ZARD BLEND〜SUN&STONE〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 君に逢いたくなったら… | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 20thシングル 最高2位 売上63.6万枚 リミックス |
2 | 揺れる想い | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 8thシングル 最高1位 売上139.7万枚 |
3 | 君がいない | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 7thシングル 最高2位 売上80.2万枚 |
4 | 心を開いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 18thシングル 最高1位 売上74.7万枚 |
5 | Good-bye My Loneliness | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 1stシングル 最高9位 売上20.9万枚 ボーカル再録音&リミックス 2020年再発盤 最高101位 売上0.04万枚 |
6 | IN MY ARMS TONIGHT | 坂井泉水 | 春畑道哉 | 明石昌夫 | 5thシングル 最高9位 売上32.2万枚 リミックス 2020年再発盤 最高119位 売上0.03万枚 |
7 | あの微笑みを忘れないで | 坂井泉水 | 川島だりあ | 明石昌夫 | 3rdアルバム『HOLD ME』収録曲 |
8 | Oh my love | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
9 | 来年の夏も | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 リミックス |
10 | ハイヒール脱ぎ捨てて | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 6thアルバム『forever you』収録曲 リミックス |
11 | Don't you see! | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 19thシングル 最高1位 売上60.3万枚 リミックス |
12 | 眠れない夜を抱いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫、 池田大介 |
4thシングル 最高8位 売上45.8万枚 2020年再発盤 最高114位 売上0.03万枚 |
13 | こんなに愛しても〜Hold Me〜 | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 3rdアルバム『HOLD ME』収録曲 サブタイトル追加、リミックス 3rdシングル『もう探さない』C/W |
リリースデータ
1997年4月23日 | 初登場1位 | 初動66.7万枚、売上200.3万枚 | B-Gram Records |
ZARD1stセレクションアルバム。97年はデビュー以来初めてオリジナルアルバムがリリースされず今作がリリースされた。前作以降にリリースされた「君に逢いたくなったら…」「Don't you see!」の2作がアルバム初収録となっているが、後は過去に発表された楽曲で構成されており、当時のパッケージに付いていたシールには「坂井泉水が選んだベスト・セレクション」と書かれていた。このため初夏、夏向けのベストアルバムとして宣伝されていたが(サマーベストといった形容もしていた)、2年後の『ZARD BEST』を初のベストと銘打ったためにベストアルバムとは別枠の「セレクション」枠の作品として扱うようになった。一部楽曲はリミックス、リテイクが施され、全曲リマスタリングとなっている。
B'zの非公認初期ベスト『Flash Back-B'z
Early Special Titles-』が4月26日にリリースされる事が決まっており、今作はわざわざ同じ週にぶつけて発売され、今作が1位、『Flash
Back-B'z Early Special Titles-』を2位に追いやり非公認ベストの1位獲得を阻止する結果となった。非公認ベストが1位になるのを阻止するために意図的に同じ週に発売したとする見解が主流となっているが特に公言されたわけではないようだ(当時長戸大幸は引退して名前も出さなくなっていたが現在は長戸大幸の意向でこうしたとwikiにも堂々と書かれてしまっている始末)。チャート上はZARDとB'zそれぞれ初のベスト盤が同週対決するという2度と無い異例の事態となった。そしてO社記録上はB'z名義である事に変わりは無く、B'zのアルバム連続1位記録と連続ミリオン記録が分断される結果となった。
最新のシングル2作は冬発売だった事もあり、単にそのまま入れた感じだけど、それ以外は比較的夏っぽい曲が多く選ばれ、真夏というより夏が来る少し前くらいになると毎年聞きたくなる1枚。まさに発売されたGW前後から5月頃が今作に最適な季節だと思う。大ヒット曲を入れつつもアルバム曲も多めに選曲していて本格的なシングルベストアルバムにはしないというこだわりも感じられ、再発見も多いアルバムだ。
スタッフ表記がコーラス以外全くされていないので詳細は不明だが、さほど意識せずとも明らかに変更が分かるのは唯一ボーカルが再録音された「Good-bye My Loneliness」と、イントロの瞬間からドラムの響きが異なる「IN MY ARMS TONIGHT」、タイトルが変わっている「こんなに愛しても〜Hold Me〜」の3曲。これ以外も原曲とよく聞き比べるとそういや確かに違うなぁ…といったミックス変更された曲がチラホラあるといったところで聞きこんで違いを楽しめる1作でもある。「君に逢いたくなったら…」が正直1番どこが違うのか分からないかも…。
後のベスト盤に収録された人気曲が多いが、変更された曲は後のベスト盤では元のバージョンに戻されて収録されており、今作のリミックスは今作でしか聞けない。「Good-bye My Loneliness」のボーカル再録音も今作でしか聞けない。ただし「君に逢いたくなったら…」「Don't you see!」のアルバム初収録2シングルは今作のミックスが正式バージョンに差し替えられたようで今作以降は全部今作のミックスで収録されるようになっているという(増版、再発されたシングル盤も差し替えられているらしい…)。
印象度★★★★☆
2021.5.7修正