NOW OR NEVER(DVD付)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | NOW OR NEVER | 相川七瀬・藤林聖子 | 織田哲郎 | nikka | |
2 | 15パーセントの嘘 | 相川七瀬 | AKi | AKi・Takayuki"TAPPA"Kato | |
3 | Damn it!! | 相川七瀬 | TE2YA | THE WASTED | |
4 | 満月にSHOUT! | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎・THE WASTED | 31stシングル 最高62位 売上0.13万枚 |
5 | 運命の一秒 | 相川七瀬 | 柴崎浩 | 柴崎浩 | |
6 | 氷と炎のDistance | 相川七瀬 | TAKUYA | 鈴木"Daichi"秀行 | |
7 | ACROSS | 藤林聖子 | TETSUYA | nikka | 32ndシングル 最高63位 売上0.09万枚 |
8 | Flash of Light | 相川七瀬 | J | nikka | |
9 | JUMP | 相川七瀬 | 室姫深 | 室姫深・鈴木"Daichi"秀行 | |
10 | 空に届け | 相川七瀬 | 都啓一 | nikka | |
11 | 僕らのEndless Dream(Dedication ver.) | 相川七瀬 | 柴崎浩 | 鈴木"Daichi"秀行 | 32ndシングルC/W 別アレンジ |
No | タイトル | 備考 |
1 | 世界中の誰よりきっと | カバーアルバム『Treasure Box-Tetsuro Oda Songs-』収録曲 中山美穂&WANDSのカバー |
2 | 世界が終るまでは… | カバーアルバム『Treasure Box-Tetsuro Oda Songs-』収録曲 WANDSのカバー |
3 | 君がいたから / with 浅岡雄也 | カバーアルバム『Treasure Box-Tetsuro Oda Songs-』収録曲 FIELD OF VIEWのカバー |
4 | ペリー来航 feat.トレンディエンジェル斎藤 / エグスプロージョン+ひとりでできるもん+トレンディエンジェル斎藤 |
芸人のネタ(オケに「BREAK OUT!」を使用している繋がり) 3組とも生で歌わずに歌入りのオケを流して相川、バンドメンバー含めて全員でダンスパフォーマンス |
5 | MC | |
6 | 満月にSHOUT! / エグスプロージョン+ひとりでできるもん+トレンディエンジェル斎藤 |
31stシングル 「ペリー来航」繋がりでこの曲のMVにダンサーとして出演した縁でここでもダンサーとして参加 |
7 | BREAK OUT! / with 藍井エイル | 4thシングル トリビュート盤『A-Rock Nation-NANASE AIKAWA TRIBUTE-』で藍井エイルがカバーした曲 |
8 | 翼の折れたエンジェル / with 中村あゆみ | 中村あゆみのカバー |
9 | 限界LOVERS2015 / with 寺田恵子 | SHOW-YA「限界LOVERS」のカバー |
10 | 目を閉じておいでよ / with 杏子 | BARBEE BOYSのカバー |
11 | BOMBER GIRL / BOMBER GIRLS(寺田恵子、中村あゆみ、杏子、相川七瀬) | カバーアルバム『Treasure Box-Tetsuro Oda Songs-』収録曲 近藤房之助&織田哲郎のカバー |
12 | 嵐の素顔 / with 工藤静香 | 工藤静香のカバー |
1 | 僕らのEndless Dream(Dedication ver.) | ライブ映像を編集したMV(CD音源) |
リリースデータ
2016年10月26日 | 初登場65位 | 売上0.17万枚 | motorod(avex trax) |
相川七瀬12thアルバム。カバーアルバムからは1年ぶり、オリジナルアルバムは3年8ヵ月ぶり。2015年のデビュー20周年を経て"20年を総括する究極のオリジナルアルバム"とされ、過去提供を受けたミュージシャンや新規提供含めて多数のミュージシャンが楽曲提供を行っている。前作以降の3シングルのうち最も古い「桜舞い降りる頃、涙色 feat. mayo」は未収録。「僕らのEndless Dream」はアコースティック調の別アレンジDedication ver.として収録された。DVD付には2015年11月8日にEX THEATER ROPPONGIで行われた1日限りのライブ「NANASE AIKAWA 20th ANNIVERSARY GIG」からコラボ、カバーを中心に11曲を収録。加えて「僕らのEndless Dream(Dedication ver.)」のMVを収録。
20周年を経ての豪華提供陣というのが売りになっているので作風は久々の相川七瀬らしいロック路線。オリジナルアルバムがなかなか出なくなっていたのもあるが、けっこう違った曲調に走る事が増えていたのでストレートなロック路線でのオリジナルアルバムとなると『R.U.O.K?!』以来11年ぶりでありかなり久々。一聴してあの頃と変わらぬ相川七瀬が展開していてイメージ通りを求めるならこれ以上なく気持ちよく聞くことができる。やはり相川七瀬はこういう爽快なロックが似合う。
一方で他のどのアルバムよりもロック界隈から有名な演奏陣を集結させるのに注力した『R.U.O.K?!』とは対照的に今作は作曲が有名なミュージシャンという部分にのみ注力したようで演奏にはあまり注力せず、フルでバンドが揃っているのは2〜4の3曲だけで大半がアレンジャー1人によるギター、ベース、プログラミング編成でドラム打ち込み(ベースだけ別というのもあり)。ラルクのTETSUYA、元JUDY AND MARYのTAKUYA、LUNA SEAのJ、SOPHIAの都啓一と90年代のヒットシーンを共に彩ったロックバンドの盟友達が曲を提供しているというのに4人とも完全に作曲のみの関与。編曲はおろかプレイヤーとしても有名である彼らが一切演奏に参加していないとはなんともったいない…。
まあ参加したらしたで各楽曲の個性が強くなりすぎてとっちらかったアルバムになっていたかもしれないし、オケ制作にあまり人件費を使っていなくても元々相川七瀬のアルバムで全部生音なんて方が数えるほどしかないので何の問題もない。ただ相川七瀬のド王道になったもののこれでは新しさはほぼ皆無、ともすればアレンジが一本調子でもあるのでもっと提供者各自の色が強く出るくらいとっ散らかってしまった方が面白かった気もする。ただそれは贅沢な願いであり、そもそもド王道の相川七瀬さえ長らく遠ざかっていただけに王道が帰ってきた、歌声も衰えず変わらない、これだけで十分満足すべきか。
DVD
20周年記念ライブだがこのタイミングで織田哲郎の楽曲をカバーしたアルバム『Treasure
Box-Tetsuro Oda Songs-』をリリースし、コーラスにゲストを多数呼んでいたので豪華ゲストに比重が置かれたライブになったようだ。このため今作には未収録だが他に披露されたのは工藤静香とデュエットした「慟哭」を除くと初期のヒット曲だけで本人の20年を振り返るライブでは全くなかった模様。相川七瀬の20周年なのに芸人のネタを挟んだり、コラボ相手の曲を本人とデュエットするのに時間を費やされてもなぁ…というのは正直ある。一応ネタに「BREAK
OUT!」が使用されたので当時そこそこトレンドだったというのもあるし、ネタばかりに終わらずこの曲をトリビュート盤でカバーしていた藍井エイルを呼んでのデュエットカバーという形で「BREAK
OUT!」がネタだけで終わらない形になっているのは良かったけど。ていうか既に体調不良での欠席がちょいちょいあったというエイルさんここではテンション高いな。御本人殺しともいえる圧倒的に強く伸びる歌声もさすがだし。
浅岡雄也はゲストの中で唯一男性。この演奏は相川七瀬に合わせたものなのでキーが合わずにデュエットというよりは1人だけコーラスに近い形。音程の低いAメロ部分のみ単独で歌っているけど、浅岡さんのボーカルはとにかくメインボーカル向けの通る声をしているのでコーラスだとどうにもパッとしない…。
後半は何故かアルバムでもカバーしていない御本人との80'sカバーばかりに。「BOMBER GIRL」のアルバムでのカバー時にコーラスとして寺田恵子、中村あゆみ、杏子が参加していたという繋がりはあるとはいえ、少なくともアラフォー以上じゃないと原曲をリアルタイムで聞いてないわけで久々のライブ、しかも単発での相川七瀬の20周年ライブなのに自分の曲そっちのけでレジェンド的ロックシンガー達との御本人コラボ連発されても…。工藤静香に至っては相川七瀬が好きだったというだけなのでアルバムでのコーラス参加もしていない。ここでしか見れない貴重なコラボではあるし、見た目確かに豪華ではあるけど20周年であまり20年に関係ない事ばかりしているっていうのもなんだかなぁ…。
ボーナス的に収録されている「僕らのEndless Dream(Dedication ver.)」のMVはこの曲が第64回伊勢神宮奉納全国花火大会のオープニングスターマインの楽曲となったため伊勢神宮にてキーボードとギターのアコースティック編成でミニライブを行った際の映像を使用したもののようだ。和の雰囲気と伸び伸び歌う相川七瀬の姿は今作では唯一ロックではない相川七瀬だが近年ロック以外の姿も見せていただけにこれもまたハマっている。
印象度★★★★☆
2016.12.3更新