Noizy Beat
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | JULIA | 高山征輝 | 高山征輝 | ZYYG | 6thシングル 最高35位 売上1.9万枚 |
2 | Noizy Beat | 高山征輝 | 高山征輝 | ZYYG | |
3 | Rendezvous | 高山征輝 | 高山征輝 | ZYYG | |
4 | REAL IMITATION | 高山征輝 | 高山征輝 | ZYYG | |
5 | 最初で最後のLOVE SONG | 高山征輝 | 高山征輝 | ZYYG | 5thシングルC/W |
6 | Dreamer | 高山征輝 | 後藤康二 | ZYYG | |
7 | POOR BOY | 高山征輝 | 後藤康二 | ZYYG | |
8 | たった一度のHONESTY | 高山征輝 | 高山征輝 | ZYYG | |
9 | NO MERIT LOVE | 高山征輝 | 後藤康二 | ZYYG | |
10 | ECSTASY | 高山征輝 | 後藤康二 | ZYYG | |
11 | ぜったいに誰も | 高山征輝 | 織田哲郎 | ZYYG | 5thシングル 最高3位 売上28.7万枚 |
リリースデータ
1996年2月26日 | 初登場24位 | 売上3.1万枚 | Sound Produced by ZYYG | B-Gram Records |
メンバー
Vocal | 高山征輝 |
Guitar | 後藤康二 |
Bass | 加藤直樹 |
Drums | 藤本健一 |
ZYYG2ndアルバム。1年7ヵ月ぶりのアルバム。前作以降の2シングルとC/W1曲を収録。前作リリース後にメインライターだった栗林誠一郎が脱退。リリースが11ヵ月開いたが、新たに加藤直樹が加入、高山がメインライターとなり活動を再開した。アルバム全体の解説、曲ごとの解説、メンバー使用機材が記載されている。今作のためにデモ50曲、候補20曲が制作されて最終的に11曲に絞られたという。また「最初で最後のLOVE SONG」はミックスダウンをやり直したアルバムバージョン(アルバムミックス)とされている。
アニメ『SLUM DUNK』2期OPとなった「ぜったいに誰も」はトップ3入りを果たし、自身2番目のヒット作となったが、「JULIA」は一気にトップ30落ちとなり、今作は「JULIA」は上回ったものの、以降売上が回復することは無く下がり続けた。
メインライターだった栗林誠一郎が脱退してしまったが、代わって高山がメインライターとなり、さらに後藤も作曲を開始。提供は織田哲郎による「ぜったいに誰も」のみ、全曲編曲もバンド名義となり、ビーイング所属のバンドという枠組みを越えて、独自色を強く打ち出していった意欲作。まあ正直ビーイングの場合は売り出しに力を入れているほど、織田哲郎や栗林誠一郎、アレンジャーーなら葉山たけし、池田大介、明石昌夫といった会社のメイン作家による提供をガシガシ行ってメンバー自作は二の次(C/Wやアルバム曲でやらせる)みたいになるので、ZYYGやBAADなんかはそんなに強く推してなくて自由にやらせていた…というのが実際のところなのかもしれないけど…。結果的にはそれが面白い事になったと思う。
全曲編曲ZYYG表記は伊達ではなく、まだまとまりきっていなかった前作に比べるとバンドとして一体感を増し、バンドサウンドが強くなったと思う。具体的なサウンドの質感や演奏がどうというよりもう1曲目の「JULIA」から前作とは雰囲気が違うのである。やはり高山はもっとロックな事がやりたかったようで、今作では主導権を取ってロックサウンドを追求している感じ。とはいえある程度ヒットも意識していて、適度なキャッチーさは全曲通してあるので聞きやすい。「ぜったいに誰も」が今作最大の名曲なのは確かだが、これはこの曲が強すぎるだけで、ボーナストラックのようにラストに配置し、そこまでの10曲で十分すぎるほどに満足させてくれる。時を経て聞いてもとてもカッコいい。
印象度★★★★☆
2017.9.28修正