O(初回盤)

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 町田紀彦 町田紀彦 高橋KATSU 7thシングル 最高3位 売上11.2万枚
2 さらりーまん 町田紀彦 井上ヨシマサ 高橋KATSU  
3 Sae Zuri カンナ イトウシンタロウ 知野芳彦 MAIKOソロ
4 For Tomorrow 井田実 JUN 山原一浩 7thシングルC/W(廉価盤のみ未収録)
5 GO! 渡辺未来 渡辺未来 山原一浩 MIZUHOソロ
6 夢ノカケラ…(Album Version) 千空・n.machida 町田紀彦 虎じろう 5thシングル 最高3位 売上14.1万枚
7 +.−.×.÷ カンナ イトウシンタロウ イトウシンタロウ TAKAYOソロ
8 一雫 町田紀彦 羽岡佳 長岡成貢 6thシングル 最高3位 売上10.4万枚
9 confidentially 町田紀彦 町田紀彦 ha-j MIYUソロ
10 足跡 ミウラタカシ 櫻井真一 山原一浩  

※シングル『証』は3形態発売で、特殊パッケージ仕様と通常盤にはC/Wとして「For Tomorrow」を収録していたが、500円仕様は「For Tomorrow」は未収録で「証」とカラオケのみだった。

リリースデータ

2002年11月27日 初登場3位 初動8.6万枚、売上16.7万枚 Produced by 小南忠幸、西純久(SME) Sony Records

メンバー

Vocal、E.Guitar&A.Guitar TAKAYO
Vocal&Drum MIZUHO
Vocal&Bass MAIKO
Vocal&Guitar MIYU

ZONE2ndアルバム。前作から9ヶ月ぶり。2002年2作目のアルバムにして2作連続でシングル『白い花』と同時発売。前作以降の3シングルとC/W1曲、新曲6曲(ソロ4曲、全員2曲)で構成。「夢ノカケラ…」は構成とミックスが変更されたAlbum Versionで収録。初回盤は特殊パッケージ仕様、全40ページオールカラーブックレット(歌詞やクレジット関連は7ページ。残りは全部写真集)が付属する3000円、通常盤は普通のプラケース仕様で2625円(当時の税込価格)。同時発売のシングル『白い花』初回盤のDISC-2には全曲のダイジェストとメンバーによる解説が収録されていた。シングル売上は10万程度で安定していたが、今作は前作から20万ほどの大幅ダウンとなり、前作初動程度の売上となった。

怒涛のペースでの2作目、メンバーも待望のフルアルバムはライブを想定して盛り上がるラインナップを取り揃えた内容となった。…が、夏のツアーが終わったばかりのタイミングでそんなに急いで出さなくても良かったのではないかとも思う。北海道在住のままで夏休みしかツアーできないんだし…。結局フルアルバムといえるギリギリの10曲だし、シングル4曲、ソロ4曲なので全員曲は「さらりーまん」「足跡」の2曲しか増えていない。ロックバンド系の曲を増やしてライブで盛り上がろうというより、ソロコーナーなどバリエーションを増やす方に一役買った感じの1作になった。ソロ4曲ではMAIKOが「一雫」で見せた癒し系バラード方面の魅力をさらに開花させ、MIZUHOは元気なキャラクターそのまま、TAKAYOは自身が好むアコースティック系、MIYUは10歳の時にもらった曲で同時発売の「白い花」に通じる大人っぽい方向性を突き詰める…と4人それぞれの個性が開花したり、好みの方向性を突き詰めたりしていて幅が広がった。それだけに4人に戻った時のZONEというのをアルバムにおいてもう少し提示してほしかったというところはある。2曲の全員曲のうち「さらりーまん」はライブの定番曲としてよく演奏される曲へと成長はしたが、そういうアルバム曲がもう少し欲しかった。前作ほどではないが、40分ちょいしかないのもあってやはりあっという間に終わってしまい、いい曲は揃っているんだけど物足りなさは残る。

この後はメンバー脱退、解散と続いてまともにオリジナルアルバムの制作に至る事ができなかったので、結果的にフルアルバムをちゃんと制作できたのは今作が最初で最後だった。翌年前半までじっくり制作して、14,5曲入れたがっつりとしたフルアルバムとしてまとめるか、次回作『N』をTAKAYO脱退前に完成させていればどっちかがオリジナルアルバムでの唯一の代表作になっていたと思うが…結果的にどっちもどっちの良さはあるが同時に物足りなさがあり、ZONEはアルバムアーティストにはなれなかったなと思う。

B00006RTV1初回盤   B00006RTV2通常盤

印象度★★★★☆

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