブームが松任谷になって終わり、しばしの低迷の後に再びブームが訪れたいわゆる第二次ブームに差し掛かっていた頃なのでこの時期のユーミンにリアルタイムな愛着があると魅力的な選曲なんだろうけど、後追いだと通な選曲に感じるかも。ベスト盤選出レベルの曲もチラホラあるとはいえ、この時期のオリジナルアルバムを聞いてからの方が馴染みやすい。

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印象度★★★☆☆

2016.11.27更新

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