SEES
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | Sound Produced by | 備考 |
1 | 君を想う | 北川悠仁 | 北川悠仁・蔦谷好位置 | 蔦谷好位置&KOHD | 蔦谷好位置 | 6/15先行配信 |
2 | RAKUEN | 北川悠仁・藤原聡 | 北川悠仁・藤原聡・蔦谷好位置 | UTA&蔦谷好位置 | 蔦谷好位置&UTA | |
3 | 明日の君と | 宮下奈都 | 北川悠仁 | 釣俊輔 | 釣俊輔 | 5/18配信シングル |
4 | ゆめまぼろし | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | 須藤優&ゆず | ||
5 | むき出し | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 須藤優&ゆず | ||
6 | AOZORA(YZ ver.) | 北川悠仁 | 北川悠仁 | トオミヨウ&ゆず | THE HAJIMALSのセルフカバー | |
7 | イセザキ | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | ゆず | ||
8 | Long time no see | 北川悠仁 | 北川悠仁 | PRIMAGIC | PRIMAGIC | |
9 | ゴールテープ | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 北川悠仁&須藤優 | ||
10 | Endroll〜SEES〜 | 北川悠仁&蔦谷好位置 | 蔦谷好位置 | Instrumental |
THE HAJIMALS
FM802×ナカバヤシ「ACCESSキャンペーン」2022年キャンペーンソングとしてゆず、石原慎也(Saucy
Dog)、はっとり(マカロニえんぴつ)、林萌々子(Hump
Back)、花村想太(Da-iCE)、Vaundyが参加したユニット
リリースデータ
2022年6月29日 | 初登場4位 | 売上3.8万枚 | SENHA & Co. |
メンバー
Vocal/Acoustic Guitar/Tambourine | 北川悠仁 |
Vocal/Acoustic Guitar/Harmonica | 岩沢厚治 |
ゆず17thアルバム。前作から3ヶ月での連続リリースで前作告知時に既に発売が告知されていた。前作と今作の間にリリースされた配信シングル「明日の君と」を収録。6月15日に「君を想う」が先行配信されていた。「AOZORA(YZ ver.)v」はFM802のキャンペーンソングとして北川が作詞作曲してゆずも含むTHE HAJIMALSとしてOAされていた楽曲のセルフカバー。音源化自体はこのバージョンが初となり、THE HAJIMALSのバージョンは発売されていない。「ゴールテープ」はTEAM JAPAN公式応援ソングとして東京オリンピック開催直前の2021年7月15日にJOCアスリートアプリでアスリート向けに限定公開していた楽曲で一般には初音源化となる。2021年よりライブでも披露しており、既にライブ映像作品『LIVE FILMS 謳おう 2021』でライブ映像が先に発売されていた。
初回盤はインタビュー&メイキング映像「Talk
about “SEES” -Making & Document-」と2021年12月22日に行われた「ゆず
冬至の日ライブ 2021 in ノエビアスタジアム神戸」全8曲を収録したBlu-ray付、DVD付の2種。豪華アートパッケージ仕様。
通常盤はCDのみ。
前作同様にSENHA & Co.所属のままだが品番がSENHA & Co.専用のSNCCではなく、親会社であるトイズファクトリーのTFCCに変わっている事から組織が再編され、SNCC品番は消滅してトイズに吸収されたものと思われる。
公式に"この2年の歩みの中で感じた想いをパッケージにした『PEOPLE』のさらに先、これからの新たなゆず像を模索し、開拓していく楽曲が収められています"と宣伝されていて、リード曲として先行配信した「君を想うについても北川が"新たなゆずのスタンダード曲"と発言したように、これまでよりもこれからを見据えたようなアルバム。藤原聡と共作したというトピックや作詞を宮下奈都に全面委託したなど新しい要素はあるが、全体には蔦谷好位置、須藤優らこれまでも関わっていたプロデューサーアレンジャー中心で制作陣にはあまり変化が無く、前作までの延長と言えば延長である。ただ前々作以降にリリースして溜まってきていたシングル曲は前作に全部収録した上で、3ヶ月で今作をリリースしている。1番発表が古い「ゴールテープ」こそ2021年夏に限定的な形で世に出ていたが、今作の方が最新の曲で構成されているのも確かだ。
今作には飛び道具的なインパクト重視の振り切った楽曲は無い。ゆずらしい明るいポップナンバーや王道的なバラードが中心で純粋に良い曲勝負しているように感じられる。「奇々怪界-KIKIKAIKAI-」は極端にしても「公私混同」くらいのはじけっぷりはもう10数年繰り返していて、ゆずのイメージを決して落ち着けずに一定以上のテンションの高さをキープし続けてきたが、今作はそういったはじけた勢いに頼らないストレートな楽曲勝負で過去に負けないアルバムを作り出したような印象。
そういう意味で勢いは落ち着いた感じだけど『LAND』以降の楽しい遊園地のような路線も徐々に当たり前になってきて、さすがにこれまで以上という印象はもう何作も無かった。今作は久々にこれまでの作品をじわり越えていくような良さは感じられた。
印象度★★★★☆
2022.8.7更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。作詞作曲サウンドプロデュース編曲表記はwiki参照です。