ZONE TV special DVD edition ユメハジマッタバカリ

ZONE Special 「ユメハジマッタバカリ」〜南の島の小さな大冒険〜(48分)
 MAIKO「マチ猫をパシャリ」
 TOMOKA「家庭料理をつくろう」
 MIYU「卒業の記念品さがし」
 MIZUHO「こどもとなごもう」

 夢日記・MAIKO編〜ガソリンスタンドでアルバイト〜
 夢日記・MIZUHO編〜幼稚園の先生になって子どもと遊びたい〜
 夢日記・MIYU編〜幼稚園の先生になって絵本を読んであげたい〜
 夢日記・TOMOKA編〜スーパーマーケットでレジ打ち〜

DVD特典映像 「ユメノツヅキ」(24分)
 夢日記、未公開映像
 グアム編、未公開映像

初回仕様、特製ポストカード封入(3種類のうち1種類)

リリースデータ

2004年9月29日 総合DVDチャート初登場18位 売上0.6万枚 ソニー

ZONE、TV特番DVD。シングル『太陽のKiss』ビデオクリップはグアムで撮影されたが、その際に地元北海道UHBによるTV特番『ユメハジマッタバカリ』も制作され、北海道UHB限定で4月4日に放送された。その後、広島、東北など一部地方局では放送されたが関東地上波では放映されなかった。一方でソニーの関連会社であるCS放送のMUSIC-ON TV(04年にViewsicから改名直後)では放送された。今作はOAバージョンではなく、番組を再編集して未公開映像を加えてのDVD化。音楽作品ではないためO社でも総合DVDランキングのみで、音楽DVDチャートでは扱われなかった。

初OAは見る事ができなかったが、後からMUSIC-ON TVで放送されるというのでこれを録画して当時視聴した。今作は再編集版とされているが、具体的な変更点として冒頭で町田紀彦へのインタビューが含まれていたのが完全カットされた。また「夢日記」部分は各自見覚えのないシーンが増えていたので若干ボリュームアップされているようだ

アイドルZONEの地方アイドル番組といった装い。音楽要素は無く、ナレーションベースでグアムで4人それぞれが指令を出されて島内を動き回る様子、さらに地元北海道で冬の間に収録された(背景が雪景色)と思われる「夢日記」いわゆる4人それぞれのバイト体験の様子、これらをローテーションで小出しに回していく構成。各メンバーのコンテンツをまとめて見せてくれずに何の繋がりも無いグアムロケ(常夏)と地元北海道での夢日記(外は雪景色)と季節まで正反対の映像をごちゃまぜで小出しにしていくのでどうにも流れが忙しない。4人が最後に合流するわけでもないので(4人で今後への抱負を語るインタビュー映像はあるけど本編と関係ない)、1つずつじっくり見せていく構成か、せめてグアムと夢日記の二部構成で別にすれば見やすくてまとまったのではないかと思う。各メンバーの様子の小出し進行が活きているのって、結局同じ幼稚園で同時にロケしていたので最後には合流するMIYUとMIZUHOの「夢日記」だけだし…。

特典の未公開映像『ユメノツヅキ』では夢日記→グアムでそれぞれの4人の映像をちゃんと順番に収録しているので見やすかった。ていうかグアムで各自が自分たちのロケ終了後の夜に再集合して感想を言い合うという締めの映像がなんで全部未公開送りになってしまったのだろうか。本編は全員分のグアムと夢日記が終わると4人での本編と全く関係のない今後の抱負インタビューシーンで終わっていたが、グアムロケの締めとして4人集合映像がちゃんとあったのに本編で使わなかったんかい…。

とりあえずTOMOKA加入でアイドル要素が高まったところはあるけど、メンバーみんなデビュー当初の小中学生から全員高校生になった年(学年変わる前の撮影っぽいのでMIYUはまだ中学3年生)という事もあってみんなどんどんかわいく成長していた時期でもあり、MVとわずかなメイキング映像以外で素のメンバーが4人それぞれ動き回っている映像は結果的に今作しか残されていない。番組の構成上、4人で和気あいあいとしている場面がほとんどないのは惜しいが…それでも非常に貴重なアイドル全盛期ZONEの映像になっていると思う。

本編最後のインタビューでは新生ZONEとしての勢いを4人全員が共有しているようでMIZUHO自らが率先して曲作り(自作)をやりたいというのはデビュー当初から言っていた目標だと発言し、番組でこうして語った以上は実行しなければならない、自分達で作った曲を待っていてほしいとメッセージを送る場面もある。これがわずか半年程度、夏のツアーが終わった後には心変わりして辞めたいとなってしまったのだから本当に何がMIZUHOを変えたのか…。あと改めて見るとMIZUHOだけグアムでも子供と遊び、夢日記でも幼稚園で子供と遊ぶと一環している。これは保育士でも目指したくなったのかと思ったが、解散後のMIZUHOが幼児教育の道へ進んだという情報は特にない。

B0002T239U

印象度★★★★☆

2021.8.9修正

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