Countryman

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 Countryman 光村龍哉 吉澤幸男  
2 Newel 吉澤幸男/光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉  
3 Kanashibari 光村龍哉 光村龍哉  
4 Dreams Come Through 吉澤幸男/光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉  
5 Petit Revolution 佐藤慎之介 佐藤慎之介  
6 静けさと踊ろう 櫛野啓介/光村龍哉 櫛野啓介/光村龍哉  
7 Innipi(S)   ZION Instrumental
8 Christmas 光村龍哉 光村龍哉 公式通販限定シングル
9 Memuro Hill 光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉  
10 Holy Lonely 櫛野啓介/光村龍哉 櫛野啓介/光村龍哉  

リリースデータ

2025年2月1日 道の駅 ピア21しほろ通販&現地販売限定 Produced by ZION ZION

メンバー

Vocal,Guitar,Piano,Percussion 光村龍哉
Guitar 櫛野啓介
Guitar,Piano,Keyboards,Beat Production 吉澤幸男
Drum,Percussion 鳴橋大地
Bass,Synth Bass,Percussion,Cook 佐藤慎之介

ZION2ndアルバム。北海道「道の駅 ピア21しほろ」の通販サイト限定&「道の駅 ピア21しほろ」現地でも販売。EPから1年ぶり、2年2ヶ月ぶりのフルアルバム。年末に限定販売されたシングル「Christmas」を収録。新たに公式の通販サイト「ZION MARKET」を立ち上げ、グッズだけではなく、シングル『Christmas』のみ「ZION MARKET」限定で販売したが公式サイトディスコグラフィー(「Music」)には掲載されず、今作は再び「道の駅 ピア21しほろ」で販売され、「ZION MARKET」では販売しなかった。4000円+送料440円。今回も手作りとされ、紙ボックス仕様。CDは紙ケース直入れ、ブックレット、ギターピック、極小の小瓶に謎の種が封入されている。2月1日発売とされているが、2月1日より「道の駅 ピア21しほろ」から順次ゆうパケットで発送されたため、北海道から遠いほど日数がかかり、関東でも5日到着だった。

ほとんど何も発せずに1作目をリリースした後は2023年のインタビューなど徐々に応じるようにはなっていてそこで活動状況などは語られていたが、今作では『音楽と人』やビルボードなどアルバムを引っ提げてのインタビューの形でメディアにきちんと登場して語っている。特に『音楽と人』ではNICO時代から旧知のライターに対して光村が単独でNICO解散の理由や現在の思いまで語っており必見だ。正直突如北海道で自由に楽しくやってるっぽいのでメジャーの活動で疲れたんだろうなくらいしか想像できなかったが、配信や全国販売ではなく、現在の産地直送みたいな売り方で一定の成果を出したいというのもけっこう強く考えているらしい。

また今作ではきちんと本職の録音ミックスのエンジニアを招いており、メンバーは録音ミックスには関与していない。以前はマジでエンジニアも入れずに自分たちで録音していたのでバンドでせーので録音しようにも録音を開始する人もいないのでメンバーが自ら録音ボタンを押してから演奏するという手間をかけていたらしい。このせいばかりではないだろうけど、今作は前2作よりもよりバンドっぽくなった感じがする。おとなしい曲でもちゃんとバンドサウンドメインになっていている感じが前作より増しているような…。

とはいえガツンと盛り上がるアップテンポなロックナンバーはほとんどなく、時々盛り上がるところはあるものの基本は割とスローで抑えめな渋めの作風。ライブハウスでドカンと盛り上がるというよりもBillboard Liveなんかで酒でも飲みながら少し優雅に観賞する方が映えるようなそんな大人っぽさがある。また北海道の雄大な自然がこういうゆったりした雰囲気を呼んでいるところもあるのかもしれない。総じて派手さはなく、NICOを最後まで追いかけ続けてその唐突な終わりに光村の歌だけでもまだその先を聞いてみたいと思うくらい熱心なファン向けなところはあり、外向けな感じは正直あまりしない。それでも前作よりは遥かにまとまっていい流れになっていて好印象だし(前作は後半ほど閉じていく印象が…)、作品以外に直接自分たちの活動方針や意志をちゃんとインタビューに応じて発信するようになっただけでもだいぶ印象は違う。

道の駅 ピア21しほろ通販&現地販売限定

印象度★★★☆☆

2025.3.15更新

戻る