Brand New "雑記"〜OVER 30's WORLD〜
15年3月
3月31日(火)
ここ最近の2015冬ドラいきなりFINALC
徒歩7分
NHK-BSプレミアムで放送されていた1話30分全7話のドラマ。田中麗奈主演。32歳、仕事なし、彼氏なしの依子(田中麗奈)が安アパートに引っ越してくるところからスタート。単純なゆるふわな話なのかと思いきや、予想以上に依子がダメな人で、妹以外の相手とはまともに話せず、引っ越しの挨拶を隣人にする時も言葉につまり、控えていた妹に助け舟を出してもらう始末。元彼氏相手にストーカーのごとく付きまとい、その後もぐーたら生活を続けるのみで、ニートという単語が直接飛び交うことは無いもののフジテレビ辺りのドラマならとっくに「ニート」「高等遊民」という単語が30分で10回は飛び交っているであろう超設定&奇人っぷり。徒歩7分というのも基本的に引きこもっている依子の生活圏が徒歩7分圏内という事で、徐々に仲良くなる隣人、依子を元住人と勘違いして手紙を送り続けていたが最終的に依子にホレる田中圭などとひたすら間の抜けた会話を繰り広げるという異色のドラマ。
最初は意味不明だったが、依子が自宅のトイレに閉じ込められるだけで丸々30分使ったり、一般的に32歳無職で詰んだとか言われる中で、人生まだ先の方が長いから(たぶん)やれないことはないと昔の夢だったあきらめていた漫画を描き始め、田中圭に養ってくれと言い出すなど超ポジティブ覚醒して終わるという尻切れっぷり含めて気が付けばけっこう面白かった。田中麗奈だから依子が嫌みなく成立したと思うし、かなりハマり役だったのかも。
マジすか学園4
テレビ東京系列で放送されていたが日テレに移動しての第4弾。しかし日テレに移動して逆に関東限定TV放送になってしまい完全なローカル番組と化した上に、30分番組に時間縮小されてしまいテレ東よりしょぼくなるという問題が…。配信サイトでTV放送より早く放送することでむしろ収益はウッハウハっていうのシステムはさすがAKB。「3」は別世界の話だったので一応「1」「2」の続編という扱いで再び馬路須加女学園が舞台。ただし留年した設定で「2」から続投したのはおたべ(横山由依)1人だけ。1話冒頭にOGとしてこじはる(小嶋陽菜)が登場したが「1」「2」ではトリゴヤという役名だったので別人。「1」では故人のみなみ、「2」では警部補高橋みなみだった高橋みなみは三度別人で「OGのみなみ」役。主にアドバイザー的存在の食堂のおばちゃんと化した。
謹慎により留年し、「2」以降から今作への流れを簡単に説明する役目を担っていたスキャンダル(指原莉乃)は「1」「2」のヲタと同一人物と思われる言動や服装をしていて扱いが曖昧な挙句にこれまたゲストだったらしく2話以降は行方不明。
部長にして主演の1人という扱いのソルト(島崎遥香)も「2」の寒ブリとは明らかに別人。ということで、横山由依だけ実質同じ役らしいがこれもキャラがなんか違っている上に強烈なまでに弱体化。むしろ別人ということにしてくれ。
流れとしては転校してきたさくら(宮脇咲良)がてっぺんを目指すということで、初回から前田敦子のようだだのポスト前田だのと前田敦子を伝説化し、その正統後継者であるかのような台詞を連発。しかし、根本的に異なるのは前田は巻き込まれ型だったのと違ってさくらは最初から理由も無しに戦う気満々で早速ソルトらトップにケンカを売りに行こうとしている点。HKT48の宮脇咲良を急にAKB48で売り出そうとしているのはいいけど、ここまで露骨に前田敦子に代わる存在のように提示して、後継者として押し出すような演出をしてくるとは思わなかった。
また今シリーズでは大人が一切未登場。教師の存在が全く示唆すらされてなくて、授業はおろか教室も廊下も常時荒れ放題すぎる上に、登下校も完全自由。廃校になった元高校跡地を若い不良たちが勝手にアジトにして「高校」を自称しているだけに見えてしまうほど。ゾンビに支配された世界で学校で生活しているという設定だった『セーラーゾンビ』前半よりある意味終末世界っぽかった。
1話ではさくらが転校してきてチーム火鍋(高橋朱里、加藤玲奈、大島涼花、向井地美音、内山奈月)を早速まとめて撃破。
2話
1年生最強コンビとされるカミソリ(小嶋真子)、ゾンビ(大和田南那)を撃破。この2人かなり強いという設定だったはずだがこれ以降は舎弟を自称するようになり、結果足を引っ張る雑魚キャラに…。手刀がカミソリのごとく相手の皮膚を裂くとか、何度やられてもゾンビの如くよみがえるタフさ(こっちは『セーラーゾンビ』主演だったから)とかいろいろ設定あったのに名前と設定が生かされたの戦闘序盤だけだったじゃないか。3話
今作では四天王と1年生コンビ以外に単独行動しているようなめぼしい敵もいなくて早くも四天王戦に。先陣を切ってヨガ(入山杏奈)との対決。最初はヨガがヨガを駆使して圧倒的に優勢だったが、ソルトを異常に慕い、あくまでソルトのために戦うヨガに対して、てっぺんを目指していないヨガはてっぺんを目指すさくらに勝てないという良く分からない理屈が発動し、ヨガ逆転敗北。むしろ守るものがある方が強くなれそうだし、物語後半ではその理屈を使ってさくらが覚醒してるんですけど…。ていうかヨガがソルトを慕う理由が全く明かされないのでドラマに深みが全くでねぇ…。4話
バカモノ(川栄李奈)との対決に。序盤はさくら優勢だったが本気になったバカモノの馬鹿力はすさまじく一方的にボコられる。しかし今回は特に何のきっかけもなくさくらが立ち上がり、カウンターパンチを1度喰らわせるとバカモノが急激に弱体化し、一方的にさくらがボコって勝利。なんだこれ。主役補正以外に勝てた理由が無い…。5話
マジック(木崎ゆりあ)との対決に。マジックを使って翻弄する戦いを期待したが、戦闘へ誘い込むまでに無駄に走らせ、隙をついて手錠拘束した程度。最初から自力ではさくら優勢のままで、手錠拘束後は小嶋真子、大和田南那が乱入。マジックは2対1でも余裕だったが「マジをなめるな」とか言ってる2人に「マジって何?」とクールに回答したところ、さくらが「他人のマジを笑うな」と笑っても無いのに逆ギレして手錠を破壊し、あっさり勝利。なんか全然主役が応援できねぇ…。6話
おたべ(横山由依)が動き出す…と思いきや、激尾古高校のコビー(渡辺美優紀)の暗躍でシロギク、クロバラ(白間美瑠、矢倉楓子)というポッと出のはぐれモノゲストが登場。カミソリゾンビのコンビを拉致するという旧シリーズの焼き直し劣化版みたいな展開に。なんかかなり強そうな空気を出していた割には、2対1でここのところの連戦でダメージが回復していないさくら相手に最初から劣勢。スプレー目つぶし攻撃でようやくボコボコに出来る程度という小物っぷり。最後はカミソリゾンビコンビの助言のおかげで心眼状態で2人ともあっさり撃破。7話
今度こそおたべと対決。1パターンな1度やられる→負けるわけにはいかない(幼少期父親に逃げられた回想付)発動で一方的にぶちのめすといういい加減見飽きた展開で勝利。さくらが戦う理由はこれ以外に全く明らかにならないし、、こんな目的もよく分からないのが鬼神のごとき強さで全員撃破していくストーリーに魅力を見出すのが難しい…。ていうかおたべには本当ガッカリだよ…。「2」では直接戦闘はしなかったものの前田敦子とかつて死闘を繰り広げて前田敦子に部長指名されるほどの大物だったのに。8話
ついにソルトとさくらが対決することに。四天王がやられてついに本気を出したソルトはいいとして、さくらまでくっついてきた仲間たちとてっぺんの景色を見たいなどと言い始める。最早さくらに勝ってほしいと1mmも思えないが…。しかしコビー(渡辺美優紀)が別の高校のヘッドをかき集めてソルトを先行襲撃。だがCM明けにはコビー以外瞬殺されており、ソルトはノーダメージでコビーを圧倒するという超サイヤっぷりを見せていた。ソルト曰く「準備運動にもならない」というほど圧勝ムードだったが、戦っていた工場の鉄骨が落下。
コビーをかばったソルトは鉄骨の下敷きになり意識不明で病院送りになってしまった!超サイヤ的に強くても鉄骨には勝てないっていうのがなんとも…。
9話
病院送りにされて目覚めたソルトは何故かコビーらに襲撃されてやられたと証言。いや無傷で完封勝利してただろあんた。事故が起こってかばって怪我したのとやられたじゃ全然違うじゃないか。コビーを事故から庇ったと言うのがそんなに嫌なのか、頭打って記憶が改変されてしまったのか。病院のナースとして「2」で実質主演だったセンター(松井珠理奈)がゲスト出演。「あのしょっぱかったお前が成長したな」などと会ったこともないのにソルトとは旧知だった設定がねじ込まれた。
当然コビーにやられたというのを真に受けた四天王御一行は激尾古高校へ4人で乗り込み。その頃ようやくアントニオの前に姿を見せたコビーもまたソルトに庇われたという証言をせずに自分が襲ったせいでこんなことになったという部分のみしおらしく謝罪するも事故だったとは告げず。あれ?これ先週と設定変わったのか…?
登場したアントニオはまず土下座して謝罪。「謝って済む問題じゃないだろ」と激昂する四天王に対してアントニオはケジメとして「私とタイマンで勝負や?誰がやる?」と提案。しかし土下座までした相手のトップ相手にそんなんで納得が行くかとか言っておいたそばからタイマンだと言われた途端に顔を見合わせだす四天王御一行。
アントニオはしなくていい土下座までした挙句に、相手の怒りを汲んでくれてこの大人数で4人と戦うのはフェアじゃないから自分1人で戦うと宣言するオトコマエっぷりだというのに、アントニオ出てこいや!とか言って乗り込んできた4人がそのアントニオさんがたった1人で戦ってやると仰っているのに顔を見合わせてオロオロとか恐ろしくカッコワリィ…。
そこにさくら御一行が到着して「私がやる!」と名乗り出て2人の戦いに。過去最強の描写で前半のさくら覚醒前では無傷どころかほとんどすべての攻撃を回避したアントニオが圧勝。ボロ雑巾状態のさくらだったが恒例の覚醒(今回は「今はマジ女のために闘う、それが私のマジ」が理由)以降は逆にアントニオを圧倒。いつもみたいにそれで圧勝せずにアントニオも強烈な反撃でもう1度さくらを打ち倒すという白熱した展開に。アントニオがトドメを刺そうと飛びかかってきたが、さくらはそこでカウンター反撃を与え、連撃で逆にトドメを刺して勝利。歓喜に沸くマジ女御一行だったが、その頃病室で置いてけぼりのソルトは失踪していた…。
10話
ソルトが失踪したまま1ヶ月が経過していきなり卒業式になった。ソルトはもちろん四天王も全員3年生で卒業するという。実質さくらがてっぺんだが、不戦勝状態なのでラッパッパの部室には1度も足を踏み入れていなかった。ていうかアレか、さくらは3年生が全員卒業を待つばかりの3学期に突如九州から転校してきて「道を開けろよ」とか言って在校生に片っ端からケンカ吹っかけてたのか。今作ではほとんど存在が示唆されていただけだったが「1」や「2」ではライバル校だった矢場久根から新ヘッド(たぶん新3年生)としてゲッコウ(永尾まりや)ら新キャラが登場。あからさまに続編を示唆するような流れになってきたが、さくらを馬鹿にしにきた割に不意打ちの攻撃をあっさり交わされたりとアントニオ姐さんよりも雑魚臭が…。ていうかアントニオやコビーも卒業らしくさわやかに会話していた。
そこに突然ソルトが登場。決着をつけようということでさくらVSソルトの最終決戦が始まった。ソルトはさくらのほぼすべての攻撃を回避、たまに当たっても完全ガードしながら強烈な攻撃を見舞い続けるという圧倒的戦力差を見せつけて圧勝。結局ほとんどまぐれ当たりみたいな1発が入っただけだったが、どうせいつもの幼少期父親失踪の回想とか仲間たちがいるから負けないとかいって覚醒するんだろと思ったらなんと覚醒しても全く歯が立たずもう1発すら入れられずに完膚なきまでにズタボロで打ち負かされてしまったさくら。
ソルトには「お前でもダメだったか」などと接戦にすらならない戦力差に対して絶望され涙まで流されてしまう始末。俺たちの戦いはこれからだ的に立ち上がるさくらと、さくらの今後に期待して去っていくソルトと四天王で終了。
なお観戦(別撮り)として「1」「2」のネズミ(渡辺麻友)が登場。「ソルトはやはり化け物だ」などとセンターに続いて知っているかのようなコメントを。既存キャラに新キャラを知っていることにさせるというとってつけ感は最後まで変わらなかった…。
さくらがいきなり転校してきて特に理由もなく「てっぺんを目指す」とだけ宣言して一方的にケンカを売る暴君という全く魅力のないキャラクターな挙句に、毎回幼少期父親失踪の回想などよく分からない「負けられない理由」を理由にして形勢不利から圧勝大逆転してしまう戦闘パターンが続いたのでますます嫌いになっていくという…。せめて父親逃亡以外にもう少し深みのある理由や過去が明かされるのかと思ったのに、最初から最後まで「逃げる父親を追いかける幼少期」の1カット回想を何度も使いまわすだけとは思わなかった。
ただ救いだったのは主人公がさくら1人ではなく、ソルトも主演のW主演扱いだったので、最後にソルトが圧勝するという痛快なオチをつけることができたところ。「1」では大島優子が既に死亡寸前で頂上決戦はやらなかったし、「2」は決着どころか主役不在で脇役同士が戦い続けただけだったので、頂上決戦をちゃんとやったのは初めて。とにかくさくらには完敗してほしかったし、事故に巻き込まれるなどいいとこなしだったソルトがさらにさくらに敗北しておしまいとか戦わずにおしまいなんてなったら最悪どころじゃなかったので本当に良かった。しかしソルトが卒業してしまったので、さくら主演での「5」とかとてもじゃないが興味が…。
初回ではやたらと前田敦子を持ち出してさくらを後継者にするようなセリフや演出が目立ったがそれは1話だけでそれ以降、過去を美化するようなセリフや演出はあまりなかった。ただゲスト1シーン出演した旧作出演者たちが、作中で出会ったことのないソルトの事を知っているなど混乱を招く設定が多かったのはもう少しなんとかならなかったのか。終わってみれば、続編としてやる必要は無かった気がする。
3月29日(日)
ここ最近の2015冬ドラいきなりFINALB
お兄ちゃん、ガチャ。
メルヘンな世界観のファンタジー物語。家事をしない漫画家の母とぐーたらな姉、弟妹を抱え主婦のように家事全般をこなしていたミコ(鈴木梨央)はそんな生活に疲れ果て優しいお兄ちゃんがほしいと願っていた。友人からゲーセンの「ガチャ」でお兄ちゃんを当てることができると聞いたミコは試してみることに。基本的にハズレばかりでワッキーか田中(アンガールズ)が出やすいとされていたが、ガチャに入っていた粘土のような物体を一晩お風呂で寝かせた翌朝、真っ裸のイケメン岸優太が誕生していた(1話)真っ裸ではなく下は履いていたお兄ちゃん(岸優太)。前世の思い出せない記憶の残滓からかミコにだけはドSな態度を取るが家族たちには優しく気に入られる。トイと名付けられたそのお兄ちゃんはSランクだったことが判明し、さらにこのガチャは若くして死んだ魂を混ぜ合わせて作られた存在だとも説明された。返品しようとしたミコだが、5人のAランクお兄ちゃんをキープしている友人の金持ちお嬢さんナツコに対抗するため拒否し、買い足すことに。また新たなお兄ちゃんが誕生した(2話)
新たなお兄ちゃんニコは人当たりはいいが基本的に何もできない空回り系。ミコはお兄ちゃんになってくれるというので気に入ったが、家族には迷惑ばかりかけてお荷物状態。トイの策略でAクラスのお兄ちゃん5名と次々対決。完全敗北でBクラスだったことまでバレてしまい崩れ落ちるニコだがその努力に家族は感動し受け入れる。しかし肝心のミコがガッカリしてしまい消去するというミコワガママすぎ!なオチに…。そして次のお兄ちゃんが誕生した(3話)
新たなお兄ちゃんは熱血正義系。松岡修造をトレースしたようなキャラだったが、あまりにウザい熱血っぷりに家族たちは早い段階で嫌気がさしてしまい、サイフの窃盗事件も警察に告げ口するなど頼りない行動をとっている間に、トイと博士助手のレイが格闘で解決してしまったのでミコに見捨てられてアウト。そして次のお兄ちゃんが誕生した(4話)
新たなお兄ちゃんはホスト風。顔だけが取り柄だと言い放ち、そのオーラだけでミコ含む家族を魅了。弟とトイとミコの友人ヨツバだけが正気を保っている始末。最後はなんだかよく分からない蚊を送り込んで口を腫らしてやった結果、モザイクが必要なほどのグロ顔になったのに失望して目が覚めるという意味不明なオチ。そして次のお兄ちゃんが誕生した…と思ったら間違えてお姉ちゃんが誕生した(5話)
間違って登場したお姉ちゃんは魔性の魅力で男女問わずメロメロに。トイだけがなびかたなかったが、仲良くしているのを見たミコはキレて消去というどんどんミコ下げなオチに(6話)
ヤンキーが登場。なんと途中で交通事故死して強制退場という新パターンとなったが、同時進行でトイの思い出せない記憶とミコとの関係にも徐々に進展が(7話)。
ネガティブ少年が登場。あまりのネガティブさにげんなりする家族一同はとりあえず逆上がりの特訓を行い成功させるが結局拒否するというまたしてもミコ下げすぎな展開に(8話)
任侠風のケンさんが登場。フッと笑うだけで喋らないこいつを何故か勝手に都合よく解釈して気に入る家族御一行。高倉健的な渋さで背中で語るというのをやりたいらしいが、役者の力量不足か単に不愛想で不機嫌そうな人にしか見えず。家族の反応が今までで1番説得力が無いような…。結局契約寸前まで行って初めて喋ったのが裏声全開で幻滅して消去。一方でトイはミコの親友ヨツバの死んだ兄だった記憶を取り戻すもヨツバには信じてもらえず、ヨツバのお兄ちゃん候補であるジェントルに通報されて当局へ連行されてしまった(9話)。
コーナンというコナンのパロディ少年が登場。彼の導きと推理で記憶を消去されたトイを元に戻すことができた。これまでよりも活躍したのに完全な繋ぎキャラでしかなかったコーナン君に合掌(10話)。
新たなガチャは登場無しで、記憶を戻したトイとヨツバが本当の兄妹になってしまい、ミコ苦悩。そして用済みのヨツバのガチャだったジェントルが実質ゲスト扱いとなり、消去されてしまった。脱走して前世がやばかったとか緊迫感出したと思ったら前世「イグアナ飼ってただけ」とかギャグにしても滑りすぎだったが…。また博士の助手のレイ(宮近海斗)は相手が引っ越してしまったため解約も消去もされずにいると判明。その相手はミコの姉…と見せかけて母だったという超絶なオチが。ミコは自ら記憶を消す赤い薬を飲んでしまい…(11話)
記憶を失ったかに見えたミコだったが、トイがキスしようとカマをかけたら嘘だったと白状。実の兄妹以上に仲の良さそうな様子にヨツバも多少嫉妬気味でさらにヨツバにもう少し本契約を待ってくれと言ったところヨツバを怒らせてしまいミコの元に戻ってきた。
結局どうするのかと思いきやミコはそのまま自分が譲る形でヨツバとトイを本契約させてしまい、ヨツバも母もトイも記憶が書き換わり実の親子ということになってしまい、トイは事実上消滅。切ない幕切れに…。
そこに未登場だったミコの父(ゴールデンボンバー喜矢武豊)が登場。お土産としてガチャをミコに渡し、そこから出てきたのはまさかのダブルSランクのお兄ちゃん(ジェシー)。彼がお兄ちゃんになるよと宣言して終結。
一方でレイとミコの母(野村麻純)は母はほとんど記憶になかったものの再会して謝罪。ルールに乗っ取り20年越しの正式消去となったが、博士が助手がいなくなるのは寂しいとスネたたため、レイは助手を続けることに。ていうか長女が高校生で4人の子持ちという設定なのに演じている野村麻純がまだ24歳。実年齢のままだとさすがに子供すぎるし、野暮ったい格好させて母親っぽく見せていたものの、登場した夫も喜矢武豊(今月30歳になったばかり)なのでせいぜい30手前くらいの若妻設定だったんだろうか。
毎回お寒いミュージカルを披露していたお兄ちゃんズ(仲田拡輝、吉澤閑也、 梶山朝日、原嘉孝、目黒蓮)のうちナツコ(木内舞留)がついに1人選ぶが全員が遠慮拒否した挙句に、ナツコの兄になると会社の跡取りになるので両親が絶対許さないという理由で本契約せずにもう少し5人で引き伸ばすというグダグダなオチに。このナツコ周りのパートはギャグとしても最後まで面白くなかったな…。
主演の鈴木梨央が「明日、ママがいない」で好演していたので見てみたが今回も期待通りの好演だった。ただ物語の特性上、毎回お兄ちゃんを使い捨て消去しなきゃいけなかったので、回を追うごとに面倒でワガママな側面や恐ろしくドライな側面が目立ってきてしまいキャラの印象値が下がっていったのは仕方ないか…。
トイとミコで仲良く兄妹になってハッピーエンドかと思っていたので、散々引っ張った挙句に結局あっさり譲ってしまったのは逆に意外な展開だった。これまでの記憶を無くしてヨツバの兄になった途端になんか他のイケメンジャニーズとあんまり変わらない印象になってしまったので、トイとミコの掛け合いがそれだけ馴染んでいたんだろう。
3月24日(火)
ここ最近の2015冬ドラいきなりFINALA
流星ワゴン 1,2話
会社リストラ、妻失踪、息子は中学受験に失敗してバイオレンス&ヒッキー化して何もかも失った一雄(西島秀俊)の前に謎のワゴンが現れる。そこに乗っていた橋本親子(吉岡秀隆、高木星来)は死者であり運転手。橋本のワゴンに乗って時を駆け抜けた先は1年ちょっと前だった。何故かそこに現在死の淵にいる父親の忠雄(香川照之)が一雄と同い年の姿でそこにいた。父が嫌いだった一雄は父のようにはならないと家族のために尽くしてきたつもりだったが、家族のことは何も見えていなかったらしく、また忠雄も一雄のために実はいろいろ奮闘していたことが発覚する、というストーリー。未来を変えようとする話なのかと思ったけど、戻る先の過去は指定できない(橋本にも分からない)、変えたはずの未来が次の時間地点に移動した際には変わっていない(覚えてない)など、その場その場の行動は歴史と違うことをしても未来には反映できないシステムという。1話で一雄の息子にプレゼントした黒ひげ危機一髪は何故か2話で押し入れにしまってあったが、記憶自体は無いという「物だけ残った」パターンなのが余計にややこしい。どちらかというと当時気づいていなかった家族や関係者の真意に気づいて、心境が変わっていくというところがポイントのようだ。
しかし1話はともかく2話での「犬の件は実はこうでした」は橋本がでっちあげた嘘だったり、銀行職員を女ネタで脅して綱渡りしたはいいが中華料理屋だけは回収しろと言われて結局は親友の一家を見捨ててたりってのはあんまりじゃないか。前者は一雄知らないままだけど、後者は一雄にとっても親友を奪われた事実が何一つ変わらずあまり印象変わってない気が。
3話
2話が微妙だったけどさらに微妙な話。というか中学受験に失敗する息子の精神状態が予想以上に激ヤバサイコ化していた事が判明しただけっていう。両親や教師、友人を的にしてスナイパーごっこでストレス解消していたわけだけど、一雄は的を全部確認しなかったので標的に友人が含まれているのに気付かず。苛め首謀者御一行に息子を引き渡してしまう始末。ちょっと目を向ければ標的としてそいつらの名前が書いてあったのにマヌケ極まりない。元の歴史ではグレるまで気づかなかったくらいなので相当鈍いんじゃないかこの人。ようやく気付いたと思ったら今度は引っ越しを決めるという発想の飛びっぷりで妻の美代子(井川遥)との関係までこじれてしまい正史より最悪な状態に。未来は変わらないと早くも半ばあきらめかけているのに何で今回はこんな焦った判断しかできなかったのか。
一方の忠雄はかつて運動会で一雄に徒競走だけスパルタ特訓して貫かせるという明らかに偏った教育をしていたことが判明。1つの事をあきらめずにやり続ければ叶うというこの教育論は、「橋本息子が死ぬ前にできなかった逆上がりは死んでから出来るようにはならない」という法則をぶち破って橋本息子が成功する形で実証されたみたいになってたけど、当時の一雄に対する仕打ちはこれまで以上に酷い事に変わりなく…。逆上がり達成以外は今後の救いへ向けての引きのマイナスエピソードだけでしんどい回だった。
4話
まだやり残した事がある、と次の場所へワープせずに残った一雄。覚醒したのかと思いきや、妻の実家で暮らそうとなんとこの期に及んでまだ引っ越しにこだわるというピントズレた発想。環境変えて逃げても変わらない、何度でも挑めという事を逆上がりの件で学んだじゃなかったらしい。しょうがないので美代子の問題を追いかけることにした一雄は美代子の浮気現場を抑えたつもりになってショックを受けるが、忠雄の導きによりギャンブルで家の金を使い込んでいたことが発覚。その額まさかの500万。つぎ込んだその勢いはギャンブル依存の病気の域だったが、ここでもズレまくりなこの主人公、「浮気じゃないならいい」「疲れていただけ」「だから一時期的なもの」と勝手に判断。借金を返そうと友人を当たりまくるという最早明後日の方向で奔走。あまりに酷すぎる…。
結局、忠雄が未来の新聞を使って競馬により一山当てて返済に成功するが、一雄は相変わらず明後日の思考のまま。美代子をちゃんと問い詰めなかったので美代子は借金を繰り返してしまい…。ここで次のワープ空間へ移動してしまったが、忠雄にあの女の闇は深いと忠告されても確実に分かってなさそうなこの主人公に未来はあるのか。
5話
本筋は一旦お休みで橋本親子の回。健太(高木星来)は妻の連れ子で橋本の実の子では無かったことが判明。さらに事故は橋本の前方不注意で起こったものだったが、衝突したトラック運転手一家も悲惨な人生を送っていたという事が判明して重苦しい空気に。結局ショックが大きかったとされていた健太の母は既に新しい家庭を持っていて、健太の方がショック!知っていたのに教えた忠雄にキレた一雄は、忠雄にお前はもうすぐ死ぬと教えてしまう。
6話
勢いで喋った割には忠雄の現状を正確にお伝えした一雄。忠雄は現在(正確には現在より半年くらい前)の自分を説得しに向かうが直接会ってしまうとこのやり直しの旅が無効化するため、一雄が暗躍する羽目に。しかしジジィになった忠雄はこれまでの過去の姿の忠雄の悪行がかわいく見えるほどに頑固ジジィになっており、病院に行けという説得に聞く耳をもたないばかりか、一雄の渾身の説得にも冷たいお言葉。30年後の自分のあまりの酷さに忠雄もあきらめざるを得なく…。まさか現代の忠雄がここまで酷い人物だとは…。やりきれなさすぎる。
7話
橋本親子編まだ継続。健太は再び母に会いに行き未練を断ち切り成仏することを決める。健太を先に成仏させると自身は成仏できず永久にワゴン運転手な橋本はそれを受け入れるが忠雄はそれが認められない。一方で橋本が決めたんだから仕方ないだろと何もしない主人公一雄。ここ3話くらい影薄すぎ。会いに行ったら母親がハシゴからコケて事故っていたので、ケガから目覚めるまでの間に見たあの世とこの世の境目の夢、みたいな自動演出状態となり健太と母親はわりかし自然に再会を果たす。
ていうかこのドラマの世界観、忠さんはもちろんのこと、橋本親子も街に出向けば普通の人として町の人々に認識されていて、もちろん触れることも可能だったりと幽霊感があまりないんだよな…。死んでるから飲食しても味は分からないとかいう設定は語られたけど。
見ている方が寒くなるようなみぞれ混じる夜の峠で成仏していった…かに見えた健太だが1度消えておいてまさかのカムバック。橋本を残してはいけないと言う。これにて橋本親子編はひとまず終了となり、一雄は最後の地点へ向かうことに。未だ何も見えず、妻も息子も転落人生一直線。回を追うごとに不快指数を高めていた一雄だがしばらく横道に逸れている間に視野が広がり、今度こそ主人公らしい活躍が期待される中で、改めて疑問を口にする。「僕は死ぬんですか?」。
8話
「僕は死ぬんですか?」一雄の問いに答えぬまま最後の過去へ戻った一雄。そこは広樹(横山幸汰)が滑り止め受験にも失敗した現実よりちょっと前。美代子の借金はまた500万に戻っており、どうせ先が無いならと覚悟した一雄は忠さん流を決意。会社に辞表を叩きつけ、退職金で借金を返し(脅して値切らせた)、美代子と競馬で全額を消費し、広樹をイジメから救う。そして何故か広樹の滑り止めの受験が繰り上げ合格に。一雄の捨て身の行動がどう影響したのか不明どころか全く無関係なんだけどどうしてこうなった?いずれにせよついに未来が変わった!貯金ゼロだけどな!満足した一雄だったがしかしこれは本当の自分ではないとしてワゴンに帰還。本当の自分で向き合いたいとして最後に行きたい場所があると橋本に頼み、橋本は一雄が死ぬと明言。
9話
凍死することが判明した一雄。本当の自分でもう1度戻りたいとして広樹の受験前日に戻った一雄は広樹にまず「逃げてもいい」と自分流で救いの言葉を。美代子にはこれまでのすべてを話して聞かせるという無謀な暴挙に出て1度は拒絶されるが、忠さんが出現したことで信じることに。以前会った時は何とも思っていなかったのに今回は「義父さん!」とすぐに理解したのは何故なのか。一雄が何でもやってくれるのが逆に妻としての存在意義を奪いそれが嫌だった!と不満の全てをぶつける美代子。受け入れる一雄だったが、美代子のこれまでの醜態を考えるとなんだか釈然としないものが…。ていうかかなりの数の全国の妻を敵に回す発言じゃ…。
Twitterやブログで有名人がこんな発言したら戦闘民族インターネッツのみなさんが次々襲い掛かってきそう(いわゆる大炎上)。毎回一雄は一雄で明後日の方向を向いて借金問題とかどうにしかしてきたわけだけど、それすら全部元通りになっているうえに、今回は逆ギレ一直線…。う〜ん…。
自分が死ぬことも告げて綺麗にお別れした2人。忠さんは橋本に自分の残りの命を使ってでも延命させてくれと頼んでいたが、忠さんはもう時間切れだった。戻ってきた一雄に対して橋本は忠さんは時間切れになったと告げて最終回へ!
10話
時間切れで消滅したかに思われた忠さんだったが一雄の推測によれば死を間近に控えた現在の自分の近くへ移動して存在が続いているのではないか、ということで橋本が頑張り現代へワープ。正確には起点では無く1日前の1月14日。忠さんは実家にいて(家族は全員病院に張り付いている)、合流した一雄にお好み焼きを教えた後にさらに存在が厳しくなったので自身の病院間近の海辺へ移動。このワゴン、過去の変えたい目的地以外は移動できないんじゃなかったのか。海辺で最後の時間を過ごす2人。忠さんは全ては一雄への愛ゆえに厳しく接してきたが結果不幸にしてしまったのは自分が間違えていたかもしれないと初めて謝罪。さらに2人で立ちションという夢をかなえて満足して消滅していった。ここが1番感動的だったなぁ。
死ぬ覚悟を決めていた一雄は改めて最低のあの起点からやり直したいと直訴。橋本によればそもそも死ぬというのは嘘で、何一つ現実が変えられなかった起点からもう1度生きる覚悟があるかを試していたという。何だかよく分からなかったが結局このワゴン、過去の変えたい地点に戻ってその場で修正しても関連人物の記憶は消去され、変えた事案も無かったことになるというシステムで変わるのはワゴン搭乗者自身の心構えだけ、ということになるらしい。橋本によればその覚悟が無くて起点に戻った過去の搭乗者でそのまま自殺された方も何人かいたらしく、一雄には世話になったので生きる覚悟を決めて戻ってほしかったとかなんとか。
こうしてワゴンに乗る直前の起点に戻った一雄。ワゴンの旅で得た記憶と経験をもとに動き出す…のかと思ったら何故か「長い夢を見ていた」と、突如としてこれまでの事が夢の中の出来事だったことになっていた。意識はそのままで戻るんじゃなかったのかよ!
一応経験値は蓄積されているので、時系列上は先ほど自分をバットで殴打した広樹の元に戻り、出かける支度をしろと命令。家の中グッチャグッチャにするほど引きこもりかなりこじらせているっぽい広樹が素直に言うこと聞くように思えなかったが何故かしっかりついてきた。
そのまま忠雄の元へ。意識不明だった忠雄は最期の瞬間に意識を取り戻し、忠さんとしての話の続きで「生きているのか?」「忠さんじゃ」などの言葉を残す。「親父も俺と同じ夢を見ていたのか!?」とこの場面に及んでもまだ夢扱い。
変えた現実は元に戻ってしまうシステムなのに最序盤で登場した黒ひげだけが何故かその次の世界に出現していたという謎は健太の仕業だったらしく、ここに健太からのメッセージと忠さんと一雄の観覧車で取った写真がセットしてあった。
これで夢扱いから少し考え方が変わったのか以降の一雄はナレーションで橋本さんの名前を出したりし始めるなど、当初の夢扱いに比べるともう少しワゴンの旅を現実に行ってきた出来事として認識しているっぽい態度に。
「無理やり連れてこられた」から来たと主張する広樹に一雄は「逃げよう!」とこの実家への移住を提案。これで広樹は救われたらしく、相変わらずないじめっ子3人衆にも、お前らの事は許せないけど最初に感じ悪い態度を取ったのは自分だったからと謝罪、いつか遊びに来いよとさわやかに締めた。唖然とする首謀者一同。
美代子に対しては先週と同じ場所で離婚届を渡すも「どうするかは君次第」「実家で待っている」と言葉少なに伝えたのみ。美代子は無かったことになったはずの先週の事を「前もここに来なかった?」とわずか〜に残っているっぽい態度が。しかし広樹以上に、美代子の件は毎回毎回イチから問題を整理するのもくどいからか、借金の事に触れたりする場面は無し。
漁師として地元で働いていた半年後、一雄の元に美代子がやってきてハッピーエンド。それを見守る橋本親子の前に何故か忠さんが再登場。実は消えておらず、半年間ずっと「その辺におって」見守っていたらしい。
前クールにタクシーに乗って過去を変えて未来も変える『素敵な選TAXI』があったせいでこのドラマもワゴンに乗って過去を変える話だと最初は思った。1、2話ではまだ変えた過去が元に戻ってしまい無かったことになってしまったが、このドラマはそんな簡単には変えられない設定でちょっとやそっとではなくもっと本質を突いて行動すれば未来に反映される、というシステムなのかなと思った。黒ひげだけが変えた結果として残った描写もそういう含みがあったし。
しかし、肝心の一雄が明後日の方向でズレたまま分かった気になって迷走する、忠さんもあまりに身勝手で強引過ぎるという散々な展開が続き、4話辺りは最高にストレスフルだった…。
その後橋本親子の話にそれていってからはようやく素直に感動できるエピソードが入ってきて、極めつけは現在の自分のあまりの頑固っぷりを見た忠さんがその後の態度をかなり改めた事。ここから忠さんの良い部分、人情派な部分が前面に出るようになって終盤にかけてその魅力を大いに発揮。散々だった一雄も広樹や美代子とちゃんと向き合えるようになって良くなった。
しかしこの頃には、あれ、このドラマ結局過去をいくら変えても現実どころか次の過去に戻った時には全部元通りなんじゃね?という感じになってきて同時に虚しさも漂うように…。これマジで広樹と美代子は演じている方が大変でもどしかったんじゃないだろうか。改心しても次の話では元に戻ってなきゃいけない。最後はハッピーエンドになったから良かったけど、ワゴン周りの設定がけっこう曖昧だったのと、妻の部分がスッキリしなかったのだけちょっと残った。
8話や9話がチャラになっているなら、この世界で一雄がしたのは借金の事を問い詰めずにただ離婚届を返して待っていると告げただけなので、最後登場した美代子は借金が本格的にやばくなって逃亡してきたっていう可能性の方が普通に考えるとありそうなんだよな…。
3月21日(土)
OVER 30's 風邪
風邪は不定期にやってくるものだが、熱まで出たのは久しぶり。しかも先に熱っぽい感じになってきたのに計測しても36度台という時間差攻撃からの38度まで上がったと思ったら、37度台で停滞するというタチの悪さ。解熱剤飲むには微妙。これがOVER 30's WORLDの闇(訳:もう若くない)なのか、この程度の熱の割には辛さがあの頃の比じゃない始末。
医者に行って薬もらって1日で快方に向かった…と思って何とか返却期限内にCDを返しに行けたと思ったらその後、再発熱。これがOVER 30's WORLDの憂い(訳:治りかけで無理するとぶり返す)なのか。
しかも鼻づまり全開。医者に行った当初は鼻は大したことなかったので喉関係ばかりで鼻の薬はもらっていないので、呼吸できずにまともに眠れないという地獄に。これがOVER 30's WORL…いやこれは普通の鼻づまりだ。
一時しのぎ的なもので使いすぎるとよくないとされているのであまり使いたくなかったが魔法の一撃必殺点鼻薬を買ってきてこれで乗り切り、本日になってようやく今度こそ快方な気配。前回の反省を生かし、もう少し安静にしておくことにしよう。
3月16日(月)
ここ最近の2015冬ドラいきなりFINAL@
美しき罠〜残花繚乱〜 1、2、最終話
田中麗奈にとってはあの悪夢の連ドラ初レギュラー「猟奇的な彼女」以来となる民放ドラマへは3度目にして初主演作。まさかの不倫ドロドロドラマ。飲食店店長のりか(田中麗奈)は常務で社長の娘美津子(若村麻由美)と結婚している荘太(村上弘明)と絶賛不倫中だったが、実は美津子は1年前に夫の不倫に気づき復讐の機会を伺っていた!ということで「罠」が発動。自分を慕う圭一(青柳翔)を差し向け、りかへ接近し、自宅に招いて圭一とお見合いさせるなど、オーバーな演技で明らかに不倫バレてるよ宣告をする美津子。荘太と別れることになり、失意のりかだったが、圭一とのお見合いを断る意気消沈したりかの姿に喜びを隠せずに笑顔全開な美津子。その塗りたくりまくりな口紅を見たりかは自宅に招かれたときに真っ赤な口紅が途中で落ちていた事を思い出し圭一との関係を察し、一矢報いてやろうと逆襲を決意。態度を一転させて圭一とお見合いをすると宣言するのだった(1話)というわけで田中麗奈がいかに美しかろうとオッサンオバサンの愛憎劇とかしんどすぎてきついので2話切り。あらすじだけチェックしつつ、最終回を20分だけで見てみた。
結婚していた圭一とりかだったが結局自分を許せないりかは離婚を切り出して半年後復縁。ハッピーエンドかと思いきや何故かシャボン玉が飛び交う謎演出が入ってきてギャグが過ぎるだろ…と思ってたら実は背後で美津子がシャボン玉吹いてて高笑いで終わるというギャグ&ホラーエンド。あまりのありえなさにここだけでも見る価値はあった…か?なおエピローグには主演陣で荘太だけが未登場。
学校のカイダン 1話
いきなりプラチナ8なる学校の特権階級集団が出てきて、庶民集団であり彼らのターゲットにされないように脅えながら過ごす「特サ枠」という設定が提示されたかと思えば、開始5分でツバメ(広瀬すず)は策略により生徒会長に任命されてしまう。この特権階級が威張り散らすという奇妙な学園設定はもう10年前になるけど「花より男子」初回の衝撃を彷彿とさせる。
プラチナ8枠の生徒たちは親が金持ちで学校に多額の寄付をしているが、校長の方針で廃校になった学校から編入してきた「特サ枠」生徒たちは無償で受け入れてもらっている事もあって学校はプラチナ8が支配しているという事らしい。編入はあくまで編入なので「特サ枠」自体はおそらくそんなに多くなく、それ以前に「プラチナ8」は文字通り8人しかいないので、大多数はその中間に位置するプラチナ8ほど富豪じゃないけれど名門私立に通えるくらいそこそこお金持ちの親を持った生徒たち、ということなんだろうか。世界観の説明があんまりなかったので生徒の比重が良く分からなかったけど。
このプラチナ8連中がボランティア先でストレッチャーでサーフィンのごとく滑走している画像をSNSに投稿。こいつら頭はいいのかと思ったが、ここ数年話題になっているSNS悪ふざけ大炎上ネタを真っ向からやらかすとか馬鹿なのだろうか。一応顔を隠している辺りは賢いのかもしれないが、ネット住民の皆様にあっさり身元特定されそうな案件だったが、同じく副会長を押し付けられていた油森(須賀健太)がスケープゴートにされ、教頭の金時(生瀬勝久)も真相に気づいていながら自主退学させようと有無を言わさぬ態度で迫る危機に。
無力さに打ちひしがれるツバメの前に謎の車いすの男、彗(神木隆之介)が登場。彼の協力で宣戦布告をすることになる。イヤホンで音声を飛ばして指示を送るサマは02年の堂本光一が深田恭子に指示を送る刑事ドラマ「リモート」を彷彿とさせる。
自信満々だった彗。ツバメもまだグダグダでギリギリで覚悟を決めてきた状態だけに初回は全部お膳立てするのかと思いきや、肝心なところの台本を白紙にして丸投げ。ツバメはヘロヘロながらも自分の言葉でこの学校はおかしい、この学校をガエ…タイ…と号泣議員ほど号泣はせずとも涙の大演説をぶちかますのだった。
「面白い」と理事長で校長の誉田(浅野温子)が油森の退学を取り消すも、生徒全員が耳の痛い話をされながらもプラチナ8に流されて壇上のツバメへ物を投げまくる始末。味方は油森1人だけという状況ながら、彗はこれからが面白くなると告げるのだった。
2話
プラチナ8はスクールバスも8人で占拠し、500円のステーキ御膳限定8食というありえない価格で生徒会に設定させ、それを毎日食べる、娯楽室の娯楽も全部生徒会の予算で用意させるなど贅沢の限りを尽くしていたというトンデモ設定がさらに明らかに。さすがに支配しすぎだろう…。スクールバス故障のため用意した現金が紛失する事件が発生するが、それはプラチナ8に要求され、油森以外の生徒会6名が起こした罠だった。しかしプラチナ8は金持ちのくせに10万円を巻き上げた挙句にそれを玉子(清水くるみ)に押し付ける暴挙に出て警察沙汰に。ツバメが全ての罪を被るが、理事長で校長の誉田が警察と話し合いもみ消す。誉田も教頭の金時もプラチナ8の犯行だと気づいていたので穏便に済ませる準備はあったようだが、誉田はツバメが全部被ったのは予想外だったらしい。
彗の助言で生徒会メンバーのパーソナルを調査していたツバメはそれぞれが趣味の世界を守るため、玉子はバイトで弟妹の学費を稼ぐため苦労している事を知り、彗の演出をもってして理解を示し、反撃の旗を揚げようと告げ、生徒会全員が味方に。反撃の1歩として、ステーキ御膳を買い占めて(7人しかいないが1人太っているのがいるので2人分食べた)宣戦布告するのだった!
守りたいものがあるから逆らえない、仕方ないという理由だったんだけど、どれもが理由になっていないという…。男子勢4名は全部自分の趣味や夢のカケラ(料理研究、ロボコン、漫画家、トランペット)を学校に持ち込んで必死に隠そうとしていたがそもそもそんな趣味の領域は学校に持ち込むな、家でやれ。玉子も学校での立場を失ったら弟と妹を行きたい学校にも通わせられない、塾にも通わせられないなどと言っていたが、金の話なら学校辞めてフルタイムでバイトしたほうが稼げるんじゃね?という話。
結局全部逆で「仕方ない」を持ち出してしまう理由自体が「仕方ない」の強引な理由付けでしかないという本末転倒でただ気弱な人たちだったんだけど、あえてそこに理解を示して勇気づけその気にさせることで、反逆の気持ちを起こさせる!というのは良かった。元々が理由になってない理由だったんだからいかに反逆する気にさせるかどうかってことなわけで、それこそ言葉(と演出)の力。彗の策略とツバメの素直さが融合するとこういうパワーを生み出すというストーリーだったのかもしれない。
惜しむべくはステーキ御膳を取られたプラチナ8御一行がマジギレして特に1人は椅子をけっ飛ばすほどブチ切れて超絶小物臭を振りまいてしまったところか。まだ2話なんだしそこは「やってくれるじゃねーか…」と余裕の笑みを見せるところだろう。余裕なさすぎ。あとプラチナ8の皆さんはステーキ御膳500円を取られたことを怒るよりも、週5毎日ステーキ御膳を食べ続けるという危険な食生活を止めてくれた生徒会のみんなにいつか感謝する日が来ると思うよ。
3話
部活の予算分配をしないでいるうちにアホチナ8のみなさんの策略ともいえないような支配で日陰クラブが廃部に追いやられる。日陰扱いされたのは卓球、柔道、剣道、体操部。そしてスター扱いがバスケ。アホチナの女子は最初にラクロスの格好もしていたっぽいがラクロス部は登場せず。この学校陸上系は無いのかという以前にバスケ以外を日陰・非モテ扱いするとはなかなか凄いドラマだ。バドミントンなんて登場すらしなかったじゃないか…。相変わらずスピーチライターというよりシナリオライターな彗の指示で第二バスケ部を設立し、生徒会5名が戦うことに。アホチナ8は「お前らが1点でも取れれば勝ちな」「お前ら負けたら全員スポーツ刈りだ」と凄みながらも、ちゃんと受けてくれたり坊主じゃなかったりと言っていることがけっこう優しい。
ツバメはプレイせず見ているだけだったが、前半終了後に恥をかこう!熱くなろう!と演説。これに心動かされ日陰扱いされたメンバーが加入。1点も取れなかったが、最後にヤケクソで放り投げたボールがまさかのゴール。条件達成により部活が存続するのだった。
アホチナ8の1人でバスケ部のタクト(白洲迅)が他の暇つぶしで生きているユルい7人と違って本当はバスケに打ち込みたいそこそこの才能の持ち主ながら親の意向であきらめているという背景が明らかになり、最後には感化されて熱くなりかけていたものの決定的な見せ場としては描かれず。
4話
冒頭から生徒会室をペンキイタズラしまくるアホチナ女子勢。生徒会新聞で逆襲だ!と盛り上がる生徒会御一行だったが、なんとツバメに確認も取らずに匿名で投書されたアホチナの1人エミリー(吉倉あおい)と壷井(金子ノブアキ)の熱愛スクープを週刊誌風に報じていた。さらに逃亡を図る坪井を許すかとばかりに署名運動まで開始し、アホチナ以上にアホな一般生徒も便乗。アホチナ勢はあっさりエミリーを見捨てるし、なんなんだこいつら…。ツバメはエミリーに同情。最終的に大人たちへ泥団子をぶつけながら熱弁をふるい、強引に改心させる…が、エミリーは掌を返したアホチナに戻ってしまった、というオチに。そういえば前回のタクトも普通に戻ってるし、壺井だけ180度態度を改めたけど、肝心の生徒たちは流されやすいと思いきや肝心なところで流れなかったり面倒な連中だな…。
5話
クラスで文化祭実行委員になり、シチュー屋をやることになったツバメのクラス。生徒会全員同じクラスではないので、3話の部活回のメンバーを加えていつもと同じくらいの味方勢だったが、意志のないクラス連中は準備していた釜が崩壊しているだけでやる気を無くしてアホチナ8のみもりんこと美森(杉咲花)の先導でボイコットしてしまう。やる気の無くし方が雑すぎるという超展開に。さらに油森が襲撃されたので安全のためツバメ1人になってしまう始末。しかし先導していたアホチナ8の美森は実は中学時代はいじめられっ子でアホチナ8でもパシリ扱いだったことが判明。アホチナ8の皆さん、エミリーは速攻ハブるし、美森はパシリ扱いだし、実は南(石橋杏奈)と夏樹(間宮祥太朗)だけ孤立させればチョロイんじゃ…。結束無さすぎっつーかなんつーか。美森は油森襲撃も少ない人脈を駆使して無理やり脅しを頼んだらやりすぎてしまい後悔するほどの小心者だった。
ツバメの大演説によりなんとクラス全員だけでなく、美森まで改心。エミリーやタクトでさえ迷いつつもとりあえずアホチナ8でつるんだままだというのに、美森は堂々プラチナ8を脱退。唯一高校生っぽい外見の美森がいなくなってしまったらアホチナの皆さんが大学生以上のサークル集団にしか見えなくなってしまうじゃないか。特に女王の南なんかダブりまくっているようにしか見えない。良くも悪くもこの人の小馬鹿にしたような軽いノリが無くなるとただ不機嫌でキレまくっているだけの集団になってしまう。公式紹介の「実質的に一番ワル」とかいう設定はどっかへ飛んで行ってしまったらしい。つーかアホチナの人たち随分設定変わってないか。
6話
残るアホチナの特権を奪い返すためにスクールバスや娯楽室などを排除したツナメら御一行。しかし頼んでないのに察知した親がしゃしゃり出てきて特別採用枠廃止の圧力をかけてきてしまう。アホチナ、普通、特別採用枠の3種がありながら実質はアホチナ8人だけが特権扱いで普通と特別採用枠の区切りがよく分からなかったが、採用枠廃止の時にバックにいた一塊のモブたちが採用枠なのか。親の権力を使う事に嫌気が差していたアホチナ代表の夏樹の孤独を理解し、アホチナPTAの前で大演説したことで夏樹が親たちに出ていけと言い切るばかりか、土下座をさせたツバメたちに申し訳なかったと土下座返し。何故かタクト、エミリー、そしてみもりん以外の残り2人もセットで土下座。これによりアホチナ瓦解。友好関係を築いた夏樹とツバメだったが、序盤以降全く登場していなかった南だけが女王として最後の1人に。
7話
スピーチライターがいたことがバラされ、全員が寝返ってしまった。実際はスピーチライターというかシナリオライターであり、ほとんどの演説はツバメ自身の考案した言葉だったはずだが、反論しないのですっかり某河内氏みたいな扱いに。タクト、エミリーといったアホチナで敵対していながらドサクサに紛れるまでアホチナ側についていて沈黙を保っていた2人は率先して裏切られたなどと声高に叫ぶ始末。むしろ他の生徒たちにしてみれば「え?お前ら会長の演説後も敵対してたくせにひそかに心動かされてたの?」となりそうなものだが、みんなショックがでかいのかそんなヤボな事を突っ込む余裕も無く揃いも揃って裏切ったとして追放するかの勢い。先週和解したばかりの夏樹と先に仲良くなっていたみもりんが2人そろって真意を確認しに来て、「気持ちに嘘は無い」と聞いて味方になってくれたのはナイス。生徒会の油森、玉子は説明も聞かずに無条件で信頼してくれたというのに生徒会の他のメンツは糾弾サイドに。
南と彗が繋がっているかのようで一時は完全な敵対モードになったが、実はすべて彗の策略で、ツバメに生徒全員を味方にさせた後にどうしたいのかを明確にさせること、南瓦解をセットで済まさせるためのものだった。彗は自ら演説の場に立ち、右から左へ流れるその他大勢に説教、引き継いだツバメの演説で南を氷解させ、生徒は今度こそ一致団結するのだった。この際に彗がかつての生徒会長であり、本名は伊勢崎トオルと判明。
8話
生徒の一致団結に対して教頭は校則を持ち出して厳しい管理体制を引く。元プラチナの親たちも反旗を翻した子供たちの味方をするわけもなく、信頼できそうな教頭に管理を一任したらしい。さっそく持ち物検査が行われるが何故か夏樹がロンゲを切り落とすことを命じられるという超展開に。結局持ち物検査鉄板の没収ネタを一切やらずに犠牲になったのは夏樹の後ろ髪だけって…必要あったのかこの展開。やりたいことをやろう!と生徒一同が盛り上がる中で元アホチナの一員にして全く目立った出番が無く、7話の土下座セットスリーのうちの1人だった陸(成田凌)が書いた小説が入選したという話に。そういえば土下座前に「弁護士じゃなくて小説家になりたい」とか告白していた。盛り上がる一行だったが、教頭はこれは審査員を校長がやっているから学校の宣伝のために行った校長の工作によるインチキだと本当なのか嘘なのか分からない事を吹き込んで夢をあきらめろと強要。絶望した陸は荒れに荒れて、原稿を燃やしてしまうがボヤ騒動になり謹慎停学に…。メンタル弱すぎ。
あまりに酷い!と怒ったツバメたちは彗が提示した謎のタイツ姿の教頭の過去の写真を見て教頭の過去を調べる事に。彗のことを探偵雇って調べていた南が活躍するのかと思いきや、現在の学校に来るまでに10年近いブランクがあるという経歴しか調べられず、よりによって教頭の息のかかった体育教師や保険教師に聞き込みをする、ツバメは自ら過去の勤務先に向かうなどかなりの人力捜査に。しかも体育教師も保険教師も夢破れた過去があるので、教頭の夢捨てろ理論賛成派であり、調査途中で教頭にバレてしまった。
教頭はかつて熱い教師だったが、熱くなりすぎた生徒たちは教頭以外の教師たちの締め付けに耐えかねて自由を求めて暴走の末に放火事件を起こし、責任を全て教頭に押し付け教頭はクビになったという。裏切られた教頭は生徒を信用しなくなったというが…。その後の調査で生徒たちは教頭の教えを守り、今も信頼して夢を持ってちゃんと生きていた。当時裏切ったのは周囲に強要されたからで教頭が去った後も嘆願書を作るなど活動していたそうだがあきらめたとかなんとか。そこあきらめるのはいいとして教頭を無理やり探してでも伝えて謝らなきゃいけないところだったんじゃ…。放火まで起こしておいて誰1人教頭に会って謝ろうとせず今は感謝して教え守ってますとかさすがに都合よすぎるだろそいつら。
というのは置いておいて、演説など響かんとか豪語していた教頭もこの過去の一件を知らされ、さらに夢をあきらめたことではなく、その過程で得たものの話を教えてほしい!と訴えたことで、陸共々氷解。
ラスボスかと思われた教頭一派とも和解し、校長は最初からツバメに期待していたのでもう敵はいない…と思いきや、現場に来ていた彗の帰り際を見かけた教頭は「彼は校長の犠牲になった被害者だ」とコメント。
9話
かつて生徒会長だった彗こと伊勢崎透だったが当時のプラチナ連中にイジメ胴上げされて落とされて半身不随となり、学校を守るために校長はそれを隠ぺいしていた。あきらめたフリをして逆にツバメをたぎらせた彗。全校生徒が退学届を叩き付けながら糾弾し、謝罪を引き出したもののあからさまな棒読み。いずれにせよ隠ぺいは告白したので彗はそれをマスコミに公開するのだった。
最終話
校長は速攻で身売りして学校が消滅の危機に。悪びれない校長に対して彗は自殺して道連れにしようと考えるが、ツバメら全校生徒は立てこもり、さらに最後の演説で彗の心と校長の心を動かして廃校を阻止。彗は高校2年生としてツバメの後輩となり復学し、校長は金時にすべてを任せて退くのだった。8話辺りからツバメ以外が背景その他大勢になってきて9、10話は完全にその他大勢。ツバメと彗の関係性を掘り下げて、演説の後にキスまでさせたのはラブコメ的には行くところまで行った感はあり、2人の関係性は大団円。ここだけに焦点を絞った感じ。
このために生徒全員がその他大勢になって校長のキャラさえストーリーのオマケのように付随する形になってしまったのは残念だった。校長が実は後悔も反省も背負って理想を実現しようとしているのはかなり前から匂わせていて、彗のことも留年扱いにしていつでも戻れるようにして生活資金も提供していたにも関わらず、肝心の本人には何ら接触を図っていなかった上に、ようやく接触できたのに謝罪の1つも言えずにようやく言ったと思ったら超棒読み(9話)とかどんだけ不器用な人なんだ。
でもまあ何もかも中途半端で彗が改心して廃校免れただけで終わるよりも後輩になった彗とツバメはいちゃつきながら終わるラストシーンにして2人の関係性だけハッピーエンドで締めたのは良かった。
3月14日(土)
aobozu TOUR 2015 〜時計仕掛けのミシン〜渋谷公会堂
3月13日、藍坊主のツアー最終公演、渋谷公会堂へ行ってきた。1度は先輩DEENの前日にセットをそのまま使用する形で日本武道館も経験(2011年)している彼らだが、通常はホールではなくライブハウスツアーであり、今回もツアー全編がライブハウスだったが最終公演のみ渋谷公会堂とホール公演になっていた。CCレモンホールに5年ほど改名していた時代の07年7月以来のこの会場だという。その模様はアルバム『フォレストーン』初回盤DVDにて初のライブ映像として6曲ほどが映像として残っている。
渋谷公会堂といえばバンドマンにとっては武道館とか掲げる前に目指す1つの聖地であったが、CCレモンホールなんて名前にされてしまったので複雑な思いを抱いたミュージシャンは多いと聞くが、やはり彼らも「渋谷公会堂」とようやく言えてうれしかった模様。
藍坊主のライブは2012年7月のDiver City以来。あの時は2階席が椅子席ということでチケットを確保したがそれ以降はライブハウスばかりでどうにもならず、今回久々のホールということだったんだけどどうにも今回のアルバム『ココーノ』がしっくり来なかったのでギリギリまで迷っていた。ただ今回を逃すと次いつ椅子のある会場でライブが行われるか、もしかしたらもう無いかもしれないのとライブで聞けば『ココーノ』の印象も変わるかもしれないと思い、10日ほど前にチケットを確保。
結果、2階席の両サイドの飛び出ている席という珍しい位置に。2階席は半分以上が抜け殻状態であり、とりあえず2回中央付近前列だけをなんとか隙間なく埋めつつ、両サイド飛び出し部分はスカスカながら見栄えが悪くならない程度に飛び飛びで埋めていったという感じ。チケットを確保したのが日数的にほぼラスト付近だったためか、俺より後ろのサイドにはもう人がいなかった。
なので、両サイドは2〜4席ずつくらいのブロックなんだけど1人で来ている人はほぼ座席を数席占領できるような状態。ノリもまったりしたもので、2階の中央付近は盛り上がっていたようだが、こちらの空間は1人だけ1階席のようなテンションで終始盛り上がっている人がいたが、静かなもの。OKI-ZIZOを自覚する俺でもそれなりに揺れたり、時々手振りを合わせたりはするんだけど、微動だにしない文字通りの地蔵さんもけっこういらっしゃった。
OP.ツアーのドキュメント映像
1.ネガティブフィードバック
薄い幕がかかった状態でスタート。いつ外れるのかと思ったら幕かかったままで1曲終了。2.ラブミーテンダー
ここで幕が外れる。3.スプーン
今回数少ない昔の曲。2ndシングル。4.チョコレート
5.オーケストラ
アルバム曲ではないが配信シングル「向日葵」C/Wであり、実質同時期の発表楽曲。6.春の覚書
7.賢者の忘れ物
8.エチカ
9.鬼灯10.夏の銀景
hozzy制作のPV映像をバックの壁に投影しながらの披露。11.オレンジテトラポット
凄い久々にやったと言っていたのでツアーでは披露していなかったと思われる本日だけの楽曲。ただ過去のセットリストを調べると去年の12月にやったっぽいんだけど…。5thアルバム『ミズカネ』収録曲。12.靄がかかる街
13.あなたと空と星と夜明け
14.星霜、誘う15.ワンダーランドのワンダーソング
13thシングル「生命のシンバル」C/W。16.冒険風
インディーズ1stシングル「雫」C/W。本日ダントツ最古の楽曲。17.宇宙が広がるスピードで
前作に当たる2ndミニアルバム『S/Normally』収録曲。18.バタフライ
こちらは映像化はされていないギター田中が作成したイメージ映像を投影しながらの披露。
アンコール
拍手のリズムも流れに沿ってコロコロ変わる中で恒例と思われる「藍坊主」コールでまとまるかと思いきや後列方面から「オーケストラ」のサビコーラスの「君はサラ〜ン」を合唱する流れが広がりかける…が、1階席の前列大半がこれを無視したため合唱消失。このバラバラなアンコール具合はメンバーにも届いたらしく、早速ギター田中のMCでネタにされる。
19.沈黙
9thシングル「名前の無い色」C/W。ライブ前のツイキャスで急遽募集した渋谷公会堂で聞きたい曲リクエストの結果を反映したもの、とされているが、「最終的に自分たちで選んだ」との発言から厳密に集計しての最多リクエスト曲というわけではないようだ。20.向日葵
21.ホタル
14thシングル。この後、激しいWアンコールが起こるものの、「本日の公演は全て終了しました」アナウンスが流れる。それでもアンコールは止まらず、間髪を入れずに「本日の公演は全て終了しました」アナウンスをもう1度流し、係員が大挙して出てきて「終了です」と叫び始めたので、一気にあきらめて帰宅の流れに。
聞きたい曲募集とか久々の渋谷公会堂だというのでもう少しスペシャル感があるのかと思ったけど「スタンドバイミー」→「スプーン」になったのと「クラゲ」→「オレンジテトラポット」に変わったのと「沈黙」がアンコールに加わった程度でツアー本編とほぼ同じセットリストだったようだ。
基本的に『ココーノ』(と同時期の配信C/W「オーケストラ」)から全曲披露+それ以外6曲。このそれ以外6曲のうちシングル曲は「スプーン」と「ホタル」の2曲だけ。シングル自体がアルバムにも「星霜、誘う」と配信の「向日葵」しかないので、過去の知名度の高い曲はほぼ皆無のセットリストということになる。
定番曲というものがどれくらいあるのかは知らないけど、この感じだと定番曲自体がほぼ皆無。「伝言」辺りは披露頻度が高い曲だと認識していたがこれも無し。2012年のライブもフルアルバムとしては前作に当たる『ノクティルカ』から全曲披露されたライブだったが、それ以外の選曲はベスト盤収録されたようなアルバム曲やシングル曲がほとんどだったので、今回さらっと聞いただけのリスナーじゃ知らない曲だらけという勢い。こんなに定番曲皆無なライブなんてここ最近見た記憶がない。
新作ツアーでも新作やらないかメドレー送りにして定番曲を優先しまくるDEEN先輩を反面教師にしているわけじゃないだろうけどなにもかも真逆すぎるぜライブ自体の感想としては改めて『ココーノ』いい曲多いなと思ったんだけど、どうも過去の感動してきた数々の楽曲を越えるとか並ぶとか史上最高という感じにはやはりならなかった。それでも「バタフライ」だけは藍坊主にハマった時とほぼ同レベルの強い感動を受ける楽曲だと思った。OVER 30's WORLDになって「ホタル」が改めて聞けてのラストも感動的だったが、『ココーノ』以外の選曲は個人的にちょっとマイナーすぎたというか、正直そんな意識したり好んで繰り返し聞いていた楽曲ではなかったのでもう少し違う曲が聞きたかった感はある。
あとボーカルhozzyの喉の調子は日によって調子に差があるそうだが、感想を検索してみたところ今回のはかなり声が出ていて調子が良かったという評価が一般的らしい。ただ個人的には2012年に比べると正直しょっぱなから「声が違う!?」と思ったし、特に高音部分は無理やり絞り出しているんだけどそれでもCDに比べると圧倒的に線が細くて風邪声みたいな本当にギリギリのような感じ。一部完全に出し切れずに音外れてたように聞こえたし、いつ出なくなってもおかしくないんじゃないかという感じでハラハラしていたがそれでも何とか最後まで出し切った。
ツアー最終公演なのに初日公演には「伝言」で行われたとされるWアンコールが無かったのは残念だったけど、もうアンコールの時点であれ以上歌えなそうな感じだったので限界だったのかどうなのか。あれだけWアンコールが止まなかったのってやっぱ「伝言」でWアンコール来ると思ってたファンが多かったからだろうけどこれで終わるのは惜しいとか序盤のMCで言っていた最終公演らしい最終公演の割にはちょっとあっさり終わってしまった。
やはり藍坊主はライブハウスがホームなのかなとも思った。過去に映像化されている渋谷公会堂、日比谷野外音楽堂、日本武道館といった大会場はサマになっていたけど、今回はステージの大きさを持て余すように楽器配置が中央寄りで、左右前がややスペース持て余し感があったし、マイクがワイヤレスではないのでもう少し動きたそうだったhozzyもケーブルのからまりを意識していた感じだし、ケーブル担当のスタッフはちょくちょく飛び出してきて調整してるしでやり辛そうだった。日比谷、日本武道館、そして2012年のDiver Cityでも呼んでいたストリングスお姉さんズもそういえば今回はいなかったな。
あと、久々にライブDVDを作るとも言っていた。しかし上から見えたカメラはステージ前のカメラマン2名程度で、持っていたのは片手で持てるどころかホームビデオみたいなコンパクトなサイズのカメラのみ。映像収録用だともっとごついカメラがいるものだと思ったが、カメラも進化しているのだろうか。しかし事務所先輩のDEENも映像収録となるTHE 業務用みたいなカメラだし、その他のライブでもバンドの資料用ならともかく映像作品化前提であんな小さなカメラっていうのはあったかな…。最初の場内アナウンスで「収録が入る」とは言っていたものの、カメラがそんな感じだったので、せいぜい次回作の特典映像で数曲抜粋レベルだと思ったんだけど、メンバーMCの感じだとフル映像作品として出すかのような口ぶりだったしなぁ…。謎だ。
3月12日(木)
ミスチルのアルバムがややこしい
http://www.toysfactory.co.jp/artist/mrchildren/reflection/
23曲できちゃって1枚にするためにUSBで発売。簡単にまとめると、CDでは9曲減ったものしか発売されない。9曲がCD化されない、ということになる。
USBにはハイレゾ音源(WAV)とmp3(192kbps)の2種類が収録される。CDも付属するが9曲減ったやつしか付属しない。
mp3の音質はCDより劣る。ハイレゾ音源は逆にCDより情報量が多いとされる。選択肢はCDより下か上かだけということになる。
現状多くのリスナーがデジタルプレイヤーを使っていてCDでしか音楽を聞かないというリスナーは絶滅寸前なのではないかと思われる。なのでとりあえずmp3をポンと移動させればウォークマンでは聞くことが可能。CDリッピングするより恐らくスピーディーにウォークマンへ入れることができるので便利といえば便利なのかもしれない。
しかしなんだか最近頻繁に飛び交っているのでこの機会に「ハイレゾ」についてよく分からないので検索しようものなら山のように情報が出てきて最早何が何だか分からなくなるだろう。
俺の場合、昨年デジタルウォークマンを購入する時に下した結論は結局「別にハイレゾじゃなくていいんじゃね?」であり、ハイレゾ非対応のSシリーズにしてしまった。再生機器よりも最後の音の出口を重視してイヤホンだけビクターのけっこうするやつFX850にしたのでSシリーズでFX850はバランス悪すぎるのではないか?という疑問もあるが、付属イヤホンとFX850の音の違いの方があからさまに明白なので満足度は高い。容量では大差があるFLAC(非ハイレゾ)とMP3(320kbps)の違いはさっぱり分からないけどな…。
そこらへんのライブですぐ耳鳴りに追いやられるし、この程度の耳なのでハイレゾ音源を聞いたところで恐らく分からないだろう。スペック的に同じとされるDVD-AUDIOの『ハートビート』だってCDの『ハートビート』と違いがよく分からなかった。槇原の『太陽』や『Home Sweet Home』のDVD-AUDIOはそもそもCDとミックスを変えてしまっているので比較しようがない。
つーかここ10年位ずっと圧縮合戦で、みんなこぞって圧縮音源を何百、何千とプレイヤーにぶち込んで聞いていたような印象がある。それは実際そこまで音質を求めてない事の表れであり、音質より利便性、いかに持ち歩けるかという需要を表面化させた現象だと思っていた。元々アラサー以上の世代はカセットテープやMDでも不自由なく楽しんでいた時代を経ているのだから当たり前の話だ。
CD音質のWAV保存よりもさらに容量バカでかいのでそこそこの曲数をハイレゾで取りそろえるなら100GB越え+外付けが必須。ソニーウォークマンの場合は現行のAシリーズ、ZXシリーズという上級機種じゃないとハイレゾ対応してない。その上、ウォークマン付属のイヤホンではハイレゾ音源を再生できてもハイレゾ品質では聞こえないなどと吹聴されており、ハイレゾ環境を整えようと素直にソニーに従うと環境整えるだけで再生機+高級イヤホンのコンボとなり諭吉が最低でも5〜10人以上必要。
ライブには来るほど熱心なファンでもCDにすら金を払わず動画サイトで済ませるこんな時代に、ハイレゾハイレゾって一般レベルで浸透させようという勢いで突然言い始めたこの流れこそどうなっているんだという感じ。一部のリッチなオーディオマニアしか使ってないような気がするんだけど、SACDやDVD-AUDIOが全く普及しなかった反省があるのか、明らかにあの時よりも一般リスナーに向けてまでハイレゾハイレゾアピールが凄くなってきている。時代はハイレゾですよ?時代遅れになりたいんですか?的なアピール。
とりあえずiTunesやMedia Go使ってるけど、自分がどういう設定で音源を取り込んでいるかはよく分かっていない、設定せずに最初のまま、もしくは曲数目当てで初期設定より下げた→ちょっと音質にこだわるようになり、128か192kbpsをボーダーラインに戻した、なんていう経緯をたどっている10代20代の方が多いんじゃないかと思うんだけどどうなんだろう。少なくとも掲示板やZenryakuで意見を募ったときは再生環境に対してこだわりはほぼ無いリスナーが多かったように記憶しているが…。
そんな状況下でミスチルクラスがこんな発売の仕方をすれば、多くのファンにとっては何が何だかよく分からずパニックになるのは必至。
ハイレゾ環境を整えようと調べてみてあまりの金額にフリーズとか、
そもそもUSBに音楽が入っているって何?というところからだったり、
自分の音楽環境にUSBというものが対応しているのかもよく分からないとか、
とりあえずハイレゾ音源をウォークマン/スマホに移動させたらウォークマン/スマホが容量オーバーになった、
ハイレゾ音いいぜ!とか言ってたら実は再生できててもスピーカー/イヤホンからはハイレゾ相当の音が出てなかった、
MP3(192kbps)を再生しながら「ハイレゾ最高!」とか言っちゃう、
とか細かいトラブル・疑問・混乱・焦燥・怒り・祈り・涙の軌道が大量発生するんじゃないかと思う。ファンというのは再生環境が無くても最上位版を購入する習性があるし、今回はここでしか聞けない音源やライナーノーツ等の初回グッズ特典が入る以上は、よくあるアナログ盤も別発売みたいなオーディオマニア向け仕様としての発売でもないからな…。
実際Twitterなどで「ハイレゾ」「ミスチル」「再生」「iPhone」辺りで検索するとパニックになっている一般リスナーを確認できる。よく分からない都心伝説のような情報が流れるのも時間の問題という感じ。
ミスチルってもうすっかりセレブ化して庶民感覚失っているよなぁ…とはここ10年くらい思ってたけど、今回の発売形態もそれが大きく出た感じ。きっとバンドの周囲の人々はみんなハイレゾ対応機で諭吉数人以上のイヤホンやヘッドフォンで音楽を聞くのが当たり前なんだろうな。まあメーカーにしてみればハイレゾ対応機とハイレゾ対応イヤホンが山のように売れるかもしれないからウハウハか。
3月9日(月)
ねごと、マイブレイク
一応デビューの頃から全作聞いてはいて、個性的で面白いなとは思いつつ、年末の日記を振り返ってみると2ndアルバムが候補枠に入っていたくらいでそこまで…というポジションだったねごと。
しかし、今回ライブ映像もつくというので何気なく買ってみたらキタコレマイブレイク。ガールズバンドという枠組みで見ていたけど、本人たち最初からあまりそんな意識ないみたいだし、圧倒的に4人の出す音が個性的で面白い。ライブ映像見たら激しくしかし楽しそうに演奏するメンバーを見てまた愛着が沸いてきた。ボーカル以外はとりあえず「全員綺麗な姉ちゃん」くらいの印象しか無かったんだけど、ドラムとギターの2人が長身の中で、1人だけ恐らく150cm無いであろうピョコピョコ動き回るベースの子が特にいい。ギタリストより動き回るベーシストといえばスピッツやLUNKHEADが俺の中で代表的だけど新たにねごとが加わった。
面白くなってきそうだったステレオポニーはうまくいかずに解散しちゃったし、SCANDALはどうもハマりきれないままだし(聞けばいいとは思うんだけど継続的に続かない)、ZONEの解散からはこの4月で10年だし
(再結成なんて無かった2011年には何も無かった何も無か)、赤い公園とかはそのうち聞いてみたいと思いつつ、どうも女性バンドでコレ!というのが見いだせないままだったけど、既に見つけていたんだな…。気づいてなかっただけだった。ねごと、お前がNo.1だ(ベジータ風)。
3月6日(金)
コーヒーが飲めるようになった話
前回さらっと書いたけど、20代最後の1年でコーヒーが飲めるようになった。
酒が飲めない!という話は定期的に旧日記コーナーでも出てきているが、基本的にジュースかスポーツドリンク時々お茶という感じで、コーヒー牛乳は好きだったが、コーヒーとなると苦いだけでどこがおいしいのか分からなかった。学生時代に何度か飲む機会はあったが、砂糖入れても苦いままだし、気分は悪くなるしで、苦手意識を持ったままここまで来てしまった。
しかしちょうど1年くらい前の春、床屋の人が「最近コンビニのコーヒーにハマっている」と力説。そういえばここ数年でどこのコンビニ行ってもコーヒーのコーナーがあるなぁと思いつつスルー。音楽を聞き始めるタイミングもそうだが、大概勧められた際、記憶には残しているがすぐには取り入れず、しばらくしてから「そういえば言ってたなぁ」と何かのタイミングでカチッとハマって実行する、という俺特有の行動パターンが発揮され、夏頃になってFINAL 20's SUMEERだ!という事でチャレンジしてみることに。
慣れればなんてことはないが、慣れないとあの謎の機械を前に少々動揺が漂いやっぱ止めようかと躊躇してしまいがちだが、そこはFINAL 20's SUMEERだ!という事でレッツトライ。当時は夏だったのといきなりコーヒーは無理そうだから確かアイスカフェラテから攻めてみようと考え、ファミマでトライしたと思う。しばらくカフェラテで慣らし、その後は100円コーヒー制覇へと乗り出す。
そして秋が来るころにはセブン、ファミマ、ローソン、サークルKサンクス、デイリーヤマザキ、セーブオン(関東ローカル)、スリーエフ(関東ローカル)ととりあえず埼玉県内にありそうな主要コンビニとマクドナルドの100円コーヒーを制覇。この頃にはアイスからホットに乗り換えた。ホット乗り換え直後は、アイスはいいけどホットはイマイチだな…と一時ジュース時々お茶に戻りかけたが、これまたそのうち慣れてしまいホットも制覇。何故かミニストップだけ制覇していなかったが、これも年末に制覇。
結果、セブンイレブンのが1番スタンダードだという結論に。なお年末に床屋の人に感謝を告げたら、床屋の人はあの頃よりさらにハマっていたらしく、各コンビニのコーヒーの違いについて熱弁。
というわけでOVER 30's WORLDを迎える頃にはすっかり、飲み物の選択肢トップはコーヒーに。「立ち寄れる飲食店」ラインナップに喫茶店が新たに加わった。10代半ばくらいの頃になんとなく憧れた大人予想図の1つである「喫茶店でコーヒーをたしなむ」という行動、20歳になってもさっぱりその時が来る気配がなく、忘れかけていたが20代最後に辿り着けたわけである。
という、なんだか10代のうちに通り過ぎるようなコーヒー関連の展開を20代最後の半年程度で駆け足に通り過ぎたのであった。
なおコーヒーがおいしくなったということは、ビールもおいしくなったのではないか?という素朴な疑問が生じ、トライしてみたがまずいものはまずいままであった。「喫茶店でコーヒー」と並ぶあの頃思い描いた大人予想図の双璧「行きつけのバーでお酒をたしなむ」は達成される気配が全くない。30代の間にビールはおいしくなるのだろうか。
3月1日(日)
OVER 30's WORLD
OVER 30's WORLD!!!
元々はTOKIOが15周年だった09年。15周年なのにシングルが1枚しか出ず、15周年も掲げずに長瀬が30歳を迎えて全員が30代になった(長瀬と城島が8歳離れており、2年経つと城島が40歳になってしまう事からTOKIOが"全員○0代"を掲げられる期間は短い)ことから掲げられたツアータイトルだが気に入ったのでここ数年多用していた。
20代で酒は飲めるようにならずまずいものはまずいままだったが、昨年夏頃よりコーヒーが飲めるようになり、少し大人になって30代に突入した。
正直1年もFINAL 20'sだの間もなくOVER 30's WORLDだの書き続けていたので、すでに31歳になるような心境だ。
このコーナー、元々は本当に日記みたいなコーナーだったんだけど、おおよそ07〜09年頃からプライベートな話題をネタに変換して日記化するというのが難しくなってきて実質的に完全に日記では無くなっていた。OVER 30's WORLDという絶好の機会なので"雑記"コーナーとしてリニューアルする運びとなった。タイトルが変わっただけでフォーマットには何の変更も無い。
あと「評価」から「おススメ度」に変えて随分経つけど、これもどうにも違う気がしたのでもっと個人的な言葉を探した結果「印象度」に変更した。文字置換ソフトで一括変換したので「おススメ度」じゃない一部の感想はそのままになっていると思うけど発見次第順次変更する予定。
まあ30代最初の夜明けだというのにどんよりした曇り空に冷たい雨が降り始めた。なんかもう少し晴れやかな感じで迎えたかったんだけどこればかりは仕方ない。しかしいっそ雪景色とかならまだしも冷たい雨って。
シングル
3/4
奇跡/コブクロ
配信とかでは出ていたけど久々のシングル。Mステで見た感じ、曲調に反して相変わらず安定のストリングス隊が無駄に揃っておられたが…。
Green Flash/AKB48
今回TypeがA,B,C,DでもA,K,B,4でもなく、A,S,N,Hとなり、既に完了している事実上のJPN48化がより決定的なものとなり完全に戻れないものとなったかのよう。昨年の所属グループ表記廃止、アルバムでのメンバー表記廃止に続いて単独の存在「AKB48」は形骸化していることをじわじわ示してきていつの間にか当たり前にしてしまうって常套手段だけどどうもなぁ…。
3/8
やっちゃった!!/舞祭組
正直もう飽きているけど中居音楽ファンとしてチェックしないわけにはいかない。
3/11
Stay with me/東京女子流
例によってMVは後でアルバムに入ると思うのでType-Bを選択予定。ベストが2ヶ月延期になったのでシングルだけの発売に。ベスト含めて全種揃えたら何万円になるんだっていう話だし、賢明な判断かと。
3/18
Easter/ASIAN KUNG-FU GENERATION
久々の新曲なので期待。
3/31
アルバム
3/4
VISION/ねごと
初回盤のライブ映像見たさに初の購入予定。
3/18
The Sound Sounds./TWEEDEES
配信シングルが良かったので3月最も期待値が高い。
Harukarisk*Land/戸松遥
これはポップ部門としてけっこう期待している。
BEGINシングル大全集 25周年記念盤/BEGIN
15周年の時に2枚組で出して、20周年の時に6曲追加収録して3枚組にして出したのをさらに2曲追加収録してリリースするという追加型省エネアップグレードベスト商法。15周年で28曲あったのにそこから10年でシングル8曲しか増えなかったっていう。2曲のためにまたレンタルし直すかは…100円レンタルの日とか枚数合わせのタイミングかな…。
3/25
3/31
葡萄/サザンオールスターズ
グッズとかいらないので初回盤Bの予定。
Blu-ray
3/18
THE BOOM FINAL/THE BOOM
昨年12月の解散ライブ含めた直近のライブ映像を含めた最後にして恐怖の2万円BOX(一般発売は初回盤で1万円)。上記の一般発売されるやつはBlu-ray初回盤で3枚、通常盤で2枚なんだけど、2万円する予約限定盤は価格2倍で5枚組。FC会員だとさらにもう1枚付属する仕様。最後だからパーッと行くぜ(ヤケクソ)。