WONDERFUL WORLD
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | WONDERFUL WORLD | 北川悠仁 | インスト | |
2 | ストーリー | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 24thシングル 最高2位 売上8.3万枚 |
3 | モンテ | 北川悠仁 | 北川悠仁 | |
4 | おでかけサンバ | 北川悠仁 | 北川悠仁 | |
5 | うまく言えない | 北川悠仁 | 北川悠仁 | |
6 | 黄昏散歩 | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | |
7 | 凸凹 | 北川悠仁 | 北川悠仁 | |
8 | ラプソディー 人間狂詩曲 |
岩沢厚治 | 岩沢厚治 | |
9 | 春風 | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | 23rdシングル 最高3位 売上11.0万枚 |
10 | 明日天気になぁれ | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 『Original Soundtrack Single 映画「しゃべれども しゃべれども」』収録曲 最高4位 売上5.9万枚 |
11 | 行こっか | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | |
12 | 眼差し | 北川悠仁 | 北川悠仁 | |
13 | 君宛のメロディー | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | |
14 | つぶやき | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | |
15 | ワンダフルワールド | 北川悠仁 | 北川悠仁 |
Arranged by 亀田誠治(5,12)
Brass Arranged by 山本拓夫(8)
Solo Violin & Strings Produced by 葉加瀬太郎(9)
Violin & Strings Arranged by 柏木広樹(9,14)
Orchestrated & Conducted by 久石譲(15)
リリースデータ
2008年4月16日 | 初登場3位 | 売上16.0万枚 | A&R Producer:稲葉晃士 Produced by 蔦谷好位置&ゆず(1,7)、ゆず(3,6,11)、 寺岡呼人&ゆず(2,4,5,8,9,10,12,13,14)、久石譲&ゆず(15) |
セーニャ・アンド・カンパニー(TOY'S FACTORY) |
ゆず8thアルバム。ベスト盤『ゆずのね』を経てのリリースでオリジナルは2年3ヶ月ぶり。前作以降のシングル2作、映画のサウンドトラックシングルという扱いのCDに収録されていた「明日天気になぁれ」を収録。今作では曲ごとにプロデューサーが異なるため、アルバム全体のプロデュース表記はされていないが、まだ寺岡呼人が中心になっていたようで「Directed by 寺岡呼人」となっている。寺初回盤は「ワンダフルワールド」MVとレコーディングドキュメント映像(アルバム全体では無く「ワンダフルワールド」のみ)を収録したDVD付。
30代の「ゆずの素」を目指したという事で、基本的には原点回帰的な作品。弾き語り+αなシンプルな楽曲も多く、セルフプロデュースをやったりもしているが大半は寺岡呼人との共同作業でこれまでのゆずを踏襲している。ただ原点回帰というのもどちらかといえば原点を確認した上で、同じものを作るのではなく今のゆずを最新形で見せるという雰囲気もあり、特にこれまで起用していたサポートメンバーの起用が少し減っていてブラスの山本拓夫が1曲だけ、ストリングスに関しては阿部雅士を起用せずに別のアレンジャーを使う、慣れ親しんでいたバンドメンバーの起用も少なめになっているところは1つの変化だ。シンプルな曲だけでなく、明るい曲や、ロック調の曲もありバラエティ豊かで曲調のバランスに偏りが無いし、ここにきてマンネリになるのではなくむしろパワーアップしているように感じられるのが地味に凄い。個人的には過去のアルバム曲の精鋭が集った『ゆずのね』よりも今作の方がいいと感じられた。
また明確に新たな世界を目指した「ワンダフルワールド」はオーケストラとの共演でかつてないほどにド派手。歌詞も日常を遥かに超越した地球規模のメッセージソングになっており、初回盤DVDにおいてもアルバム全体では無くこの曲のレコーディングの様子のみしか収録していないほどの力作。タイトル曲ではあるけど今作というより次回作以降のゆずを示す曲かも。
印象度★★★★☆
08年当時の文章を2016.5.31修正