aikoの詩。(初回盤)

DISC.1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 花火 AIKO AIKO 島田昌典 3rdシングル 最高10位 売上21.3万枚
2 KissHug AIKO AIKO 島田昌典 24thシングル 最高2位 売上10.8万枚
3 かばん AIKO AIKO 島田昌典 15thシングル 最高3位 売上9.7万枚
4 星のない世界 AIKO AIKO 島田昌典 22ndシングル 最高2位 売上11.2万枚
5 夢見る隙間 AIKO AIKO OSTER project 33rdシングル 最高7位 売上5.1万枚
6 初恋 AIKO AIKO 島田昌典 7thシングル 最高3位 売上32.2万枚
7 シアワセ AIKO AIKO 島田昌典 21stシングル 最高2位 売上9.6万枚
8 花風 AIKO AIKO 島田昌典 16thシングル 最高2位 売上11.8万枚
9 ずっと AIKO AIKO 島田昌典 29thシングル 最高4位 売上6.4万枚
10 あした AIKO 小森田実 小森田実 1stシングル 最高16位 売上3.0万枚
11 雲は白リンゴは赤 AIKO AIKO 島田昌典 20thシングル 最高3位 売上8.9万枚
12 プラマイ AIKO AIKO OSTER project 34thシングル 最高5位 売上3.5万枚
13 戻れない明日 AIKO AIKO 島田昌典 26thシングル 最高1位 売上7.5万枚
14 ストロー AIKO AIKO OSTER project 38thシングル 最高6位 売上2.8万枚

 

DISC.2
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 えりあし AIKO AIKO 島田昌典 14thシングル 最高5位 売上9.1万枚
2 二人 AIKO AIKO 島田昌典 23rdシングル 最高3位 売上8.2万枚
3 もっと AIKO AIKO OSTER project 35thシングル 最高3位 売上4.2万枚
4 今度までには AIKO AIKO 吉俣良 11thシングル 最高3位 売上9.0万枚
5 恋をしたのは AIKO AIKO 川嶋可能 36thシングル 最高3位 売上3.4万枚
6 桜の時 AIKO AIKO 島田昌典 5thシングル(限定) 最高12位 売上13.4万枚
7 向かいあわせ AIKO AIKO 島田昌典 27thシングル 最高2位 売上6.8万枚
8 milk AIKO AIKO 島田昌典 25thシングル 最高1位 売上10.2万枚
9 4月の雨 AIKO AIKO 島田昌典 30thシングル両A面曲
10 ロージー AIKO AIKO 島田昌典 8thシングル 最高2位 売上14.6万枚
11 キラキラ AIKO AIKO 島田昌典 18thシングル 最高2位 売上21.0万枚
12 ホーム AIKO AIKO 島田昌典 28thシングル両A面曲
13 嘆きのキス AIKO AIKO 吉俣良 25thシングル両A面曲
14 ボーイフレンド AIKO AIKO 島田昌典 6thシングル 最高2位 売上52.1万枚

 

DISC.3
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 あたしの向こう AIKO AIKO OSTER project 32ndシングル 最高4位 売上5.2万枚
2 ナキ・ムシ AIKO AIKO 島田昌典 2ndシングル 最高29位 売上5.7万枚
3 予告 AIKO AIKO OSTER project 37thシングル 最高3位 売上3.1万枚
4 蝶々結び AIKO AIKO 島田昌典 12thシングル 最高4位 売上12.0万枚
5 スター AIKO AIKO 島田昌典 19thシングル 最高4位 売上11.1万枚
6 あなたと握手 AIKO AIKO 島田昌典 10thシングル 最高6位 売上10.2万枚
7 アンドロメダ AIKO AIKO 島田昌典 13thシングル 最高3位 売上13.6万枚
8 横顔 AIKO AIKO 島田昌典 22ndシングル両A面曲
9 恋のスーパーボール AIKO AIKO 島田昌典 28thシングル 最高4位 売上9.7万枚
10 おやすみなさい AIKO AIKO 島田昌典 9thシングル 最高2位 売上16.2万枚
11 君の隣 AIKO AIKO 島田昌典 31stシングル 最高5位 売上4.5万枚
12 三国駅 AIKO AIKO 吉俣良 17thシングル 最高2位 売上9.3万枚
13 Loveletter AIKO AIKO 島田昌典 30thシングル 最高2位 売上6.0万枚
14 カブトムシ AIKO AIKO 島田昌典 4thシングル 最高8位 売上24.2万枚

 

DISC.4
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 未来を拾いに AIKO AIKO 川嶋可能 33rdシングル『夢見る隙間』C/W
2 陽と陰 AIKO AIKO 島田昌典 9thシングル『おやすみなさい』C/W、4thアルバム『秋 そばにいるよ』収録曲
3 こんぺいとう AIKO AIKO 島田昌典 19thシングル『スター』C/W
4 Do you think about me? AIKO AIKO 島田昌典 26thシングル『戻れない明日』C/W
5 キスでおこして AIKO AIKO 島田昌典 8thシングル『ロージー』C/W
6 そんな話 AIKO AIKO 島田昌典 30thシングル『Loveletter/4月の雨』C/W
7 前ならえ。 AIKO AIKO 島田昌典 6thシングル『ボーイフレンド』C/W
8 どろぼう AIKO AIKO 島田昌典 13thシングル『アンドロメダ』C/W
9 テレビゲーム AIKO AIKO 吉俣良 15thシングル『かばん』C/W
10 ぬけがら AIKO AIKO 島田昌典 29thシングル『ずっと』C/W
11 I'm feeling blue AIKO AIKO 島田昌典 1stシングル『あした』C/W
12 ココア AIKO AIKO 島田昌典 9thシングル『おやすみなさい』C/W
13 舌打ち AIKO AIKO 島田昌典 31stシングル『君の隣』C/W
14 甘い絨毯 AIKO AIKO 島田昌典 27thシングル『向かいあわせ』C/W

 

初回盤DVD
aiko はじめてのスタジオライブ
No タイトル 備考
1 ドライヤー 32ndシングル『あたしの向こう』C/W
2 冷凍便 12thアルバム『May Dream』収録曲
3 雨は止む 10thアルバム『時のシルエット』収録曲
4 大切な人 11thアルバム『泡のような愛だった』収録曲

リリースデータ

2019年6月5日 初登場1位 売上13.9万枚 All tracks Produced by aiko,atsushi chiba ポニーキャニオン

aikoシングルコレクションアルバム。2010年の『まとめT』『まとめU』以来の3作目のベストアルバムとなるが公式にSingle Collection Albumと位置付けられている(発売直後まで「14th Album」と表記していたが誤植だったようで書き換えられた)。DISC-1,2,3は現時点での最新シングルまで全38枚のシングル表題曲を両A面まで全曲網羅DISC-4はC/Wベストアルバムとなっており、本人選曲で厳選されたC/W14曲が収録されている。「陽と陰」以外の13曲がアルバム初収録。3月に配信限定でリリースしていた「愛した日」は未収録。

初回限定仕様盤は加えて4曲のスタジオライブ映像を収録したDVD「aiko はじめてのスタジオライブ」が付属する。DVDは紙ケース入りで外付けの扱いで付属している。『まとめT』『まとめU』リリース時、パッケージの袋の開け口の上に歴代ジャケットと曲目が並べたステッカーがベッタリと張り付けられていたため、開封するとステッカーがビリビリになるという欠陥があり、aiko本人が謝罪する事態となったが、どういうわけか今作でもその仕様が綺麗に再現されており、前回同様にステッカーが開け口無視でベッタリと張り付けられている。今回は謝罪コメントは出ていない。ステッカーを綺麗に剥がすことは至難なため、対策は開け口を無視して、カッターでサイドを切り開いて取り出すしかない。

aikoは恒例の初回盤カラートレイ仕様や隠しメッセージ(今作にもある)など、CDパッケージに強いこだわりを持っており、今作も4枚で3500円(税抜き)、初回盤でも4000円(税抜き)と低価格がニュースに出るほど話題となった(ただし当時別に価格がニュースにもならなかった半年くらい前に出たこれの方がもっと安かっ)。この効果もあってか、前2作で逃していた10万枚突破を果たして、前3作の売上を上回った。

DISC-1,2,3
『まとめ』がシングルは網羅しない純然たるベスト盤だったのに対して今回は全A面を網羅。しかしaiko本人の時系列には抵抗があるというこだわりから、3本のライブのセットリストを考えるような着想で曲順が決定されている。aikoの名を世に知らしめた「花火」で始まり、最新作「ストロー」でDISC-1が終わる、DISC-2の締めは最大のヒット曲「ボーイフレンド」、DISC-3の始まりは新たなアレンジャーと組んだ1発目「あたしの向こう」、締めが代表バラード「カブトムシ」…と割と各DISCの始まりと終わりはこれぞという曲を持ってきているように思う。DISC-2最初の「えりあし」はポジション的にちょっと謎ではあるけど。

基本的にaikoの楽曲の雰囲気は初期から変わっておらず、時系列バラバラでも違和感が無い。一見聞きやすいJ-POPではあるが、妙にメロディーがひねくれまくった独特のポップセンスは最大の持ち味で、とっくにマンネリ化していてもおかしくないのに意外と飽きが来ないラブソング1本をテーマに歌い続けて変わらない雰囲気を保ち続けながら鮮度がなかなか落ちてこないのはそういった独自性によるところが大きいのかもしれない。

曲の配置も絶妙で、「花火」「シアワセ」「花風」「ストロー」がDISC-1、「二人」「桜の時」「キラキラ」「ボーイフレンド」がDISC-2、「蝶々結び」「スター」「アンドロメダ」「カブトムシ」がDISC-3と特に好きな曲が4曲ずつ綺麗に分かれていたのが個人的に実に鮮やかだった。恐らく好きな曲を10曲前後以上挙げられるくらいであれば、それらの曲が1枚にだけ偏っているという事はほぼ無いんじゃないかと思う。

DISC-4
C/Wベストアルバム。一応「ボーイフレンド」以降の全シングルをリアルタイムで聞いていたんだけど、C/Wやアルバム曲はほとんど記憶していなかったのでほとんど初めて聞くような感覚で聞いた。「前ならえ。」「どろぼう」辺りは何となく聞き覚えがあったが…。なのでこれがC/Wのベストなのかどうかとか、もっと他にいいC/Wあったかとか正直分からない。ここでもaikoらしいラブソングが延々並んでいてA面とそんなに差は無く、どれもいいといえばいいし、あまり印象に残らないといえばそうでもある。やはりA面はけっこう意識してメロディーの強さだったり、何かしら引っかかりやすいように作っていて、C/Wはそういった事を意識せずにその時々で自由に作っているようには思う。

DVD はじめてのスタジオライブ
C/Wベストもファン向けだが、さらにコアファン向けに振り切ったな…というマニアックな選曲。大多数のリスナーが聞きたかったであろうシングルヒットは1曲たりとも入れずに、C/Wとアルバム曲で4曲。『まとめ』2作より後に発表された曲にだけ絞っているのは偶然か意図的かは分からないが…。一応聞いた事あるはずの4曲だが全く覚えていなかった…。文字通りにスタジオでバックバンドのおじさん達と一緒に歌うaikoというスタジオでの演奏が映し出されているが、ベテランミュージシャンによる安定の演奏とaikoの安定歌唱によりとても綺麗な音でスタジオ録音されているので、音だけ聞いていると一般的なライブっぽさは全くない。聞きなれたシングルヒット曲であればもう少し何か違いが分かったような気もするが…。

aikoの詩。(初回限定仕様盤 4CD+DVD)初回盤DVD付  aikoの詩。(通常仕様盤 4CD)通常盤 

印象度★★★★☆

2019.7.21更新

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