2016年12月の雑記〜年の瀬〜

16年12月

12月31日(土)

さようなら2016年ありがとうSMAP

ノロわれたせいで12月はだいぶ乱調だったが、なんとか31日到達。例年通り2016年作品の感想もあらかた更新して(あきらめて早い段階でレンタル放棄して手持ちの作品にだけ集中したので年明けじわじわ増える予定だけど)終えることができた。

個人的には停滞感のあったここ数年から1つ上に抜けられた1年にはなったがまだまだなすべきことは多い。開拓精神を忘れずにいきたいところだ。

12月31日は当初発表されたSMAPの最終日だが、結局この日付事務所が勝手に残務処理用に設定した日付というだけで、紅白に出ないのも予定調和、まあ出るなら出れば的な感じではあったと思うけど。

解散発表の前後から過去曲回顧をリニューアルしたりはしていたが、解散について特に触れていなかったのでSMAP解散について何か触れないのか?という声も実はちょっともらったりしたんだけど、本当の敵も理由も何もメンバーから語られていない以上、本当に残念な事になってしまったとしか言いようがなく、特に語る事が無い。強いて言うのであればメリー…ではなく、メリーへのインタビューの場で派閥について聞いたセンテンス・スプリング誌が導火線に火をつけた張本人でありこれが一連の出来事のきっかけなんじゃね?とは思ったけど。

2016年を『SMAP 25 YEARS』の感想で締めるのはだいぶ前に決めていた。これ昨日のアルバム部門に入れてないけど今年で終わらせないために来年の方に入れる予定。

そんなわけで2016年とSMAPが終わる。なかなか忘れられない1年になりそうだ。


12月30日(金)

勝手に2016音楽大賞

楽曲は2016年1〜12月のシングル感想及び2016年のアルバムリスト掲載全楽曲(過去曲除く)から選曲。

アルバムは2015年間に合わなかった作品及び2016年のアルバムリスト掲載作品から選出。ただしまだ聞いていない大黒摩季ベストは対象外。

楽曲部門

1位 恋/星野源
ダンス抜きでキャッチ―なメロディー、作りこまれた豪華なアレンジはまさにヒット曲の風格。

2位 スターダスト/イトヲカシ
1番難しいド直球で突き抜けた勢いの王道J-POP。

3位 帰り道/anderlust
ポップス職人小林武史が奇跡の生還を果たしたかのようなポップスの名曲。

4位 明日は君と。/麻倉もも
煌めきポップの最高峰。ていうか激押ししていた人より順位が上になってんですけど!

5位 12月のひまわり/Aqua Timez
大人になったバンドの視点がしっくりきた。

6位 アシンメトリ/ねごと
ベースゆうがシンセベースになろうと、ドラムさやこが打ち込み多用になろうとこの曲に関しては再デビュー作のような新鮮さがあった。

7位 日日是好日/藤巻亮太
開放感全開。

8位 僕たちの未来/家入レオ
最高傑作。同世代だったらもっと響いたと思う。

9位 fragile/TOKIO
アルバムはまだかぁぁぁぁぁぁぁ…。

10位 innocent promise/TRUSTRICK
活動休止という名の事実上終了になってしまい、さらに振り返ってみれば奇跡の名曲だったな…。

11位 記憶の影/DEEN
12位 再燃SHOW/さかいゆう
13位 君はメロディー/AKB48
14位 Teenage Last/GOING UNDER GROUND
15位 the band/GOING UNDER GROUND
16位 残火/松任谷由実
17位 裸足でSummer/乃木坂46
18位 大嫌いなはずだった。/HoneyWorks meets さゆりんご軍団+真夏さんリスペクト軍団 from 乃木坂46
19位 きっかけ/乃木坂46
20位 サヨナラの意味/乃木坂46

以下候補曲一覧(順番適当というか途中からほぼリリース順(シングル→アルバム曲)、そもそも11位〜20位も割と適当、もっと言うと7〜10位辺りもいつ入れ替わってもおかしくない)

二人セゾン/欅坂46
サイレントマジョリティー/欅坂46
RIDE ON SUMMER/TUBE
Hero/安室奈美恵
みなと/スピッツ
ハルジオンが咲く頃/乃木坂46
世界には愛しかない/欅坂46
愛! wanna be with you.../TOKIO
シークレットグラフィティー/乃木坂46
KARATE/BABYMETAL
泡沫サタデーナイト!/モーニング娘。'16
遙かなるブータン/乃木坂46
ユキシズク/LUNKHEAD
Hello To The World/家入レオ
シンデレラ☆シンフォニー/戸松遥
Beautiful World/V6
まいにち。/Every Little Thing
大好き/大原櫻子
こだま、ことだま。/Bank Band
Million Clouds/坂本真綾
光の破片/高橋優
walk on Believer♪/豊崎愛生
ソラシド〜ねえねえ〜/Buono!
CHEER UP! THE SUMMER/山下達郎
砂の塔/THE YELLOW MONKEY
遊びにいこう!/KYADEEN
全力少年 produced by 奥田民生/スキマスイッチ
Delicious/MONKEY MAJIK
ひとりじゃない〜SKA Style〜/DEEN
魂、それはあいつからの贈り物/森山直太朗
Selfish/前田敦子
醒めない/スピッツ
ロマンスの神様 2016/広瀬香美
LiAR/ポルノグラフィティ
君への手紙/桑田佳祐
花束を君に/宇多田ヒカル

・去年に比べると楽曲単位では実に充実。しかもお決まりのメンツではなく比較的新顔が並ぶ新鮮なラインナップになった。46系は割とどれもいいなって感じになっているうちにけっこう並べていったら下の方になってしまった。48系は「君はメロディー」1択。

 

アルバム部門

1位 アスナロウ/Aqua Timez
2位 all time Lovin'/豊崎愛生
3位 大傑作撰/森山直太朗
4位 21世紀ベストセレクション『前途』/中島みゆき
5位 バタフライ/DEEN
6位 来し方行く末/高橋優
7位 宇宙図書館/松任谷由実
8位 WE/家入レオ
9位 それぞれの椅子(Special Edition)/乃木坂46
10位 YELLOW DANCER/星野源

11位 THE STILL LIFE/平井堅
12位 日日是好日/藤巻亮太
13位 COSMIC EXPLORER/Perfume
14位 醒めない/スピッツ
15位 アリアル/LUNKHEAD
16位 Out Of Blue/GOING UNDER GROUND
17位 25th プレイリスト/広瀬香美
18位 THE SECOND TIME AROUND/TWEEDEES
19位 4YU/さかいゆう
20位 V(ビバ)/大原櫻子

以下候補アルバム一覧(ほとんどリリース順)
southview/MONKEY MAJIK
Butterflies/BUMP OF CHICKEN
ゅ 13-14/UNICORN
YAMA-P/山下智久
BEST9/9nine
嗚呼/森山直太朗
Lyrical Concerto/竹達彩奈
TOWA/ゆず
CALENDAR GIRL/petit milady
with YOU/Goodbye holiday
BEAT out! Anthology/GLAY
NOW OR NEVER/相川七瀬

・昨年から一転して★5不在で★4連発となった今年。GOING、藍坊主、LUNKHEADといったここ何年かの個人的トップ3に居座っていたバンドが揃ってアルバムを出すという期待の流れだったんだけどどれも過去を越えるほどの期待以上にならず…(藍坊主は結局楽曲もアルバムも選ばないという聞き始めて初の事態に)。DEENファンの人というイメージが初期からの影響でかなり根強いものの実はここ数年、好きなアーティストを並べていくと下手したら10番目くらいまで下がっていた事もあるDEENが結局するっと上位に戻ってきたっていう。

そんな中で2016年最初で最後のオリジナルアルバム★5はAqua Timez。当日感想更新のアルバムが1位になるというギリギリっぷり。

中島みゆきのベスト盤を★5にした時のTwitterのこれ。意味合い的にはオリジナルアルバムが最高赤★4止まりだったのにベスト盤に★5を持ってくるというプロリスナーや一般的なレビュアーの人の間で禁足事項になっているような行為を来年15周年になるようなサイト運営者が堂々ぶちまかすというにわかリスナーっぷりを示唆するつぶやきに思えるが、本当の意図は「2016年のアルバムでも3作品ある★5のうち2作がベストアルバム」という部分。この時点でオリジナルアルバムに★5にした作品がまだ無くて、そうなると残るは宇多田かAquaのいずれか、宇多田は1stから感想シリーズが2ndまでしか終わってなくて年内更新が無い事が確定している。そうなるとまだ更新されない作品を1位にするなんてことは無いので、年内更新されるのはAqua Timezしか残らない=Aqua Timez年間1位、という予告だったりした(メチャメチャ分かりにくい)。

Aqua Timezは1stシングルからずっと聞いていたもののアルバムを長年スルー、購入に至ったのは昨年のベストが初だったので、ここでまさかの1位って感じなんだけど、ここのところ感じられる進化は現在聞いているどのバンドよりも高いものがあってついにそれが過去を越えた名盤!最高傑作!っていうところに達したイメージ。同じく最高傑作的な勢いでは豊崎愛生や家入レオ。豊崎さんの方はシングル曲がちょっと弱かったので、家入レオの場合はこれまでの制作環境が手抜きすぎたのでまだここは通過点だろうという思いもあったので★5にしなかった。

その後に重量級ベストアルバム時代に入口としてのベスト盤にこだわった2組を配置。本来ベスト盤はもう少し位置を下げるんだけど、2つともベスト盤として素晴らしかったのでここに置くしかなかった。

最上位に困った一方で前述のように★4ばかり連発していてそれなりに良かったアルバムは大量にあり、これを入れるならこれもだろ…だったらこれも…いやこれらがあってこれが無いのはおかしいだろ…とかやってるうちに結局はこんないっぱい候補作が…。

 

マイブレイク部門

1位 欅坂46
2位 イトヲカシ
3位 anderlust
4位 麻倉もも
5位 星野源

2〜4位は全て該当曲1曲のみが奇跡の1曲という瞬間風速的なマイブレイクになる可能性が高く、イトヲカシと麻倉ももはまだシングル1枚で2曲しか聞いてないから分からないが、anderlustに関しては1曲以外がほとんど印象に残ってない。そうなると1曲ではそこまでではなかったが3シングルどれも総じて良かった欅坂46が総合的に1番上に置くしかないか…と。星野源は楽曲1位にはしてアルバムも10位なんだけど印象的に4組よりは下になるかなという事でこの配置に。

例年入れている再ブレイク枠は無し。強いて言うならアルバム1位のAqua Timezだがこれは一気に来たというよりここ数年でじわじわ上がってきたので思わぬところでドカンと来たという感じではないのでどうもここに入れる感じにはならなかった。せいぜい次点という感覚。

 

 

 

Can't Stop!!-LOVING-部門

1位 SMAP
2位 シンガー中居正広

まずMV集の感想が2016年最初の新作感想になるだろうし、アルバム感想のリメイクが残っているし、過去曲懐古のやつは30周年でも35周年でも適宜最新アップデート予定だし(生きてれば)、ライブ映像作品は見た事ない。SMAPとシンガー中居正広を2017年以降も忘れないように不定期に掘り起こしていくつもりだ。もちろん他の5人のシンガーもCan't Stop!!-LOVING-。


12月28日(水)

終わるのか2016年

・現在のところ、シングル、アルバム共に年内の購入&レンタルを終了。何とか年内に宇多田と大黒、SMAP(映像)以外の感想更新を目論んでいるが終わるかは分からない。いずれにせよこの中から勝手に年間ランキングを決める予定。ただし1stから順番に聴いている大黒摩季は実のところベスト盤を買ったまま放置しており、全く聞いていない。順番に聴いているのは現在だいたいEMI時代のアルバムの途中までしか聞けてないのでまずはそっちから攻めていってベスト盤の感想が上がるのは来年の1月どころか2月以降になる見込み。つまり勝手に年間ランキングでは2016年リスト+2015年末少々のうち『Greatest Hits 1991-2016〜All Singles +〜(初回盤)』だけ対象外になる。

宇多田ヒカルに関しては既に全作聞いているものの、感想の方がストックもUtada1stで止まっているのでこれも年明けになる見込み。こっちは年間対象に含むが入らない

・ノロパニック明けの先週1週間も大体1日おきに大不調という状態が続いてきたのでなかなか余裕が無く、今週になってからようやく調子が戻りつつあるが、年間対談は今年もギリギリで決行。

ノロパニックに関係が無く、今年はO社の年間チャートがギリギリまで発表されない、iTunesは年間チャートを放棄(元から明らかに他社に比べてランキングに興味無さそうだった)…とデータが出揃うのか出揃わないのか見極めていたのもあり、対談はまさかの2日間の特急(昔は4日くらい使っていたような…)で行う事となり、全く拾いきれてない情報等もあるけどまあとりあえず今年も行えた。


12月27日(火)

勝手に2016ドラマ大賞

春クールが深夜の1作のみだったりもしたけど冬と秋クールはそれなりに盛り上がった感がある今年のドラマ。いつも話題になっているドラマに限って見ていないことが多い中で珍しくそれなりにヒットドラマも見た気がする。

1位 逃げるは恥だが役に立つ
ストーリー、キャラクターのどれもが丁寧に作られていて素晴らしかった。ドラマがヒットしたから最後まで余裕があったのか(急な設定変更や後付けみたいな話も無かったし)、原作がしっかりしていたから最初から素晴らしかったのか。

2位 ダメな私に恋してください
ラブストーリーが2作並ぶという珍しい1年になった。

3位 勇者ヨシヒコと導かれし七人
大いに持ち直した3作目。

4位 怪盗山猫
せっかくチーム和気あいあいになったのをどんでん返しで成宮史上最大規模の殺人犯になった上に(成宮の犯罪キャラは自らは殺人をしないというものが多かったが今回は作中だけで3人仲間・味方の人物を殺した)、蔵之介も意味不明な行動に出て最後は行方不明連発になってしまってそこだけが残念。そして成宮寛貴を見たのはこれとその後の「世にも奇妙〜」でレッテル紙ベッタベタに張り付けられた珍妙な御姿だったのか…。

5位 レンタル救世主
キャラクターが魅力的かつ途中からテーマが明確になった一方で主役の影が薄い、メイン回が終わった後のサブレギュラーキャラの使い道が無くなる、妻のキャラが迷子になる等、なんか失敗した感の漂う点が漂っていたのがもったいなかった。

6位 わたしを離さないで
現代に珍しい暗黒極まる展開。救いが無いままに終わってしまった後味の悪さはそれゆえに印象には残った。ただ学園閉鎖の理由が明示されなかった謎は気になる。

7位 フラジャイル
知的でクールな長瀬智也というのを久々に見た気がする。ドラマ自体はオーソドックスな医療ドラマでラスボスもほとんどギャグだったので盛り上がりに欠けて印象は薄かった。

8位 徳山大五郎を誰が殺したか?
ほとんど関係ない事項で引っ張った感じはあったけど、最終回での渡辺梨加の熱演はけっこう衝撃的だった。何気に死体を燃やして処分したことを示唆するダークな結末も…。

9位 その「おこだわり」、私にもくれよ!!
フェイクドキュメントという分かりにくい題材だったが、自由なハスキーボイス伊藤沙莉の存在感は印象的だった。

10位 警視庁 ナシゴレン課
クールな島崎遥香を堪能するだけの30分。

11位 ビッグオーダー
今年唯一のアニメ。「未来日記」と同じ作者ということで原作をそのまま読んでいたのでアニメも見たが、原作終了直前に途中までの話で完結させるのはいいにしても話数配分がおかしなことになったし、肝心の妹のキャラが変貌してしまい、最後の謎のキワドイ衣装といい、げんなりだった。そもそも原作もビミョーな感じで終わってしまい、少々の無茶も勢いと力技で乗り切った「未来日記」に比べると失速感の漂う総じてビミョーな作品だった。

12位 神の舌を持つ男
舌で解決するという珍アイデアや個性の強すぎるキャラという堤監督が得意としてきた作風がいよいよ時代遅れになり、一部カルト的人気も生み出せないほどズレてきてしまった事を『ヤメゴク』に続いて感じさせられた1作。つまらないわけではなかったし、面白いノリも多々あったんだけどな〜んかズレている感じが最終回に向けて徐々に広がっていく感覚というか。いくら向井理でもアワアワしすぎなキャラや舌出しの連発ではちょっと気持ち悪い感じにはなってしまう。


12月25日(日)

勇者ヨシヒコと導かれし七人 全話

勇者ヨシヒコと導かれし七人 1話
2011年『勇者ヨシヒコと魔王の城』、2012年『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』に続く4年ぶりの第3弾。主要キャスト6名は全員続投。前作終了時点で既に続編制作は決まっていたがより作りこむために話し合いを続け、さらにスケジュールの都合(夏前の時期が撮影が快適という理由も)もあって結果4年経過していたとされている。

特に説明もなくいきなりLv.18で魔王に挑んで敗北し、もう1度魔王に挑むまでかなり端折られながらもレベルアップしていく過程を描き、魔王を撃破したところでまだ1話だぞ!と仏が登場。さっき倒したのは知事みたいなもので、本当のボスは7人の人間を集めて7つの弱点を突かないと倒せないといわれ、新たな冒険が始まった!という1話かけていきなり終わらせようとする&3期ネタ。

ていうか「勇者ヨシヒコが暗黒の神デスタークを倒した数百年後―。天空の魔王によって世界は再び闇に包まれていた。ヨシヒコら4人は仏の力で蘇り、魔王を倒すよう告げられたが…。」っていう各種媒体で文章化されているストーリーの導入部の全てが完全に省略されていきなり始まったので時代設定が作中で明かされてないじゃん…。

2話
訪れた村がゾンビ化していてムラサキもゾンビ化。解除のために噛みの神に会いに行く事に。道中でゾンビ化の進行したムラサキが3人もゾンビにしてしまい、噛みの神もゾンビになっていたがさらにその先にあったアイテムで全員戻れた。って空気清浄機かよ!

村でゾンビ退治をしていた滝藤賢一が7人のうちの1人だった。仲間を増やして役者も増やしていくのはしんどくないかと思っていたら、7人が持つ玉を譲り受ければいつでも7人をその場に召喚できる、というシステムだと判明。

ヒサ(岡本あずさ)はラストで怪しげな魔人についていってしまったが…。前作では毎回拉致されて色々な武道を会得しながら1シーンコスプレを広げるも単にコスプレ芸を毎回やっただけで最終回で全く生かし切れず、会得した武道を披露するどころかノー抵抗で拉致された挙句にヨシヒコと遭遇すらせずに放置で物語が終了してしまっただけに果たして今回は…。

3話
エフエフの村ということでファイ●ルファ●タジーのパロディが展開しスタイリッシュな世界観の違いでギャグを展開するもドラクエとFFの違いが良く分からないのでさらに重ねがけでモンハンとかやられてもイマイチ良くわからなかった。

ついにはヨシヒコがマ●オワールドに飛ばされて全面モザイク姿となってしまったがFFよりはこっちの方が元ネタが分かった。FF世界の住人だった城田優が2人目の導かれし者だったということだったが、パロディ展開が拡散したのでボスとのバトルはカット。ヒサは変化の杖でしょこたんに変身。どうやら今回はラストカットで変身して1発ゲストと入れ替わるだけの役回りらしい。これならパワーアップはしないので最後肩透かしにならないな。

4話
サラゴナの村で眠る姫を目覚めさせるため魔物の涙をゲットする話。色々なパロディが組みあわされつつも比較的王道の冒険展開に。ムラサキが姫(山本美月)に惚れるヨシヒコに嫉妬する設定ってまだあったのか…。それよりも魔女のババァ役に水野美紀って。まだ40代前半なのに振り切ってるな。ヒサは変化の杖でパー子に変身。冒頭で盗賊ゲスト、最後で変身ゲストでパターン化か。

5話
ダシュウ村にいたどこかで見たような農作業姿の5人組はこっそりバンドをやっていたがバンドが出来ない呪い(演奏させてもらえず農作業を始めてしまう)がかけられていた。呪いの元凶はニッテレン。ニッテレンを倒すための冒険が始まった!

と、世間的に農家がネタにされすぎて音楽活動がなかなか行えず20周年を最後に2年間アルバムとライブが出ていないTOKIOパロディが炸裂。バンドが出来ないのはニッテレーンの呪いのせいだとかこれ地味にバンドTOKIOを評価していないと出来ないギャグであり、バンドTOKIOリスナーとしてはありがたいお話でもあった。

他局の手を借りようとして相棒パロディ(テレアーサ)をしたり、没落しきったフジテレビ(シエクスン)に至っては既に死亡していたりとやりたい放題。自局のマスコットキャラも超絶雑魚にしてしまう落としもやりつつ、倒したニッテレンが元に戻ると徳光和夫というのもすごかった。全話中最も攻めたのがこの回だったと思う。

6話
ウガスの村=盗賊の村で女盗賊(中村静香)に心を奪われてヨシヒコが旅を投げ出したり、ルパン風のキャラが出てきたりするドタバタ劇。中村静香というのがポイントで終盤になって突如メレブが「明日にはヨシヒコもとに戻る」と言い出したので何事かと思ったら、ナイスバディな美女の中村静香が実はオッサンが変身した姿だったというのは1期6話で同じネタをやっていて繰り返しだった。そんな昔の思い出すのに時間かかったわ。ていうかあれ中村静香だったのか(『山猫』で中村静香を把握した人)。

7話
ミュジコの村でミュージカルを延々披露し続ける謎回。フランスパンに引き寄せられ万引きしたヨシヒコが捕まり、各メンバーもそれぞれ罠にハマりゲストとミュージカルを披露。このうちムラサキの相手になったのは演じる木南晴夏の姉の木南清香だったらしい。しかしもう話を展開させないといけないような時間まで延々ミュージカルをやり続けて時間が無くなったのか、話を繋げるのを放棄したのか、CM明けにはナレーションで片づけて4人が合流し、玉をゲットしてミュージカル対決(ダンジョ―が微妙に遅れててついていけてないせいかフレームアウトさせているカットが多かった)、オチは関西のおばちゃん風の人たちが魔物の呪いでミュージカル劇団化していただけだったという…。ミュージカルの練習に9割くらい費やしたような話だった。

8話
恒例の転職ダーマ神社。といっても大体普通の人であるムラサキを魔法使いにして使える魔法を使用可能にするっていうのが実は最終話へ向けた目的であり、しかもそれがチート技っていうのが過去2回。今作では初回で魔法使えるようになってたのにリセットでただの村娘に戻ってたのでここで改めて魔法使いになるという流れに。ヨシヒコが希望職を書いている途中で盗難にあってしまって追いかけたので「犬」に読めてしまい白い犬になってしまう展開に。白い犬の時点でこの犬は…?という感じだったが、山田孝之が演じる桃太郎についていく事になり、さらにこれは…?となり、最終的にはソフトバンク&auのパロディキャラという危険なコラボ回に。今回も事態をどんどんエスカレートさせて盛り上げるのに終始してしまい、収拾できずにかっ飛ばして元に戻りましたでおしまい。オチの付け方が雑すぎる…。

9話
話数調整により前回の玉は偽物のガセ情報だったので本当の最後の玉を求めて向かったのはセットが一風異なる昭和の木造校舎による田舎の学園モノ。OVER 30'sの山田孝之と木南晴夏がさすがにコスプレ状態の生徒役で潜入し、純朴な川栄李奈の心を開かせハート(玉)をゲットするのが今回の条件ということに。このためヨシヒコが惚れさせるために奮闘するが魔王が送り込んだ小関裕太と恋のバトルになり、協力者の校長(蛭子能収)の協力でヨシヒコはドSキャラへ変身。『クローズZERO』化したヨシヒコはドSキャラ王道パターンを駆使してそのままストレートに川栄李奈のハートをゲット。

今回は一応話を収拾させて普通に片付いた。しかし普通に終われなかったのかオチでは巨大ドS着ぐるみ怪獣と化したヨシヒコが暴れるという完全に蛇足かつ滑りまくりの展開に…。不良展開はこの手の元ネタをほとんど知らなかったので色々組み合わせていたようだけど良く分からなかった。

川栄李奈がアイドルグループを作るといって結成した女子たちはどうやらラブライブ風だったようだけど、そのメンバーには秋吉優花、松岡菜摘、松岡はな、宮脇咲良、村重杏奈、本村碧唯、森保まどかとHKT48メンバーが参加川栄センターのHKT48という夢の競演がこんなところで実現。事実上のJPN48の現役メンバーと並んでも川栄まだまだアイドルオーラもあるな…。というかあのくらいのタイミングやポジションで辞めたのは案外正解だったかもしれない。

10話
7つの球が揃い、魔王の城が天空にあるのでそこに飛んでいける天空城へ向かう事に。城の管理人が小堺一機で「ごきげんよう」再現に始まり、「新・チューボーですよ!」の堺正章のモノマネ、「北の国から'84夏」のラストシーンのモノマネとレパートリーを駆使しながらそのたびに死の呪文をかけてくるというデスマッチに。「北の国から'84夏」に関してはいくら有名シーンの「子供がまだ食ってる途中でしょがぁぁぁ!」とはいえ30年以上前のネタ、作品自体の終了からも14年なので分かりやすくするためか、さだまさしの主題歌かけたりそこだけ分かりやすくしていたような…。それでも20歳前後中心に知らん人は何やってるのか分からないだろうな…。

最終的には小堺一機が悪人だったわけではなく、ヒサが兄を危険にさらしたくないので変化の杖で小堺一機に化けて本物の小堺一機に協力してもらっていただけだった。勇者ヨシヒコの強い使命感にヒサも折れてついに天空城は空へと!なんか集めた7つの球をはめ込むことで城が起動するという『YAIBA!』の龍神の球みたいな展開になってたけど、その球って今までのゲストを呼ぶためのやつじゃなかったの…?

ヒサと管理人はそのまま城に残し、さらに上空へ。前作では格闘術を身に着けていったヒサを最後に全く生かせず最後もどうなったのかよく分からないままというぶっちゃけ失敗だった反省を生かしたのか、ヒサが今回の黒幕、ヒサとヨシヒコがちゃんと会話する、ヒサの出番は実質これで終わったが前作が魔王の城にさらわれて放置という酷いものだったので、ここでちゃんと処理したのは良かった。

11話
魔王の城で最後のアイテム3つを宝箱から獲得するダンジョン攻略という元々のドラクエパロディの原点に立ち返ったような冒険話。ギャグは挟みつつもあくまでRPGメインでゲスト役者は宿屋の1人だけ。たぶん効かないんだろうけど、ムラサキは全魔法を獲得する賢者、ダンジョ―も炎の剣で最高レベルになり、ヨシヒコにもトドメの剣が行き渡るなど前2作よりもパワーアップも明確に。いつになくちゃんとシリアスな展開でついに魔王の前に到達して最終回へ続く!

最終話
魔王の元で玉人を召喚しようとしたヨシヒコだが出てこない。仏によれば「スケジュールの都合」で出れないという。魔王はトドメの剣を破壊して逃げてもいいよと余裕顔。逃げ出した一行は策を練るがヨシヒコはあきらめてしまい、ブラック化した仏の導く、旅を終わらせる世界へ旅立ってしまった。

メレブと共に運ばれて行ってしまうフランダースの犬パロディ(死んでるじゃないか!と拒否)とみんなからおめでとうと祝福されその中にはスケジュールで出れないはずの玉人たちもいる世界のエヴァパロディ(意味不明すぎる!と拒否)が展開。

その後現実逃避したヨシヒコは現実世界でゲームだったことにして生きていたが仏ビームを食らって元に戻った。そこから1作目第1話の勇者選別前の始まりの祠に飛ばされた一行はそこにあった本物のトドメの剣を手にする。代わりに元々ヨシヒコが持っていたイザナイの剣を刺しておいたため、これを引いた当時のヨシヒコから1作目1話の冒険が始まったという時間軸が判明。

再び魔王に挑んだ一行は今度は玉人も召喚(ゲーム画面処理&合成で強引に処理)し、今度こそ魔王を倒したかに見えたが…魔王は進化しており最終形態に変化すると玉人をあっさり消し去り、ムラサキのメラゾーマとメレブのフタメガンテも効かずに2人を一撃死させてしまう。ダンジョーは前回手にした炎の刃で魔王の上半分を両断する活躍を見せるも再生されてしまい一撃死。

怒りに燃えたヨシヒコも全く歯が立たなかったが、事前に仏にお願いして用意していた過去の世界の自分自身の大量集団を召喚。ヨシヒコだらけの集団突撃によりめった刺しにされた魔王はついに消滅。

しかし魔王に倒された者は生き返ることができない。悲しみに暮れるヨシヒコに今までと同じ仏とは思えないクールな仏が元の時代に戻してやるとして元の世界へ戻した。記憶を消したはずがうっかりでヨシヒコは記憶を持ったまま、1作目1話の少し後(冒険に出た後)の世界へタイムリープ状態となり、1作目で歩んだ歴史を踏襲し、記憶の無い仲間たちを導いて1作目の魔王ガリアスを倒す旅を続けているところで終了。しかし時空の歪みでガリアスが異常に強くなっているとはこのとき思っていなかったと言っておけばSPで帰ってこれるかもしれないので言っておくというこれまた1作目を踏襲したようなオチで終了。

そういえば1話でこれがいつの時代なのか何の説明もなく始まってたけど、設定上は2作目が1作目の100年後(この時は100年後の世界で蘇らせる様子を描いた)、そして今作は2作目のさらに数百年後の世界という設定だったので現在の世界は本来生きていた世界の100年後+数百年後の世界。魔王打倒のために仏に連れてこられている未来の世界という事になるのか。

全部終わっての感想
1作目は非常に面白かったけど、2作目は回を追うごとに目先のおふざけだけを繰り返し、そのおふざけもブスネタを筆頭に脚本家の福田雄一が当時多忙であちこちの深夜ドラマで同じようなギャグやノリを連発していたせいか、グッダグダに…。1作目はふざけながらもRPG的なストーリーの大枠をちゃんと組んでレベルアップなどもしていたのに、2作目は最後まで明確なパワーアップもせずにふざけ倒した結果、最終決戦もしょぼくなってしまい正直ビミョーだった。

4年も充電し、個人的にも福田雄一脚本は2014年の剛力ドラマ「私の嫌いな探偵」以来とかなり時間を置いた事になり、面白さは復活したと思う。

4年経過した弊害としては妹役の岡本あずさ(20歳→24歳)以外、山田孝之も木南晴夏もOVER 30's WORLDとなり、ムロツヨシはOVER 40's、宅麻伸はOVER 60'sと年齢が行ったところか。回想で一瞬出てきた過去のムラサキはまだかわいい感じがあったけど現在のムラサキはヤサグレ度とキツさが増したような…。『20世紀少年』も10年近く前になってきたしまあ普通に年取った。そのおかげでOP映像のムラサキは鋭い目つきで大技ぶちかましててメッチャカッコよくなってたけど。

今作は2作目の実質的な失敗を反省して、見事に軌道修正し、1作目に続く傑作が帰ってきたというのが率直な印象。

福田雄一=ブスネタというくらいなんかあの頃はどのドラマでもやっていた印象があるブスネタを今回は封印。前作で全く生かせなかったヒサに最終展開前にヨシヒコらと接点を持つ出番をちゃんと用意し、ほとんどまともなレベルアップを行わず最終アイテムの獲得も適当だった前作に対して玉を集めるという目的と、ドラクエパロディを全開にした最終アイテムイベントをストーリーとして展開するなど、より攻めたギャグをやりながらも2作目の失敗はほぼ全部修正したと思う。

ブスネタなど不快と紙一重のギャグを封印した一方で、ニッテレーンを始めとした危険なパロディネタが急増、元ネタを知らないと全く分からないものもあったけどギャグのキレも完全に戻ったと思う。

唯一残念だったのが仏演じる佐藤二朗があまりにもふざけすぎだった事でここだけは正直悪化しすぎたどころか、まともに会話も進行してない勢いでもう何を言っているのかも分からないレベル。この人との意味不明なやり取りを削れば、後半の話を端折らずにしっかり枠に収まったんじゃないかという回が多かった。しかしこれも途中でスキャンダルで謹慎したなどのネタを挟む事で趣向を変えたり、最終話になったら途端にアドリブっぽいおふざけをさせずにきっちり台詞を喋らせ、ちゃんと物語を導く威厳のある存在になっていてこれまでのハチャメチャをチャラにしてしまった。終わり良ければ総て良し。

最終話の時間ループは急展開過ぎて分かりにくいところが多かったけど(ヨシヒコが仏に「お願いがあります」と言ったところでCMに入り、CM明けには何をお願いしたのか分からないままに最終決戦になっていてヨシヒコ以外が全滅、その後で大量の過去のヨシヒコが出てきたのでこれが仏に頼んだ事なんだなと分かるものの具体的に何をどう頼んでこういう事になったのかは良く分からないという…)、全滅したままで時間がループしたので1作目、2作目、今作までの記憶を持っているのがヨシヒコ1人だけになってしまったわけで。そうなると今回で最後なのかなという気も。


12月24日(土)

逃げるは恥だが役に立つ 全話

逃げるは恥だが役に立つ 1話
心理学を専攻して大学院まで出たみくり(新垣結衣)だったが就職に苦戦して派遣社員として働いていたが派遣切りされてしまう。定年退職した父栃男(宇梶剛士)が昔の部下で優秀なIT会社社員の津崎(星野源)の家政婦のバイトを紹介してくれたのでひとまず家政婦の仕事をすることに。

家事全般が元々得意だったみくりはその才能を発揮し、それまでの派遣家政婦に不満だった津崎は感銘を受ける。しかし、突拍子も無い事を言い出すことに定評がある栃男は定年後は夫婦でのんびり田舎で暮らしたいとして千葉への引っ越しを決めてしまう。両親にくっついて田舎暮らしでは仕事があるはずもなく、かといって都会で暮らす貯金もなく住むところがなくなってしまうみくりは焦って津崎に「契約結婚」を持ちかける。突拍子の無さは遺伝していた!津崎は津崎で合理的判断でそれを受け入れこうして契約結婚が決定した!

2話
両家の両親への結婚のあいさつで結婚式をしないとしてなんとか乗り切った2人だったが厄介なのは津崎の職場でゲイの噂がある上司の沼田(古田新太)。ナシゴレン課の新人刑事と掛け持ちっすか鋭い沼田は同僚の風見(大谷亮平)と共に自宅へ押しかけてきて寝室のベッドが「シングルベッド」であることを突き止めて契約結婚だと見抜いてしまい…。

3話
風見が契約結婚に気づき、シェアとして週2日だけ家事代行をすることになってしまう。みくりに好感を示している中でもみくりは津崎の方を「1番好き」とコメント。あくまで雇用主としてだったけど、「本当の結婚をする気はない」と語っていた津崎に何気ないこの一言が響く。

4話
みくりが虫歯治療費に困り、合理的判断から本当に風見とのシェアが開始される。津崎は自身の嫉妬の感情に気づかずにみくりと距離を置くようになる。一方で沼田は風見と津崎が急に話し込むことが多くなったことから付き合い始めたと勘違いするように。

5話
風見の忘れた傘を届けに行ったみくりを百合(石田ゆり子)が目撃してしまい不倫だと激怒。百合が風見に敵意を持つというフラグを立てつつも、百合対策のためにみくりと津崎は夫婦っぽさを醸し出すために週1のハグをすることを思いつく。ぎこちない突撃のようなハグが微笑ましかったが、ピクニック演技の最後には津崎のやさしさに感動したみくりが前借りでハグをおねだりして津崎はぎこちなく頭ポンポン。この辺りから加速度的に盛り上がってきた。

6話
百合が気を利かせて温泉旅行をプレゼントしてきてドタバタ。まむしドリンクを知らずに持ってきて慌てる津崎のドタバタっぷり、Wベッドで結局寝られずにベッドを放棄してしまい乗り切ったことで満足げな津崎に対して、みくりは元カレとの遭遇でも何も言わずに去ってしまう津崎の壁(実際は自分の方がみくりの事知ってるし何言ってんだこいつという高みの余裕の態度だったらしいことがのちにナレーションで判明)にお疲れ気味…からの突如の津崎のキス。

また回想シーンではみくりの高校時代回想が入り、新垣結衣がそのままセーラー姿で登場。「掟上」に続く2年連続制服だったけど去年のは白髪ヅラの上だっただけにさすがに無理があったけど、今回は全く違和感なし。しかも9年前のドラマ『パパとムスメの7日間』で着ていたのと同じ制服だったらしいけど、むしろ9年前よりかわいくなっているのはどういうことなのか。

7話
キスの件で苦悶するそれぞれ苦悶する2人。微妙にズレていたが、みくりが「これからもよろしく」の後に「末永く」を付け加えたチョイスは絶妙だった。これで関係を修復した2人はいい感じになってきたが2度目のキスからのその先は経験の無さが災いして「無理です」と津崎が怯えてしまい…。

8話
拒絶でショックを受けたみくりは母が怪我したことで実家へ帰省。帰省っていうか1話で実家売り払って田舎に引っ越しちゃったのでみくりが家無しになって契約結婚することになったので帰省っていうか初めて行くっていうか。今回はほぼ大半が2人とも別行動。最後には津崎が一念発起して迎えに行き、女性経験が無いとも告白。みくりも戻る決意をしていたんだけど実はみくりはもう家の近くに帰ってきていてすれ違っていた…という外しが。

9話
みくりの実家で引き留められ、さらに仕事が激務になり、しばらく家に帰れなくなってしまった津崎。ようやく家に帰れるともう完全にラブラブモードに。システムの再構築とズレた事を言っていた津崎だったが、みくりが自分だけが好きみたいだ!と思いをぶつけると、「好きですよ?」と本音をぶつける。大切なのはシステムの再構築では無かったという穏やかなナレーションが個人的には1番の名シーン。

10話
ついに結ばれた2人(1回失敗して逃亡)だったが、津崎のリストラ問題が浮上。決定したのは沼田で途中から風見と津崎がゲイ仲間だと勝手に勘違いして仲間意識を持っていたのが違うと分かって腹いせで津崎をリストラ候補に入れたのかと思いきや全くそんなことは無かった。逆に津崎を選ばざるを得ない状況に胃潰瘍になるほどいい人だったという…。このドラマ、基本的に本気で嫌なキャラがいなかったな思えば。

風見にしても当初はみくりを好きだと公言して早い段階でシェアとかなったのでもう少しライバルとして振り回すのかと思いきや進展は無し。既にみくりが津崎のだいぶ好意を抱いていたのでブレなかったというのもあるが、徐々に17歳上の百合を気にかけていくのは意外性があった。

津崎のリストラ理由は津崎が優秀過ぎて給料が高いがそれに見合った仕事は今後めぐってこなくなり宝の持ち腐れになる事、籍を入れていない事だった。仕事の評価が遥か格下の日野(藤井隆)は妻子ローンありというのが理由で免れているし、この機会に津崎は本当の結婚をしようとプロポーズ。

しかし再就職先を必死に探しているのかと思いきやプロポーズ先の高級レストランの予約取りに必死になっており(同僚も視聴者も職探ししていると思っていたが後で判明)、進路未決定のままプロポーズした上に、結婚した方がお得!とみくりに給料を払うのではなく貯蓄に回すプランを出したのが運のツキ。みくりにはこれからはタダ働きしてくれと捉えられてしまい拒絶されてしまい最終回へ続く!

最終話
プロポーズを素直に喜べなかったみくりは自身のこざかしさで自己嫌悪に陥る。心の広い津崎は「共同経営者」だと言い換え、2人で家事を分担するようになるが、みくりは商店街の仕事とそれを取材するタウン誌のライターの仕事を掛け持ちして多忙になり、余裕が無くなってしまう。

ここまで基本的に前向きで家事をきっちりこなしてきたみくりだったが、余裕が無くなると「本性のこざかしさが出た」という形で雑になったり、態度が悪くなったり、実は掃除も雑でした(仕事なのできっちりやってたが本来はそこまで几帳面でも綺麗好きでもないので割と適当)など、津崎どころか視聴者も知らなかった負の面が続々と。

津崎は広い心でこれを受け止め、今まで与えてもらったものをお返しする形でみくりに接し、最後はこざかしいと思ったことなど1度もないとみくりを全面肯定することでみくりの心を救済。晴れてハッピーエンドとなった。

入籍するかしないかもどっちでもいいやということになり、意外と出てくるお互いの要望や価値観の違いを受け入れながら2人が本当の夫婦になっていくことをほのめかしつつ終了。

津崎がみくりに開いてもらった心をもってして今度はみくりにお返しするという流れは非常に良かったんだけど、最終話だけ急にみくりの性格の負の部分が急ぎ足に強調されてしまったのでここに至る流れにもう1話くらいかけてゆっくり見たかったなとは思った。

ハッピーエンドの大渋滞で風見と百合だけでなく、百合の後輩男子が突如としてゲイを告白し、沼田がメル友だった「YURI」というのがこの後輩男子だったという超展開ももう1話あれば…。何度か出てきた百合の同級生の岡田浩暉も本人が登場せずに「あの人は子供の母親がほしいだけだから元から終わっている」と処理されてしまうなど急展開が目立った。

よく考えたら津崎のリストラもウヤムヤになってしまい、再就職に関しては2つからどっちを選ぶか迷っているという話が途中で1回出たのみ。津崎は優秀なので転職活動は全く問題ないということか。

日野(藤井隆)の妻が藤井隆の本物妻(乙葉)という遊び心は面白かった。

 

全部終わっての感想
最終回の内容を2話くらいかけて今までみたいにじっくり描いてほしかったところではあるんだけど、終わり良ければ総て良し、とにかくハッピーに終わったので良かった。

このドラマ、ちょっとした気持ちの行き違いはあるんだけどドラマによくある約束した時にトラブルが生じるとか登場人物の強引な行動でひと悶着とかそういうのが一切ないのが地味に良い。

そして昨年の「掟上今日子の備忘録」といいここに来て新垣さん神がかってきてないか。初期の出演作品「ドラゴン桜」は完全にギャルだったし、マイボスや単発ドラマの実写版らんまでは印象皆無だったし、コードブルーでは医者なのに触覚みたいに垂れた前髪がどうにも気になるだけの生真面目キャラでそれっきり印象が良くなくて主演作はことごとく敬遠してたんだけど今回は本当に良かった。

対する星野源も単にクールなだけじゃなくて人間味があってけっこうお茶目。割とどこにでもいそうな芸能人っぽくないオジサンなんだけどこの普通さが逆に広く共感呼びそうな。福山雅治じゃこうはいかないしな…。

主要キャラクターはみんな魅力的だったけど、石田ゆり子は年の差カップルを感じさせない若々しさで改めて驚いた。河村隆一とラブストーリーやってた頃から既に妹と姉妹逆転状態になっていたけど、あれから15年も経つのにイメージがほとんど変わってないじゃないか、どうなってるんだ。

そういや終盤で突如出てきたポジモン役の女の人はどっかで見たなと思ったら「掟上今日子の備忘録」にはレギュラーで出てた人で、新垣結衣の事務所レプロ枠だった模様。脚本家も「掟上今日子の備忘録」と同じだったり、過去の出演作とスタッフが一緒だったりといろいろと過去とのつながりも多かったようだ。


12月21日(水)

警視庁 ナシゴレン課 全話

警視庁 ナシゴレン課 1〜10話
月曜深夜のテレ朝で30分枠で突如放送された謎のドラマ。AKB48年内卒業を発表している島崎遥香主演。AKB48のドラマでの主演はあったが、単独出演での主演は初。同時期に放送されていた『キャバすか学園』は『マジすか学園4、5』のキャラを卒業メンバー以外は引き継いで出演していたようだが(5でほぼ全員死んだが無かった事に)、元々主演だったにも関わらずそっちには出演せずに(一時ゲストでは出た模様)こっちに専念する形となった。

現場に行かずに室内で雑談しているだけで事件を解決するナシゴレン課なる謎の部署で事件を解決するコメディ。情報源はワイドショーと一課から上がってきた捜査資料のみとされていたがさすがにそれだけでは解決しようがないので、取調室がいっぱいなので待合室として利用するという名目で容疑者がナシゴレン課にやってきて(当初。そのうち普通に一課が取り調べるために警視庁に呼んでいたという名目だけで連れてくるようになった)、その場で風早恭子(島崎遥香)が一方的に犯人を決めつけ、勝利の昭和歌謡「ナシゴレン道玄坂」を課員全員でカラオケ熱唱すると犯人が自白するという最早ストーリーもほとんどないような展開。その謎の曲がこれ。これはドラマ後半を過ぎた頃になって本格的に配信することになり、初めてちゃんとレコーディングしたもの(普段AKB48をレコーディングしている担当者が録音を担当したという)で、実際にドラマでかかっていたのは初回でその場でライブ録音したと思われるもっとヘロヘロ歌唱のバージョンだった。

書いていても意味不明だが、見ていてももっと意味不明。古田新太、勝村政信、波岡一喜ら連ドラや邦画を見ていれば高確率で何度も見た事のある名優たちが固めているとはいえ、あまりに独特すぎてふざけているのか手抜きしているのかもよく分からない。ふざけているにしても滑り倒しているようにしか見えないし…。公式の古田さんのインタビューでもかなり戸惑っているのが分かるし、「かなりデタラメな作品なのでとっつきにくいかもしれませんが、だんだん感覚がマヒしてくると思いますので(笑)、我慢強くついてきていただきたいですね!」とか言ってるくらいなのでデタラメすぎて意味不明なのは百も承知だったようだ。

島崎遥香はすぐにTwitterを消してしまうので既に消えているが、開始間もなく役どころがいまだにつかめていないとかドラマ公式のキャラ設定を知らなかったともつぶやいていたほどで、確かに頭脳明晰なのかいい加減なのかも含めて高飛車キャラというのは分かったもののどうにもはっきりしないどっちつかずな人物だった。ただこれは島崎遥香の演技が下手というより何も考えてない支離滅裂な脚本のせいじゃないかと思うんだけど…。

名優たちのワケの分からない掛け合いと島崎遥香を堪能するだけの30分間が10回続いて特にオチもなく終わった。ちょっと高飛車でクールな刑事コスの島崎遥香が見れたという以外に何もなかった…。


12月19日(月)

紅白曲目2016

何だかがっかりな曲目発表のお時間(コピー)。

今年のヒット曲を歌える人たち

AI「みんながみんな英雄」
原曲がアメリカ民謡「オクラホマミキサー」なので判定微妙ではあるが、一応2016年発表の新曲。過去曲再評価(「Story」や「ハピネス」)での復帰ではなく、ちゃんと今年ヒットした人としての紅白復帰だったことが判明した。

E-girls「DANCE WITH ME NOW!」
今年の曲…なのはいいが何故か3枚出したシングルのどれでもなく、ベストアルバムに入っていた新曲という謎選曲。

市川由紀乃「心かさねて」
老害がどいての初出場、当然ヒット実績は抜群であり今年の曲に。

宇多田ヒカル「花束を君に」
朝ドラ主題歌。NHKに来るの?というのが注目。

欅坂46「サイレントマジョリティー」
順当に初出場で今年のヒット曲。

西野カナ「Dear Bride」
連続出場で今を生きる存在がこれほどまで貴重になってくるとは…。

乃木坂46「サヨナラの意味」
2年目は無事に今年の曲に。

Perfume「FLASH」
久々というか「ポリリズム」以来の代表的ヒットになる勢いだったのにシングルCDで出さなかったためイマイチ扱いが大きくならなかったのが悔やまれる。

松田聖子「薔薇のように咲いて 桜のように散って」
過去曲での2年連続大トリからの97年以来の単独トップ10ヒットを堂々掲げ新曲復帰。

水森かおり「越後水原〜白鳥飛翔〜」
女性演歌歌手で決して過去に戻らず、毎年トップ10に送り込み、毎年それを紅白で歌う唯一の存在。二代目舞台装置の人ではない。

miwa「結 -ゆい-」
Nコン合唱タイアップ。

五木ひろし「九頭竜川」
今年のヒット曲での紅白出場を目標に掲げ堂々達成。

桐谷健太「海の声〜みんなの海の声バージョン〜」
元々のタイアップ先であるauのCMという点で実はAIと共通していたりするがそこはさすがに出してこないだろう。

三代目 J Soul Brothers「Welcome to TOKYO」
デコ大3連覇を予定していたはずの楽曲(もう許してやれ)。

SEKAI NO OWARI「Hey Ho from RPG」
今年の新曲「Hey Ho」は「RPG」の続編とされており、メドレーで披露する模様。

Sexy Zone「よびすて 紅白'16」
メドレーにしそうではあるがメインになっているタイトル「よびすて」は今年の曲。

星野源「恋」
年末にかけての最大のヒット曲ともいえる楽曲。恋ダンスが話題になっているため、さすがに踊れないほど間奏が削られまくることはないと思われるが今年のヒット曲にふさわしい歌唱時間になるだろうか。

三山ひろし「四万十川〜けん玉大使編〜」
けん玉披露確定。

山内惠介「流転の波止場〜究極の貴公子編〜」
サブタイトルが謎だが、なんか三山とセット扱いしてないか?

ゆず「見上げてごらん夜の星を 〜ぼくらのうた〜」
厳密には今年の曲ではなく10年前の曲を今年もう1回録音しなおしたものなのと、坂本九の曲をほぼサビのおいしいとこ取りしてオリジナルの歌詞とメロディーを加えた大胆改変したものなので新曲かというと微妙ではあるが…。

RADWIMPS「前前前世 [original ver.]」
わざわざこのような表記があるということはフルコーラスということだろうか。

RADIO FISH「PERFECT HUMAN」
数少ない今年のヒット曲。

 

メドレーなので不明な人たち

AKB48「夢の紅白選抜SPメドレー」
曲よりも最早誰が選ばれるのかに注目が集まっている状態。

PUFFY「PUFFY 20周年紅白スペシャル」
普通に初期ヒットメドレーかと。

嵐「嵐 × 紅白スペシャルメドレー」
原点回帰のつもりなのかなんなのかメドレーのタイトルが初出場時の09年と全く同じものに。一応年号とかで変えていたので完全に同一タイトルのメドレー名になるのは初めて。

V6「Smile!メドレー」
今年の曲が含まれるかどうかは不明だが、V6のシングルで「Smile」が含まれる楽曲は「Believe Your Smile」しかないので少なくともこの曲は入る…はず…。あとは笑って連呼する「HONEY BEAT」とか。KinKiと一緒にゲスト枠でちょっと歌いにきた99年にV6はこの曲を歌っていた。

福山雅治「2016 スペシャルメドレー」
4年連続メドレー。今年の曲自体が配信限定で出したテレ朝のオリンピックしかない。

 

過去の人たち

絢香「三日月」
AIと明暗が綺麗に分かれた復帰組。今年ヒットどころかベスト盤出しただけで10周年御祝儀懐古枠だった模様で最大の代表曲を。

いきものがかり「SAKURA」
絢香同様の10周年。こちらはデビュー曲で08年の初出場以来2回目。これで2年連続過去曲となり、このまま過去曲要員がまた1組増えるのかこれでお払い箱にされるのか…。

石川さゆり「天城越え」
寸分の狂いなく津軽海峡との∞ループで法則通り。

大竹しのぶ/「愛の讃歌」
過去っていうかカバーっていうか。この曲自体は2014年に美輪さんが歌ったばかり

香西かおり「すき〜真田丸スペシャル Ver.〜」
恐怖の「酒のやど」3年連続地獄を抜け出し、5回歌わされている「無言坂」に戻る事も無く、紅白では初歌唱で97年の玉置浩二提供楽曲を歌うという一応この人としてはいつもと違う事態に。真田丸ということで曲より大河演出がメインにされそう。

坂本冬美「夜桜お七」
2012年以来6度目。ヒットが出ていないというわけではないはずなんだが…。

椎名林檎「青春の瞬き−FROM NEO TOKYO 2016−」
栗山千明へ提供した曲で2014年のセルフカバーアルバムに収録していた曲にサブタイトルがついた形。有名な曲…なのか…?

島津亜矢「川の流れのように」
今年の曲も1万枚オーバーになっていたはずが…。01年にひばりカバーアルバムを出した際にカバーしたことがあるので全く無関係というわけではないものの昨年の天童よしみに続いて2年連続のひばり展開来る2017年の生誕80年に向かっていく意味合いでも?ていうか生誕80年なので来年もひばり曲を誰か歌うのか…。

高橋真梨子「ごめんね…」
96年のヒット曲。アラサー前後だと生まれる前の「桃色吐息」とかよりもこの曲がトップ20前後で延々ロングヒットしていた印象の方が強いはず。

天童よしみ「あんたの花道」
02年のヒット曲で当時の紅白以来2度目。この人もいつの間にか新曲が歌えなくなってきた。それでも2年連続カバーだったので持ち歌に戻ってこれただけでも…。

X JAPAN「紅」
昨年はメドレーだったが今年は代表曲1曲ポッキリに。

関ジャニ∞「ズッコケ男道〜紅白で夢を歌おう〜」
サブタイトルがついているので新曲とメドレーする可能性も残るが、過去のヒット曲だけが堂々明示されるのは5度目にして初。

KinKi Kids「硝子の少年」
ジャニーズお得意のメドレーかと思いきやデビュー曲だけに絞った。

郷ひろみ「言えないよ」
特にヒットしてないのに新曲が歌える特別待遇が続くも100thシングルを出した昨年突如過去曲送りとなり、そのまま2年連続過去曲送りに…。

THE YELLOW MONKEY「JAM」
今年の新曲も堂々の大ヒットだったが、過去の代表曲に。

TOKIO「宙船」
4年連続過去曲。ループかと思われたLOVEでもJAPANでもなく、10年前の大ヒット曲(2度目)。

AAA「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」
2年連続過去曲送りに。ヒット規模は全く変わらないような状況だったはずだが…。

氷川きよし「白雲の城」
何故か突如03年のヒット曲に戻されてしまった。08年に突如ズンドコに戻されたこともあったが、時々時空が歪むのか…?

福田こうへい「東京五輪音頭」
今回1番まさかの。2年ぶり2度目。楽曲自体は3年連続での披露となり、本気で2020年まで誰かに歌わせるつもりらしい。昨年は福田こうへいがいなかったので伍代夏子が歌い、伍代夏子が消えたのでまた福田こうへい。ただでさえ2年連続で歌った者が翌年落選になったため、落選通知音頭とも揶揄されているのに(されてねーよ)ブーメランなんてありかよ。


12月18日(日)

10年ぶりノロパニック

10年前の06年、MOMA家にノロウイルスの猛威が襲い掛かり、両親と弟が相次いでダウンするという事態があった。当時年中ノロのような気持ち悪さと腹下りを繰り返していた俺だけ年中低空飛行のまま難を逃れた

あれから10年、再びMOMA家にノロウイルスの猛威が襲い掛かり、弟と両親がバタバタとダウン。最近はあの頃ほど不安定ではないがやはり中空時々低空飛行を続けている俺だけ難を逃れ…たかに思われたが月曜日に1人だけ遅れてついにダウン

ノロの特徴は猛烈な症状(吐き気、水のように勝手に流れていく下痢、発熱)がいずれか、もしくは複数、いっそ全部がランダムに襲い掛かり、これはもうだめだ死ぬわと思ったら案外下手な風邪やそれこそインフルなんかよりもあっさりと快方に向かい数日で蘇る。早いと1日で症状が終わる者もいるという。

このため木曜辺り〜週末にダウンしていた家族は全員復活する中で、俺1人が月曜夕方からダウンし、まるで周回遅れか時代遅れかという勢い。しかも見事に発熱、吐きまくり、下痢とトリプル・スリー(それ去年のやつ)でしっかり襲い掛かってきやがる始末。トイレの前に居座る勢いで15分おきに襲い掛かる吐き気は夜中から深夜に及び、ようやく落ち着いたと思ったら発熱で関節が痛みまくり寝れない。

しかしこの寝れないのが結果的にラッキーだった。続く症状「水のように勝手に流れていく下痢」は文字通りであり、普段の腹痛のように危険信号が発せられその段階でどれくらいやべぇやつなのか判断できる代物ではなく、静かに迫ってきてほぼノータイムで殺りにくるという忍びのようなやつだった。歴戦のトイレバトルを経験してきた中でも経験のないこの忍びのようなやつとの戦い。もし眠っていたら布団が使用不能になっていただろう。まるで「出る」感覚の無い水が放出されていくような忍びのような下痢の症状はド深夜に複数回に及んだ。

今年最高に長い夜を越えたノロ2日目。吐き気と下痢が収まり、医者に行って薬をもらう。といってもノロに特効薬は無く、またさっと調べることもできないので聞いた話から「ノロかウイルス性腸炎」とアタリをつけて胃腸薬や吐き気止め、解熱剤など症状に対応した薬を出すのみである。熱は37.5とか程度だったが、関節痛が酷いので解熱剤にてこれを解消。異様な気持ち悪さと食欲不振のみが残る。溜まっていた「逃げるは恥だが役に立つ」3話以降を見ながら気を紛らわし、必要最小限の仕事を行う(在宅)。

ノロ3日目。快方に向かっていることを実感するも微熱が消えない。しかしだいぶ食欲も回復してきたのでおかゆからサバの味噌煮へステップアップしたところ、サバの呪いにかかったか深夜に強烈な吐き気に襲われ、ぶり返してしまい振り出しに戻る。最小限の仕事を行う(在宅)。

ノロ4日目。サバの呪いから1日遅れで再び快方へ。しかし相変わらず微熱が消えない。「逃げるは恥だが役に立つ」は最新話まで見終わってしまった。このノロとの闘いの辛さを結衣さん源さんが癒してくれたのは言うまでもない。最小限の仕事を行う(在宅)。

ノロ5日目。消えなかった微熱がついに平熱へ戻り、実感としてもほぼ普段通りになった。というか普段通りになって普段の感覚を急に取り戻したような不思議な感覚。しかし好きだったサバの味噌煮がサバの呪いショックで当分食べられなくなってしまった。ちょっと仕事を行う(在宅)。

という感じで、結局平日5日間を完全にノロとの戦いに費やし、回復まで家族の2倍かかるというフィナーレにふさわしい盛り上がりを見せてくれやがった。そして戦っている間に12月が残り半分を切り、クリスマスソングを聞いていないのにクリスマスソングの賞味期限まで1週間を切り、今年中に聞いておきたいシングルやアルバムは未消化のまま放置されている。師走だ


12月17日(土)

レンタル救世主 全話

レンタル救世主 1話
人が良すぎる明辺(沢村一樹)は元同僚に騙されて莫大な借金を背負い会社をクビになり、妻の紫乃(稲森いずみ)、娘の彩芽(莉帝)に言えずに困っていた。そんな中でレンタル救世主の求人を見つけて条件の良さから何も考えずに応募。早速派遣されたのは零子(志田未来)と同じ服を着ていた女装家の薫(稲葉友)が誘拐から救出する案件だった。瞬殺された明辺に代わってレンタル救世主唯一のアクション要員である葵(藤井流星)が大バトルを繰り広げ救助。こうして主要人物たちが出会った。

普段は金持ちの家事雑用掃除など便利屋程度の仕事が多く、明辺は暗い様子だった零子を気にかけ、現場に携帯を忘れていった事もあり調査を開始。資産家令嬢だが居場所を見つけられずに内に閉じこもった結果、常に小声でブツブツ言っていることから高校時代は地蔵ちゃんというあだ名をつけられていたという。

葵をレンタル彼氏として雇っている現役女子高生のりさ子(福原遥)が軽音部のOBとして地蔵ちゃんを伝説として知っているという形で説明させていたけどさすがに5歳離れた根暗なOBが今だ伝説として語り継がれているのは現実的に無理があるような…。

再び誘拐された零子を助けるために現場に出向いた明辺はまたも瞬殺。しかし零子の気持ちを汲み取り、助けてといってもいいんだと熱弁。結果、いつもやっているブツブツを音量MAXにしておっぱじめた零子。その内容は泣き叫びながら何故かラップ調という衝撃的なものだった。内にため込んでいた思いを孤独な学生生活の中でブツブツ吐き出しているうちに曲がりなりにもそこは軽音部、いつしかラッパーとして開眼していたということか…。ていうか犯人がセクハラ上司って。

これも再び葵が救出。零子もまたレンタル救世主として働きたいと志願して物語が始まった。全体にテンションの高いコメディだけどとにかくノリが明るくて楽しいので日曜の夜には最適だ。

個人的には沢村一樹は99年の『チープ・ラブ』でヒロイン鶴田真由の婚約者として登場するも鶴田真由は主演の反町隆史に惹かれていき破綻。反町隆史がチンピラ役だったので裏世界から抜け出せずハードボイルドな展開に陥った終盤は出番が無くなり単なる当て馬だったかと思いきや最終回最終盤、すべてを終えて幸せをつかみハッピーエンド間近に再登場。反町を刺殺、逃亡してハッピーエンドを阻止するという大役をやっていた印象が強かったんだけど沢村一樹は年齢を重ねて渋い役どころかこういう明るい役が似合うさわやかオッサンになったけど、こういう経緯を辿れる役者も案外貴重なような…。

主演は沢村一樹だけどアクションは全部ジャニーズWEST藤井流星が持っていき、キメるところは全部キラッキラにジャニーズがキメる形。上がつっかえていて若手にスポットが当たらない、先輩主演のバーターでは後輩ポジで先輩より目立てない、主演やらせてもファンが見るだけで全く一般浸透しないというジャニーズ若手の苦境に風穴を開けるような活躍っぷり。それこそこれ沢村じゃなくてマッチとかヒガシ主演だったらこんな役回りにならないだろうしな…。

志田未来は根暗な役というだけでなく、泣くと不細工顔になり泣きながら謎のラップ芸という新境地がインパクト。気がつけばもう23歳。これは代表作になるのでは…。

レンタル救世主社員+妻の紫乃にカラーイメージが設定され、名前に色が隠れているというアイデアは面白いんだけど、勝地涼だけ「紀伊ロイ」ってそのまんま&テキトーすぎるのは何故だ。

 

2話
ラジオDJの森カンナがプロデューサーのココリコ遠藤にストーカーされて困っていると依頼にやってきた。部屋に侵入してきていたココリコ遠藤を葵が取り押さえた事で事態は収束したかに見えたが、遠藤は元カレ(といっても仕事に専念するために別れた)の武田真治にウソの情報を渡し、今度は武田が暴徒化。説得しようとした森カンナを拉致してしまう。

明辺は事件より前に偶然武田にも出会っていて悩める武田にアドバイス、森カンナにも話し合うべきだとアドバイスしていたが結果的にこれが原因でこうなってしまったので反省。主人公なのに説得できずに泣き崩れてしまうが、観察眼に優れていた零子が武田も同類のラッパーだと気づき、ラップ合戦を繰り広げて武田を論破。レンタル救世主メンバーでの自身の立場に悩んでいた零子だったが、プロファイラー&ラッパーという特技を見出されて重要なメンバーとして改めて歓迎されるのだった。

主人公なのに明辺が…。冒頭のココリコ遠藤とやり合っている時に逮捕されてしまったので一晩かけて釈放に尽力したいろは(中村アン)との仲を紫乃に疑われて修羅場になってしまい追い詰められた挙句に完全には解決せず(信じてもらえず)に条件として新婚旅行の行き先の値段が2倍になってしまう。仕事面ではアドバイスは全部逆効果と散々。

ココリコ遠藤がライザップ効果で部屋にトレーニングマシンがわんさかある、森カンナの部屋にストーカー侵入しても筋トレしている、とすっかり筋肉キャラになってたのは吹いた。

3話
少年と父の話に麻薬密売やヤクザ・中国マフィアまで絡んできて同時にロイが父との関係に悩んでいるところも絡めた盛りだくさんな内容だったが話がまとまらずにグッダグダに…。3話にして物凄い失速っぷり。片づけ方があまりに雑すぎた挙句に、零子のラップの代わりに少年にラップをさせる始末。零子がラップで心情吐露する展開にならないなら無理にラップを導入しなくてもいいのに、大挙してSay ho!連呼し始めるともう何が何だか…。

 

4話
明辺のマンションの隣人である木下隆行が妻(櫻井淳子)が投資詐欺セミナーに引っかかっていると相談にやってくる。首謀者はミスワタナベ(千秋)。主婦限定のセミナーだったため零子が「23才の母です(キリッ)」とギャグをかましながら潜入。櫻井淳子が幹部だった事が発覚し、木下はショックで依頼を取り下げるが、実は木下は木下で明辺が1億円の借金を抱えたのと同じ詐欺に引っかかって1000万円借金を抱えたのを妻に言えずにいたと発覚。明辺は1億なのに木下は桁が1つ下なのに不満を覚えつつも夫婦の思いが同じである事、「秘密」を隠していることが「秘密」であることなど深い話になっていき、紫乃(稲森いずみ)との事も考える明辺。

さらに謎に包まれていた社長の黒宇(大杉漣)も自らの過去を明かす。元々零子の兄の会社で副社長をしていたが、当時別の詐欺活動をしていたミスワタナベの策略で横領犯に仕立てられて会社をクビになり、困っている人たちを助けるためにレンタル救世主を始めたという。

ミスワタナベをあっさりお縄につかせ、木下・櫻井夫婦は結局円満に離婚する事になったが明辺はついに紫乃に全てを打ち明け、紫乃も受け入れた事で秘密は解消された。

3話の失速が嘘のように「秘密」をテーマにして登場人物の過去や抱えていた問題を掘り下げて盛り上がった。3話があまりに軽薄だったのが改めて惜しいところだけど、実は紫乃が気づいてたとか社長の過去とか今までにもっと分かりやすく伏線張っておけば良かったのに。

ラップも解決に無理やり使うのは廃止。今回は明辺の娘とネットを通じて知り合っていたりさ子(福原遥)がレンタル救世主の仕事に関して黙っている事をネタにして明辺に脅しをかけてきた(聞きたいのは単に地蔵先輩(零子)と葵が付き合っているかだけだったけど)のを見て、ブチ切れて猛ダッシュで登場するや否やりさ子にラップで猛攻撃を仕掛けるというものでキレが戻った。しかもその後で零子がラップとプロファイリング能力を自覚して言いたいことが言えるようにはなったがまだ調整が効かない事に悩み薫(稲葉友)に相談するという更なる成長への糧にまで!

そして秘密が無いと豪語していた葵もまたひそかに1人の人物から依頼を受けており、その相手は零子の兄だったという次への引きもバッチリ。ちょっと一体どうしたんだというくらいいきなり面白くなってきた。

 

5話
15歳から15年弟子として活躍しながらも無能な賀来賢人が師匠の泉谷しげるの最後の舞台の相方として芸人デビューする事になったが、無能すぎておでん芸の熱がる演技が出来ず猫舌にしてくれと依頼してくる。

一方で葵が零子の兄(小出恵介)から依頼を受けて救世主を辞めさせて自分の会社に来るように依頼したが、当の本人が嫌がっており、勝手に話を進めようとした葵は零子からラップで猛攻を受けてしまう。

「24時間」「自身のキャラクター」をテーマに掲げてそれに沿って登場人物たちが自身の立ち位置を再認識して成長していくという今回もまとまった話に。3話があまりに悪夢だったせいか、前回から回ごとに一貫したテーマを設けてそれに沿って登場人物を動かすことにしたのだろうか。「24時間」の方は気がつけば特に意味が無くなっていたけど、今回も良かった。

 

6話
りさ子がネットで知り合った恋相手が薫(稲葉友)だった。恋を成就させるという依頼を受けてドタバタが繰り広げられるも、薫の父が登場済みの警視総監とか2人の出逢いにしても既存の登場人物同士の繋がりを利用したためさりげにメインのゲストを呼ばないで済むというスマートな展開に。そのうえで本当の自分との間に苦悩するりさ子や薫の葛藤から吹っ切る過程を描いたりと盛りだくさん。

炎上しきってしまったりさ子の今後の高校生活とYouTuberとしての前途は多難だが…。さらに零子の兄(小出恵介)が再度動き出し何やら怪しげな計画を発動させようとしていた。レンタル救世主を「副業」としていて小出恵介の下で「本業」をしているのは誰かは明かされなかったが、いろは(中村アン)は何故かカウンセラーやってて突如離婚しようと考え始めた紫乃(稲森いずみ)の背中押しまくっていた。

 

7話
ミステリアスないろはだが高校時代はハイテンション天真爛漫すぎる不思議キャラでいじめられていたことが判明。かばっていた菊地亜美は政治家汚職で話題になっており、バラバラになっていたチアリーディング部を巡る本当の優しさとは?をテーマにした話に。

故郷の商店街を守るため、菊地亜美が自ら汚職して逮捕される事で計画を破たんさせるという自己犠牲が炸裂したため、チアリーディング部の絆は復活したが菊地亜美は逮捕されてしまった。しかしアクションの出番のがほとんど無かった葵がいつものように顛末をまとめた動画配信をしたところ、これまで最大3桁だった再生回数がTVで紹介されるほどに爆上げされ、レンタル救世主の会社自体が注目を集めることに。

直前まで資金繰り悪化が社長から零子に語られ、零子が小出恵介に援助を申し出ていたので小出はまだ何か隠していそうだが…。そして離婚を切り出されてしまった明辺だったが、重病も発見されたようで…。

いろはの過去キャラが今と違い過ぎて別人状態だったけど、悪い人と見せかけていい人だったという社長と同じパターンでこれにて結局全員いい人という事になるのか。キーとなる友人役の「風のハルカ」村川絵梨がすっかり大人になりすぎてて誰だか分からなかった。

 

8話
紫乃に離婚を切り出され、さらに膀胱ガンが発覚してボロボロの明辺。離婚したい理由は仕事復帰したら仕事がしたくなった&家族のために身を危険にする明辺のためで自分のため&明辺のための半分半分と無茶苦茶な理論で自分勝手な考えを押し付ける紫乃。仕事復帰したというのはほとんど描写が無かった上に、最初がちょっとおバカな専業主婦で始まったのに、ここ数年のいつもの稲森いずみキャラ(なんかキャリアウーマン)になっているのが無理やりすぎる…。

悩める明辺の不在中にレンタル救世主を買収しようとやってきた小出恵介は結束を固めつつあった社員一同に追い返されてしまう。あっさり引き下がったかに見えたが…。

明辺の娘の彩芽(莉帝)はレンタル救世主に離婚阻止を依頼。そんな中で冒頭から話題になっていた連続爆弾犯が彩芽を誘拐。それを知った明辺は驚異的な戦闘力&防御力で犯人一味を次々撃破。巨大なドラム缶を抱え上げて巨漢を撃破したかと思えば背後から素手や瓶で殴られても全くダメージを受けずに相手をビビらせ、武闘派の敵相手には苦戦するも超サイヤ的な力を発揮して撃破。

しかしこれらは全て狂言だった。彩芽は奮闘するカッコいい父を見せれば離婚を考え直すと思っていたようだが、この無茶しすぎる事こそが離婚理由の1つだったため、明辺は意気消沈して家を出て行ってしまう。

そして小出の策略で誘拐犯として明辺と零子と社長以外が逮捕されてしまい、小出のもとに駆け付けた零子の前には小出の参謀として雇われていた社長の姿が…。

爆弾犯が狂言だった事になっていたが冒頭からしっかり爆破活動や明辺を次のターゲットにしようと動いていた様子も出ていたのでこれも小出や社長が事前に報酬と見返りに協力させていたのか…?

 

9話
明辺は単身手術を受けて回復。その間にレンタル救世主は大変な事になっており、1人残された零子が条件をつけて3人を釈放するように働きかけるも3人は零子が裏切ったと思い当初冷たい態度を。

黒宇(大杉漣)との面会・説明を取り付けていた事で信頼は回復し、明辺も合流。黒宇は改めて真意を語る。それによれば4話で語った過去話は概ねその通りだが、千太郎(小出恵介)も同行しており、人助けが偽善者になってしまう世の中に疑問を感じて2人で結託。HELPOOLアプリの構想を練る中で、人助けブームが来るようにレンタル救世主の会社を立ち上げていたという。

後付け設定丸わかりの決死の辻褄合わせに終始したような無茶苦茶な説明だったが、黒宇とは決裂。残されたメンバーは零子が約束の社長就任をする前に最後の仕事を引き受ける。その相手は初回で明辺をだました柿本(梶原善)だった。柿本は余命1年で死ぬ前にやり残したこととして些細な願いを連発。最終的には元妻(濱田マリ)とも思い残すことのない別れを告げることが出来、余生を田舎で過ごすという決着がついた。

残った時間では突如として裏切り者になってしまった黒宇の裏エピソードになり、娘であり千太郎の嫁がこれまた白血病で余命間近。HELPOOLでドナーを募るが、善意を勘違いした馬鹿な連中が病院に押しかけて自己満足のシュプレヒコールを繰り広げたせいで、本来のドナーとして名乗り出た人を発見できずに娘はいつ死んでもおかしくない状態になってしまった。このことを予見していた千太郎と黒宇の間に溝が生じ始める中、解散したレンタル救世主一行も金が前提になって変異してしまった人助けの様子に困惑。

そして明辺は別のガンが発見されて余命3ヶ月と告げられて次回へ続く。紫乃の出番はほとんどなし!!

多少強引なご都合主義展開はこれまでもあったけど今回はあちこち無理やりすぎてガッタガタに…。HELPOOLによる社会の動きが適当すぎるのはまあいいとしても、前回までの紫乃の離婚強要、明辺のガン展開にしても全く盛り上がらずそのまま手術して治癒。治ったと思ったら別の場所に発見され、その理由に至っては転移ではなく「前は無かった」「ストレス過多だったから新たにできたのだろう」「異常な速度で大きくなってるからもう無理」と投げっぱなし。主人公病気で死ぬかも展開を2度も同じ方法でやって引っ張るとか割と前代未聞だ。

 

最終話
余命を宣告された明辺は業務中に死ねば保険金3億円を紫乃と娘に残せると知る。そんな中で千太郎を狙うプチテロリストを名乗る2人組が宣戦布告をしてきて、黒宇が警護を依頼。ここで死ぬべし!と明辺は張り切る。

様子がおかしい明辺を怪しんだレンタル救世主一行は主治医(堀部圭亮)のもとへ駆けつけるが、主治医は他の検査はどれも異常なしで困惑していた。レンタル救世主一行は胃に見える影は8話の狂言誘拐時に偽爆弾を明辺が無理やり飲み込んでしまっておりそれが胃の中に残っているのではないかと推測。主治医の早とちりだった!

というわけで死ぬ気でテロリストに立ち向かう明辺をみんなでフォロー。同時に徐々に自身の間違いに気づいた千太郎は1番身近で支えてくれていた嫁の看病に専念するとしてすべての仕事を降りてしまった。レンタル救世主は存続し、千太郎の後を継いで社長になったばかりだった零子はレンタル救世主に戻り、黒宇が社長を引き継いでレンタル救世主をサポートしながら、レンタル救世主は紫乃が社長となり、新たに薫(稲葉友)とりさ子(福原遥)も参加してハッピーエンド!!

 

全部終わっての感想
結果的には無理やりラップさせた3話を底辺にして4話以降は分かりやすいメッセージを毎回提示し、チームワークも良くなってきてドラマの安定した空気感が出ていて良かったんだけど…。

紫乃のキャラが

・おバカでカワイイ奥さん(専業主婦)
・浮気を疑って明後日の方向に勘違いして離婚だと騒ぐ

ここまではまだ一貫性があった。まあ実は知ってたとかなった時点でそんな聡明な人だっけ?というのはあったけど、レンタル救世主の仕事の事をちゃんと話してからは役割が無くなってしまった。このせいなんだろうけど

・仕事復帰した途端に出来るキャリアウーマンだったと判明
・しかも唐突に復帰したにも関わらず現場を取り仕切り尊敬されるレベルの逸材

と、いつもの仕事できる稲森いずみのキャラにすり替わってしまい

・仕事をしたい
・これ以上危険な事をしてほしくないから離婚は明辺のため

というよく分からない理由を突き付けて無理やり離婚しようとしたくせに最後は「戻ってきて」で特に理由なく復縁した挙句に、やりたかったはずの仕事を捨ててレンタル救世主社長になるってキャラが迷子になりすぎ

明辺の病気展開も終わってみれば完全に不要だった上に、おでん回で登場してからは闇医者っぽいけどかなり優秀な医師として描かれてきた主治医(堀部圭亮)が最後の最後に誤診した事になったし、途中から葵(藤井流星)のアクションシーンを減らして、目立ってなかった明辺を主人公らしくしようと、明辺の生き方や考え方そのものがレンタル救世主だとやたら持ち上げて主人公アピールさせたりと明らかにまとまってなかったのも残念だった。それでも強引ながらハッピーエンドっぽく収まったのでスッキリとは終われたのは救いか。


12月10日(土)

名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵

原作から22年以上、アニメ開始から今年1月に20周年を迎えていた『名探偵コナン』の1話をその後登場したエピソードや現在までに判明している新たな事実を踏まえた形で完全新作として再構成したSP版。

20年も経っているとはいえ劇場版では毎年定型文の

「俺は高校生探偵、工藤新一。幼なじみで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、 黒ずくめの男の怪しげな取り引き現場を目撃した。取り引きを見るのに夢中になっていたオレは、背後から近付いて来る、もう一人の仲間に気付かなかった。オレはその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら」(ここまで新一声)

(ここからコナン声)「体が縮んでしまっていた!!工藤新一が生きていると奴らにバレたら、また命を狙われ、まわりの人間にも危害が及ぶ。阿笠博士の助言で正体を隠すことにしたオレは、蘭に名前を聞かれて、とっさに江戸川コナンと名のり、奴らの情報をつかむために、父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ」

(以下映画で使用される予定の博士のアイテム紹介や、じわじわ増えている新一の正体を知っている人たちの紹介など映画によって微妙に異なる説明)

と、繰り返しているので高校生探偵工藤新一が組織から薬を飲まされてコナンになってしまった、という概要こそ知っていても原作1話、アニメ1話を見た事が無い視聴者もかなり大半になってきているだろうし、見ていても20年前の記憶が曖昧になっている人も多いだろうからなかなか面白い試みだった。

原作4巻が最新刊の頃にコナンを読み始め、原作7巻の頃にアニメ化が決定したのをリアルタイムで興奮しながら読んでいたので(原作コミックで10巻前後の時期にやたら巻頭カラーだった形跡(白黒なのに色が濃い)が多いのはアニメ化決定でサンデーが大騒ぎして巻頭カラーを連発していたせい)、初期コナンは全部ビデオ録画していたが、アニメ化された時に最初に思ったのは

なんか耳デカくない?

シャープな顔立ちにそぐわない耳のデカさが違和感だったのを記憶している。また少年探偵団を出番じゃないのにトロピカルランドに無理やり出現させ、コナンが小学校に通い出す前から無理やり差し込んでいたのもおかしかった。しかもこのせいで台詞や描写が削られるし…。

今回そういうしがらみも捨てられたようで、少年探偵団の出番は新一がボールを少年たちに蹴り返す1コマを置き換える形で処理し、後から出てきたキャラも不自然なじゃない程度に盛り込み、各エピソードを当時のアニメより原作に沿った形で再構築したような印象。原作者監修は伊達じゃない。しかもOPは初代のハイロウズ。

当時はチンピラっぽかったジンのキャラもその後定まった冷徹でクールな性格に修正。ジェットコースター殺人事件であからさまに慌てるジン…といった半ば黒歴史になっているような挙動は全部カット、チンピラ的言動は抑えめにして必要なところは全部ウォッカにお任せ、工藤新一を殴る際にどこから用意してきたんだ、その格好で似あわねーよというバットも警棒に差し替えるなどかなり芸が細かった。

まあ劇場版で人目につくような銃の大乱射を繰り広げたり、コナンの正体に迫りそうなところで帰ってしまったり、伝説の勘違い「聞 こ え る か 毛 利 小 五 郎 」などこの20年間で登場のたびにその的外れっぷりがクローズアップされ(見破られてしまうとコナンが終わってしまうのでしょうがないんだけど)、さらに組織幹部に潜入捜査員がわんさか入り込んでいるザル組織設定にしてしまったせいで、「殺した奴の顔と名前は忘れることにしている」というジンの冷徹っぷりをクールに表現するために用意された台詞さえも、その無能っぷりを際立たせるだけのネタ台詞扱いされるようになっているので、今更どうにもならない気もするが…。

またお調子者だった新一が蘭の忠告通りに不注意で窮地に陥って反省するのをやや強調させ、最後のダイジェストで月影島のエピソードを含んだ形で「推理で犯人を追い詰める探偵は…」のくだりを入れた事で(推理で犯人追い詰めて自殺させる金田一少年揶揄だといわれがちなセリフだけど)、事件と推理を遊び感覚で楽しんでいた未熟な新一が成長した感じに繋がったのも良かった。1話の新一の軽薄なノリとかは前作『YAIBA』や『まじっく快斗』のノリが多分にあったので当時は違和感が無く、むしろ徐々に初期の新一ノリ軽過ぎじゃない?という感じに変わってきたけど、徐々に作風修正していったんだなぁと改めて思った。


12月1日(木)

12月チェック予定CD

・もう年末…?(去年のコピー)

 

シングル

12/7

A.I. am Human(CD+DVD) A.I. am Human
A.I. am Human/MONKEY MAJIK
久々のシングルはアニメタイアップ。

ミリオンリトマス(初回生産限定版)(DVD付) ミリオンリトマス(通常盤)
ミリオンリトマス/寿美菜子
スフィア勢、いつの間にかトップ10前後どころか20前後くらいまで落ちてきてるのね。

 

12/14

Scrap & Build(初回生産限定盤)(DVD付) Scrap & Build(通常盤)
Scrap & Build/anderlust
思ったより売れてこないせいか、年内に1stアルバムにならなかった。決算期までには出るか?

センパイ。(初回生産限定盤)(DVD付) センパイ。(通常盤) センパイ。(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)
センパイ。/HoneyWorks meets TrySail
先輩スフィアもやったHoneyWorksメイン扱いの実質提供曲。

 

12/21

Don't be Afraid【完全生産限定 BIOHAZADR × L'Arc-en-Ciel盤】(Blu-ray付) Don't be Afraid【初回盤】(Blu-ray付) Don't be Afraid【通常盤】
Don't be Afraid/L'Arc〜en〜Ciel
1年ぶり新曲。ライブやると思ってたけど結成25周年これだけだった!

AKB48じゃんけんユニットシングル「逆さ坂」
逆さ坂/じゃんけん民
AKB48のじゃんけん大会ユニット。ソロデビュー+C/Wで上位メンを一括処理方式が2年続いたがさすがにあんまりだということになったのか、今度は全員まとめてAKB48とは別グループ扱いに。そんなにO社ミリオン割れが嫌なのか…。去年もそうだったけど本当にやる気が無いらしく、12/6まで詳細不明のままで曲名どころかユニット名も仮称のまま、発売2週間前にようやく告知ってヤバくないか。

 

12/28

僕以外の誰か(通常盤Type-A)(DVD付) 僕以外の誰か(通常盤Type-B)(DVD付) 僕以外の誰か(通常盤Type-C)(DVD付) 僕以外の誰か(通常盤Type-D)(DVD付)
僕以外の誰か/NMB48
またこんな埋もれそうな時期に出さなくても。

 

アルバム

12/7

KNOCK(CD+DVD) KNOCK
KNOCK/Goodbye holiday
ミニアルバム。今回は王道よりはロック寄りらしい。

 

12/14

アスナロウ(初回生産限定盤)(DVD付) アスナロウ
アスナロウ/Aqua Timez
今年最後の期待作。

Believer(初回生産限定盤)(DVD付) Believer(通常盤)
Believer/槇原敬之
近年の感じだと正直あまり期待は…。

Journey without a map(DVD付) Journey without a map(CD Only)
Journey without a map/TAKURO
最近GLAYの表題曲はメンバーに任せていてほとんど曲を書いていなかったりするがソロだとどうなるのか…。

 

12/21

SMAP 25 YEARS (初回限定仕様) SMAP 25 YEARS (通常仕様)
SMAP 25 YEARS/SMAP
選曲が悲痛なファンの思いが極度に反映され過ぎて25周年のベスト感があまりないのがいたたまれない感じで何とも言えない。

Another Side Memories~Precious Best II~(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) Another Side Memories~Precious Best II~(通常盤)
Another Side Memories〜Precious BestU〜/DEEN
まさかのC/W集第2弾。

LOVE IS BORN ~13th Anniversary 2016~
LOVE IS BORN 〜13th Anniversary 2016〜/大塚愛
前のアルバムの時に出せるうちにやりたいことをやっておきたいみたいな事も言っていたが案の定売れずにリリースが滞り…。

 

12/28

アンコール(ベストアルバム)(初回限定盤A/Blu-ray ver.) (2CD+Blu-ray+フォトブック) アンコール(ベストアルバム)(初回限定盤A/DVDver.) (2CD+2DVD+フォトブック) アンコール(ベストアルバム)(初回限定盤B/Blu-rayver.) (2CD+Blu-ray) アンコール(ベストアルバム)(初回限定盤B/DVDver.) (2CD+DVD) アンコール(ベストアルバム)(通常盤)(2CD)
アンコール/back number
紅白合わせのベスト盤かと思ったら選ばれず、一応今年春がメジャー5周年だったとはいえ良く分からない時期に出す聞く気が遠のく重量級ベストに。

 

映像

12/7

Live at The Globe Tokyo [DVD]
MONKEY MAJIK Live at The Globe Tokyo/MONKEY MAJIK
突如単独リリースされるライブ映像作品2作目。アルバムの付属でも既にBlu-ray、DVDの二択になっているのにBDがよほど売れなかったのか何故か今回DVDオンリーでBD無し。

 

12/28

Clip! Smap! コンプリートシングルス(初回生産分) [Blu-ray] Clip! Smap! コンプリートシングルス(初回生産分) [DVD]
Clip! Smap! コンプリートシングルス/SMAP
シングルコレクションが欲しいなら映像で聞け!という1作。

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