FURUSATO
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | プロデュース | 備考 |
1 | Overture〜FURUSATO〜 | 蔦谷好位置 | 蔦谷好位置&ゆず | Instrumental | |
2 | 虹(Album Version) | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 蔦谷好位置&ゆず | 29thシングル 最高2位 売上7.6万枚 |
3 | 逢いたい | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 蔦谷好位置&ゆず | 27thシングル 最高3位 売上10.0万枚 |
4 | 二つの言葉 | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | 島健&ゆず | |
5 | Interlude〜フルーツ☆パラダイス〜 | 蔦谷好位置 | 蔦谷好位置&ゆず | Instrumental | |
6 | いちご | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 蔦谷好位置&ゆず | 28thシングル 最高2位 売上5.5万枚 |
7 | スーパーマン | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | 寺岡呼人&ゆず | |
8 | はるか | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 蔦谷好位置&ゆず | |
9 | Yesterday and Tomorrow | 北川悠仁 | 北川悠仁・ 蔦谷好位置 |
蔦谷好位置&ゆず | 25thシングル 最高4位 売上6.2万枚 再録音 |
10 | シシカバブー | ゆず | ゆず | 蔦谷好位置&ゆず | 26thシングル 最高2位 売上7.0万枚 |
11 | レストラン | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 寺岡呼人&ゆず | |
12 | ゼンマイ | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | 寺岡呼人&ゆず | |
13 | Interlude〜はるかな旅路〜 | 北川悠仁 | 蔦谷好位置&ゆず | インスト | |
14 | みらい | ゆず | ゆず | 武部聡志&ゆず | 27thシングルC/W |
リリースデータ
2009年10月7日 | 初登場1位 | 売上23.2万枚 | セーニャ・アンド・カンパニー(TOY'S FACTORY) |
メンバー
Vocal,Acoustic Guitar,Tambourine | 北川悠仁 |
Vocal,Acoustic Guitar,Harp | 岩沢厚治 |
ゆず9thアルバム。前作以降のシングル5作、C/Wからは1曲を収録。最も古い「Yesterday and Tomorrow」は新録音となっている(アレンジは変わっていないせいか表記は無い)。寺岡呼人が表題曲に関与しなくなり(C/Wでは参加していて今作でも4曲のアルバム曲に関与)、前作で2曲(1曲はインスト)参加していた蔦谷好位置がメインの共同プロデューサーへと移行した。「ゼンマイ」のドラムにはMr.Childrenの鈴木英哉がゲスト参加している。「逢いたい」と「いちご」の間にリリースされたキマグレンとのコラボユニット"ゆずグレン"としてリリースした「tow友」は未収録。発売はキマグレンが所属していたレーベルからだったせいか、以降もゆずのアルバムには収録されず、キマグレンのアルバム『空×少年』にはKimgaure ver.として収録された。シングル売上が復調したわけではなかったが、メディア出演の増加や、新たなプロデュース体制によるシングルの連続リリースが話題を呼び、前作を上回る売上を記録した。初回盤・通常盤共に内容は同じでスリーブケース仕様だが、初回盤は中身もデジパック仕様となっている。
新たなゆずの片鱗を魅せた前作から、メインのプロデューサーを蔦谷好位置に変更して大胆に変化。立て続けにこれまでの針を大きく振り切った様々なシングルをリリースして、ゆずが明確に変わった事を示していたが今作はそれが結集したアルバム。これまでも時期ごとの変化はあったが、ここまで明確に生まれ変わったかのように感じられるのは初。「虹」や「逢いたい」の壮大さ、「いちご」「シシカバブー」での度を越えたようなはじけっぷり、そのほとんどが北川曲だが、北川の作家生活が新たなピークを迎えたかのような勢いでそこに蔦谷好位置を招いた新鮮な効果が発揮され一気に飛躍したような印象。北川の飛躍、蔦谷の起用、どっちかだけではここまでの勢いは感じられなかったと思う。
シングルA面では進化ばかりが際立っていたが、アルバムにおいては今まで通りの寺岡呼人との曲もあり、そこでは今までのゆずのイメージ通りの曲も聞ける。完全に変わりきってはしまわないバランス感覚は絶妙だが、岩沢曲の存在感含めて、シングル曲が派手すぎてアルバム曲はそれを繋ぐ役割、変わり過ぎてついていけないリスナー向けにホッと出来る場所も提供するような役割に徹している感じもある。いずれにせよこのキャリアでここまで大きく飛躍を感じさせるというのは凄い。
印象度★★★★☆
09年当時の文章を2016.5.31修正