ZARD BLENDU〜LEAF&SNOW〜

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 私だけ見つめて 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫 7thシングル『君がいない』C/W
2 あなたを感じていたい 坂井泉水 織田哲郎 織田哲郎 13thシングル 最高2位 売上73.8万枚
3 もう少し あと少し… 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫 9thシングル 最高2位 売上84.4万枚
4 My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜 坂井泉水 織田哲郎 池田大介 23rdシングル 最高3位 売上33.2万枚
5 黄昏にMy Lonely Heart 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫 10thシングル『きっと忘れない』C/W
ドラムの音色が変更されたリミックス
6 Boy 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫 11thシングル『この愛に泳ぎ疲れても/Boy』両A面曲
7 Stray Love 坂井泉水 川島だりあ 明石昌夫 6thシングル『負けないで』C/W
8 Take me to your dream 坂井泉水 川島だりあ 明石昌夫 13thシングルC/W
9 You and me(and…) 坂井泉水 織田哲郎 葉山たけし 4thアルバム『揺れる想い』収録曲
10 あなたに帰りたい 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲
イントロのギターをカット
11 Just for you 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫&
池田大介
8thシングル『揺れる想い』C/W
12 Ready,Go! 坂井泉水 川島だりあ 葉山たけし 14thシングル『Just believe in love』C/W
13 Change my mind 坂井泉水 栗林誠一郎 葉山たけし 18thシングル『心を開いて』C/W
14 カナリヤ 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫 9thシングルC/W
15 クリスマス タイム(ZARD Version) 坂井泉水 栗林誠一郎 徳永暁人 Barbier 1stシングル セルフカバー 新録音
16 永遠〜君と僕との間に〜 坂井泉水 徳永暁人 徳永暁人 22ndシングル 原曲のCMバージョン サビのみ
  遠い星を数えて 坂井泉水 栗林誠一郎 徳永暁人 21thシングルC/W、9thアルバム『永遠』収録曲

リリースデータ

2001年11月21日 初登場4位 初動14.1万枚、売上22.7万枚 B-Gram Records

ZARD2ndセレクションアルバム。97年の『ZARD BLEND〜SUN&STONE〜』の続編で、坂井泉水が秋冬をテーマにした曲をセレクト。当初はシングル中心の全く違う選曲が公開されたが、土壇場で変更になりアルバム未収録のC/W中心となった。別紙で小さな用紙が封入されており、今作の内容がRe-mixを施した"リアレンジ作品"の予定だったが原曲のイメージが損なわれるので秋冬向けの選曲になった事への説明や、「遠い星を数えて」はどうしても入れたかったのでシークレットトラックとして収録した事が坂井泉水のコメントとして記載されていた。大半のC/Wがアルバム初収録となった。Baribierのセルフカバー「クリスマス タイム(ZARD Version)」(原曲は栗林ボーカルの坂井コーラス参加)、ドラマ『失楽園』主題歌になる前にキヤノンのCMソングとして制作されていた1サビのみの「永遠〜君と僕との間に〜」が初収録。2曲ともBOXにも収録されていないため今作でしか聞くことができない。「黄昏にMy Lonely Heart」はシングル時とはドラムの音色が異なるミックス変更が施されているが、今作以降は全てこの音源で収録されるようになったため差し替え扱いと思われる。「あなたに帰りたい」はイントロのギターがカットされている。

この年は結局シングルが無く、『時間の翼』と今作のアルバム2作といえど新たに録音された曲は少なかったため当時のインタビューでは坂井泉水は"ずいぶんのんびりした10周年"などとコメントしていた。実際にはこの時期に体調不良で活動休止していたことが後に明かされている。

当時『時間の翼』でサウンド面が大きな変化を迎えていた時期で、実験&軽めのアレンジにガッカリしていたので、1曲目「私だけ見つめて」の勢いにまず最初にやはりZARDはこうじゃないと!と思った記憶がある。坂井泉水が考える秋冬イメージの曲が並んでいるが、93〜95年頃のアルバム未収録だったC/W中心。なのでC/W集としての価値が今作は高い。ただ秋冬縛りの影響かC/Wはじっくり聞くといい曲が多いものの、同じようなアレンジのミディアム〜バラード系が多いので、中盤過ぎ「Boy」〜「Just for you」辺りまでは中だるみ感が否めない。またダークなロックをやっていた初期C/Wや王道から少し外れた実験作やロック色強めの曲が増えた90年代後半のC/Wはほぼ選曲されていないので、ZARDのC/Wは大体いつもこんな感じなのかというとそうでもない。あくまで93〜95年くらいのセールス全盛期のC/Wはこういうバラードが多かったというだけで、C/Wベストとはまた異なる。

個人的には20周年のシングルコレクション発売以降は特に今作を通して聞くよりも11〜12月にかけて引っ張り出してきて年に1回は「クリスマス タイム(ZARD Version)」、「永遠〜君と僕との間に〜」を聞いて年の終わりを実感するアイテムと化している。

B00005R6E3

印象度★★★☆☆

2021.6.22修正

戻る