図鑑
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Overture-harmonics- | Instrumental | |||
2 | 図鑑 | 北川悠仁 | 北川悠仁,TeddyLoid | 7/10先行配信 | |
3 | 伏線回収 | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 須藤優 | 7/17先行配信 |
4 | Chururi | 北川悠仁 | 北川悠仁,トオミヨウ | 2024/5/15配信シングル | |
5 | 花言霊 | 北川悠仁 | 北川悠仁 | ||
6 | Frontier | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 2023/8/23配信シングル『ビューティフル』C/W | |
7 | つぎはぎ | 岩沢厚治 | 岩沢厚治 | sugarbeans | |
8 | SUBWAY | 北川悠仁 | 北川悠仁 | 斎藤有太 | 2023/6/21配信シングル |
9 | 十字星 | 北川悠仁 | 北川悠仁 | ||
10 | Interlude-harmonies- | Instrumental | |||
11 | ビューティフル | 北川悠仁 | 北川悠仁,TeddyLoid | 2023/8/23配信シングル |
※「図鑑」「伏線回収」はアルバムと同一ジャケットでの先行配信で配信サイトによってはアルバム枠からの先行開放の形で配信されたため単曲での配信枠が残っていない(moraはアルバム発売日が「図鑑」先行配信に合わせた7月10日になっている)。
リリースデータ
2024年7月31日 | 初登場3位 | 売上4.1万枚 | SENHA & Co. |
メンバー
Vocal/Acoustic Guitar/Tambourine | 北川悠仁 |
Vocal/Acoustic Guitar/Harmonica | 岩沢厚治 |
ゆず18thアルバム。前作から2年1ヶ月ぶり。前2作に引き続きシングルCD発売は無く、前作以降に配信されていた4曲を収録(「Frontier」はC/Wとして配信)。「図鑑」が7月10日、「伏線回収」が7月17日に先行配信された。「伏線回収」と同日に配信された1stシングルの再録音「夏色 [再録]」は未収録。
初回生産限定盤は「YUZU
TOUR 2023 Rita -みんなとまたあえる-」ライブ映像収録のBlu-ray付、DVD付の2種。価格差は無い(7700円)。
通常盤はCDのみ。
ファンクラブ「ゆずの輪」会員限定販売『図鑑
Visual Art Box』は限定ジオラマアクリルスタンド、完全撮り下ろしアートフォトブック(36P)、限定CD「付録」付属。初回盤の映像は収録されないが、限定CD「付録」は今後一般向けに配信リリース・販売されない書き下ろし楽曲とされていた。
前2作に続いて今回も35分しか無く、短い曲の連発で一気に駆け抜けていく。基本は最近の電子ポップ路線で北川が攻めに攻めた若々しい作風で新たな地平を開拓し続けつつ、時折原点のアコースティックにもあっさりと回帰できるフットワークの軽さも健在。もうすっかりこれが当たり前になったのでこれだけの勢いがあってもいつも通りだなーと思ってしまうところではあるがいいアルバムである事に変わりはない。ただ岩沢曲1曲ポッキリはやはり寂しい。もう少し頑張ってほしいところだが、異様なアンチエイジングっぷりで曲自体の若々しさと攻めの姿勢を保ち続けて多作なままの北川に対して岩沢は自然体で加齢している印象ではあるので、デビュー27年40代後半の自然な状態がこの状況ではあるのかもしれない。
2017年のベスト盤と過去曲回顧で取り上げた辺りから徐々についていけなくなってきた感覚も個人的にはあるが、電子ポップ路線が馴染まないというのはあるにしても若々しいノリについていけなくなってきたのかもしれない。ファンと共に年を重ねていく感覚はまるでなく、常に10代20代の若者を取り入れようとするかのようなイケイケのノリが続いている。2010年代は若いノリだなぁ程度にしか思っていなかったが、こちらも年齢を重ねるにつれてじわじわついていけなくなってくるし、30代後半になってから『LAND』以降の遊園地路線をずっと続けられているのが改めて驚異的に思えてきた。そんなに落ち着いた枯れたゆずが聞きたいわけではないが、ちょっとなんか最近もう何故かどこかついていけきれなくなってきたなぁ…という何とも言えない感覚を抱いている同世代のリスナー実は密かに多くなってきていたりしないだろうか。
印象度★★★☆☆
2024.8.31更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。