This is 嵐
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | SHOW TIME | Wtitten by AKIRA,久保田真悟,栗原暁 | |||
2 | Turning Up | Written by Erik Lidbom, Andreas Carlsson,
Funk Uchino Rap by 櫻井翔 Produced by Erik Lidbom, Andreas Carlsson Track production by Erik Lidbom Additional track production by Geek Boy Al Swettenham |
1st配信シングル | ||
3 | I Can't Wait For Christmas | miwaflower | DWB,Mike Macdermid, Julie Morrison |
佐々木博史 | |
4 | Whenever You Call | Written by Bruno Mars,D'Mile Produced by Bruno Mars,D'Mile |
7th配信シングル | ||
5 | いつか秒針のあう頃 | Written by Rami Yacoub,音羽志保 Rap by 櫻井翔 Produced by Rami Yacoub for MXM Productions |
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6 | IN THE SUMMER | Written by Rami Yacoub, Gregory Hein,
Funk Uchino Produced by Rami Yacoub for MXM Productions |
6th配信シングル | ||
7 | カイト | 米津玄師 Co-Arrangement:坂東祐大 |
58thシングル 最高1位 売上116.7万枚 | ||
8 | BRAVE | Goro.T Rap by 櫻井翔 |
Fredrik “Figge” Bostrom | 石塚知生 | 57thシングル 最高1位 売上71.3万枚 |
9 | Party Starters | Written by Sam Hollander,Grant Micheals,Funk
Uchino Rap by 櫻井翔 Produced by Sam Hollander, Grant Micheals |
8th配信シングル | ||
10 | Do you...? | Atsushi Shimada,MiNE Rap by 櫻井翔 |
Takuya Harada,MiNE, Atsushi Shimada |
石塚知生 | |
11 | The Music Never Ends | Written by Julian Bunetta, John Ryan,
Funk Uchino Produced by Julian Bunetta |
Additional Strings Arrange:室谷光一郎(1)
Strings arranged and played by Forest Miller(11)
リリースデータ
2020年11月3日 | 初登場1位 | 売上90.6万枚 | Excutive Producer:Jullie K. Eternal Producer:Johnny H.Kitagawa |
J Storm |
メンバー
相葉雅紀 |
松本潤 |
二宮和也 |
大野智 |
櫻井翔 |
嵐17thアルバム。活動休止前の最終作品。オリジナルアルバムとしては3年ぶり。前作以降のシングルのうちベスト盤に収録された「Doors 〜勇気の軌跡〜」〜「君のうた」は収録されず、ベスト以降のシングルCD2作と配信4曲を収録。2019年11月3日の「Turning Up」より配信を解禁して、配信限定での海外仕様の作品もリリースしていたが本編に収録されたのはオリジナルの新曲として発表した4曲のみで、2nd「A-RA-SHI : Reborn」(EP『Reborn Vol.1』にも収録)、3rd「Turning Up(R3HAB Remix)」、4th「Love so sweet : Reborn」、5th「Face Down : Reborn」、EP『Reborn Vol.1』の「a Day in Our Life : Reborn」「One Love : Reborn」は未収録だが初回盤に全て収録された。これにより配信限定楽曲は全てCD化され、シングル曲も全てアルバム収録を果たしての活動休止となった。
初回盤は配信でリリースした残りの6曲を収録したDISC-2、シングル6曲のMVと「Do you...?」のMV&メイキングを収録したBlu-ray付、DVD付の2種。
休止前最後の1年で突如ジャニーズ禁断の配信を解禁。単なる解禁に留まらず、世界進出に挑戦するとばかりに海外制作によるワールドワイドな方向性での新曲とリミックス、過去のシングルを英語詞でリメイクしたリプロダクトと称したRebornシリーズを随時配信。配信解禁=世界に配信しているという感覚はジャニーズが配信鎖国状態(海外はアジア圏でのライブを成功させている程度)だった事によるものと思われ、俺たち世界に進出してるぜ!(オレセカ路線)とでも言いたげな"配信=世界"という響きに浮かれちゃってる感じは妙に微笑ましくもあった。当然現実的には世界では無名の日本のアイドルグループが突然世界仕様の楽曲を発表してBruno Marsを引っ張ってきたりしてみたところで1年やってどうにかなるものではなく、世界に挑んだという気概だけで終わってしまった感も否めないが、休止前にどうしても挑みたかったことではあったのだと思う。
嵐は毎年アルバムを出し続ける一方で最初の10年のような進化は無くなり、良くも悪くも変わらない方向性のままペースを落とさずに走り続ける感じで後半10年が続いていたので、休止を前提として振り切ったこの新たなオレセカ路線は今までにない新鮮さはある。ただ最後の1年で日本のファンをおざなりにした感も否めず、率直に英語詞まみれの配信曲の連発は露骨すぎた。ただ今作はファンが期待するようなポップだったり明るい嵐が十分に出ているので何とかバランスを取った感じもする。今作はオレセカ寄りではあるが、「カイト」「BRAVE」以外は全部オレセカかというとそんなことは無く、クレジットが洋楽っぽいと思っても案外ポップな曲が多くて聞きやすい。結局ブルーノ・マーズ関与の「Whenever You Call」が最も洋楽に寄せていてとっつきにくかった感じがする。
そんなわけで『This is 嵐』というほどこれぞ嵐なド王道ではないが、『僕の見ている風景』〜『「untitled」 』まで延々This is 嵐を続けてきたわけで、今作は新たなエッセンス(主に洋楽風味、英語詞多用路線)を加えた新たなThis is 嵐を提示した有終の美な1作だったかも。あととにかく詰め込んでいたこれまでと打って変わって曲数が少なくてコンパクトなのでダレなくて良かった。
一方でRebornシリーズは中途半端に終了したのはちょっと気になる。単独で「A-RA-SHI : Reborn」を出した後にEP『Reborn Vol.1』を出して「A-RA-SHI : Reborn」もそのまま収録+「a Day in Our Life : Reborn」「One Love : Reborn」と収録して、さらに単独で「Love so sweet : Reborn」、「Face Down : Reborn」を出したのを最後に急に止まってしまいそのまま今作の初回盤DISC-2に全部放り込んでおしまい。EP『Reborn Vol.1』のVol.1とは何だったのか。明らかにEPでVol.2も出すつもりで、最終的にまとめてアルバム1枚にしてCD化くらい当初は予定していたと思われるが明らかに途中で終わってしまったのは残念だった。
初回盤2CD+Blu-ray付 初回盤2CD+DVD付 通常盤1CD
印象度★★★★☆
2021.3.7更新