SUN'n'JOY

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 Innipi(N)   ZION Instrumental
2 Hurricane 光村龍哉 櫛野啓介/光村龍哉  
3 New Moanin' 光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉  
4 Setogiwa 光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉  
5 Yowamushi 光村龍哉 光村龍哉  
6 Shield 光村龍哉 櫛野啓介/光村龍哉  
7 Jigsaw 光村龍哉 光村龍哉  
8 Deathco Island 光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉  
9 (Here Comes The) SUN'n'JOY   吉澤幸男/光村龍哉 Instrumental
10 Eve 光村龍哉 吉澤幸男/光村龍哉  
11 Leaves 光村龍哉 光村龍哉  

リリースデータ

2022年12月2日 道の駅 ピア21しほろ通販&現地販売限定 Produced by ZION ZION

メンバー

Vocal,Guitar,Piano,Shaker,Beat Production 光村龍哉
Guitar,Backing Vocal 櫛野啓介
Guitar,Synthesizer,Beat Production,Backing Vocal 吉澤幸男
Drum,Backing Vocal 鳴橋大地
Bass,Synth Bass,Backing Vocal,Cook 佐藤慎之介

ZION1stアルバム。2019年11月に突如解散したNICO Touches the Wallsの元ボーカル光村龍哉が新たに結成したバンドのデビュー作。2020年には結成していたようだが、2022年3月に公式に結成が発表されていた。今作は11月15日に発売が発表されるも北海道の「道の駅 ピア21しほろ」の通販サイト限定&「道の駅 ピア21しほろ」現地でも販売という販路限定作となり、配信にも出ていない。予約段階で完売し、その後再販されたが再度完売して入手不可となった。"メンバー手作り"とされており、丸い紙箱パッケージの底にCD収納、歌詞カードは丸い歌詞カードが1枚ずつバラになっている仕様。なお「道の駅 ピア21しほろ」の通販はBASEの販売システムを利用しており、BASEの販売システムはR(愛内里菜)、藍坊主、伊藤俊吾、さかいゆう(酔鯨とのコラボ販売の際に酔鯨が使用していて酔鯨サイドでの通販だったため)も使用していた。割と自社通販系のアーティストの間ではメジャーな販売方法のようだ。

手作りとはいえCDも歌詞カードもちゃんとプレス工場には依頼されていると思われ、CD-R(薄緑盤面)のような完全手作りではなくちゃんとしたCD(銀色盤面)になっている。一時期の浅岡雄也はマジで自宅PCで焼いた手作りCD-Rをシングルとして販売した事があるからな…。

公式サイトがペラ1枚情報に乏しくほとんどどんなバンドなのか分からないが、通販サイトによれば2020年には結成しており、しかも普通に東京で結成したが、9月には北海道に拠点を移し、古民家を改造して作った十勝のWhite Houseで自主制作を行っていたようだ。クレジットでもエンジニアはZION名義になっていて、ミックスは別スタジオ(HIT STUDIO)のエンジニア鶴羽宏一と光村龍哉、吉澤幸男の3人連名、マスタリングは鶴羽宏一の単独。アートワークとデザインはZION写真はスタッフとZIONの共同名義となっている。北海道で自主制作スタジオって初期のGalileo Galileiが取った手段だが参考にしたのだろうか。Galileo Galileiは北海道出身なので地元に戻ったという形だったが、光村龍哉は千葉出身で北海道には縁が無い。元NICOのギター古村大介は函館出身だったらしいけど…。2021年8月には北海道でライブ活動を開始していたようで、実際元NICOファンの間では噂になっていたものの、公式に存在が公になったのは2022年3月にきちんと発表してからとなる。

2019年6月『QUIZMASTER』リリースを最後にNICO Touches the Wallsは夏フェス出演を経て、11月に突如解散。ラストライブどころかベスト盤すら出さずに唐突に終了してしまい、以後メンバー全員行方不明となってしまった。現在も3人のメンバーが何をしているかは不明だが、ボーカル光村龍哉に関しては解散後何をしていたかについては語られた。メンバー3人とも連絡を取って何をしているのかは知っていると発言しており、NICO Touches the Wallsは財産だとも発言しているものの…NICO Touches the Wallsが何故突然終了したのかは不明のままとなっている。

1曲目のインストから「Hurricane」にかけての流れは非常に良く、新たなバンドが始まっていくワクワク感と"まだ歌っていたいよ"と歌う光村龍哉の声にNICO Touches the Wallsリスナーとしては違う形でまたここに戻ってきてくれたという感動がある。全体に抑えた雰囲気ながら新たなバンドサウンドでNICO Touches the Wallsとは違う戸惑いとでも期待も感じられるような始まりだ。その後も前半はそんな感じでいい予感を感じさせるんだけど中盤以降ほとんどバンドですらないようなおとなしい地味曲ばかりになってしまい、どうにも掴みどころが無いままにそのまま終わってしまう。始まりがけっこう良かっただけにそこからもっと開いていくような感じになるのかと思いきやむしろどんどん閉じていってしまうようなそんなイメージ。

恐らく新コロ直下の東京でこもったままでいる事に閉塞感があって北海道で自主制作という方向に流れていってしがらみから開放されての新鮮な新バンドでの活動だったとは思うんだけど、気の向くままにという感じがちょっと強すぎたか。売れる曲を書けとかシングル曲を書けと要請してくるスタッフも誰もいなく、ヒットを意識する事もないとなるとなぁ…。大衆受けするヒット曲も書けるような才能を持ちながらもやりたい方向優先という点では本当に同じく北海道で自主制作するようになったかつてのGalileo Galileiと重なるところがあった。

印象度★★★☆☆

2023.1.15更新

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