Live At The BBC

Disc 1
No タイトル 作詞作曲 備考
1 Beatle Greetings(speech)   1963年11月3日放送『The Public Ear』での自己紹介音声
2 From Us to You(Opening) Lennon-McCartney 3rdシングル『From Me to You』の改題バージョン
3 Riding on a bus(speech)   1964年11月26日放送『Top Gear』でのインタビュー音声
4 I Got a Woman Charles-Richard レイ・チャールズのカバー
5 Too Much Monkey Business Berry チャック・ベリーのカバー
6 Keep Your Hands off My Baby Goffin-King リトル・エヴァのカバー
7 I'll Be on My Way Lennon-McCartney ビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスへ提供 セルフカバー
8 Young Blood Leiber-Stoller-Pomus コースターズのカバー
9 A Shot of Rhythm and Blues Thompson アーサー・アレキサンダーのカバー
10 Sure to Fall (In Love With You) Perkins-Cantrell-Claunch カール・パーキンスのカバー
11 Some Other Guy Leiber-Stoller-Barret リッチー・バレットのカバー
12 Thank You Girl Lennon-McCartney 3rdシングルB面、未収録曲集『Past Masters』収録曲
13 Sha la la la La!(speech)   1963年6月11日放送『Pop Go the Beatles』でのやり取り
14 Baby It's You David-Bacharach-Williams 1stアルバム『Please Please Me』収録曲 シュレルズのカバー
今作の音源で1995年シングルカット 最高33位 売上2.9万枚
15 That's All Right(Mama) Crudup エルヴィス・プレスリーのカバー
16 Carol Berry チャック・ベリーのカバー
17 What Is It, George?!(speech)   1963年7月16日放送『Pop Go the Beatles』での次曲の紹介音声 2013年盤追加収録
18 Soldier of Love Cason-Moon アーサー・アレキサンダーのカバー
19 A Little Rhyme(speech)   1963年7月16日放送『Pop Go the Beatles』でのやり取り
20 Clarabella Pingatore ジョディマーズのカバー
21 I'm Gonna Sit Right Down and Cry (Over You) Thomas-Biggs エルヴィス・プレスリーのカバー
22 Crying, Waiting, Hoping Holly バディ・ホリーのカバー
23 Dear Wack!(speech)   1963年8月24日放送『Saturday Club』でのやり取り
24 You Really Got a Hold on Me Robinson 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲 スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクスズのカバー
25 To Know Her Is to Love Her Spector テディ・ベアーズのカバー
26 A Taste Of Honey Scott-Marlow 1stアルバム『Please Please Me』収録曲
ミュージカルのために作られたスタンダード曲のカバー
27 Long Tall Sally Johnson-Penniman-Blackwell 5thEP『Long Tall Sally』、未収録曲集『Past Masters』収録曲 リトル・リチャードのカバー
28 I Saw Her Standing There McCartney-Lennon 1stアルバム『Please Please Me』収録曲
29 The Honeymoon Song Theodorakis-Sansom 映画『Honeymoon』テーマ曲のカバー
30 Johnny B. Goode Berry チャック・ベリーのカバー
31 Memphis,Tennessee Berry チャック・ベリーのカバー
32 Lucille Collins-Penniman リトル・リチャードのカバー
33 Can't Buy Me Love Lennon-McCartney 6thシングル、3rdアルバム『A Hard Day's Night』収録曲
34 From Fluff to You(speech)   1964年3月30日放送『From Us to You』でのやり取り
35 Till There Was You Willson 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲 ミュージカル「ミュージック・マン」劇中歌のカバー

 

Disc 2
No タイトル 作詞作曲 備考
1 Crinsk Dee Night(speech)   1964年7月16日放送『Top Gear』でのやり取り
2 A Hard Day's Night Lennon-McCartney 7thシングル、3rdアルバム『A Hard Day's Night』収録曲
3 Ringo? Yep!(speech)   1964年3月30日放送『From Us to You』でのやり取り 2013年盤追加収録
I Wanna Be Your Man Lennon-McCartney 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲 ローリング・ストーンズへ提供 セルフカバー
5 Just a Rumor(speech)   1964年3月30日放送『From Us to You』でのやり取り
6 Roll Over Beethoven Berry 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲 チャック・ベリーのカバー
7 All My Loving Lennon-McCartney 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲
8 Things We Said Today Lennon-McCartney 7thシングルB面、3rdアルバム『A Hard Day's Night』収録曲
9 She's a Woman Lennon-McCartney 8thシングル『I Feel Fine』B面、未収録曲集『Past Masters』収録曲
10 Sweet Little Sixteen Berry チャック・ベリーのカバー
11 1822!(speech)   1963年7月23日放送『Pop Go the Beatles』でのやり取り
12 Lonesome Tears in My Eyes J&D Burnette-Burlison-Jerome ジョニー・バーネットのカバー
13 Nothin' Shakin' Fontaine-Calacrai-Lampert-Gluck エディ・フォンティーヌのカバー
14 The Hippy Hippy Shake Romeo チャン・ロメロのカバー
15 Glad All Over Bennett-Tepper-Schroeder カール・パーキンスのカバー
16 I Just Don't Understand Wilkin-Westberry アン・マーガレットのカバー
17 So How Come(No One Loves Me) F&B Bryant エヴァリー・ブラザーズのカバー
18 I Feel Fine Lennon-McCartney 8thシングル、未収録曲集『Past Masters』収録曲
19 I'm a Loser Lennon-McCartney 4thアルバム『Beatles For Sale』収録曲
20 Everybody's Trying to Be My Baby Perkins 4thアルバム『Beatles For Sale』収録曲 カール・パーキンスのカバー
21 Rock and Roll Music Berry 4thアルバム『Beatles For Sale』収録曲 チャック・ベリーのカバー
22 Ticket To Ride Lennon-McCartney 9thシングル、5thアルバム『Help!』収録曲
23 Dizzy Miss Lizzie Williams 5thアルバム『Help!』収録曲、ラリー・ウィリアムズのカバー
24 Kansas City/Hey, Hey, Hey, Hey Lieber-Stoller/Penniman 4thアルバム『Beatles For Sale』収録曲 リトル・リチャードのカバーメドレー
25 Set Fire to That Lot!(speech)   1963年7月30日放送『Pop Go the Beatles』でのやり取り
26 Matchbox Perkins 5thEP『Long Tall Sally』、未収録曲集『Past Masters』収録曲 カール・パーキンスのカバー
27 I Forgot to Remember to Forget Kesler-Feathers エルヴィス・プレスリーのカバー
28 Love These Goon Shows!(speech)   1963年6月11日放送『Pop Go the Beatles』でのやり取り
29 I Got to Find My Baby Berry チャック・ベリーのカバー
30 Ooh! My Soul Penniman リトル・リチャードのカバー
31 Ooh! My Arms(speech)   1963年8月27日放送『Pop Go the Beatles』でのやり取り
32 Don't Ever Change Goffin-King クリケッツのカバー
33 Slow Down Williams 5thEP『Long Tall Sally』、未収録曲集『Past Masters』収録曲 ラリー・ウィリアムズのカバー
34 Honey Don't Perkins 4thアルバム『Beatles For Sale』収録曲 カール・パーキンスのカバー
35 Love Me Do McCartney-Lennon 1stシングル、1stアルバム『Please Please Me』収録曲
36 From Us to You (Closing) McCartney-Lennon 3rdシングル『From Me to You』の改題バージョン 2013年盤追加収録 

リリースデータ

1994年11月30日
1994年12月1日(日本)
2001年6月8日(再発)
2007年10月31日(再発)
2013年11月11日(リマスター再発)
2013年12月11日(『Live At The BBC-The Collection-』)
-
初登場9位
100位圏外
200位圏外
初登場11位
↑に合算
-
売上41.1万枚


売上1.8万枚
↑に合算
東芝EMI
ユニバーサル

メンバー

Rhythm Guitar ジョン・レノン(John Lennon)
Bass ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney)
Lead Guitar ジョージ・ハリスン(George Harrison)
Drums リンゴ・スター(Ringo Starr)

The Beatles、1stBBCラジオライブアルバム。1963〜1965年にかけて本国イギリスのBBCラジオで放送された音源を集めたアルバム。当時のラジオ放送では既存のレコード音源を流せない決まりでラジオ局にて新規に演奏録音した音源を流していた。生放送での演奏ではないが、ほぼライブ録音形式であったため、"ライブ"という扱いになっているが、目的はラジオ放送用の録音であるため一般的なライブアルバムとは異なり形容の難しいアルバムとなっている。1995年3月(日本では4月)に今作収録の音源で『Baby It's You』がシングルカットされ、C/Wには今作未収録のBBC音源で「I'll Follow the Sun」「Devil in Her Heart」「Boys」の3曲が収録された。

1994年発売時の邦題は『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』。初登場9位→10位→9位と3週目に再度9位を獲得しており、40万枚を越えるヒットを記録した。この時点で1987年のオリジナルアルバム12作+『Magical Mystery Tour』『Past Masters』、1993年の赤盤、青盤ベストと一通りのCD化が進んでいたが、赤盤、青盤が30万枚に届かない売上だったため、CD以降のこの時点でのビートルズ作品では日本での最高売上を更新した(以降日本でのCD売上としては翌95年『アンソロジー1』、2000年『1』、2003年『Let It Be...Naked』の3作が上回り、現在はビートルズの日本国内CD作品では4番目の売上)。

1998年に赤盤・青盤が音源そのままに日本語解説を一新して再発されたのに続いて今作も2001年解説を一新して再発され、2007年10月31日に期間限定盤が全作一斉再発された際のラインナップにも含まれた。

2013年に続編『On Air-Live at the BBC Volume 2』発売に合わせて、リマスター再発された。この際に再編集され、新たに会話トラックとエンディングトラックが3つ追加収録された。また邦題は原題に沿った『ライヴ・アット・ザ・BBC』に改められた。1ヶ月後には『On Air-Live at the BBC Volume 2』とセットのBOXLive At The BBC-The Collection-が発売された。

94年盤か01年盤を過去に1回くらい聞き流した事はあったがほとんど記憶しておらず、基本的に2013年リマスター盤Live At The BBC-The Collection-を聞いての感想。

レコードの音源を流せないという当時のラジオのルールから、ラジオ局に出向いてその場でメンバーが生演奏して2トラックレコーダーでモノラル録音した音源という事で、当然普段のスタジオよりもレコーディング環境のレベルは低い。肝心のBBCが当時の音源をほとんど破棄していたためにコピー品の音源を使っているだとか、多数出回っている録音テープから作られた海賊版の音源を使っているのではないかとも言われており、公式作品の中では限りなく非公式音源集に近いような独特の立ち位置の作品。厳密にライブアルバムともまた異なっているが、ほぼ1発録音+後期は多少のダビング程度のほぼライブ録音ではあり、貴重な記録集ではある。選曲はカバーが多く、ここでしか聞けないスタジオ音源化されなかったカバーも数多く収録されているので、公式音源を全部聞いてもまだ聞けてないビートルズが演奏する別の曲を聴けるという意味でもマニア向けといえる。一応シングルヒット曲も少しは収録されているもの大半は知らないカバーまみれとなると時代が違い過ぎるのもあってさすがに後追いでは良く分からない。○○のカバー!と言われてもその人自体知らないし…というのは当時ならまだしも1994年時点でも当時から30年以上経過していて把握しきれないリスナーは多かったと思うし、当時から半世紀以上の時が流れてますますそうなってきている。サブスク時代、ここから原曲へ向かうという聞き方もあるが…。日本では当時最高、現在も4番目に売れたビートルズのCDではあるんだけど、イコール人気作であるとは思えない。公式作品の中では最もコアファン向け

元の音源が音源だけに物凄くいい音質とまでは思えないが、それでも一塊のモノラル音源で文字通りまとまった音になっているし、解説と合わせて聞いていく事で資料的価値はある1作だとは思った。最後にデビューシングル「Love Me Do」を持ってくるとか、2013年盤ではOPに呼応させてさらに「From Us to You (Closing)」を追加収録して締める辺りはいいんだけど、それ以外時期が行ったり来たりするところにはイマイチ意図が見えず、時系列で編集した方がこの時代の変化の流れが鮮明になったのになとは思った。

B00F5H3A642013年リマスター追加収録盤  B000WCAB4G07年盤  B00005HYHG01年盤  B000UVA8HO94年盤 

印象度★★★☆☆

2022.11.18更新

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